「年」と「歳」は日常会話で使われることが多い言葉です。何気なく使っていることが多い「年」と「歳」ですが、何か違いはあるのでしょうか。「年を取る」「歳を取る」ではどちらが正しい表現なのでしょうか。「歳」と「年」は同じように使われているため、区別が分からないという方が多いと思います。普段よく使う言葉でも意外と知らないことが多いですよね。適切に言葉を使うためには、意味について正しく覚えておく必要があります。そこで今回は「年」と「歳」の違いについて解説していきます。正しく知って、上手く使い分けできるようにしましょう!
「年を取る」と「歳を取る」はどちらも正しい気がしますが、どちらが正しいのでしょうか? 「年」は「期間や年数」、「歳」は「数や年齢」を意味します。 「年を取る」だったら「年数を重ねる、月日が経つ」という意味です。 「歳を取る」だったら「年齢を重ねる、老いる」という意味です。 どちらも同じ意味ですが、「年を取る」は「回数を重ねる」、「歳を取る」は「経過する」というイメージになります。 「年を取る」でも「歳を取る」でも問題ありませんが、「年を取る」の方が一般的に使われているので、公用文書や改まった場面では「年を取る」を使うのが無難です。
「年」は<ねん>もしくは<とし>と読みます。 「年」の意味は、 1.1月1日から12月31日まで、365日間 2.年齢、どれくらい生きているか 3.高齢、生きている年数を重ねること 4.惑星が軌道を一周するのに、費やす時間 です。 「年」には4つの意味がありますが、主に1・2・3の意味で使います。 「1年間」という意味では、「年の始め」「年の暮れ」「今年は丑年だ」「10年前の出来事」「今年は2018年」といったように使います。 「年齢」という意味では、「私と彼は8個年が違う」「年が離れている」「年の割には老けている」と言います。 また、「年を感じる」「年が年」といったように「年老いている、年を重ねて心身が衰えてくる年齢」という意味でも使うことができます。 「年」の上半分は「禾(のぎ)」、下半分は「人」となります。「禾」と「人」を合体させることによって、「年」という文字が誕生しました。 「禾」は「農作物」、「人」は「親しくする」を意味しているので、「年」とすることにより「農作物が実る、実りの時期」を意味するようになりました。 由来から分かるように、「年」は「期間」や「年数」を表しています。 ですので、「年」は「30年前」「平成元年」といったように、「年数」や「時期」を表す場合に使うことが多いです。
例文 「365日間」という意味
「年齢」という意味
「高齢」という意味
「歳」は<さい>もしくは<とし>と読みます。 「歳」の意味は、 1.1月1日から12月31日まで、365日間 2.年齢、どれくらい生きているか 3.高齢、生きている年数を重ねること 4.惑星が軌道を一周するのに、費やす時間 です。 「歳」には4つ意味がありますが、主に人や動物の年齢を数える場合に「歳」を使います。 例えば、「22歳の誕生日おめでとう」「明日で35歳になります」「私の祖父は82歳だ」といったように言います。 このように「歳」は、「◯◯歳」という形で用います。 「歳」は大きな木を切るための斧を表す「戉」+両方の足の跡を表す「歩」で成り立っています。 「歳」は斧で稲を刈って、収穫するまでの間を表しています。
例文
「年」と「歳」の違いは、「year」と「age」の違いに似ています。 「year」は期間のことで、「age」は年齢のことです。 ただし、「彼は二十歳だ」という場合は「He is twenty years old」と「year」を使います。 また、「彼は65歳で亡くなった」という場合は「He died at age (of) 65.」などと表現することもできます。
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