「花金」「華金」という言葉をご存知でしょうか。「死語」と言われていますが、現代でも案外耳にする言葉ですよね。今回は、「花金」の意味や語源を徹底解析!また、「花金」にするオススメなんかも紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
「花金」は「はなきん」と読みます。 「花金」を「華金」と表記する場合がありますが、どちらも「はなきん」です。
「花金」の意味は「花の金曜日」です。 職種にものですが、週末の「土日」を休日に設定している企業が多いですよね。 さらに、学生においても「土日」は基本的にお休みです。 そこで、次の日のことを気にせずに思いっきり遊ぶことができる金曜日を「花の金曜日」を呼び、略称で「花金」と呼ばれるようになりました。 「花金」を「華金」と表記する場合がありますが、これは一般的に「高級料理屋で食事をする」というように、「花金」よりもさらにお金を華やかに使った時間の過ごし方をする金曜日を指す場合に「華金」と表記すると言われています。 この「花金」という言葉は「花の金曜日」が由来です。(語源については詳しく後述します)
「プレミアムフライデー」は、月末の金曜日に仕事を早めに終えて、ゆとりのある週末を楽しもうという目的で、2017年より社会に取り入れられた取り組みです。 これには、元々金曜日の仕事を早めに切り上げることで消費を盛り上げようという目的があり、初年度では下記企業が力をいれ、プレミアムフライデーの日の定時を15時に変更するなど、積極的にプレミアムフライデーを実地している様子が見られていました。 さらに、居酒屋など飲食店では、プレミアムフライデーの日のオープンを15時にし、全品108円で提供する等のプレミアムフライデーにちなんだキャンペーンを行うなど、いっときは盛り上がりを見せていましたが、開始から数年経った今「プレミアムフライデー」が人々に定着しているかというと、難しいとろであると言えるでしょう。
「ブラックフライデー」は、11月の第4金曜日を指す言葉です。 毎年11月の第4金曜日からセールイベントを行い、各小売店を黒字にするほどの売上をあげることから「黒字」にちなんで「ブラックフライデー」と呼ばれています。 アメリカでは古くから導入していましたが、日本では「クリスマス商法を盛り上げよう!」といった目的から、2016年から「イオン」や「コストコ」といった企業が開催し、だんだんと普及されはじめてきました。
「花金」の英語は「TGIF」です。 「TGIF」とは「Thank God It's Friday.(神様ありがとう、今日は金曜日だ)」の頭文字をとったスラングです。 「Happy Friday」という場合もあります。 多宗教の国であるアメリカでは近年キリスト教以外の宗教を考慮して「God」の使用を避ける傾向があります。 なので、ポリティカル・コレクトネスを考えると「Happy Friday」の方が無難かもしれません。 その他にも「Merry Christmas」ではなく「Happy Holidays」といったりします。
「花金」という言葉はお隣韓国にもありました! 「불금(プルグム)」です。 「불금(プルグム)」は「불타는 금요일(プルタヌン クミョイル)」の略で、直訳すると「火金」で、「炎のように盛り上げる金曜日」という意味です。 仕事が休みの日の前日にテンションが上がるのは、日本人と同じなのですね。 さらに、「土曜日」は「楽しい土曜日」を略して「즐토(チュルト)」というそうです。
「花金」は、「花の金曜日」が語源となっている言葉です。 この場合の「花」は「植物」ではなく、「はなのように華やかで盛り上がるもの」とう意味で使用されています。 例えば、「花の金曜日」以外にも「花の10代」「花の82年組アイドル」「両手に花」というように、体言を収縮する連対修飾語として使用されていることがよくあります。
「花金」という言葉は、昭和末期のバブル期から使われるようになりました。 大体、年代でいうと「1990年代頃」と言われています。 バブルの時代では、なんといってもとにかく景気がよく、とにかく週末の花の金曜日は当たり前のように飲み歩くなど、街中が賑わいを見せていました。 会社での飲み会ではタクシー代が支給されていたほど・・・! 現代のように、「次の日休みだから時間を気にせず遊べる〜」という気持ちの問題だけではなく、本当に日本中がお金を使い、花のような盛り上がりみせていました。 こういった花のような盛り上がりを見せる週末に対して「花の金曜日」と表現するようになったのです。
バブルがはじけ、景気が悪くなると「週末の金曜日」もさほどこれといった盛り上がりを見せなくなり、次第に「花金」という言葉自体も使われなくなってきてしまいました。 一時、「花金」は死語だと思われていたほどでしたが、最近は「花金」という言葉を使用する若者も再び増えてきました。 「死語」と言われていても一周回って若者には新鮮に映るようで、「花金」も流行語大賞などに選ばれたわけではありませんが、平成生まれの若者が日常的に使用するようになってきたのです。 意味合い的には、「花金だから飲みにいけるぞ〜!」というような従来の意味ではなく「明日は休みだから夜更しできる〜」「ゆっくり寝れるぞ〜!」というようなニュアンスで使われていることが多いです。 「花金」の最近の言い方は特にありませんが、ツイッターなどでは「ハナキン」とカタカナ表記もみられます。 「花の金曜日」というニュアンスに近さで言えば近年では、上述したように「プレミアムフライデー」があります。 この「プレミアムフライデー」を「プレ金」と略することはありますが、残念ながら「プレミアムフライデー」自体がほぼ浸透していません・・・。
「花金」が給料日と重なると、テンション爆上がり!!!! 「給料日」だからお金はあるし、次の日は休みで時間を気にすることなく自由に過ごせるということで、気分的には「無敵状態」でAGE AGEになる人がほとんどなのではないでしょうか。 筆者も「飲食店」で働いていた経験がありますが、世間の一般的な「給料日」は月の中で一番忙しく、さらに「給料日が金曜日」だと通常の倍以上売上があり、忙しく大変だったという記憶があります。 「給料日が金曜日」だと忙しいので人員も普段より多く必要になったので、「給料日が金曜日」というだけでこんなにも人のお財布の紐ってゆるくなるんだな〜・・・と思っていました。
バブル期ほど、お金は使えなくても現代だってもちろん「花金」を楽しむことができます! せっかくの「花金」思いっきり楽しんで、日々の生活でのストレスを発散しリフレッシュしたいですよね。 でも、何をしようか迷っているうちに結局なにもしないで終わってしまう・・・そんな人に! 「花金」にするオススメなことをいくつか紹介したいと思います(^o^)
「花金」と言えば、定番はやはり「飲み会」ですよね。 「花金」のたびに誰かしらが「飲みに行こうぜ〜!」と声をかける人がいるという会社も多いかもしれませんね。 なんとなく大勢集まる「飲み会」には、苦手意識があると避けがちな人も、たまには思いっきって参加してみてはいかがでしょうか。 たまに飲み会に参加してみると、普段会話をすることがなかった人と話せるきっかけになったり、よく知らなかった社員の良い部分に気づくことができたりなど、普段一緒に働いているだけでは気づけない部分に気づけるということも少なくありません! 何より次の日のことを気にしなくていいのですから、それだけで気持ちが楽なはずです。 思っていたより楽しめるかもしれませんよ(^o^)
近年では、「合コン」はもちろん、「街コン」や「相席居酒屋」といった様々な出会いの場があります。 「恋人がほしい!」という人だけではなく、「人脈つくり」として利用している人も多いようなので、変に構えず「新しいお友達ができたらいいな〜」くらいの気持ちで行ってみてもいいかもしれませんね。 なんと言っても「結婚相談所」や「お見合いパーティー」ほど堅苦しいものじゃないのが魅力的。
これもまた定番中の定番なのですが、「カラオケ」で大きな声で歌を歌って「ストレス発散」するのもオススメ! 気心知れたお友達と行くのも良いですが、「同じアイドルが好き」という人たちを集めて、そのグループの歌を思いっきり歌えば、普段は周りの人に気を使って歌えないような歌も歌えちゃいます。 さらに、最近ではカラオケの音響と大きなスクリーンを使用して「DVD観賞」ができるカラオケも多く、そういった設備を利用してライブさながらの映像を楽しむこともできて一石二鳥だったりするのでオススメです。
仲のいいお友達を集めて「家飲み」もいいですよね。 とくに、女性はおしゃべりが大好きで話し出すと止まらないことも多いですから、時間を気にせずお喋りができる「家飲み」は最高だと言えるのではないでしょうか。 心ゆくまでお喋りを楽しむのもいいですし、一緒にドラマや映画を見て過ごすのもいいですね!
普段は次の日のことを気にしてしまって中々足を運ぶことがなくても、次の日が休みなら「レイトショー」に行ってみるのもいいでしょう。 レイトショーでは、通常の料金より安い値段で作品を見れるところもあり、お得に大画面で映画を楽しむことができます! 最近では、「IMAX」や「4D」といったように従来よりも、迫力のある映像で楽しめるものもありますので、「花金」に最新作を楽しむ贅沢な時間の使い方をしてみてもいいですよね。
仕事を終えてから、夜行バスや電車で「プチ旅行」に出かけてみるのもあり! 普段は遠くてちょっといけないようなところでも、仕事帰りに出発すれば、わざわざ休暇をとらずに充分行けちゃったりします。 例えば、西武鉄道のCMで吉高由里子さんがしていた「秩父・金よる旅」は、その名の通り「金曜日の仕事帰りに秩父に旅行しに行こう!」というもの。 都内から特急で70分程の距離のちょうどいいプチ旅行コースが評判を呼びました。 このように、都心からちょっと遠出をすればプチ旅行に行けちゃう!なんて場所も多いので計画してみると楽いですよね。
「花金」は、あえて家に帰らずに、ホテルに宿泊してみるのもオススメ! 何のためにホテルに泊まるんだと思うかもしれませんが、清潔感ある空間とフカフカのベッドでゆっくり眠って、次の日はリッチにホテルの朝食をいただく・・・というのも優雅で贅沢な週末を過ごせていいですよ! そして、ゆっくり疲れをとった状態で帰宅することで、お部屋の掃除など身の回りのことも捗ります。 朝食の時間が決まっているので、朝寝坊してしまうことがないというのもいいですよね。 お昼すぎまで寝てしまって時間を無駄にした〜(泣)なんてことになりません。
「花金」は、1人でだって充分に楽しく過ごせます! 最近では「おひとり様」でどんなことでも楽しめる人も増えてきているので、1人だろうが何だろうが、次の週の仕事に対するモチベーションを上げるためにも、思いっきって楽しんじゃいましょう。 「おひとり様」にオススメなことを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
「漫画喫茶」は、「ペアシート」もありますが一般的には、1人で行く人も多いので「おひとり様」でも行きやすいスポットの一つです。 料金も比較的安く、だいたいはドリンクバーがついていますし、最近では「満喫」でおいしいお料理を食べれるところも増えてきましたよね。 ほとんど個室になっているようなお部屋や、「フラットタイプ」といってそのままゴロゴロできるようなタイプもあるので、周りの目を気にすることなくダラダラしながら漫画を一気読みすることができます! 漫画を読むのが好きな人にとってはとっても贅沢な時間の使い方なのではないでしょうか。
「おしゃれなカフェは夜には閉まっている」というイメージはありませんか? 近年では、「夜カフェ」といって、夜遅い時間でも空いているオシャレなカフェが沢山あります! 1人で「飲み屋」は入りづらくても、「カフェ」だったらハードルが下がってだいぶ入りやすいですよね。 おしゃれな雰囲気に癒やされながら、思う存分読書を楽しんだり、ゆっくり一週間の振り返りをし、次の週からの予定を組むと仕事の効率化にも繋がるでしょう。
「ジム」や「ヨガ」で汗を流してストレス発散するのもいいでしょう。 友人と運動もするのもいいのですが、やはり体力には個人差がありますから、自分のペースで周りの目を気にせず汗をかける「おひとり様」が一番。 一週間分のストレスを「花金」にジムやヨガで汗と一緒に流してしまいましょう! 運動することで血行がよくなり、身体が温まってよく眠れるはずです。 とても良い時間の使い方だと思いますよ。
女性であれば、お肌のお手入れといった「美容TIME」はとっても重要なもの! 平日は忙しくて簡単に済ませてしまっていても、「花金」だったら時間があるので時間をかけることができますよね(^o^) 例えば、「花金」に平日は使用しない高級なパックを使用してみたり、思いっきってエステに行ってみてもいいでしょう。 一週間のお肌の汚れを一気にリセットしてスッキリしますし、いつまでも「綺麗」な自分でいるためにもエイジングケアをしていきましょう。 男性の皆さん、「自分は男だから美容TIMEは必要ない」なんて思っていませんか? 近年では、メイクをする男性も多いように、男性であっても美意識が高いという人は多くいます。 ぜひ男性の皆さんも「花金」に美容TIMEを作って、若さを保ってくださいね!
1人で家でぼーっとする時間も大切です! 何か考えごとをするのもよし、何も考えないのもよしです(^o^) 気になっていることを調べたり、心ゆくまでネットサーフィンをしてみてもいいでしょう。 ただし、スマホやパソコンの「ブルーライト」の浴びすぎは睡眠の質を下げてしまうので、寝ようと思っているだいたい「二時間前」までにしておくことをオススメします。
「花金」の仕事帰りにふらっと、スパや銭湯で癒やしのお風呂TIMEを楽しむのもいいでしょう。 最近では、わざわざタオルなどを持って行かなくても必要なものはレンタルすることができることも多いので、「今日行こうかな!」と思いつきで行くことも可能。 備え付けのシャンプーだと髪がギシギシする(泣)というのも悩みの一つですが、最近ではこれも改善されてきていて、割と普通にいいシャンプー・リンスーが置かれているところが多いです。 スパや銭湯で癒やされた後は、お酒も一弾と美味しく感じられますし、なんといってもそのまま帰って着替えれば寝れちゃう!というのもいいところですよね。
「何をしよう・・・」なんて考えなくでも、何もすることがないならあえて早く寝るのもありです! 「花金」だからといって夜更しをしすぎると、次の日に起きれなくて半日以上を無駄にしてしまうこともあります。「特に予定がないからそれでいい!」と割り切っている場合はそれでも構わないですが、なんとなくお昼過ぎに起きると「休みを無駄にしてしまった・・・」と後悔する人も多いのではないでしょうか。 さらにせっかくの休みなのに一日中身体に怠さを感じながら過ごさなければいけない・・・なんてことにもなりかねません。 「土日」を有効に使う為にも「花金の早寝」は全然ありです!
「株式会社花金」は富山県高岡市にあるお花屋さんです。 お祝い用スタンド花から、冠婚葬祭用、お誕生日や記念日のお祝いなど様々な用途に合わせた「花束」を購入することができます。 全国配達可能!新鮮な花材を使い心を込めてお届けしてくれます!
「はなきんデータランド」は、1989年4月から1996年3月までテレビ朝日で放送されていたテレビ番組のタイトルです。 「はなきん」という名の通り、金曜日の19時30分から放送されていたバラエティ番組です。 様々なモノ・コトをランキング形式で伝える生放送情報バラエティ番組でした。
「花金スカイウォーカー」は、ツイッターのアカウントです。 「花金スカイウォーカー」というアカウント名でツイッターをしている方がいらっしゃるようです。 スターウォーズの「アナキン・スカイウォーカー」をもじって「花金スカイウォーカー」にしていると考えられます。 金曜日になるとウキウキして仕事が身に入らないジェダイの騎士で、ときどきダークな一面を見せるのだとか・・・!
「花金鳳花」は、ラナンキュラス(ハナキンポウゲ)というお花の別名です。 「ラナンキュラス」は、キンポウゲ科の多年草で、東ヨーロッパと西アジアが原産で観賞用をして好まれているお花です。 初夏に、高さ30センチほどの花茎を立てて、黄色の光沢ある重弁花をさかせます。 「重弁花」とは、花びらが幾重にもかさなっているお花のことをいいます。 「バラ」によく似ているので、「バラ」を想像してもらえるとわかりやすいでしょう。
「花金バーナード」は、吉本興業に所属していたお笑い芸人です。 「サク」と「はぎちゃん」のお笑いコンビで、2014年に結成されました。 「花金バーナード」の由来は、「はぎちゃん」が好きな「花の金曜日」と、「サク」の好きな「セントバーナード」です。 残念なことに2016年に「花金バーナード」は解散しており、「サク」は芸人を引退しています。
「花金」について理解していただけましたか? ✓「花金」の読み方は「はなきん」 ✓「花金」の意味は「花の金曜日」 ✓現代の「プレミアムフライデー(プレ金)」は月末の金曜日 ✓「ブラックフライデー」は11月の第4金曜日 ✓「花金」の英語は「TGIF」「Happy Friday」など 「花金」は昔で言えば「金曜日」のことでしたが、サービス業など平日休みの人にとっては金曜日以外でも、休みの日の前日を「花金だ!」と表現する人も少なくありません。 「死語」と言われていた時期もありましたが、結構現代でも普通に使いますよね! 仕事に対するモチベーションを上げる為にも「花金」の時間を有効に使いましょう(^o^)