「浪費癖」の意味は「金銭を無駄に使ってしまう癖」です。浪費癖があって直したいと思っている方は多いのではないでしょうか。また、浪費癖の人には無自覚の人もいます。今回は「浪費癖の人」の特徴を解説しますので当てはまる点がないかチェックしてみてください。また浪費癖の人の心理や原因、直し方なども紹介します。
「浪費癖」とは、「金銭を無駄に使ってしまう癖」のことを言います。 無計画に「欲しい」と思ったものをついつい購入してしまって、結局使わないなど「お金を無駄にする人」を「浪費癖がある」と言い表すことができます。 「癖」とは習慣になってしまっているということなので、簡単に治せるものではありません。 「お金を無駄にするのはやめたい」と思っていても、ついつい使ってしまうのが「浪費癖のある人」であると言えるでしょう。
浪費癖の人は、直感的に「欲しい」と思ったものはすぐに買ってしまうという特徴があります。 お金を慎重に使う人って「本当に必要なものなのか」「他の場所ではもっと安く買えるのでは」とか色々考えるんですよね。 筆者は、割と貧乏性なほうでお金をバカスカ使うことができません。 なので、色々考えるし「他のお店でも見てみよう」なんて思ってるうちに「欲しい」と思ったことを忘れてるし、めんどくさくなって買わないことが多いです。 浪費癖の人ってこの「考える時間」がないんですよね。 「欲しいと思ったら買う」というのが浪費家の人の特徴でしょう。
浪費癖の人は、買ったものを使わないということが多いという特徴もあります。 これはやっぱり、上述したように「欲しい」という直感的な気持ちで購入しているからでしょう。 きちんと考えて物を買う人は、買ったことを忘れるなんてことはありません。 考えて考えて、結果必要だったり欲しい物だから買っているわけですからね...。 浪費癖の人は、ポン♪と買ってしまうので、そのまま買ったことを忘れているなんてことも珍しくありません。買ってから封もあけていなかったり1度も使っていないものがわんさかあります。 「買ってから1度も着ていない服がある」これはあるあるだと思いますが、あまりにも沢山ある場合は浪費癖があるサインでしょう。
浪費癖の人は、欲しかったり買わなければいけないものが特になくても買い物に行きます。 ふら〜っとショッピングセンターに行ってみたり、ふら〜っとコンビニに行ってしまうんですよね。 ほぼ無意識なのかもしれません。 元々浪費癖の人というのは物欲が強いですから、別に欲しいと思っていたものじゃなくても「いいな」と思ったものに手を伸ばすとそのまま購入してしまいます。 なので、全然お金を使う必要のないところでお金を使ってしまうのです。 コンビニで見つけた新商品とかね。 ふらっと何となくお店に入ってお金を使ってしまうのは、浪費癖のある人あるあるです。
浪費癖の人は、流行のものが好きです。 流行っているものや人気なものには、ついつい手を伸ばしてしまいます。 「全国1位!」とか「@コスメ1位!」とか、「流行ってるんだ〜」と思うと試したいという衝動にかられてしまいます。なので使い切っていないリップとかがゴロゴロころがっていたりするんですよね。 男性でも「流行を取り入れないとダサい」とか思って、流行りのファッションを取り入れるためにZOZOTOWNをチェックしまくっていたりします。 浪費癖のない人は、そういった情報を参考にすることはあっても「自分に合うもの」「自分が本当に欲しいと心から思ったもの」を買います。
浪費癖の人は「割引」「お得」「限定」の言葉に弱いという特徴もあります。 「割引」「お得」という言葉を聞くと「安く買えるなんてラッキー買っとかなきゃ!」なんて安易に手にとってしまうのです。 浪費癖のある人は、これを「節約」と言います。 浪費癖のない人は、これを「安物買いの銭失い」と言います。 それから「限定」という言葉も浪費癖の人を「買っとかなくては!」という衝動に走らせます。 考える前に購入してしまう原因の一つです。
浪費癖の人ってとにかく持ち物が多い...! それだけ沢山の物を買っているのですから、物で溢れてしまうのは当然のこと...。 そしてお金をしっかり管理できない人は、整理整頓ができない人が多いです。 きちんと整理することができないからこそ、「必要なもの」「不必要なもの」をしっかり判断してお金を使うことができないのでしょう...。 だらしない人って何事においてもだらしないことが多いです...。
そして浪費癖の人は、外食が好きという特徴もあります。 最近ではウーバーイーツなど自宅に美味しいお料理を運んでくれる便利なサービスが沢山ありますが、そういったサービスもよく使います。手数料とか全然気にしてないんですよね。バカ高いのに...。 たまに美味しいものを食べるなら罰は当たりません。 しかし、「作るのが面倒くさい」とかそういった惰性で外食ばかりしてしまうのが浪費癖の人の特徴です。 一人でもふらふら〜っと焼き肉行ったりすることも普通です。
浪費癖の人は、人付き合いで飲み会に出かけたりする回数が半端なく多かったりもします。 人付き合いにかかるお金は「必要経費」と捉えているのです。 新年会や忘年会といった「たまには参加するのも大切だよね」という飲み会も勿論社会人ならあるでしょう。しかし、なんとなく「今日飲み行くかー!!」みたいなノリに毎回のってしまうと、とんでもなくお金がかかりますよね。 それに、無駄だなと思うお付き合いもあるはずです。 相手が部下だと見栄をはって余裕もないのに奢ってあげちゃったりね...。 そういった時間もお金も無駄になるような人付き合いにもお金を使ってしまうのが、浪費家の人です。
浪費癖の人は趣味が多かったりもします。 人付き合いと同じように、趣味に使うお金は「必要経費」ととらえています。 そのため、趣味に関するもので欲しいと思ったらバンバン買います。 好きなアーティストのグッズは全部揃えたくなるし、ライブは全公演行きたくなっちゃう。 多趣味だともう大変ですよ。全部にお金をかけてしまいますからね。 悪いことではないですが、いくら趣味が生きがいとはいえ考えてお金は使わなければいけません。
浪費家の癖は「月額○百円」を安い!と感じます。 なので、わけのわからないサブディスクリプションにわんさか加入していることも珍しくありません。 動画視聴サービスとか、漫画読み放題!とか、ついつい入っちゃう。 月額は安くても年単位で考えると、サブディスクリプションだけで何万も消費していますからね。 しかし、浪費癖の人って目の前の数字しか見ません。 だからスマホゲームにもバカスカ課金してしまったりするのです。
浪費癖の人は、手元にお金がないとき「カード」を使えば良いやって思ってしまう傾向があります。 カードって本当に恐ろしいですよね。 「分割払い」とか、「キャシング」とか、普通ならちょっとためらってしまいます。 しかし、浪費家の人ってローンをくんだりキャッシングをすることに抵抗がないのです。 「今はないけど、来月引き落としなら給料入るし」みたいな安易な考えなんです。 結局リボ払いローンやキャッシングの返済に追われて自転車操業になってしまうなんてことも珍しくありません。
浪費癖の人はATMでバカスカお金を引き落とします。 毎月いくら使うって決めていないので、「お財布からお金がなくなったら下ろせばいい」と思っているのです。 なくなるたびに1万円ずつちょこちょこ下ろしている...なんて人!危険ですよ! そもそもATMで下ろしたときの手数料を考えると、下ろせば下ろすだけお金を無駄にしています。 自分がいくら使ったかもわからなくなってしまう原因の一つです。 いくら使ったのか把握できていないから考えることなくどんどんお金を使ってしまうのでしょう。
浪費癖になる原因として「お金に無頓着」ということがあげられます。 「ありえない!」って思う人も多いかもしれませんが、浪費家の人ってお金に興味がなくて「自分が手取りでいくら貰っているのか」「自分の口座にいくらお金が入っているのか」といったことを把握していないということが多いです。 なので、もちろん「いくらお金を使ったか」ということも把握できないし、しようとも思いません。 だからお金の管理ができず、思いのままに欲しいものを買ってしまったりするのです。 お金に無頓着って怖いですよね。 1ヶ月1億ぐらい稼いでいるなら気にならなくなっちゃうのも分からなくはないですが...
浪費癖の人はプライドが高かったりもします。 「お金を持っている」と思われたいのです。 なので、他人の前で「これ高くない...?」とか絶対口にしませんし、かっこつけて「これいいな〜買っちゃお〜(カードでね)」なんて言って買ってしまいます。 本当は分割じゃなきゃきついのに「一括で」と言って後で分割にこっそり変更してたり... 食事のときも、多めに払おうとしたり「奢ってあげるよ」なんて言っちゃいます。 だから余計な出費をどうしてもしてしまうのです。
言わずもがなって感じですが、浪費癖の人は計画性がありません。 普段から計画を立てずに勢いで行動してしまうことが多いはずです。 だからきちんとお金の管理をせずにお金を使って浪費癖がついてしまうのです...。 「今月は○万円貯金して、○円自由に使う」みたいな、簡単な計画すら立てられないんですよね。 「ご利用は計画的に!!!」なんてお金を借りる人に言っても多分無駄です。 計画的に使ってたらお金を借りるなんて事態にならないはずですからね。
自制心がないからこそ浪費癖になるとも言えます。 「欲しい」と思ったその気持ちをぐっと我慢することができずに買ってしまうのは、自制心がないからでしょう。ちょっと「また今度にしよう」と思えれば、お金を使うことを回避できるのにそれができないのです。 ふらっと買い物に出かけてしまうのもそうです。 「お金使いたくないし、今日は我慢して引きこもろう」とかできれば良いんですよね。 どうしても外に出たい自分を抑えられなかったりするからお金を使ってしまうのです。
浪費癖の人はお金を使うことを「ご褒美」だと思っている人が多いです。 例えば、今日頑張ったらコンビニでアイス買って帰ろう〜とか...。 もちろん自分にご褒美を用意するのは決して悪いことではありません。 しかし、浪費癖の人ってご褒美が多いんですよ!!!多すぎる!!! 高い物を買ってしまった後に「でも、今月仕事頑張ったし良いよね♪」なんて正当化してしまうのも浪費癖のある人のよくないところです。
「ご褒美」だと思ってお金を使ったことを正当化させるのと同じように多いのが「時間をお金で買ったのだ」という心理になるパターンです。 外食をすることや、タクシーに乗って移動することなど「もったいない」って思う場面ってありますよね。そこで「やめとこう」「我慢しよう」と思わないのは「時間をお金で買った」と考える節があるからです。 外食をして帰れば、後は寝るだけだからゆっくりする時間が増えるとか...そんな風に考えて無駄使いを正当化してしまうから細かい浪費が止まらないのでしょう。
「買い物依存症」という言葉があるように、ストレスをお金を使うことで発散させる人もいます。 浪費癖の人の中には、「ストレスを発散したい」という気持ちがなくても無意識にお金を使ってスッキリしている人も多いでしょう。 仕事など日々のストレスが原因で浪費癖がついてしまった人もいます。 しかし、ストレスが溜まっている状態というのは判断力が鈍るのです。 衝動的な気持ちを抑えられないことも多く、それが結果的に無駄なものばかりを買ってしまう原因になります。
孤独を感じていて、浪費癖がついてしまう人もいます。 一人暮らしをしていて無償に寂しくなってしまう瞬間があったり、恋人と別れてから心の穴がふさがっていなかったり...孤独を感じる原因は様々です。 そういった寂しさや心の穴をお金を使って物を手に入れることで埋めようとしてしまうのでしょう。 お金を使っている瞬間に心が満たされているのです。 しかし、その満足感は長続きしませんから結局同じことくり返し浪費癖がついてしまいます。
浪費癖を治すには、まず現状を把握することです。 自分にはいくら収入があって、いくら毎月使ってしまっているのか把握しましょう。 家計簿をつけるなんて出来ないよ!って人は、通帳を記帳してみるだけでも良いです。 浪費癖の人って通帳を記帳することを避ける傾向にあります。 いくら通帳に入っていて、いくら使っているのか見るのは怖いんですよね。 しかし、それはただの現実逃避! 記帳してみると、クレジットカードの引き落とし金額の多さだったり、ATMで下ろしている回数の多さにドン引きするはずです。 やばいと思ったらそこから減らしていくようにしましょう。
正直、手っ取り早く浪費癖を直したいのなら「毎月使っても良い金額を決める」これが1番でしょう。 毎月のお給料から計算して、毎月使える金額をきちんと出すのです。 使ってもよい金額の範囲内であれば我慢することはないのですから、気持ちも楽ですよね。 使っても良い金額は一気に下ろして置きましょう。 いちいちATMで下ろしてしまうと結局オーバーしてしまいますからね。 その中から1日3000円までなら使えるなとか、細かく計算して計画的に使えるともっと良いです。
浪費癖の人って、ばんばんお金を下ろしてしまいますから口座は分けたほうが良いです。 生活費が引き落とされる用...など細かく分けると管理も大変なので、とりあえず「使っても良い金額のみを入れておく口座」と、「貯金用にとっておく口座」の2つだけでも良いでしょう。 貯金用の口座にはキャッシュカードを作らないこと!これ大事です。 カードがあると簡単におろせちゃいますからね。 できれば定期預金にしてお給料が入るのと同時に貯金額を引き落とすように設定しましょう。 これで、後は使っても良い口座内でやりくりをすれば良いのですから楽勝!!
キャッシュレスの時代ではありますが、浪費癖を直したいのならクレジットカードは封印しましょう。 クレジットカードがあると、「カードで払えばいいや」って思っちゃいます。 浪費癖があるということは、それだけ自制心がないということです。 しっかり考えて使える人しかカードは持っちゃダメ! 使ったお金をきちんと把握するためにも、浪費癖のある人は現金で生活しましょう。 お金がお財布に入っていないなら買わない!それだけのことです。
浪費癖の人って、家でじっとできない人が多いんですよね。 何か用がなくてもふらっと出かけてお金を使ってしまうことがよくあります。 「休みの日=出かけなくては勿体ない」と思っているのかもしれませんが、そんなことはありません。 お家でのんびり過ごすのも良き休日です。 家から出ずにお金を使わない日を作ってみましょう!!!! 映画を見たり、本を読んだり、掃除をしたり...お金を使わなくても楽しく過ごせますよ。
寝る前などにスマホでネットサーフィンしちゃう人って多いですよね。 しかし、そこで良い商品を見つけてしまうと物欲にかられます。 スマホのボタン一つでお買い物が出来てしまう時代ですからね。 とっても危険な誘惑なんです。 インフルエンサーの商品紹介もそうなのですが、インターネットの広告で目に入ったものとかって気になっちゃうんですよね。。 寝るまでネットサーフィンなんて方は、その手に持つスマホを本に買えてみましょう。 スマホのブルーライトをギンギンに浴びるより、読書をしていると眠くなりやすいです。 それに誘惑がない..!! お金を使ってしまうきっかけはとことん排除していきましょう。
計画性がなかったり、いまいち現実と向き合えない浪費癖の人は、思い切ってファイナンシャルプランナーの方に相談してみるのも良いでしょう。 お給料や支出を見て、改善点などを詳しく教えてくれます。 どこをどう削って行けば良いのかということも、具体的に教えてくれるのでオススメです。 そもそも何が無駄なのかわからない!という人も多いですからね。 第三者にバシっと言われれば意識も変わるのではないでしょうか。
お金を使うことでストレスを発散しているよという人は、お金のかからないストレス発散方法を見つけましょう!!!! 恐らく知らないだけで、沢山ありますよ。 例えば、友人を家に呼んで美味しいものを食べながら思いっきりおしゃべりをする!とかね。 食べ物や飲み物を持ち寄れば、コストはそんなにかかりません。 何より人と話すことでストレス発散になりますし、幸福度数があがります。 お金を使うことだけがすべてじゃないので、視野を広げてみましょう。
人生に不満があって、もやもやしているからお金を使ってスッキリしている! そういった自覚のある人は、その根本的な問題を解決することが大切です。 例えば会社でのストレスが原因なのであれば、転職をして根本的解決をすれば嘘みたいに浪費癖がなおるなんてこともあります。 なので、浪費癖の人は自分とよく向き合ってみましょう。 なぜお金を使ってしまうのか、考えたことはありますか?? 意外とわけもわからず使ってしまう人が多いので、今一度しっかり考えてみてください。
浪費癖があると困ってしまいますよね...! 一度浪費癖がついてしまうと、治すのは中々大変です。 しかし「改善しよう」という気持ちがあるのなら大丈夫! 「お金を使わないようにしよう」と意識するのはストレスになってしまいます。 大切なことは「気持ちのよいお金の使い方をすること」です。 お財布のヒモを固く締めておくだけでは、人生も楽しくなくなってしまいます。 「本当に必要なものにお金を使う」これを意識してみることからはじめましょう。 「買わなきゃ良かった」「お金の無駄だ」こう思ってしまうのが1番もったいないです。 しっかり考えて後悔をしないお金の使い方をしましょう。