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「事由」と「理由」の違いと使い分け!意味、類語、法律用語としての使い方を解説

「事由」という言葉をご存知でしょうか。「出来事の事由」「事由の有無」などと使います。「事由」は日常会話においては使われることが少ないので、初めて聞いたという方も多いかと思います。なんとなく言葉の響きが似ているように、「理由」と同じような意味であることが分かりますよね。「事由」と「理由」はほぼ一緒の意味ですが、意味合いが少々異なります。異なる部分があるので、しっかりと区別する必要があります。そこで今回は「事由」と「理由」の意味の違いと使い分けについて解説していきます。違いを適切に知って、上手く使い分けれるようにしましょう!

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「事由」と「理由」の違いまとめ

▶︎「事由」・・・事柄が起きた原因ときっかけ ▶︎「理由」・・・なぜそうなったかの根拠

「事由」と「理由」はかなり似ていますが、意味の広さに違いがあります。 「理由」は、事・物・人がなぜそうなったのか、というかなり広い意味で使うことができるのに対して、「事由」は「事」が起きた理由のみを指します。つまり、「理由」は「事由」を意味的に内包しています。 よって、「事由」を「理由」に置き換えることは可能ですが、その逆は必ずしも正しいとは限りません。 「事由」は「事実」に対してのみ使うことができ、「理由」は「事情」に対して使います。 (「事実」は「事情」に意味的に含まれ、「事情」の方が幅広く使うことができますよね) (人の心情や時代背景などではなく事実を第一に扱う)法律の世界では「理由」ではなく「事由」をよく使います。 「事由」と「理由」の違いがわかれば、法曹界がなぜ、一般的ではない「事由」を頻繁に使うかわかりますよね。 日常会話では「理由」を使うことが一般的です。

「事由」の意味と使い方

一般的な「事由」

「事由」は<じゆう>と読みます。「事由」の意味は「ことの理由・原因」です。 「事」は「ことがら。できごと」、「由」は「わけ。いわれ」を意味します。  事柄の起こった理由や原因・出来事のわけを表します。 「理由」とほぼ同じ意味ですが、「事由」には「事柄」という意味も含まれます。 ですので、「この事柄が起きた理由は?」という文は「事由は?」と一言で済ますことができます。 「◯◯が原因となってこうなった」ということを「事由」と表現します。 例えば、「よそ見をして歩いていたら気にぶつかった」といった場合。気にぶつかった事由は「よそ見して歩いてた」ということです。このように、出来事が起こった原因を「事由」と言います。 ビジネスシーンにおいては「事由書」を書かなければいけない場面があります。これは会社に何らかの迷惑をかけてしまい、その事について何故起こってしまったのか、発生原因を明記します。 同音語の「自由」と間違えられやすいですが、注意しましょう。敬語にしようとして「ご事由」と使っても、「ご自由」だと思われる可能性があります。「ご事由」という使い方は実際にはありません。

例文 ・正当な事由なく、契約を破棄することはできない。 ・事由のいかんに関わらず証言を拒否することはできません。 ・適当な事由の有無に関係なく、認めることはできない。 ・事故の事由を調べるために、大掛かりな検証が行われた。 ・少しでも事由が生じれば、契約を解除することができる。 ・やむを得ない事由がある場合は、辞退することも可能である。 ・スタッフの経歴詐称は、解雇事由として受け入れられている。 ・暴力を振るわれたり、性格の不一致などは十分離婚の事由となる。

法律用語としての「事由」

法律においての「事由」の意味は「直接の理由または原因となっている事実」です。 例えば、自分に意地悪ばかりしてくる人につい頭にきてしまい、その人を刺してしまった場合。犯罪を起こした事由は「仲違い・両者の不和」になります。 「事由」を用いた言葉には、「懲戒事由」「解雇事由」「退職事由」「欠格事由」「解除事由」「正当事由」「破産事由」「帰責事由」「正当事由」などと多々あります。「離婚事由」だったら「離婚となる原因や事柄」という意味です。 よく「欠格事由」という言葉が使われます。 「欠格」とは「必要な資格を欠いていること」で、欠格となる事柄を「欠格事由」と言います。 職業の資格においても、欠格事由に該当する人はその職業に就くことが認められないという決まりがあります。

「理由」の意味と使い方

「理由」の意味は、 ・物事の成り立っているすじみち。その結果から生じたわけ ・一般には存在や生成の根拠となるもの です。 「理」は「物事に備わった筋道」、「由」は「わけ。いわれ」を意味します。  ものごとがなぜそうなったのかという筋道・なぜそのように判断したかという根拠を表します。 「理由」は簡単に言うと、「意図」「事情」ということです。 「なぜそうしたか」ということを「理由」と表現します。基本的に、「理由」はどんな場面においても使うことができます。 例えば、「ダイエットを行おうとする理由」「禁煙に成功した理由」などと言います。これは「ダイエットを始めようと思った根拠」「禁煙に成功したわけ」という意味になります。 もし「欠席の理由は?」などと聞かれた場合は、体調不良・忌引き・家の都合などと欠席をするための事情を話します。

例文 ・夜遅くまで起きていて、起きるのがいつもより遅れたことが理由で学校に遅刻する。 ・ダイエットをする気分になった理由は、ここ数ヶ月でものすごく太ったからである。 ・今回勝つことができた理由としては、毎日怠ることなく練習をしたからだ。 ・自身の悪化している体調面を理由に、会社を辞職することになった。 ・たとえどんな理由があったとしても、その事件を起こしたことは許されないよ。 ・私が入院している理由は、心臓が弱くて年中胸が痛くなってしまうからだ。 ・新たにプロジェクトを始めようと思った理由は、今よりももっとスキルアップするためです。 ・この学校に入学するのを決めたのは、家から近いことと充実した設備が揃っているという理由からである。

「事由」と「理由」の類語

拠り所<よりどころ> (意味:もとづく所。根拠) 「何の拠り所もない話だ」 論拠 (意味:議論のよりどころ。論証の根拠となる命題) 「論拠があやふやだからよく分からない」 わけ (意味:事を分けて明らかにした、物事のすじみち) 「そんな理由ではわけが立たないよ」 曰く<いわく> (意味:わけ。子細。事情) 「曰くありげな表情をしている」 発端 (意味:物事の糸口をひらくこと。はじまり) 「事件の発端は二人の仲の悪さだ」 要因 (意味:物事の成立に必要な因子や原因) 「そもそもの要因が判明しない」 契機 (意味:動因。ある事象を生じさせるきっかけ) 「事件を契機に完全された」 理屈 (意味:物事のすじみち。道理) 「その説明は理屈に合っている」 根拠 (意味:ある言動のよりどころ。もと) 「全く根拠のない推理である」 所以<ゆえん> (意味:理由。わけ。いわれ) 「そこが彼がみんなから愛される所以だ」 筋合い (意味:すじみちの通った関係) 「君が出てくる筋合いではないよ」 道理 (意味:物事のそうあるべきすじみち) 「そんな馬鹿なことが許される道理がない」 由<よし> (意味:事柄の内容。事情。次第) 「何か由ありげな様子をしている」 端緒<たんしょ> (意味:事のはじまり。いとぐち。手がかり) 「端緒を開かなければ、成果を得ることはできない」 立脚点 (意味:事を行うについて、よりどころとする立場) 「自身の体験を立脚点とした持論を展開する」

「事由」と「理由」の英語

日本語の「事由」と「理由」のような使い分けは英語にはありません。 「理由」は「reason」を使い、「原因」には「cause」を使います。

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