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「喧伝」の意味と読み方、使い方、「宣伝」「吹聴」との違い

「喧伝」という言葉をご存知でしょうか。あまり頻繁に使われている言葉ではないので、初めて聞いたという方もいるかと思います。「喧伝」と聞くと、どのような意味をイメージするでしょうか。「喧伝」と似た言葉には「宣伝」や「吹聴」があるので、だいたい「人に何かを伝えること」「誰かに何か言うこと」という意味を推測するのではないでしょうか。言葉を正しく使うには、意味をしっかりと理解しておくことが必要です。そこで今回は「喧伝」の意味や使い方、類語、「宣伝・流布」との違いについて解説していきます。「喧伝」を適切に覚えて、上手く使いこなせるようにしましょう。

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「喧伝」の読み方と意味

「喧伝」は<けんでん>と読みます。 「喧」は音読みで「ケン」、訓読みでは「かまびすしい・やかましい」と読みます。 「喧」は「口々にしゃべり立ててやかましい。かまびすしい」を意味します。 「伝」は音読みで「デン・テン」、訓読みで「つたわる・つたえる・つたう」と読みます。 「伝」は「つたえる。つたわる」を意味します。 「喧伝」の意味は「世間に言いはやし伝えること」です。 盛んに言いふらすこと・世間でやかましく言いたてることを表します。 単に「伝える・言いふらす」ということではなく、「はやし立てて話題にする」というイメージになります。

「喧伝」の使い方と例文

「喧伝」はとにかくありとあらゆる手段を使って、広く世間に言いふらされたものについて使います。 主に、「喧伝された」「喧伝する」「喧伝している」いう形で用います。 「喧伝された逸話」「喧伝された事件」などと聞いたことがありますよね。 例えば、「世に広く喧伝された事件」だったら「世に広く言いはやし伝えられた事件」となり、「その問題は広く世間に喧伝する」だったら「その問題は広く世間に盛んに言い立てられた」という意味になります。 対象が世間や町中などと広いので、「彼女の噂をクラスの皆に喧伝する」「課長が起こした事件を会社にいる人たちに喧伝する」というような使い方はできません。 「喧伝」を用いた言葉に「病気喧伝」があります。 「病気喧伝」とは「製薬会社や医療従事者が、ある病気に関して大規模な啓発運動をすること」です。 特定のある病気の怖さを煽っていたり、検査や予防薬の必要さを訴える活動が盛んになり、本来は健常な人であっても不要な検査を助長させていることから「病気喧伝」は蔑称として使われています。 「病気喧伝」の主な例としては、「男性型脱毛症」「社交不安障害」「軽いメタボリックシンドローム」などが挙げられます。 それでは例文を見ていきましょう。

例文

  • 広く喧伝された逸話を披露する。
  • その事件は世間に広く喧伝された。
  • 近々、大きな災害が起こるというデマが喧伝された。
  • それは広く喧伝された問題であったので、すぐに思い出すことができた。
  • その人物は要注意であると広く喧伝されていた。
  • 今回の不祥事が国内に大々的に喧伝されてしまった。
  • 間違った事実が広く喧伝してしまっている。
  • 最近のニュースでは、テロの脅威が強まっているということを喧伝している。

「喧伝」と「宣伝」の違い

「宣伝」は<せんでん>と読みます。 「宣伝」の意味は、 1.述べ伝えること 2.主義主張や商品の効能などを多くの人に説明して、理解や共鳴をさせて広めること 3.大袈裟に言い触らすこと です。 よくテレビなどで「番宣」と言いますが、これは「番組宣伝」の略で、「CMや雑誌広告などで、特定の番組の視聴率を上げるために行う広告活動」を表します。 「新商品の宣伝をする」「雑誌を使って宣伝する」などと言いますよね。 また、「大袈裟に言い触らす」という意味では「さも自分の手柄であるかのように宣伝して回る」というように使います。 「宣伝」はこちらの意味で使うことは数少ないです。 「喧伝」は「世間に言いはやし伝えること」 「宣伝」は「主張や商品などに関する効能を人々に説明し、理解を得て広めること。大袈裟に言い触らすこと」 例えば、「新製品の宣伝をする」とは言いますが、「新製品の喧伝をする」とは言いません。 「宣伝」には「販売促進を目的として」という意味合いが含まれますが、「喧伝」には含まれません。 このように、漢字は似ていますが、「宣伝」と「喧伝」の読み方と意味は異なります。

例文

  • 新しい商品の宣伝をする。
  • 宣伝効果のおかげで商品がものすごく売れた。
  • ◯◯社のサービスを宣伝するトラックを見かけた。

「喧伝」と「吹聴」の違い

「吹聴」は<ふいちょう>と読みます。 「すいちょう」「ふうちょう」と読むのは誤りです。 「吹聴」の意味は「ひろく言い広めること。言いふらすこと。披露」です。 いろいろな人に言いふらすこと、多くの人に言い広めることを表します。 「喧伝」は「世間に言いはやし伝えること」 「吹聴」は「広く言い広めること。多くの人に言い触らすこと」 「喧伝」と「吹聴」はほぼ同じですが、言い広める広さが異なります。 「吹聴」は「彼女は嫌いな人の悪口を吹聴している」というように、一人でも二人でもとにかく誰かに言い広めれば使えますが、「喧伝」は「その事件は世間に喧伝された」と、世間や町中といったように対象がものすごく大きいです。 また、「吹聴」は「喧伝」と違い批判的な意味合いで使うことがほとんどとなります。

例文

  • あの人はいつも自慢話を偉そうに吹聴する。
  • 彼は過去の武勇伝を吹聴して回っている。
  • ライバル会社の悪評を立てるために、不確かな情報を吹聴する。

「すいちょう」ではない「吹聴」の読み方と意味、使い方、類語、英語表現を解説

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「喧伝」と「流布」の違い

「流布」は<るふ>と読みます。 「りゅうふ」と読んでしまわないように注意しましょう。 「流布」の意味は「世に広まること。広く知れ渡ること」です。 教え・説・評判・考え方などといった事柄が広まることを「流布」と表します。 「噂が流布している」「この説は一般的に流布している」などと言いますよね。 「喧伝」は「世間に言いはやし伝えること」 「流布」は「世間に広まること。広く行われること」 「喧伝」と「流布」はほとんど同じ意味ですが、ニュアンスが少々異なります。 「流布」は「自然的に世間に広まる」という意味合いですが、「喧伝」は「とにかくありとあらゆる手段を使って広める」という意味合いになります。

例文

  • ある芸能人に関する妙な噂が流布している。
  • ばかげた都市伝説が流布している。
  • この教えは、一般的に流布しているだろう。

「喧伝」の類義語・同義語

言い触らす (意味:触れ回って広く世間に知らせること) 「ありもしない彼女の噂を言い触らす」 広める (意味:広く知られるようにする。広く行われるようにする) 「大先生の教えを世に広める」 告げ回る (意味:あちこちへ知らせて回ること。言いふらすこと) 「部長の悪評を告げ回る」 宣布<せんぷ> (意味:広く世の中に行き渡らせること) 「この事を宣布されると困る」 報じる (意味:知らせること。告げ伝えること) 「テレビでその事件の詳細を報じていた」 言い広める (意味:広く世間に知らせる。口づてに多くの人に知らせる。) 「そのお店の料理はものすごく美味しいという評判が言い広められた」 号する (意味:自ら言い広める。表向きにもっともらしく言う) 「今回の大プロジェクトは必ず成功すると号する」

「喧伝」の英語

「tell everyone」「spread around」など

「喧伝」の英語表現を見てみましょう。 「喧伝」は簡単に言うと「言いふらす」の意味なので、

  • tell everyone
  • spread around

などで表現することができます。 例文です。

The story is now widely talked about.

例の話は喧伝されている。

「喧伝」の英語表現を見てみましょう。 能動的に「言いふらす」の意味の英語表現は、

  • tell everyone
  • spread around

などになります。 受け身「喧伝された、喧伝されている」の英語表現は、

  • widely talked about
  • well known

などになります。 例文です。

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まとめ

「喧伝」という言葉をご存知でしょうか? ✔︎「喧伝」は<けんでん>と読む ✔︎「喧伝」は「世間に言いはやし伝えること。盛んに広く言い触らすこと」を意味 ✔︎「喧伝された事件」「喧伝された逸話」などと使う ✔︎「喧伝」の類語には、「言い触らす」「告げ回る」「報じる」などがある

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