「今しばらく」と「少々」という言葉は、「今しばらくお待ち下さい」や、「少々お持ちください」など、日常会話でも使用する言葉だと思いますが「今しばらく」と「少々」の違いをご存知でしょうか?今回は、「今しばらく」と「少々」の意味を使い方、違いについて解説します。ぜひ参考にしてください。
「少々」は「今しばらく」と似ていますが、時間の間隔に違いがあります。 「今しばらく」は、「すぐではないけれど、さほど時間がかからないさま」という意味があり、やや短い期間相手を待たせる場合や、少しのあいだ時間がほしい場合に用いる言葉です。 一方、「少々」は、「程度がわずかなこと」という意味のある言葉で、時間で表現すると、ほんのしばらくの間、主に数秒間から数分間の間になります。 したがって、「少々」の方が「今しばらく」よりも、相手を待たす時間が短いイメージとして使用される言葉で、「今しばらく」の場合は、”相手が少し待たされていると感じる時間や期間”を含んでいるということになります。
「今しばらく」は「今」という言葉と「しばらく」という言葉を組み合わせた言葉です。 「しばらく」は、「すぐではないけれど、さほど時間がかからないさま」という意味合のある言葉です。 「しばらく」に「今」をつけて「今しばらく」とすることで、さらにやや短い期間相手を待たせる場合や、少しのあいだ時間がほしい場合に用いる言葉となります。 したがって、時間がかかってしまいそうな場合には使用することを避けるべき言葉です。 だいたい一週間くらいが目安といえるでしょう。 例えば、「現在サイトをリニューアル中です。今しばらくお待ちください」「ダウンロード中です、今しばらくお待ちください」といったように使われますよね。 「今しばらく」は「もう少し」と同じ意味ですが、「今しばらく」は丁寧な言い方なので、目上の人に対して使うことができます。 ただ、「今しばらく」を使用するときは、相手に待機や保留を求める状況のことがほとんどです。 今しばらくお待ちください 今しばらくお待ちいただけますか 今しばらくお待ちいただけると幸いです 今しばらくお待ちいただいてもよろしいでしょうか というような言い回しで使用します。 また、それにより相手に迷惑をかけている可能性があるので、「今しばらく」を用いる際は「申し訳ありませんが、今しばらくお待ちください」などとお詫びの言葉を付けるようすると印象がいいです。
「少々」は「すくないさま」「わずかなこと」「少し」を意味します。 「少々不満があります」「塩を少々、胡椒を少々」などと使いますよね。 「少々」は主に、ほんのしばらくの間、主に数秒間から数分間の間、相手に時間を求めるときに使用します。主に2分間〜3分間、長くても5分間をイメージする感じです。ですので、極端に長く待たせてしまう場合には「少々」は使用しません。 例えば、相手をほんの少しお待たせするという場合に「少々お待ち下さい」というように使用します。 「少々」は、会話や接客用語など、「少々」は幅広く使われている言葉です。