「バチクソ」とは「とても」を意味する中国地方の方言です。「バチ」または「クソ」だけでも同じ意味で使えます。「バチクソ」の「バチ」の語源は明らかになっていません。
「ばちくそ」の意味は「とても」「非常に」「すごく」となります。 状態や程度を強調する言葉です。 ちなみに「ばち」「くそ」だけでも状態や程度を強調する言葉として使われています。 元NMB48の須藤凜々花さんが「バチクソ炎上」という言葉を使い、この表現を知った方も多いようです。
「ばちくそ」は中国地方の言葉になります。 広島弁として紹介されることもあります。 「ばち」は「ぶち」「ぶり」「ばり」とも言われることがあり、1番オーソドックスなのは「ぶち」です。 「ぶち」の意味は「すごい」、「ぶり」の意味は「もっとすごい」、そして「ばり」は「ものすっごく」という意味になり、三段活用のようです。 「ぶちくそ」などとも使われます。 中国地方の方言の由来とされていますが、「ばち」の語源は分かっていません。
「ばちくそ」は標準語で言う「とても」「すごい」の意味になります。 そのため「とてもおいしい」を言うのであれば「ばちくそおいしい」となります。 他にも
などと使います。 由来は中国地方となっていますが、最近では全国的に使われています。 ちなみに「ばちぼこ」と使われることもあります。 これはお笑い芸人三四郎さんが使っている
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「ばちくそ」の標準語は「とても」「すごく」です。 より強調するのであれば「とっても」「ものすごく」「かなり」となります。
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若者言葉で言えば「超」「めちゃくちゃ」「すっげぇ」などがありますね。 また昨今では「どちゃくそ」「ドがつくほど」「オニ」「ウルトラ」がよく使われています。 特に使い分けはされていません。
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地方ごとの「ばちくそ」の類語を紹介していきます。 北海道は「なまら」と使います。 「なまら嬉しい」「なまら好き」などと使います。 北海道=なまらのイメージが強い人も多いかと思いますが、実際にはあまり聞くことはないようです。 他にも東北弁であれば
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江戸弁は「べらぼう」を使います。 ただ「べらぼう」は相手を罵るときにも使うため注意しましょう。 「ばか」「ばかげている」といった意味で「とんだべらぼう野郎だ」「べらぼうな話」などと使われています。 江戸弁を使う人は少なくなっていますが、下町出身の年配の方などは使うことがあります。 さらに他の関東地方
などがあります。 ただ、県民全員が使っているわけではありません。 筆者は埼玉県出身ですが「いら」は聞いたこともないです…。
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中部地方の「ばちくそ」の類語を紹介していきます。 「でら」は愛知県で使われています。 これは知っている方も多いのではないでしょうか? 「でら」は「でぇーりゃー」とオーバーに発音されることもあります。 他にも
などがあります。
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関西地方の「ばちくそ」の類語を紹介していきます。 「めっちゃ」は関西出身の芸人さんがよく使っているのを聞きますよね。 大阪の人が多く使っているようです。 他にも
などがあります。 「えらい」や「むっちゃ」もテレビで聞くことありますよね。
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中国地方の「ばちくそ」の類語を紹介していきます。 よく使われているのが「ぶち」です。 「ぶち」の由来は「打つ(ぶつ)」から来ています。 広島県をはじめ、山口県でも使われています。 他にも
などがあります。
四国地方の「ばちくそ」の類語を紹介します。 「ごっつい」も聞き馴染みありますよね。これは徳島県で使われています。 実は大阪でも「ごっつ」「ものごっつい」を使うことがあり、大阪出身の芸人さんが使うことがありますよね。 他にも
などがあります。
九州地方の「ばちくそ」の類語を紹介していきます。 「ばり」はよく聞きますよね。これは福岡県で使われています。 ラーメンの麺の「バリカタ」は「とても硬い」ということです。 実は「ばり」は古くからある言葉ではなく、80年代くらいから使われているようです。 沖縄では「でぇじ」と使います。 他にも
「とても」を意味する主な英語表現には、
があります。 この中で「超」「かなり」というニュアンスで若者が使うのは「so」です。
It's so fire!
バチクソかっけえ!
「ばちくそ」