「対応(たいおう)」の意味は、相手や周囲の状況を受けて物事を行うことです。「対処(たいしょ)」の意味は、ある物事に対して、適切な手を打つことです。「対策」は、何かが起きる前に案を練ったり、起きてしまったときのために備えておくことです。
「対応」・・・何かが起こってから、改善したり打開するためその時の状況や相手に応じて相応しい行動をとること 「対処」・・・何かが起こってから、その物事やケースの変化に応じた処置を施すこと 「対策」・・・何かが起きる前に、相手の状況や事件の様子に応じて施す手段や方法 「施策」・・・行政機関や政治家などが、ある物事を解決するために実行・行うべき計画や策
「対応」は「相手や状況に応じた行動をとる」、「対処」は「物事の変化に応じた処置をすること」を表します。 例えば、自分がお店で働いているとして、電話でお客さんから『お弁当に箸が付いていなかった』というクレームを受けたとしてます。 (対応):電話を受けたときに、謝罪をしたり、付け忘れた理由を話す (対処):お客さんのもとに出向いて、直接謝罪したり、お詫びの品を渡す (対策):クレームを受けないように、前から案を練ったり、もし起きたときのために備えること となります。
「対応」は<たいおう>と読みます。 「対」は音読みで「タイ・ツイ」、訓読みで「むかう・こたえる」と読みます。 「対」は「向かい合っているもの、直面しているもの」を意味します。 「応」は音読みで「オウ・ヨウ」、訓読みで「こたえる・いらえる」と読みます。 「応」は「外部からの働きや申し入れを受けて働くこと」を意味します。 「対応」の意味は、
です。 その時の状況や相手の要求に応じて、改善や物事の進展のために処置を施したり行動することを表します。 「対応」は人に対しても、ものに対しても使うことができます。 主に、「◯◯に対応する」という形で用います。例えば、「クレームに対応する」「トラブルに対応する」「事故に対応する」といったように言います。 他にも、「対応」は「二つのものが合っている、対になっている」という意味で使うことができます。 例えば、「このゲームはタブレットに対応している」などと使います。
例文 「相手や状況に合わせて物事を進める」という意味
「釣り合っている、向かい合っている、対立もしくは相当する関係にある」という意味
「対処」は<たいしょ>と読みます。 「対」は音読みで「タイ・ツイ」、訓読みで「むかう・こたえる」と読みます。 「対」は「向かい合っているもの、直面しているもの」を意味します。 「処」は音読みで「ショ」、訓読みで「おる・おく・ところ」と読みます。 「処」は「物事を良いように取りさばくこと」を意味します。 「対処」の意味は「ある物事に対して、適切な手を打つこと」です。 主に「対処する」という形で用います。 起こってしまったことや今まさに起こっている物事に対して、とるべき処置を施すことを表します。処置をすることなので、「対処」はアクションを伴っています。 例えば、「緊急事態に対処する」といった場合は「緊急事態を解決するために、他の人に協力してもらったり、手伝ってもらうこと」を意味します。
例文
「対策」は<たいさく>と読みます。 「対」は音読みで「タイ・ツイ」、訓読みで「むかう・こたえる」と読みます。 「対」は「向かい合っているもの、直面しているもの」を意味します。 「策」は音読みで「サク」、訓読みで「むち」と読みます。 「策」は「プランを立てること」を意味します。 「対策」の意味は「相手の状況や事件の様子に応じて、施す処置の手段」です。 相手や事件の様子に、相応しい行動をとるための手段ややり方を表します。「対策」は物事が起きる前を指します。 「◯◯対策」という形で、「税金対策」「防犯対策」「禁煙対策」「災害対策」「防寒対策」「節電対策」といったように使うことが多いです。 他にも「ライバルチームに勝つためには、対策を考える」と言います。「勝つために施す手段」を意味します。 言い回しとしては、
などとなります。
例文
「施策」は<しさく>と読みます。 正しい読み方は「しさく」ですが、慣用読みとして「せさく」と読むこともできます。「せさく」は本来は間違いですが、広く定着しているので使用しても問題ありません。 「施」は音読みで「シ・セ」、訓読みで「ほどこす」と読みます。 「施」は「計画を実行に移すこと」を意味します。 「策」は音読みで「サク」、訓読みで「むち」と読みます。 「策」は「プランを立てること」を意味します。 「施策」の意味は「行わなければいけない策、実行するべき考え」です。 行政機関や政治家などが策や計画を練って、それを実際に行うことを表します。特に、政治に関して実際に行う策を表すことが多いです。 例えば、「女性が働きやすい社会を作る」ことを目指す場合に、「育児法の見直し」を実施するとします。これを「施策」と言います。 言い回しとしては、
などとなります。
例文
「対応(たいおう)」は、何かが起きたときに状況や相手に応じてふさわしい行動をとることです。 「対処(たいしょ)」は、何かがおきたときに状況に応じた処置を施すことです。 「対策(たいさく)」は、何かが起きる前に、相手の状況や事件の様子に応じて施す手段や方法です。 「施策(たいさく)」は、行政や政治家が問題を解決するために行うべき計画や策のことです。 例えばお客さまからの電話に出て話を聞くという場合は、「対応」になります。
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