自分は何がしたいのか、どうなりたいのか、自分の気持ちがわからずに悩んでいる人はいませんか?本記事では自分の気持ちがわからない心理・原因、自分の気持ちがわからない時の対処法、自分の気持がわからなくならないための対処法についてご紹介していきます。
自分の気持がわからなくなってしまう時ってありませんか? 人生の分岐点に立っている時はその選択で今後が決まってしまうという重圧からいろんなことを考え、自分の気持を見失ってしまいがちです。 他にも仕事がうまくいかない時、失恋した時、裏切られた時、楽しいことが見つからない時… または、卒業や転職・退職、友人の結婚、などなど…自分の気持ちが分からなくなるときってありますよね。 では「自分は本当はどうしたいのか」「何がしたいのか」がわからなくなってしまった時、どうやって自分の気持を思い出したらいいのでしょうか? 本記事では自分の気持ちがわからない心理・原因、自分の気持ちがわからない時の対処法、自分の気持がわからなくならないための対処法についてご紹介していきます。
自分の気持ちが分からなくなってしまう心理のひとつに、自己肯定感が低いというのがあります。 自己肯定感とは「自分自身を認めることができる気持ち」のことです。 自分を認められないでいると、自分にどんどん自信がなくなり何をやっていても満足できなくなってしまいます。 その結果「自分には何が出来るんだろう」「自分に価値はあるのだろうか」と、自分を見失ってしまいます。そういうことが続くと「自分の気持ちがわからない」と思うようになってしまいます。
自分の悪いところばかりに目がいってしまい、長所を見失ってしまっている人は多くいます。 そういった人たちも自分の気持ちがわからなくなってしまうでしょう。 外見、性格、能力、人間関係など、どれか一つでも自分の長所だと言えるところがあると、自己肯定感も高くなります。 しかし、全く自分の長所が分からなくなってしまうと自分の存在価値を見出だせなくなってしまいます。 「自分の気持ちがわからない」と思う人の多くは、自分の良いところが見当たらなくなってしまっているでしょう。
プライドが高い人も、自我が強そうに見えますが自分の気持ちがわからなくなりやすいです。 というのも、プライドが高いと失敗した自分や何かにおいて出来ない自分を受け入れられなくなってしまいます。そして失敗した自分や出来ない自分を隠したり誤魔化すために、見栄を張ったり話を盛ったりしてしまいます。 それを周りが信じて高く評価してくれることが一時的には気持ちがいいかもしれませんが、段々とその作り上げた自分像と本来の自分のギャップに苦しむようになります。 しかし、そんなことには気付かず周りからは「すごい」と思われ「出来る人」として接されるわけです。そのうちに「自分が何をしたいのか」「どうありたいのか」よりも、周囲から見て「評価される人間でいなければ」と思うようになり、自分の気持がわからなくなってしまいます。 表向きの自分と、本来の姿の差が付きすぎると自分の気持ちを見失ってしまいがちです。
完璧主義な人も自分の気持ちがわからなくなることがあるでしょう。 仕事もプライベートも、何においても完璧じゃないと気が済みません。 そのため、「自分がどうありたいか」よりも、「完璧な状態の自分」を求めてしまいます。 その結果、本当の自分の気持ちというものが分からなくなってしまいます。 何か不得意なところも個性だったり、チャームポイントになります。 しかし、それらを全て「完璧にできないなんて自分じゃない」と思ってしまうため、いつまで経っても自分自身を受け入れられず、自分の気持を見失い続けてしまいます。
失敗を恐れている人も自分の気持ちがわからなくなってしまいます。 人間、誰でも失敗をすることはあります。 何かに挑戦する時もそうですし、日々こなしている仕事をしていても失敗をしてしまうことってありますよね。人間関係において失敗をしてしまうこともあります。 しかし、こういった失敗を恐れて自分のやりたいことをやらないままでいたり、目標を持たずに生きていくと自分の気持ちを見失ってしまいます。 「結局、自分はどうなっていきたいんだろう…」 「この先もずっと何も変わらないままなのだろうか…」 と、挑戦出来ない自分に嫌気がさして自分の気持ちがわからなくなってしまいます。
生きているうえで、何をしていても楽しくないと自分の気持ちがわからなくなるでしょう。 やっぱり、楽しみがなくつまらないと、「自分なにしているんだろう…」と生きている意味さえ分からなくなってしまうでしょう。 生きている意味が分からないということは、自分の気持ちがわからないのと同じですよね。 何をしていけばいいのか、何を頑張ればいいのか分からなくなってしまいます。 楽しいことがないと働く意味もわからなくなります。 「楽しい」とか「嬉しい」とか、そういった感情で自分の気持ちを理解することって大きいですよね。
人に頼ったり依存してばかりの人も自分の気持ちがわからなくなるでしょう。 意思決定をする時も自分ではせず、家族や恋人、親しい友人などに頼ってばかりだと、自分の気持ちがわからなくなります。 例えば社会人になり、職場で選択を迫られた時に「自分では何も決められない」「何も分からない」ということに気付き、自分の気持ちとは何なのか…と感じてしまうでしょう。 日頃から、自分で選択や判断をしていないと自分の気持ちを見失ってしまいます。
幼少期などから、親が過保護だったり過干渉だったりした人も自分の気持ちがわからなくなることがあります。 というのも何でも親が決めてきたり、自分で判断や解決をしようとしても親が干渉して介入してきたりすることで、自己判断・自己解決が出来ない人に育ってしまいます。 今までなんでも親が決めてきたので、いざ決断を迫られたときに「ちょっと両親と相談します」「自分では決められない」と、自分の気持ちがわからなくなり、決断できなくなってしまいます。 そして、社会人になったり独り立ちをした時に、周りはみんな自分の意志で物事を判断したり問題解決を行っているのをみて、あまりの自分の意志の無さに絶望してしまうことがあります。
感情がコントロールできず混乱してしまうと自分の気持がわからなくなります。 特に怒りや悲しみといった負の感情をコントロールできなくなると、思ってもいないことを口走ってしまったりします。 例えば、恋人と喧嘩をした時に怒りや悲しみが頂点に達し、その感情に任せて本当は思っていないのに「ウザい」「もう別れよう」と勢いで言ってしまったりします。 負の感情は自分の本当の気持ちをわからなくさせてしまうのです。
時間に追われている人も自分が分からなくなってしまいます。 そもそも仕事などで時間がない生活をしていると、自分のための時間が作れなくなってくるんですよね。 自分の趣味の時間を持てなかったり、リラックスできる時間がなくなると心に余裕がなくなり、自分の気持と向き合う時間もありません。 忙しすぎて流れに身を任せることしかできず、自分の気持が埋もれてしまい、わからなくなってしまうのです。
また、周りに理解者がいないのも自分の気持ちがわからなくなる原因となります。 自分にとっては正しいと思うことでも、周りから理解されずに否定や批判されてばかりだと自分の気持ちに蓋をしてしまいますよね。 全員が全員同じ考えなわけではありません。その中にはもちろん少数派もいます。 好みにせよ、生き方にせよ、自分のことを認めてくれる人が近くにいないと、自分の気持に自信がなくなってしてしまいます。 「自分は自分だ!」と思えればいいのですが、誰からも理解されないと自分の気持ちがわからなくなってしまうでしょう。
自分の気持ちがわからなくなった時は、まず心身ともにリラックスできる時間を作りましょう。 休むことはとても大事です。心も体も疲れている時は、良い思考ができなくなります。 日頃のストレスや疲労を解消出来るのであれば、方法は何でもいいです。 例えば ・アロマを焚く ・好きな香りの入浴剤を入れる ・好きなアーティストのライブDVDを観る ・天気の良い日に散歩をする ・お気に入りのカフェで本を読む ・ひたすらゴロゴロする などなど…たくさんありますね。 今までやってみたことのないことをやってみるのもいいかもしれません。 新しく、自分がリラックス出来ることと出会えるかもしれません。
心身ともに疲れが取れてきたら、自分の過去を振り返ってみましょう。 振り返る時は、なるべく好きだったことや集中できたことを思い返してみましょう。 例えば、 ・子供の頃どういうアニメが好きだったか ・外遊びが好きだったか、ゲームが好きだったか ・どの先生が好きだったか ・部活は楽しかったか ・何色のものをよく持っていたか ・どの教科が好きだったか などなど、自分が何に興味を持って何を楽しんでいたのか思い返してみましょう。 アニメに夢中になっていたのであれば、それを今また見てみるのもいいでしょう。 ドラゴンボールやセーラームーンなどは、大人になってからも楽しめますよね。 そしてなぜがそれが好きなのかを考えてみてください。 絵そのものが好きなのか、色合いが好きなのか、ストーリーが好きなのか、などなど。 過去を振り返って、これまで好きだったものを考察してみましょう。
それから、自分の気持ちがわからなくなってしまった原因をしっかりと探すことも大事です。 上記を試して自分のことが分かってきても、原因が分からないままだとまた繰り返してしまうかもしれません。その時に、同じことを試して克服出来るかもわからないですよね。 そのため、心身ともに少し元気を取り戻してきたら原因を突き止めましょう。 その時に感じていたストレスや自分の言動を振り返ってみましょう。 紙に書き出してみたり、その時の自分の様子を周りの人に聞いてみるのもいいかもしれません。 そして原因が分かったら、それを改善できるようにしましょう。 ストレスだったのであれば、日頃からストレス解消をする時間を設けましょう。 親の過干渉など過去に原因がある場合は、「過去は過去」「自分は自分」と、他人の目や評価を気にしすぎないようにするといいでしょう。
今やっていることがあまりに自分に合っていないのかもしれません。 本当はやりたいことがあるのに、それとは全く違うこと、自分に合っていないことを続けると、フラストレーションが溜まります。 そして自分のモチベーションを下げてしまったり、一向にステップアップ出来なかったりします。 これは夢や仕事だけでなく、人間関係もそうです。 思い切って、合っていないことや人から距離をおいてみましょう。 とても勇気がいることかもしれませんが、自分の気持ちをちゃんと理解するためには必要です。 実は新しいことにチャレンジするよりも、今までしてきたことを辞めたり諦めたりする方がよっぽど勇気がいるんですよね。最初は苦しいかもしれませんが、本当は自分でも分かっているはずです。
なかなか行動出来ずにいた人は、とにかく行動をしてみましょう。 最初の動き出しは大変かもしれませんが、行動してみちゃうと意外と「こんなもんか」と思えるものです。 そして行動してみて初めて気づくこともたくさんあります。 「自分ってこういうこと得意なんだ」「こういうの好きなんだ」「これ系は苦手だな」と自分の得手不得手や好き嫌いがわかれば、自分の気持ちもわかってきます。 じっと考えてばかりでは、頭でっかちになってしまうだけです。
自分の気持ちを理解しようとしても、わからない時ってわからないです。 それでもどうにか理解しようと躍起になると、疲れてしまいます。 空回って、より自分の気持ちがわからなくなってしまうこともあります。 そのため、自分の気持ちがわからないことに焦らず、わかるまで待ちましょう。 その間は健康になるために生活習慣に気を使ってみたり、無駄なお金を使わずに貯金をしてみたり、自分磨きをして待ちましょう。 そうすれば自分の気持ちが分かった時に、すぐに行動出来ます。 健康や貯金はどんな自分であっても絶対に必要なことですので、しっかりと準備しておきましょう。
自分の気持がわからなくなってしまわないように、書き留めておきましょう。 日記にガッツリ書くのも良いですし、手帳にメモ感覚でその時のリアルな気持ちを書いたり、週一で自分の目標を掲げるのも良いでしょう。 頭の中で考えるだけだといろんな思考に邪魔されてしまうので、頭で考えるだけではなく可視化することで、自分の気持ちをはっきりさせましょう。 何かに記しておけば、わからなくなった時に簡単に見返すこともできます。
人間関係は整理するようにしましょう。 例えば自分以外の人の意見を否定ばかりしてくる人や、人の夢や目標を笑うような人と付き合っていると、「馬鹿にされないように」と、自分の気持に蓋をするようになってしまいます。 自分に合わないなと思う人や、関わっていて不快になる人とのコミュニケーションは自分の気持ちを見失ってしまう原因となります。 相手の気持を尊重できないような人とは付き合いを見直した方が良いでしょう。
「自分には合わない」そう思ったなら手を出さないようにしましょう。 対処法でもご紹介しましたが、自分に合っていないことを続けると、フラストレーションが溜まります。 そして自分のモチベーションを下げてしまったり、一向にステップアップ出来なくなってしまうのです。 つまり自分の気持がわからなくなるだけでなく、成長の妨げにもなります。 自分の気持ちをに見失う前に、思い切って合っていないことには初めから手を出さないようにしましょう。
余計なことは考えないように習慣づけると良いかもしれません。 余計なこととは、例えば世間体だったり、親や恋人、友人から言われたマイナスなことなど、自分の気持ちに集中できない要因になりそうなことです。 自分は「こうしたいんだ」と思っていても、周りから「やめたほうがいいんじゃない?」「それは変だよ」と言われたり、思われることを心配していると、自分の気持ちに素直になれなくなってしまい、いつの間にか自分の気持がわからなくなってしまうことに… 周りの目は気にせず、自分の気持ちに集中しましょう。
いかがでしたか? 今回は自分の気持ちがわからない心理・原因、自分の気持ちがわからない時の対処法、自分の気持がわからなくならないための対処法についてまとめてみました。 自分が何をしたいのか、どうなりたいのかがわからず、目標が明確になっていないことや、厳しい自制、周りに依存してしまう環境で生きてきたことが原因となり、自分の気持がわからなくなってしまっています。 自分の気持ちが理解できなくなってしまった時は、リラックスして本当の自分の気持と向き合う必要があります。 自分の気持ちがわからなくなってしまった原因が判明したら、改善にも繋げられますよね。 そして自分の気持ちを見失わないようにするには、日記やメモに自分の気持ち、目標を記すことをおすすめします。 また、その際には他人の意見などは無視した自分の素直な気持ちを綴るようにしましょう。 そうすれば自分の気持を見失うこともなくなるでしょう。