「ご確認」という言葉をご存知でしょうか。「ご確認お願いいたします」など普段からもよく使用する言葉なのではないでしょうか。今回は、「ご確認」という言葉の正しい意味や使い方を例文つきで紹介します。また、類語である「ご査収」との違いや英語表現も紹介しますので参考にしてください。
「ご確認」の読み方は「ごかくにん」です。 「ご確認」は、「確認」という言葉に尊敬を表す接頭語の「ご」がついた言葉です。 「確」は音読みで「かく」と読み、訓読みで「たしか・たしかめる」と読みます。 「確」は「たしか・まちがいない・たしかめる」という意味があります。 「認」は音読みで「にん」と読み、訓読みで「みとめる」と読みます。 「認」は「みとめる・ゆるす・みきわめる」という意味があります。
「ご確認」は、「確認」という言葉に丁寧の「ご」をつけた言葉です。 「確認」は、「確かにそうだと認めること」「また、はっきり確かめること」を意味します。 「確認」に、「ご」をつけることで「相手がそうだと認めること・たしかめること」という意味合いをもつようになり、目上の人やビジネスシーンで使用できるようになります。
「ご確認」は、丁寧語です。 上司や取引先など目上の人に使用する「ご確認ください」は、尊敬を表す接頭語「ご」+「確認」+丁寧語「ください」で成り立っています。 「たしかめてください」「認めてください」というような意味合いで使用されます。 「ご確認」の主な使い方を例文でつきで紹介しますので参考にしてください。
「ご確認」の基本的な使い方は「ご確認ください」です。 「ご~する」という表現は謙譲語の形で、「ご」を使用した語尾は「ください」となります。 よって、「ご確認してください」とう表現は誤用になりますので注意しましょう。 「ご確認ください」は、「確認してほしい」ということを丁寧に伝えることができる言い回しです。
などと表現すると、より丁寧になります。
「ご確認お願いします」は、「ご確認」の丁寧な表現です。 「ご確認お願いします」は、「確認」という言葉と「願う」という言葉から成り立っています。 つまり「ご確認お願いします」は、「ご確認」という言葉に、丁寧語の「お」をつけた「願う」という言葉をつけ、更に「する」の丁寧語である「します」をつけた丁寧な表現ということになります。
目上の相手には「ご確認お願いいたします」という言い回しを使用します。 目上の人に「確認してください」とお願いをする場合は、相手に対する「尊敬」や「謙譲」を言い方をする必要があるので丁寧語である「ご確認お願いします」よりも、謙譲語である「ご確認お願いいたします」を使用するべきだということがわかります。 しかし、同じ社内の人間には「ご確認お願いします」という表現をすることが一般的になってきました。 相手との関係性によっては、目上の人であっても「ご確認お願いします」を使用することができます。
「ご確認のほど~」は「確認してくれるよう~」という意味で使用される言い回しです。 「ほど~」は、限定を避ける表現方法で「~してもらえるよう」というような意味合いのある言葉です。 「してもらえるよう」という表現方法は、「~してください」と強制的なニュアンスで伝えるよりも柔らかい印象でお願いをすることができます。 「ご確認のほど~お願い申し上げます」というような使い方をします。
「ご確認のうえ、○○してください」は「確認した後に○○をしてください」という意味です。 確認後に何かアクションを要望するときに、「ご確認ください」とするのではなく「ご確認のうえ」という言い回しをします。 例えば、確認した後に連絡してほしいという場合は、「ご確認のうえ、ご連絡くださいますようお願いいたします」というように言い表します。
▶「ご確認」・・・「相手が確かにそうだと認めること・たしかめること」 ▶「ご査収」・・・「よく調べたうえで受け取ること」
「ご査収」は「ごさしゅう」と読みます。 「査収」は「よく調べたうえで受け取ること」を意味しています。 「ご査収ください」は相手に何か渡す際に使いますが、ただ受け取るのではなく、中身や内容の確認をしたうえで受け取ってくださいということを伝えたい場合に使います。 「ご確認」は、様々な場面で使用することができる言葉です。 「メールを送らせていただいたのでご確認お願いたします」というように使うことができますが、この場合は調べるものがないので「ご査収してください」と使うことはできません。
○「ご査収」を用いた例文
「確認」の英語は「check」「confirm」などになります。 「ご確認ください」は「Please check this」となります。 「confirm」の方が「check」よりも堅い表現で、「確定する」という意味合いがあります。 「確認」の英語表現は他にもたくさんあります。「確認」の英語表現は下記の記事でまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
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「ご確認」という言葉について理解していただけましたでしょうか? ✓「ご確認」は「ごかくにん」と読む ✓「ご確認」は「相手が確かにそうだと認めること・たしかめること」 ✓「ご確認」の基本的な使い方は「ご確認ください」 ✓「ご確認のほど~」「ご確認の上などの言い回しがある