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「大義名分」の意味と使い方、読み方、類語、「大義」との違いについて解説

「大義名分(たいぎめいぶん)」とは、元は儒教に由来する考え方で「人として、また一国の市民として守らなくてはならない義務」を指します。現在では「行動の基準となる道理。行動を起こす際の根拠」という意味で広く使います。「大義名分が立つ」などといいます。

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「大義名分」の読み方と意味

「大義名分」の読み方は「たいぎめいぶん」

「大義名分」は<たいぎめいぶん>と読みます。 「名分」を「名文」や「明文」と書いてしまわないように注意しましょう。

「大義名分」の意味は「」

「大義名分」の意味は、 1.人として、また臣民として守るべき節義と分限 2.行動の理由づけとなるはっきりした根拠 です。 「大義」は「重要な意義。人のふみ行うべき重大な道義。特に、主君や国に対してなすべき道」を意味します。 「名分」は「道徳上、身分に伴って必ず守るべき本分。君に対する臣としての本分など」を意味します。 人として守るべき事柄・何か行動をするにあたっての根拠ややましくない口実を表します。

「大義名分」の語源

「大義名分」とは儒教に由来する考え方です。 儒教というのは、中国の立派な人物:孔子によるものの教えで、日本や中国などとアジアに大きな影響を与えました。 本来「大義名分」は「人として、また臣民として守るべき節義と分限」という意味で使われていましたが、そこから転じて「行動を起こすときに、その正当性を主張するための根拠」を表すようになりました。

「大義名分」の使い方と例文

「大義名分」には上記で説明したように、2つの意味があります。 主に、「大義名分」は「行動の理由づけとなるはっきりとした根拠」という意味で使うことが多いです。 例えば、何か歴史系の漫画が欲しい場合。親に頼みますが、拒否されてしまいます。 そこで何としてでも買ってもらおうと思い、『あの漫画を読むと勉強になる!』と、漫画を買ってもらうのはちゃんとした理由があってのことだとはっきりさせる根拠を作ります。これを「大義名分」と言います。 「大義名分」は決してマイナスな意味で使っているわけではありませんが、「本当は違う目的があるけれど、表向きはもっともらしい理由を作っている」という意味合いに聞こえるため、ずるいイメージを伴ってしまいがちです。 言い回しとしては、 ・大義名分が立つ ・大義名分を得る ・大義名分がある ・大義名分を立てる ・大義名分のもと ・大義名分を果たす ・大義名分を振りかざす ・大義名分に掲げ などとなります。 「大義名分」だと少々堅い表現のため、行動を起こすための「根拠」「基準」「口実」と言い換えた方がわかりやすいです。

例文 ・身体を休めるためという大義名分を立て、有給休暇を取得する。 ・語学留学という大義名分のもと、海外に行く。 ・仲を深めるためと大義名分のもとに、毎日遊び呆けていたが、結局ダメになった。 ・ブログに載せるためという大義名分を立てて、食べ物を食べまくっている。 ・『誰かの命令で働くなんて私らしくない!』って言っているけれど大義名分で、結局働きたくないんだよね。 ・病気持ちの家族に代わって、家の手伝いをしなくてはいけないという大義名分を立て退職する。 ・大義名分ばっかりを言っているのだったら、まず行動してみることが必要だと思うよ。 ・君が掲げる大義名分は全てが綺麗事過ぎて、ものすごく苛立ってしまうよ。 ・彼は大義名分を掲げてみたものの、相手に上手く伝わらなかったようだ。

「大義名分」の類語

錦の御旗<にしきのみはた> (意味:他に対しての自己の行為・主張などを権威づけるためのもの) 「作業の効率化を図るためということを錦の御旗に掲げる」 名分 (意味:道徳上、身分に伴って必ず守るべき本分) 「物事を促進させるための名分には欠けている」 よりどころ (意味:もとづくところ。根拠) 「その話は何のよりどころもない」 免罪符<めんざいふ> (意味:広く罪責を免れるためのもの) 「彼の一言を免罪符とする」 口実 (意味:言い逃れや言いがかりの材料) 「遊んであげることを口実に、一緒に行ってもらうことにした」 (意味:防ぎまもる手段。また主張などのよりどころとするもの) 「法律を盾にして、許可しないことにした」 建前<たてまえ> (意味:表向きの方針) 「本音は言わないが、建前として言っておく」

「大義名分」と「大義」の違い

「大義」の意味は、 ・重要な意義。大切な意味 ・人のふみ行うべき重大な道義。特に、主君や国に対してなすべき道 です。 「大義」は「人としてふみ行うべき最も大切な道義。国家や君主に対しての国民のとるべき道」 「大義名分」は「行動の理由づけとなるはっきりした根拠」 「大義」と「大義名分」では意味が全く異なります。 「大義名分」にも「大義」と同様に「人として、また臣民として守るべき節義と分限」という意味がありますが、こちらの意味で使うことは少ないです。 また、「たいぎ」と読むものに「大」という言葉があり、非常に間違えやすいので注意してください。 「大儀」は「めんどうくさいこと。骨の折れること。くたびれてだるくなること」を意味します。

「大義名分論」とは

「大義名分論」は朱子学が重んじた理念の一つで、「主従関係において、臣下の分を尽くすべきことを主張する思想」です。 上下関係の秩序を重んじて、君臣や父子の身分秩序を改めようと、正しい人間関係を説く考えを表します。 江戸時代の封建支配の思想のことを「大義名分論」と言います。封建的主従関係の倫理とされて、幕末には尊王攘夷運動にも利用されました。 他にも、水戸藩の「大義名分論」があります。水戸藩の藩主は常日頃から江戸に住んでいたので、他の藩と比べて将軍擁護の考えが強かったとされています。 本来は、上下の秩序や礼節を重んじていた思想だったにも関わらず、いつのまにか「大義名分論」は天皇に対しての忠誠を強める思想へと変化しました。

「大義名分」の英語

「臣民としての本分」という意味の「大義名分」の英語は「duty」です。 「duty」は「義務、責務」を意味します。 「人の行動する上での立派な理由」という意味の「大義名分」の英語は、 「good reason」「higher principle」などです。

まとめ

「大義名分」について理解できたでしょうか? ✔︎「大義名分」は「たいぎめいぶん」と読む ✔︎「大義名分」は「人として守るべき事柄。何か行動をするにあたっての根拠ややましくない口実」を意味 ✔︎「大義名分を立てる」「大義名分のもと」といったように使う ✔︎「大義名分」の類語には、「錦の御旗」「よりどころ」「口実」などがある

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