「初々しい」という言葉をご存知でしょうか。「初々しい青年」「初々しい新人」といったように使います。では、「初々しい」の意味についてしっかりと理解しているでしょうか。この言葉は日常会話においても使われていることが多いですよね。「初々しいね」と言われた経験がある人もいるかもしれませんが、これは褒め言葉として捉えることはできるのでしょうか。よく使われている言葉ですが、意外と意味を知らないということがあります。正しく使うためには、意味についてきちんと知っておくことは必要です。そこで今回は「初々しい」の意味や使い方、類語、対義語について解説していきます。適切に覚えて、上手く使えるようにしましょう!
「初々しい」は<ういういしい>と読みます。 「初」は音読みで「ショ」、訓読みで「はじめ・はじめて・はつ・うい・そめる・うぶ」などと読みます。 「はつはつしい」とは読まないので注意しましょう。
「初々しい」の意味は「慣れていなくて好感が持てること、物慣れしていないので幼く感じること」です。 年が若くて、場慣れしていなくて純朴である様子を表します。うぶな感じが、かえって良い印象を与えることも含まれています。 「初」は「物事のはじまりの段階、実際に行ってみるのははじめてであること」を意味します。
「初々しい」の意味は「新しいもので気持ちが落ちかないこと、照れくさいこと」です。 慣れていないことをするので気持ちがうずく、なんとなく恥ずかしいことを表します。 「初々しい」には「きまりが悪い」という意味がありますが、この意味で使うことは少ないです。
物事や社会での経験が足りていなくて、若々しく印象が良く見えることを表す場合に「初々しい」を使います。 好感が持てることを表しているので、マイナスなイメージを伴って使うことはありません。 主に「初々しい◯◯」という形で用います。例えば、「初々しい新妻」「初々しい笑顔」と言えます。 「初々しさ」「初々しく」という表現もよく使われています。 例えば、「付き合って数ヶ月しか経っていないカップルは初々しい」と使うことができます。これは「付き合い始めたばかりのカップルは慣れていなくて、可愛く見える」といったニュアンスになります。 付き合い始めの頃はまだ緊張していて、それが周りが見ると微笑ましい気持ちになることがあります。 悪いイメージが含まれている言葉ではないので、相手に「初々しい」と言われた場合は褒め言葉として捉えることができます。慣れていないことに対して、ひたむきに頑張っている様子を評価しています。 しかし、中には皮肉だと受け取られてしまう可能性もあるので、相手や状況から使うか判断しましょう。
例文
他愛ない(たわいない) (意味:経験が足りなくて思慮分別がないこと) 「他愛ない悪ふざけは許す」 純真(じゅんしん) (意味:悪い考えがなくてけがれていないこと) 「彼女は純真な心を持っている」 うぶ (意味:世間からずれていなくて純であること) 「彼はうぶで可愛らしい」 初心 (意味:ある物事をしようと思ったときの純な心) 「初心に返って物事を進める」 無邪気 (意味:けがれていなくて素直なこと) 「子供達は無邪気に遊びまわっている」 おぼこい (意味:幼いこと) 「彼女の笑顔はおぼこくて可愛い」 無心 (意味:素直で図々しくないこと) 「子供は無心で可愛い」 純情 (意味:純で悪い心を持っていないこと) 「純情可憐な少女に恋をする」 天衣無縫(てんいむほう) (意味:飾り気が無くて純であること) 「彼の天衣無縫な人柄に惹かれる」 天真爛漫(てんしんらんまん) (意味:飾っていなくて自然体であること) 「彼女の天真爛漫さに憧れる」
勇ましい(いさましい) (意味:活気にあふれていて、たくましいこと) 「勇ましい応援を受けて頑張ろうと思う」 雄々しい(おおしい) (意味:たくましいこと) 「雄々しく立ち向かうことが大切だ」 勇気ある (意味:何事も恐れない気持ちを持っている) 「彼の勇気ある行動に感動させられた」 度胸がある (意味:何事にも気後れしない気持ち) 「彼女は度胸があるから何もかも上手くいくのだ」 果敢な(かかんな) (意味:決断力があって、躊躇なく進められること) 「果敢な行動に感心させられる」 堂々たる(どうどうたる) (意味:立派で気後れしないこと) 「堂々たる態度で困難に挑む」 凛々しい(りりしい) (意味:強くて引き締まっている) 「彼は凛々しい顔つきをしていた」 大胆不敵(だいたんふてき) (意味:度胸があって、困難や失敗を恐れないこと) 「大胆不敵な作戦に驚く」 勇猛果敢(ゆうもうかかん) (意味:たくましくて、決断力に富んでいること) 「勇猛果敢さを見習わなくてはいけない」
「初々しい」は英語で、
などを使って表現することが可能です。 しかし「初々しい」の英訳はどれもしっくりきません。。文脈によっては上記のどれかを使うことは可能ですが、日本語の「初々しい」と全く同じニュアンスの英語が見当たりません。。 なぜかというと、日本語の「初々しい」という言葉は若いことを善とする日本文化が前提になります。「初々しい」は基本的にポジティブなニュアンスで使いますよね。 英語圏では、日本ほど「若いからよい」とする風土はありません。むしろ若いからよいという趣旨の発言は少し差別的な印象を与える可能性があります。英語圏はそもそも日本ほど年齢を気にしない文化です。 日本では皆同じ年齢で学校に入学し、同じ年齢で会社に入社するため「初々しい一年生」「初々しい新入社員」などと言いますが、英語圏では30代40代になってから学校へ行き就職する人も多いです。転職する人も多いです。なので「初々しい新入社員」などという表現は不自然になります。
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「花言葉」とは「一つ一つの花の特徴や見た目をもとに、相応しい意味を含ませて用いること」です。 例えば、赤いバラだったら「情熱」、白いコスモスだったら「優美」となります。 花言葉が「初々しい」の花には、「菜の花」「フリージア」「ギンセンカ」などがあります。 「菜の花」は道端や畑によく咲いている花で、別名「ナタネナ」「ナバナ」「アブラナ」と呼ばれています。 花言葉は「初々しい」という以外にも、「明るい、元気いっぱい、活発である」といった意味が含まれます。菜の花の鮮やかな黄色から、「快活、天真爛漫」といった意味がイメージできます。 「フリージア」が香りが高くて、切り花として人気があります。 フリージアには白・赤・ピンク・紫など様々な色があります。中でも黄色のフリージアはその見た目から、「初々しい、明るい」という意味があります。 「ギンセンカ」はクリーム色の花びら、中心は暗い紫色となっています。その見た目から、「乙女の綺麗な姿、初々しい愛」という花言葉があります。
「初々しい」について理解できたでしょうか? ✔︎「初々しい」は「ういういしい」と読む ✔︎「初々しい」は「慣れていなくて好感が持てること、新しくて落ち着かない」という意味 ✔︎「初々しい新人」「初々しい花嫁」といったように、褒め言葉として使われている ✔︎「初々しい」の類語には、「他愛ない」「無邪気」「純情」「初心」などがある