「信憑」と「信頼」の違いについて正しく理解しているでしょうか。「信憑性がある」「信頼できる」などと、日常会話において見聞きすることが多いですよね。似ていますが、実はこの二つの言葉にはそれぞれ違いがあります。そこで今回は「信憑」と「信頼」の意味と使い方の違いについて解説していきます!
信憑(しんぴょう)・・・信じてよりどころにすること 信頼(しんらい)・・・信じてたよること
「信憑」と「信頼」は意味はほぼ同じですが、使い方が違います。 「信頼」は「信じてたよること」という意味で、「部下を信頼する」「友人の信頼に応える/裏切る」「家族に全幅の信頼を置く」などと使います。 「信憑」は「信じてよりどころにすること」という意味で、ほとんど「信憑性」という形で使います。 「信憑する」と動詞の形では使わず、「信憑性に欠ける情報」などと情報などを形容するときに使います。
「信憑」は「しんぴょう」と読みます。 「信憑」の意味は「そのことを信じて、それをよりどころとすること」です。 「信」は「本当だと思い込む」、「憑」は「よる、頼りにすること」を意味します。 「信憑性」という表現が多く使われています。 「信憑性(しんぴょうせい)」とすると、「人の言葉や情報などに対する、信用できる度合い」を表します。 例えば、「その情報は信憑性がある」ならば「信用してよい度合いが高い、その情報は信用できる」というニュアンスになります。 主に、情報や証言など、ものではなく人の言葉や行動に対して使います。
というような使い方をします。
例文
「信頼」は「しんらい」と読みます。 「信頼」の意味は「あることを信じて頼りにすること、任せること」です。 その人の能力や実績、立ち振る舞いなどを見て、「この人になら任せられる、頼ることができる」とその人を期待することを表します。 「信頼性(しんらいせい)」は「そのことを信じて、頼ることができる度合い」を表します。 主に、機械や商品などものに対して使います。 機械などが、どのくらい故障しないで定められた機能を果たすかどうかを表す用語として用いられています。例えば、「A社の家電製品は信頼性が高い」と使います。
というような使い方をします。
例文