「閑話休題」といった言葉をご存知でしょうか? なんと文章の中で「それはさておき」とも読まれている言葉です。 今回は「閑話休題」の正しい意味と使い方を例文付きで解説します。 また類語や反対語、また英語表現についても紹介します。 正しい日本語をしっかりと理解しましょう!
「閑話休題」とは、かんわきゅうだいと読みます。
また、小説などでは「閑話休題」と書いて「あだしごとはせておき」「それはさておき」と読ませる場合もあります。 「閑話休題」は主に書き言葉で用いられているので、小説やブログなどで多く使われています。 ※あだしごと…他のこと、余事
「閑話休題」は「余談をやめて話を本題に戻す時に用いる言葉」のことです。 「無駄話はさておき」「それはさておき」といった意味です。
「閑話」は「無駄話」という意味があります。 「閑」には「のどか」「静か」といった意味がありますが、「無駄」「役に立たない」といった意味もあります。 その意味から「閑話」は「無駄話」「余談」といった意味になりました。 「休題」は「それまでの話をやめること」という意味があります。 「休」は「休む」の他に、「やめる」といった意味もあります。 「題」には「見出しやタイトル」の他に「記す」といった意味があります。 元々文面において使われていた言葉であるため「記すのをやめる」といった意味になり、そこから「話をやめる」といった意味になりました。 それらが組み合わさり「無駄話をやめること=本題に戻ること」といった意味になりました。
「閑話休題」は、文章中において「接続詞的」に使われています。 「それはさておき」「さて」といったニュアンスです。 また、間違った使われ方で「本題から外れる時」に使われていることがあります。 「閑話休題」は「本題に戻る時」に使う言葉です。 使う際には注意しましょう! 「本題から逸れて余談をする時」は、そのまま「余談ですが〜」「話は逸れますが〜」などと使いましょう。 主に書き言葉として用いられていますが、会話で用いても問題はありません。 ただ「閑話休題」という言葉自体を知らない人も多く、突然会話の中で使っても相手に伝わらない場合があります。
「閑話休題、次のプロジェクトの対策について進めていきます」 「閑話休題、昨日の問題点についての話に戻します」 「前任者とは趣味で山登りに行く仲だったよ、閑話休題、取引内容はこれで話を進めていきましょう」 「閑話休題、なんの話をしていたんだっけ?」 「閑話休題といこう、それでその後どうなったの?」 「さて、閑話休題、次の項目について質問があればお願いします」
まず、別の話題に転じる時に用いる言葉を紹介します。 ○それはさておき ○それはともかく ○それはそうと ○ところで ○兎にも角にも ○さて
そして、余談から本題に戻す時に用いる言葉を紹介します。 ○余談はこれくらいにして ○それは置いておいて ○それは後にして ○話を戻します などと、言い回しにはさまざまあります。
本題から余談へとそれる時に使う言葉を紹介します。 ○余談ですが ○余談ながら ○ちなみに ○ついでに などとなります。
「閑話休題」の英語で、一番シンプルなのは「now」です。 「now」は「今」以外にも「さて」という意味があり、「話が脱線していましたが、本題に戻りますよ」というニュアンスで使います。
Now, let's move on the next topic.
閑話休題、次の議題に進みましょう。
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「閑話休題」について理解できたでしょうか? ✔「かんわきゅうだい」と読む ✔「余談から本題へと話を戻すとき」に接続詞的に使う言葉 ✔余談に入る際に使うのは間違い 日常的に使われる言葉ではありませんが、知っておきたい言葉のひとつです! 会議や厳粛な場面で使うと、より一層知的な雰囲気が伝わる言葉になりです!