「気品がある」とは、どことなく上品で気高い雰囲気があることです。気品がある人に憧れる!という人は多いのではないでしょうか。今回は「気品のある人」の特徴を詳しく解説していきます。気品を身につける方法も合わせて紹介しますので是非参考にしてください。
「気品」の意味は、「上品な趣」です。 どことなく上品で気高い雰囲気があることを「気品がある」と表現することができます。 「気品がある人」というように人に使用する場合は、着飾るのではなく内面から品格の高さが出ているような人を差す言葉として使用されます。
気品がある人は優しげな表情をしているという特徴があります。 例えば天皇行動陛下を想像してもらうとわかりやすいでしょう。 いつも表情が穏やかで優し気な印象をうけますよね。 真顔であっても目が優しいといいますか...むっとしている表情には見えません。 そんな優しげな表情に気品を感じるという人は多いはずです。
気品のある人は背筋がピンとしていて姿勢がいいです。 猫背の人と、姿勢の人では断然姿勢のいい人のほうが気品を感じますよね。 姿勢のいい人には「自信」が感じられますし健康的で前向きな印象をうけます。 反対に自分に自信がなかったり、何かを不安に思っているようなメンタルの弱さがある人は、自然とうつむき加減になるので猫背になるんですよね。 自信のなさが全面に出ているようでは気品があるとは言えないです。 歩く時はもちろん、座っている時も姿勢はピシっとしているのが気品のある人です。
気品のある人は、清潔感があります。 その清潔感から、きちんとした生活を送っていることが一目瞭然です。 見るからに汚らしくて、その見た目からはとてもじゃないけど気品があるとは思えませんよね。 気品を感じるどころか、だらしない人なんだなと思ってしまうことでしょう。 気品のある人は、きちんと丁寧に生活しているので意識せずとも清潔感が自然と出ています。 髪の毛や爪、さらに服装や靴など身に付けるものには気を使っています。
気品を感じる人は、自然な良い匂いがします。 きちんとした生活スタイルで清潔感があるので、もちろん臭いなんてことはありません。 甘ったるすぎるかわいらしい匂いよりも、石鹸の匂いのようなナチュラルな匂いといった印象でしょうか... 香水のように鼻を着く匂いではなく、あくまでも自然な匂いです。 「匂い」も人を不愉快にさせない為のエチケットの一つですからね。 気品のある人は、そういったさりげない気遣いもきちんとできているのかもしれません。
気品のある人はとっても丁寧な言葉遣いをするというのが特徴です。
というような汚い言葉遣いをしません。 汚い言葉使いって、どうしても下品に感じてしまいますよね。 どんなに身なりが美しくて清潔感が感じられても、口をひらいた時に汚い言葉が飛び出してきたら、「気品」という言葉は宇宙の彼方へ飛んでいってしまうでしょう....。
気品のある人って、字も丁寧で綺麗だったりします。 ちょっと名前を書くような場面で、綺麗な字で名前が書いてあったり、渡されたメモに書かれている字が綺麗だと「おっ...」と思いますよね。 字ってその人柄がよく出るものです。 極端に丸文字だったり、読めないような雑な字、ギャル文字を書くような人には気品は感じれません。
気品のある人は、心に余裕があります。「大人の余裕」というやつですね。 例えば、妬まれて嫌味を言われたときに「カッ」となって言い返すというのは心に余裕がない人の対応です。 気品のある人は、心に余裕があるので「言い返すことで状況が更に悪くなる」という判断がすぐにできます。なので、その場で感情的に言い返すことなくその場を丸く収めることができるのです。 どんなときも冷静に対処することができる人には賢さや気品を感じますよね。
ドタドタ足音を立てて歩いたり、がに股で歩いたりなど立ち振舞に上品さを感じられない人は「気品がある」とは言えないでしょう。 気品のある人は、いつも落ち着いていて激しい物音を立てたりすることはありません。 いつも丁寧な動きで、立ち振舞に上品さがあります。 例えば、何をもつときは両手でもちます。 人に物を渡す時にも片手でポンっと渡すのではなく、両手でもって渡すので丁寧さを感じます。 気品のある人は、立ち振舞1つにしても相手への心遣いが見えますしとても上品であると言えるでしょう。
気品のある人は、言動もゆったりとして落ち着いています。 早口で慌ただしくガチャガチャしゃべる人に気品は感じられないですよね。 気品のある人は、話し方も行動も何もかもが落ち着いていて品が感じられます。 威圧的な物の言い方をすることもありませんし、言葉遣いも丁寧です。 いつも落ち着いていて感情的にならないというのもありますし、どんなときでも聞いている人の立場になって物事を考えることができるので聞いている人が不快になるような話し方はしないと言えます。
気品がある人は、気配り上手です。 いつでも心に余裕があるので、自分のことでいっぱいいっぱいにならず周りをよく見ているんですよね。 そのため、他の人が気付かないところにも気付き相手に声をかけたりすることが出来るので惚れてしまう人が多いです。 自然とそれをやってのけて感謝を求めるわけでもないので、スマートな気配りができます。 これをやられてしまったら、メロメロですよね。 特に男性がこのような気配りが出来ると、女性陣はイチコロでしょう。
気品がある人は、「自分が自分が!」とでしゃばってくることはまずありません。 とっても謙虚で控えめなのも気品がある人の特徴です。 「お陰様で」という姿勢を忘れず、周りの人に対する感謝の気持ちをいつも忘れません。 そのためいつも「ありがとう」「ありがとうございます」と言っています。 それが部下や後輩、年下の相手に対してもです。目下の立場だからやって当たり前だという感覚はありません。目下の立場の仕事してやらなくてはならないことであっても、感謝の気持ちを忘れないというのが気品のある人の特徴です。
気品のある人は「聞いて聞いて〜」と自分の話しをすることはあまりないでしょう。 上述しているように、とっても謙虚で控えめなのです。 なので、どちらかというと聞き役に回ることのほうが多いでしょう。 「うんうん」とちゃんと耳を傾けてくれて、だけど余計なことは言わずに否定もしません。相手から「どう思う?」「あなたならどうする?」と話を投げかけられれば自分の意見や経験を少し話したりします。 自分の考えを押し付けることもなく、だけど聞き流すわけでもなく、親身になって話を聞いてくれるのが気品のある人の特徴です。
いつでも自分中心で物事を考えてる人は、気品があるとは言えません。 もちろんあなた自身の行動も大切ですが「周りはどうなるか」「どういう気持ちなのか」と周囲の人に焦点を当てその場の「空気を読む」ということでができるのが気品のある人です。 自分がやりたいことを全て我慢する必要はないですが、周囲の人との関係性などを考慮することは大切ですよね。 気品のある人は心に余裕があるからこそ他人ファーストな行動がとれるのでしょう。
気品のある人は、割とマナーや礼儀がきちんとしていて、教養があります。 どんなに見た目から気品が感じられたとしても、
など、下品な行動をとったりマナーがなってないなと感じてしまうようなことをしてしまうと、気品なんて感じられませんよね。 マナーや教養がある人からは、高確率で気品を感じるものです。
気品のある人は、きちんと勉強をしてそれなりの知識を身につけているので、その知的さに魅力を感じる人も多いです。 逆に知性のない「バカっぽい子」には気品を感じるというよりは「かわいさ」を感じますよね。 気品があるから頭が良さそうに見えているだけで、実際は頭が悪かったというパターンもまれにあるので「気品」=「知性」ではないのですが....。 「世間一般的には」という話です。
気品が与える印象の一つは、まず「頭が良さそう」です。 気品がある人って頭が良さそうだなって思いますよね。 だらしなく、気品がない人は実際に頭が良くても「頭わるいんだろうな」という印象をうけます。 例えばちびまる子ちゃんの花輪くん。 実際の学力はわかりませんが「頭良さそう」と思いませんか? 気品があると、正直頭が実際に良くなくても「頭が良さそう」に見えるんです。 やっぱりしっかりした見た目って、大事です。
気品のある人からは、育ちの良さが伺えます。 やっぱり、小さい頃からきちんと教育をうけてきたからこその気品というのもあります。 両親が厳しくマナーや礼儀を教えていたり、勉強をしっかりさせていたりすると、それがその人の人格となり品格に繋がるのです。 お嬢様だなあ...と感じる女性って、だいたい育ちが良いですもんね。 まれに両親を反面教師にしたという場合もありますが、実際育ちが良いから気品を身につけているというパターンが非常に多い! そのため「育ちが良さそう」という印象をうけるのは当然のことです。
気品のある人を見て、「この人信頼できそうだな」という印象をうける人も多いはずです。 例えば、だらしなくて気品の気の字も感じられないような上司が自分の部署に移動してきたらどう思いますか??「大丈夫かな...」と不安になる人が多いでしょう。 だらしない人って、何においてもだらしなさそうですし信頼できません。 そして仕事もできなさそう...。 反対に気品のある人なら、第一印象で「しっかりしてそう」「信頼できそう」「仕事できそう」という好印象をもつ人が多いはずです。 気品のある雰囲気があるだけで100億倍信頼できますし、心を開きやすいんですよね。
気品のある人からは、おおらかなオーラが出ていますよね。 なので、気品のある人に対して「優しそうだな」という印象をうける人も多いです。 柄の悪そうな人より、断然優しそうなオーラが出ていますよね。 しかも、しっかりしていそうなので知らない人に道を聞かれたりすることも多いはずです。 オラオラしていてメンチ切ってる人より、断然気品がある人のほうが話しかけやすいですよね。 それはやっぱり「穏やか」「優しそう」といった印象を受けるからでしょう。
「人は見た目が9割」という言葉を聞いたことはありますか? 人は外見でその人の人間性を判断することが多いそうです。 そのため、気品を身に付けたい場合は、自分の身だしなみのチェックを定期的に行いましょう。 気品のある人はやっぱり見た目がきちんとしています。 簡単なチェック項目は下記の通りです。 <髪>
<顔>
<服装>
<その他>
などです。
気品のある人は、気持ちに余裕があるので表情も穏やかです。 眉間にシワを寄せているようでは、気品は感じませんよね。 気品を身に着けたいのであれば、口角をあげいつも笑顔でいましょう。 とは言っても、口角を無理やり上げて笑顔を作ろうとしたところで目が笑っていなかったら怖いです。 無理に笑顔をキープするのではなく、気持ちに余裕をもって自然な笑顔で☆ 笑顔でいることで、自分自身がまずHAPPYな気持ちになりますし、そのHAPPYなオーラは回りにいる人も幸せにします。 見ているだけで癒やされる、そんな気品を身につけましょう。
「言霊」という言葉があるように、言葉には魂が宿っていて、ネガティブな言葉はさらにマイナスなことを呼んでしまいます。 それだけではなく、表情やその人のオーラにもネガティブさがでてしまうのです。 いつでもポジティブな言葉を口に出すよにすれば、それだけで明るく綺麗なオーラになるでしょう。 適度に愚痴を言ってストレス発散することも大切ですが、愚痴や悪口を言ってばかりでは気品は損なわれます。 自分の口から出る言葉にもしっかり意識をしたほうが気品が身に着くでしょう。
気品を身につけるには、マナーやエチケットを身につけて人間性を高めることも重要です。 マナーやエチケットがない人って、だらしなく見えるしみっともないです。 例えば、
などがありますね。 社会のルールやマナーなどを独学したり、講座などに参加するのも良いです。 社会のルールを今更周りに聞けないという人はぜひインターネットなどで検索してみてください! テーブルマナーや挨拶のマナーなどは講座で学ぶと良いでしょう。これらは大人になってから身につける人が多いからです。 こういったマナーやエチケット身につけることで、どこでも堂々とした態度で振る舞うことができるので気品があるなと思われます。
気品を身に着けるには、ある程度の知識も大切でしょう。 知識を増やすことで物事が理解しやすくなったり、人との関わりがより良好になる上、自信をもって人と接することができますよ。 さらに、知識が会話の質をあげます。 やっぱり会話での理解力や語彙力で気品を感じることってあります。 特におすすめしたいのが「読書」です。世の中に本は山程あります。本の数だけ知識があるということになるので尽きることはないでしょう。 本のジャンルは様々ですが自己啓発本・小説・ビジネス本あたりがおすすめです。 実際に本屋でいろんな本を見て、自分が読みたいと思った本から読み始めてみましょう。
気品がある人って、心に余裕がありますよね。 心に余裕をもつために大切なことは「時間に余裕をもって行動をすること」です。 スケジュールをキツキツにしたり、ギリギリに行動をしていると余裕がなくなってきます。時間に追われると人は必ず焦ったり不安になったりして冷静な判断が出来なくなります。 そのため、常に時間には余裕を持って行動し、何事においても計画性を持って取り組みましょう。 ちゃんと計画を立てるだけで時間に余裕を持つことが出来るだけではなく、心に余裕を持つことが出来ます。 その心の余裕が気品に繋がるのです。
気品を身に着けたいのなら、感情的にならないことです。 感情のままに発言をしたり行動をしたりすると、場の空気を壊したり相手を嫌な気持ちにさせたりしてしまいます。感情的な言動は、相手に悪意があったり自分自身がいくら正しかったとしても「自己中心的」「威圧的」と捉えられてしまいます。 優しさは『他人に対して思いやりがあること、そして穏やかで上品なこと』を表します。感情的な言動は穏やかでも上品でもありませんよね。そして気品もありません。 慎ましくしとやかな様子を「優しい」と本来は使っていました。優しい人になるためには感情的な発言をせずに柔和で品のある言動を心がけましょう。
気品には、精神状態の良し悪しも関係してきます。 例えば、ストレスが溜まっていると言葉遣いや物の扱いが乱暴になったりすることがあるでしょう。 そして、他人に優しく接することができません。 ですので、自分で仕事のことや対人関係での嫌なことなどを忘れて楽しい!と思える時間を作りましょう。趣味に没頭したり、体を動かしたり、ちょっと散歩に出かけたりと、自分が好きだと思えることならなんでもいいです。 「あー楽しかった!」「幸せだなあ」と思えるような時間を過ごすようにしましょう。 これも心の余裕に繋がり、気品のある振る舞いに繋がります。
気品を身に着けたいのであれば、睡眠・食事・運動などの質やバランスを今一度見直してみましょう。 忙しくなると人は不摂生になったり、生活習慣が乱れてきます。そうするとストレスが溜まりイライラしてしまうだけではなく、見るからに不健康になっていきます。 不健康そうな人に気品は感じられませんよね。 生活習慣が乱れているなと感じる人は少しずつで良いので改善に努めましょう。 質が悪いようであれば良い物へと変えるもしくは変えられるような策を考えることが大切です。 <睡眠>
<食事>
<運動>
気品の正体は、美しい所作と心です。
「凛とした魅力」を身につければ、本来の自分らしく、美しくいられる――まわりに流されずに、気品をもって情熱的に生きる。
育った環境によっては、幼い頃から気品を身に着けている人もいるでしょう。 しかし、今からでも遅いなんてことは決してありません。 自分の意識次第で気品はいくらでも身につけられます。 まずは清潔感から! 姿勢をビシっと正すだけでもぐっと気品が身につきますよね。 気品があることは、人に良い印象を与えるので是非明日から意識してみてください。