「後光」という言葉をご存知でしょうか。「後光が差す」「後光が出る」などと使います。そこまで多く使う表現ではありませんが、なんとなく聞き覚えがありますよね。活躍している人や、輝いている人を「後光が差している」などと言います。では、「後光」とは一体どういう意味なのでしょうか。大雑把な意味は分かりますが、具体的に説明するとなると戸惑ってしまいます。正しく使うためにも、適切に意味を覚える必要があります。そこで今回は「後光」の意味や使い方、「後光が差す」について解説していきます。「後光」を正しく知って、上手く使えるようにしましょう!
「後光」は<ごこう>と読みます。 「あとびかり」「あとひかり」とは読まないので注意しましょう。 「後」は音読みで「ゴ・コウ」、訓読みで「のち・うしろ・あと・おくれる」と読みます。 「後」は「空間的にあとの方。うしろ」を意味します。 「光」は音読みで「コウ」、訓読みで「ひかる・ひかり」と読みます。 「光」は「ひかる。ひかり」を意味します。 「後光」の意味は、 1.仏や菩薩から放たれる光。それを表すために仏像のうしろにくっつけた金色の輪 2.キリスト芸術で、その人物の栄光を表す聖画の人物の全体を包む金色のもの 3.光源または陰影の周りに、円形あるいは輪の形をした放射状に見える光線 です。 仏や菩薩の背中から放射されると言われている神秘的な光・後ろから射し込んでくる光を表します。 絵や実際の像で、仏像の背中に黄金の光がくっついていますよね。この光が「後光」です。
「後光」には3つ意味がありますが、主に1つ目の意味で使うことが多いです。 「後光」の言い回しとしては、
などとなります。 「後光」を用いた表現では「後光が差す」がよく使われます。 「後光が差す」は「『本当にありがたい』と思うような状況、『神々しい』と拝みたくなるような状態」で使います。 相手がものすごく優しかったり、何かで活躍していると、その人が輝いて見えたり、光が差しているように見えますよね。 そのような状態を「後光が差す」と表現します。もう少し砕けた言い方だと「仏様のようだ」「神のようだ」です。 例えば、「後光が差すように思いやりがある」「後光が差すみたいにキラキラしている」などと言います。 他に、太陽の光や電気の明るさで光っている禿げた頭を「後光が差す」と表現することもあります。
例文
「光背」の意味は「仏像の背後につける光明を表す装飾。後光をかたどったもの」です。 「光」は「ひかる。ひかり」、「背」は「物の後ろ側」を意味します。 お釈迦様像の背中に、太陽の形をした円形のものがくっついていますよね。これが「光背」です。 考えによって形が異なるので、それぞれ像の光背は違っています。 「光背」と「後光」はどちらも、「仏像の背後についている、仏身から放たれる光明を象徴的に表す装飾」を表します。 ただ、「光背」は「光背が差す」などと使うことはなく、あくまでも「仏像から放射するという光」を意味します。 「光背」以外にも、「後光」の同義語には「光輪(こうりん)」「円光(えんこう)」「ハロ」「頭光(ずこう)」「神々しい光」「浄化の光」「聖なる光」「清らかな光」「神聖な光」などがあります。
「後光」の英語は「halo」になります。
The halo of the sun is shining.
太陽の後光が輝いている。
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「後光」について理解できたでしょうか? ✔︎「後光」は「ごこう」と読む ✔︎「後光」は「仏や菩薩の背中から放射されると言われている神秘的な光」を意味 ✔︎「相手が何かで活躍していると、その人が輝いて見える状態」を意味する「後光が差す」がよく使われる ✔︎「後光」の類語には、「光背」や「光輪」「円光」「頭光」などがある