「回避依存症」とは、「対人との深い関係を回避する状態」のことを指します。友人や恋人に対して親しすぎる関係になることを自ら避ける人のことです。今回はそんな「回避依存症の男性」の特徴を詳しく解説していきます。愛情表現や恋愛傾向、回避依存症になってしまう原因、さらには心を開かせる方法を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
「回避依存症」とは、「対人との深い関係を回避する状態」のことを指します。 友人や恋人などと親しすぎる関係になることを自ら避け、距離感を取る人のことを表します。 要するに人との深い関係を避けることに依存しており、それによって自分自身の精神のバランスを保とうとしています。 「依存症」となっていますが、アルコール依存症などと同じ病気ではありません。 人の性格や特徴を表す言葉となります。 「回避依存症」であることから友人や恋人と関係がうまくいかなかったり、相手を傷つけてしまったり、自分も悩んでしまうことがあります。 今回はそんな「回避依存症」の男性について解説していきます。
回避依存症の男性は自分の話をすることはほとんどありません。 他人と深い関係を結びたくないと思っているため、自分のことを色々と他人に知られることがそもそも嫌だと思っています。 なので人の話を聞いていることはあっても自分の話をすることはありません。 万が一質問されても、受け流すことが多いです。 例えば「夜はいつも何してるですか?」と聞かれても「うーん…これと言ってないですね(最近は近くのカフェで本を読む毎日で、水曜日は必ずリアルタイムで相棒観てるよ)」という感じです。 自分のことを少しでも知られないように自分のことは極力話さないようにしています。
自分の話をしないだけではなく、相手のことへも踏み込みたくないと思っています。 そのため、会話をすることがあっても相手に対して質問をすることがありません。 相手が一方的に話すことを聞いているだけで、「そうなんですか」「へぇー」ぐらいの相槌だけで終わります。「それって○○ですか?」とか「そのアーティストいつから好きなんですか?」などと、会話を広げるようなことはしません。 とにかく人と関わりたくないので、なるべく会話も短く終えたいと思っています。
回避依存症の人は、一人でいることが多いです。自らグループや群れから離れて単独行動をします。 周りからは一匹狼で、ちょっと近寄りがたい印象があります。飲み会などに誘っても来ることはほとんどなく、来たとしても盛り上がっている様子はほとんどありません。 とにかく、周りの人と一線を置きたいので常に距離感があります。 これ以上踏み込みません、踏み込ませませんという感じがヒシヒシと伝わってきます。
人間不信な男性は、みんながみんな腹黒い生き物だと思っているんです。 他人と関わったところで、みんな自分のことしか考えていないのだから得することなんてない…自分が傷つくだけだ…と思っています。 そのため回避依存症になってしまいます。 他人のことを信用できないため、深い関係にならないよう距離を取ります。 このタイプは強いコンプレックスやトラウマを抱えているわけではなく、根本的に「人と関わったところでろくなことは起きない」「人間なんて邪念の塊だ」と考えていることが多いです。
回避依存症の男性は人に対してもですが、物に対しても執着心がありません。 そのため物を大事に扱うことは少なく、すぐに捨てることが出来ます。 「これどうしようかな」と言えば「捨てれば?」と言ってくることも多いです。 物に対する執着がないな、と感じる男性は回避依存症の可能性が高いです。
承認欲求の強い男性は回避依存症になりやすいです。 人は誰でも承認欲求というものを持っています。 認めて欲しい、褒めて欲しいといった欲求です。 自分が頑張っていたり成功をした時は周りに認めてもらいたいですよね。 ただ承認欲求が強いと、認めてもらえなかった時に、なんで認めてくれないんだ!とフラストレーションが溜まっていってしまいます。 そのため、認めてくれない人のことは信用しないのはもちろんなのですが、認めてくれるか分からない場合も距離を取ってしまいます。 承認欲求を満たしてくれる人としか深い関わりを避け、回避依存症になってしまいます。
常に周りからの目や評価を気にしてるのも、回避依存症の男性に多い特徴です。 他人が自分をどう思っているのかを気にしすぎ、「自分のことを良く思ってないだろうな…」「悪口言われてるかもしれない…」などと思うとすぐに深い関係にならないように相手を避けるようになります。 特に悪く思われたり嫌われたりすることに対する恐怖心が強いため、相手から距離を取られる前に自分から距離を取ります。 ただ周りの人は悪く思ってもいなかったり、仲良くなりたいと思っている場合もあるため、なぜ避けられているのか分からないことがあります。
回避依存症の男性は自分の強い信念のもと、自分のペースで生きています。 他人に自分のペースを乱されることを嫌うため、他人からの指示や批判には耳を閉じてしまいます。 自分がやりたいことがあるのに「これをやっておいて」とお願いされても「嫌です」ときっぱりと断ります。 自分がやりたいようにやっているのに「それはもっとこうした方がいいんじゃない?」というアドバイスに耳を傾けようともしません。 人に束縛されることも好きではありません。 なので、束縛が激しい恋人や友達とはすぐに距離を取ってしまいます。
回避依存症の男性は主導権を握りたがる傾向にあります。 というのも、他人から支配されることに対する恐怖心を実は持っているからです。 誰かに自分が操られたり、思い通りではないことをさせられたりすることが嫌で、自分が主導権を握ろうとします。 そこには、相手が自分を支配しようとした時に「使えない」「違う」と判断され見捨てられることへの恐怖心があります。 そのため他人に判断される前に、自分が主導権を握ることで安心を求めています。
回避依存症の男性は、好きな人相手でもあまり連絡をしません。 そのため連絡がないからといって脈なしであると決めつけるのは早いです。 回避依存症の男性は深入りしないように、特別に思っている相手であってもコミュニケーションを取ろうとしません。 むしろ特別だと思えば思うほど、傷付きたくないという思いが強くなり距離を取ってしまいます。 もはや、よく連絡が来るのは何の気持ちもないからかもしれません。
回避依存症の男性にとって、突然の音信不通は割とあるあるです。 自分で良くないと思っている一面が相手にバレるのを恐れていることが多いです。 そのため隠すために連絡を途絶えることがあります。 また、好きになりすぎて相手から同じように好いてもらえなかった場合に傷付かないように、深入りしないようにします。そのためデートをしたりした後でも、突然音信不通になることがあります。 自分がこれ以上好きにならないようセーブをしたり、相手から連絡を途絶えさせられるのを恐れて自分から連絡を途絶えさせてしまいます。
好きな人が出来たり、デートをするような人が出来ても、恋人にはせずにキープしておくことがあります。 この場合「恋人」という関係に囚われたくないと思っています。 回避依存症の男性は、相手から嫌われたりして傷付くことを恐れています。 「恋人」とはお互いにとって特別な関係となります。 お互いが恋人と認識することで、ちょっとした不安やすれ違いにも傷付いてしまいますよね。 それを避けるために、「恋人」という関係にはならず、友達以上恋人未満の関係を続けてしまいます。
回避依存症の男性は、付き合ってから冷たくなることがあります。 先程も言ったように「恋人関係」であることに不安が強くあります。 そのため普段から距離を取るような態度をすることがあります。 なかなかデートをしてくれなかったり、愛情表現をしてくれないこともとても多いです。
回避依存症の男性の中には束縛を嫌うタイプもいます。 恋愛関係において傷付きたくなくて関係を遠ざける人も多いですが、束縛されたくなくて回避依存症になっている人もいます。 恋人ができても自由でいたかったり、一人の時間が必要な男性はとにかく依存されたり束縛されたりすることを嫌います。 「女性のいる飲み会に行かないでほしい」と言われたり「今どこで何してるの?」「電話すぐ出て」などと連絡が来ると萎えてしまいます。
回避依存症の男性の中には、支配しようすることがあります。 命令口調であったり、下に見ているような言動をしてくることがあります。 特に女性に対してそうなってしまうことが多いです。 この場合は自分が支配されることを恐れているため、自分が先に主導権を握り支配しようとしてしまいます。 対等な関係を避けてしまう回避依存症です。 自分が主導権を握り相手にとって自分が必要な存在であることを感じて、安心をしています。
回避依存症の男性が守るものは自分の仕事と世間体です。 そのため恋人よりも優先してしまいます。 彼女が寝込んでようが、彼女の誕生日だろうが、仕事を優先します。 もちろん、仕事をないがしろにして恋人を優先するのも良くないですが、明日でもいいようなことでも優先してしまうことがあります。 さらに、世間体のためなら彼女なんて二の次です。 プライドが高く、承認欲求の強いタイプは仕事と世間体を優先してしまいます。
デートの計画は立ててくれるのに、彼女から会いたいと言ったときには会ってくれないのが回避依存症の男性です。 彼女が落ち込んでいても、寂しいと言っても、寄り添うようなことをしません。 そのくせ自分が会いたくなると「今から会える?」などと言ってきます。 常に自分が主導権を握っていたい回避依存症の男性に多い特徴です。
回避依存症になってしまう大きな原因のひとつに家庭環境があります。 特に幼少期に親から愛情を受けられなかったり家族の仲が悪かったりすることで、他人と深い関係になることを拒んでしまうようになります。 特に虐待やネグレクトなどによって子供が負った傷は計り知れません。一番身近で一番大好きな大人によって存在を否定されたことで大人に成長してからも誰のことも信じられなくなっています。 また自分の話したことを、親など近親者の大人が信じてくれなかったことが原因で自分自身が他人を信じられなくなってしまうことがあります。 これによって人間不信になってしまい、人と関わることを拒絶して回避依存症となってしまいます。
回避依存症になってしまう原因の一つに他人によるいじめや陰口、さらに妬みもあります。 この場合、自分は相手に対して悪いことや傷つけるようなことをしていないにも関わらず、相手からの一方的な嫉妬や嫌悪によっていじめられたり陰口を言われてしまい、他人を信じられなくなったり嫌われることを恐れて距離をとってしまいます。 この状況は、思いもよらないところで起きてしまったり、避けきれなかったりするので誰にでも起こりうることです。 こういった経験をしてしまうと、自分自身に原因があるわけでもないことや、他人がみんなそういった人間ではないことを分かっていても、また傷付くのではないかと誰のことも信じられなくなってしまうことがあります。
家庭環境が悪いだけでなく、親による過保護や過干渉によって回避依存症になってしまうことがあります。 特に男性は、母親からの「束縛」を受けて育っていると回避依存症になる確率がかなり高くなります。 人間関係など何から何でも母親が把握しないと気が済まないことから過干渉であったり、自立出来ないほど過保護に育てられると、他人から興味を向けられないことに対する恐怖心が強くなります。 そのため、相手から興味がなくなる前に自分から興味をなくそうとして相手と突然距離を取ったりします。 また、メンタルの弱い母親に幼少期から仕事の愚痴を聞かされたり、家事をやらされたりと、母親の面倒を見るなどして頼られて育った場合も回避依存症になりやすいです。 この場合は自分が相手の主導権を握ることで(自分がいないと駄目な状況)安心感を覚えるようになっています。 そのため友人や恋人が自分がいなくても大丈夫な様子を見るだけで不安になってしまいます。
物心がついてからも、友人や恋人など親しい人からの裏切り行為によって人と関わりたくなくなってしまいます。 もしかしたら多くの人が経験しているかもしれません。 軽度であれば時間と共に人間不信な状態が弱まったり、新しい人間関係が構築できたことによって克服できることもあります。 しかし信じていた相手、大好きだった相手であればあるほど、心に大きな傷を負ってしまいます。 そうすると、なかなか人を信じられなくなり回避依存症となってしまいます。
コンプレックスを抱えてる人も人と関わりたくないと思ってしまいます。 コンプレックスがあると、自分はどうせ他人から嫌われる、悪口言われると思い込んでしまいます。 その結果、実際には何も言っていなくても周りから嫌われていると思い、人と関わりたくなくなってしまいます。 また、自分のコンプレックスに思っている部分を他人にバレたくないので深く関わらないようにしてしまいます。コンプレックスを隠すために距離を取ろうとして回避依存症になってしまっています。
社会人になると仕事の失敗や職場の人間関係によるストレスで「回避依存症」になっていってしまうことがあります。ストレスで“人”というものが嫌になり、職場の人以外の人に対しても嫌悪感を抱いてしまうことがあります。 会社ではノルマや出世をかけた競争、先輩や上司との関係など様々なところでストレスを感じることがあります。 周りの人から足を引っ張られたり必要以上に仕事を押し付けられたりなど、信じられないくらい人の黒い部分を目の当たりにすることもしばしば… そういったことが続いていくと「もう誰のことも信じられないな…」となってしまい、仲良くしている人であっても裏ではどう言ってるかわからないなと不信感だけが募っていってしまいます。 そしてどんなに仲良くてもすべて信頼するのはやめよう、近づきすぎないようにしようと回避依存症となってしまいます。
また人を信じられない原因に、自分自身が他人に対して嘘をついていたり裏切っていることが原因の場合もあります。 自覚の有無問わず、人は自分自身のしていることを相手も同じようにしていると思うことがあります。 これは心理学の防衛機制における「投影」に当てはまりますが、自分が相手を裏切っているときに「相手が自分を裏切っている」と自分自身を守るために押し付けしまうことがあります。 また自分自身が日常的に嘘をついたり他人を裏切っている場合、周りもそうだと思い誰のことも信じられなくなってしまいます。それによってまた自分自身も嘘をついたり裏切り行為をしてしまい負のループに陥ってしまうことがあります。 そのことが原因で「回避依存症」になってしまいます。
回避依存症の男性の心を開くには、たくさん話しかけることです。 他人と話したくないと思っている人も多いので、最初は反応が悪かったりなかなか話が盛り上がらないかもしれませんがめげずに話しかけましょう。 ただし、しつこいのは禁止です。 挨拶をしたり、職場であれば業務のことで話しかけたりしましょう。 一度に濃い会話をするよりも毎日会話をする機会を作り、たった一言でもなるべく何度も話すようにするといいです。 例えば「コンビニのこれ食べたことあります?おいしいですよ」とか、「今日って○○の日だって知ってました?」とか話してみてください。 人は視界に入った分、相手に好印象を持つようになります。 そのため相手の視界に入る回数を増やすために、ちょっとした会話を何度もするようにしてみてください。
話す時は笑顔を忘れないようにしましょう。 笑顔は相手に安心感を与えます。たとえ素っ気なかったとしても、相手の前では笑顔を絶やさないようにしましょう。 話しかける時ではなくても、心を開きたい男性がいる空間ではなるべく笑顔で過ごしましょう。 もちろん作り笑いはだめですよ。心から笑えるように自分のメンタルを整える必要もあります。 そして話していなくても、相手と目が合った時は笑顔になるようにしましょう。
一言ではなく、相手と話をする時間があるのであれば共通の話題を持ちかけましょう。 自分のことを知ってもらおうと自分の話をすることももちろん大事なのですが、相手の興味のあることや知っていることを話すようにしましょう。 そうすることで相手が発言をする機会が増えます。相手は「話しやすいな」「気付いたら自分もたくさん話してたな」と思い、心を開きやすくなります。 共通の話題がなければ、頑張って作りましょう。 相手の好きなものをリサーチして、「最近興味あるんだよね」と教えてもらうというのも一つです。
そして回避依存症の男性の心を開くには共感することを忘れないようにしてください。 人は共感してもらえると心を開きます。 それは「自分を受け入れてもらえた」と感じることが出来るからです。 他人に受け入れてもらえたと思うことで安心感を得たり、打ち解けた気持ちになります。 相手の話の内容に詳しくなかったり知識がなかったりしても「そうなんだ、楽しそう」「そういうの素敵だね」「そういう気持ちになれるのっていいよね」などと共感しましょう。
そして気を付けなければならないのが、否定的な言葉です。 人は自分が話をしているときの相手の反応をかなり気にしています。 特に回避依存症の男性は、人並み以上に気にするでしょう。 そのため「そんなことはないんじゃない?」「でもさ〜」といった、言葉でも「否定された…」と感じてしまいます。 相手をフォローしようとしたり、ちょっとした接続詞で深い意味はなくても相手にとっては拒絶されたと思う要因になりかねません。 否定的な言葉を使わないように気を付けましょう。
また、会話だけでなく行動も重要です。 相手の心を開くためには、信頼してもらう必要があります。 そのため日頃から思いやりを持った行動をしましょう。 もちろん心を開きたい回避依存症の男性に対してもそうですが、いつどんなときでもその姿勢を崩さないようにしましょう。 他の人に対しては思いやりがない様子を見られてしまうと、「裏表があるのかな…」「俺も影では悪口言われてたりして…」なんて思われてしまうかもしれません。 常に思いやりを持った行動をするようにしましょう。
回避依存症の人は「自分を特別に思ってほしい」という気持ちが強いです。 そのため、特別に思ってくれないのではないかと少しでも感じると、傷付きたくないため関係を断ち切ろうとしてしまいます。 ですので、特別感を出すことが大事になってきます。 「○○さんにだけ話すんですけど」や「○○さんなら大丈夫だと思うので」といったような、「あなただけ」ということを伝えましょう。
最後に、相手の心を開くときに一番大事になってくるのは、自分自身が自分に対して心を開いているかです。 自分のことをまず認め、知ることが大切です。 自分のことを理解出来ていないのに、相手を理解して受け入れることはなかなか出来ません。 相手の心を開こうとしても、うまくいかなくなってしまいます。 相手の心を開く前に自分のことを知り、自分自身がちゃんと相手に対して心を開けるようにしましょう。
回避依存症の男性とは程よい距離を保つことを心がけましょう。 関わっていくなら距離を縮めたい、と思うものですが回避依存症の人は必要以上に距離を縮めることに抵抗があります。特に職場での人間関係においては付かず離れずの距離がいいでしょう。 距離を取りすぎると気持ちを遮断してしまう可能性があるので、挨拶をしたり話す機会があれば明るく話しかけることを心がけましょう。 そうすることで相手も声をかけてくれるようになるでしょう。 しかし、そうなったからといってプライベートな話を聞いたりいきなり飲みに誘ったりするのは控えましょう。
回避依存症の男性とうまく付き合っていくには、こちらの意見を押し付けないことが大事です。 回避依存症の男性多くは、相手に支配されることに対して嫌悪感や恐怖心を抱いていることが多いです。 そのため「こうしてほしい」「こうじゃなきゃだめだ」といったことを押し付けると、関係を断ち切ろうとしてきます。 仕事のことで「こうしてほしい」と言うのは問題ありませんが、個人的なことや友人関係において押し付けるようなことをするのはやめましょう。
親しいからといって、すべてを分かち合わなければいけないわけではありません。 相手が距離を取りたいと思った時には、「そういう人だから」と距離を取った理由をすべて知ろうとしないことです。 また自分になにかあった時もすべて分かってもらおうとしすぎると「もう少し距離がほしいな」と思われてしまう原因になります。 先程も言いましたが、回避依存症の男性とは程よい距離感がとても大事になってきますので、お互い知らない部分があっても気にしないようにしましょう。
回避依存症の男性には寄り添うことや理解をしてあげることはとても大事です。 ただ、相手の言動をなんでも許すのはまた違います。 あまりに甘えさせすぎると、言動はエスカレートしていくばかりです。 理解してあげることと、甘やかすことは違います。 回避依存症の人の言動によって誰かが傷付くのであれば、それを「仕方ない」と許してしまわないようにしましょう。 「それだけ、あなたの言動には影響力がある」と言ってあげることで、本人も自分が相手にとって必要な存在であることを理解できるでしょう。
回避依存症の男性との約束は守るようにしましょう。 仲の良い友人であったり恋人関係になると「ごめんやっぱり今日無理になった」「言ってたやつ出来なかった」ってなる時ありますよね。 これを回避依存症の男性に対してやってしまうと「裏切られた」「俺のことは大事じゃないんだ」と思ってしまいます。 そのため仲が良いから大丈夫だろうと思ってしまわないようにしましょう。 出来ないと分かった時点で事前に連絡をするなどして、約束を破ったりドタキャンをしたりするような状況は避けてください。
回避依存症の彼氏が突然音信不通になった場合は、恋人関係を続けるための時間と思うようにしましょう。 音信不通のまま自然消滅なのかな、と不安になるかと思いますが回避依存症の男性は音信不通の時間を作ることで、自分の精神のバランスを保っています。 そして気持ちが落ち着くと、何事もなかったかのように戻ってくることが多いです。 本人も「ちょっと今は距離置いておこう…」ぐらいにしか思っておらず、メンタルが復活すると今まで通り接してきます。
音信不通になった時、連絡がないことを責めるのだけはやめましょう。 「どうして連絡くれないの?」「電話出てよ」などと言ってしまうと、追い詰めてしまうことになります。 それによって心を閉ざし「この人は自分を理解してくれていない」と思ってしまう可能性がかなり高いです。 なので、連絡が来ない間にこちらから送る場合は体調の心配をしたり、自分のことのちょっとした報告をするだけにして、連絡がないことについては触れないようにしましょう。
また彼氏が音信不通になると、繋がりがなくなり不安になりますよね。 そのため何度も連絡をしたくなるのですが、回避依存症の彼氏にそれをするとより連絡が来なくなります。 一人になって考えたいと思っていることが多いです。 そのためそっとしておいてあげることも大事です。 「今日は何してるの?」「仕事どう?」「明日は何するの?」などと何度も連絡するのはやめましょう。
ただ恋人たるもの、音信不通にはなりたくないですよね。 連絡をしても返ってこないのは、かなり辛いものです。 回避依存症だといえど、恋人関係において深い関係を避けて連絡をくれなくなるようなことがこの先もあるのかと思うと、ずっと一緒にいても幸せになれないんじゃないかと思えてきますよね。 音信不通の時間があまりに苦痛であれば、別れを考えた方がいいでしょう。 それを乗り越えてでも一緒にいたいような相手であれば理解して寄り添うしかありませんが、自分にも寄り添ってくれるような人を探すことも大事です。
一番大事なのが、回避依存症な彼氏と一緒にいたいかどうか自分と向き合うことです。 本当は思いっきり愛情表現をしてほしい、結婚後も距離を置かれたらどうしよう、といった気持ちを持っていませんか? いくら好きでも、価値観が合わなければしんどくなるだけです。 お互いが寄り添い合えればいいですが、回避依存症を克服するのはなかなか難しいものがあります。自分が寄り添い続けてあげることで克服してくれるのではないか、という希望もあるかもしれませんがそれがいつまで続くかわかりません。 寂しい想いをしてでも一緒にいたいか、早いうちに終わりにして別の人を探すか、ちゃんと自分自身と向き合いましょう。
定期的にこちらから連絡をしていた場合、ピタリとやめてみるのも手かもしれません。 「どうしたんだろ?」と彼女のことが気になり自分から連絡をしてきたり、会いに来たりしてくれるかもしれません。 ただ回避依存症の男性は「嫌われたかも」と思うとより距離を取ってしまう可能性もあるため気を付けましょう。
他の男性の話をして嫉妬心を煽ってみましょう。 自分が距離を取ることで、彼女が他の男性と仲良くする時間が出来てしまうと感じ、追うようになるかもしれません。 嫉妬してしまう自分が嫌になり、彼女を好きになりすぎないように距離を取るという選択肢も無きにしもあらずですが、回避依存症であっても彼女と別れたいわけではありません。 他の異性の話をして、少し嫉妬させてみてはいかがでしょうか?
約束していた予定を、直前に別の日にズラしてみましょう。 楽しみにしていたのにズラされてしまったことで、会いたい気持ちが強くなります。 自由人タイプで、自分から予定をズラしてくることの多い回避依存症の男性には効果が期待できます。 いつもは彼女が自分に従ってばかりで安心しているため、彼女の気を引こうと頑張るでしょう。 ただ傷付くのを恐れているタイプの回避依存症の男性は、これ以上予定をズラされたくなくて予定ごと無くしてしまう可能性があるので注意しましょう。
まずは自分磨きを頑張りましょう。 彼氏の本命でいたければ、自分を一番だと思わせることです。 もちろん、回避依存症の改善のために信頼関係を結んだり、相手を理解した言動も大事です。 ただ回避依存症な人と心で通じ合うのはなかなか困難です。 そのためまずは外見などを磨き一番会いたいと思ってもらえるようになることも大事です。 また自分磨きをすることで自分に自信がつき、回避依存症の彼氏と関係がうまくいかない時でも依存をしたりしなくなります。
自分磨きをするだけでなく、まずは自分自身を幸せにしてあげましょう。 彼氏のために様々なことをするのはいいですが、それによって自分が辛くなってくると彼氏には冷められてしまう可能性があります。 幸せじゃないと相手に依存したり、めんどくさい言動をしてしまうことがあります。そうすると回避依存症の彼氏は距離を取ってくるでしょう。 自分が幸せで、彼氏が回避依存症でも余裕を持って対応できるようにしましょう。
回避依存症の彼氏は、自分自身が一番です。 最優先は恋人ではなく、自分自身となります。それをしっかりと理解しておきましょう。 「わたしが会いたいって言ってるのに?」「わたしの方が今大変なのに」なんて思ってしまうと、うまくいきません。 どんな状況でも、彼氏にとって一番大事なのは彼氏本人です。 そこを理解出来るかどうかで変わってきます。
回避依存症の彼氏の本命になるには、依存をしないことです。 依存され、束縛され、距離を詰められすぎると回避依存症の人は相手を避けてしまいます。 依存をせず、程よい距離感を保てるようにしましょう。
回避依存症の男性は常に「見捨てられないか不安」な気持ちを持っています。 そのため、どんなに音信不通になっても距離を取られても「わたしにとってはあなたが本命である」ということを伝え続けましょう。 彼が音信不通になったり距離を取ったりするのは、自分が傷付かないためと彼女がどれだけ自分を愛してくれているのかを試している2つの理由があります。 そのため、試してくる言動をされても本命であることを伝え続けるようにしましょう。
回避依存症の彼氏と別れたくなったら、相手が距離を取ってきたタイミングで自分も距離を取ってしまうことです。 そして後から連絡が来ても、そのまま返さないでいれば、相手から連絡が来ることはなくなるでしょう。 ただ「別れる」といったことを交わさないので後味が悪い場合があります。
回避依存症の男性は将来への不安を感じると関係を断ち切ろうとします。 そのため、こちらから将来への不安の話をすることで「それなら終わりにしようか」という方向に話がいきやすいです。 「一緒に乗り越えよう」「嫌なところ直すから考え直してほしい」といった考えには至りません。 現時点で将来が無理なら、関係を続ける意味はないと思うのが回避依存症の男性です。 執着心もないため、例え数年付き合った相手でも別れ話になるでしょう。
回避依存症の男性は、付かず離れずの関係を続けてくることが多いです。 そのためすぐに会えない距離にいることが大事です。 引っ越しをして相手に住所を教えないだとか、そういうことをする必要があります。 どうしても物理的に距離を取ることが困難であれば、連絡先を消し相手からも連絡が出来ないようにしてしまうのが一番でしょう。 なるべく、別れを切り出したら関わらないようにすることが大事です。
別れたいのであれば、はっきりと伝えるのが一番です。 回避依存症であっても、恋人関係を終わらせるにはちゃんと言うしかありません。 回避依存症の男性はそこで「別れたくない」とすがってくることはほぼありません。 相手に拒絶されたら、自分から距離を縮めようとしません。 別れたくないと思っていても、そのことを伝えてこないことも多いです。
ただ、彼女からはっきり突き放されても戻ってくる可能性が大きいのが回避依存症の男性です。 というのも、自分から突き放して距離を取ったりすることが多いため、相手から突き放されて距離を取ったとしても状態はいつもと変わりません。 なので時間が経てば相手も今までの自分と同じように気持ちが戻っているだろうと考えてしまいます。 そのため少しした頃に「今何してるの?」なんて連絡をしてきたり、突然現れたりしてきます。
彼女から別れを切り出された場合、回避依存症の男性は「やっぱりこの人にも見捨てられた」と思ってしまいます。 見捨てられるのが怖くて突然音信不通になったり距離を取ろうとするくらいです。 振られた場合、元恋人のことを「裏切り者」「見捨てた人」と感じてしまいます。 もちろん傷つきもしますが「やっぱりな」という気持ちが強いでしょう。
別れたことで、恋人という存在を作るとろくなことがないと感じてしまう回避依存症の男性も多いです。 なので当分恋人はいらないな…と思って過ごすことも多いでしょう。 人に嫌われることや、必要とされなくなることへの恐怖心が強いので、もう一度別れというものを経験したくないと思ってしまいます。
ただ相手を支配したいタイプの回避依存症の男性は、ショックを受けたり後悔をしたりすることはありません。 「いつものこと」くらいにしか思っておらず、「もっと大事にすればよかった」「音信不通にならなきゃよかった」という考えには至りません。 もともと恋人というものに対して愛情や執着心がないことも多いので、あまり気に留めていないこともあります。
そして後悔しない回避依存症の男性は、すぐに別の女性を探し始めます。 特に回避依存症の男性は表向きは社交的で口が上手だったりします。 なので女性と仲良くなることが得意だったりします。 関係が深くなりすぎることは嫌がりますが、ある程度女性からはモテていたいという気持ちを持っているタイプもいるので、その場合は常に誰かと一緒にいるでしょう。 本気で誰かを好きになろうとしないからこそ、次から次へと乗り移ることが出来ます。
ただ男性側から振ってきた場合は、突然ヨリを戻そうとしてくることがあります。 というのも音信不通になったり距離を取ったりしてくることの延長のようなものになっています。 別れてみて、距離を取って一人で考えてみたら気持ちが落ち着いて、やっぱり彼女と一緒にいようと思って復縁を持ちかけてきます。 ただこの時注意しなくてはならないのが、相手が反省をしたり「やっぱりあいつだけが自分を理解してくれている」と思って復縁をしたわけではないことが多いということです。
回避依存症を直して克服するためには、自分を好きになるということが大切になってきますよね。 回避依存症なところがあっても、それが「あなた」ですから、ありのままの自分を受け入れましょう。 いつまでもネガティブで自分に対して過小評価をしていては、自尊心は高まりません。 ポジティブに、前向きに自分自身について考えてみましょう。 「自分なら大丈夫」と自分自身を認める気持ちを常に持つ癖をつけてください。
そして回避依存症を克服するには、自分としっかり向き合うことが大切です。 あなたが今感じていることを吐き出すことがポイントです。 例えば、自分が感じていることを紙に書き出してみたり、「あの時はこう感じたな」などと過去の出来事の振り返りを行ったり。 気持ちを表現すると言った意味では、手紙を書いたり、交換日記をするのも良いでしょう。 自分の思いを伝えることで、「感情を吐き出してもいいんだ」と自信がついてきます。 やりたいことリストを作成してみるのも、楽しそうですね。
回避依存症を克服するためには、自分がなぜ回避依存症になっているのか原因を考えましょう。 例えば幼少期の家庭環境が原因だった場合、そうであることを理解するだけで気持ちが楽になります。 こういうことがあったんだから回避依存症になってしまったのは仕方ない、と思えるでしょう。 そして、では今後どうしていけばいいのかと次のステップにいくことができます。 自分のコンプレックスを考えてみたり、過去を振り返ってみたりして回避依存症になってしまった原因を追求してみてください。
自分のことを理解出来るようになってきたら、今度は自分の本音を話せる相手を作ってみましょう。 いきなりすべてを話すのは難しいので少しずつで大丈夫です。 「こういうことがあってこう思った」 「こういうことしてみたい」 「○○が嫌だった」 など、普段の出来事の中で何か思うことがあったら話してみましょう。
回避依存症を治すには、家族や恋人、友人、また会社の人など関わる相手のことを理解するようにしましょう。 自分のことを理解してもらうなら、相手のことを理解することが大事です。 自分だけ分かってもらおうとすると、すれ違いが生じます。 相手が何を考えているのか、どういうことを思っているのか知り、たとえ自分と違っても受け入れるようにしてください。 十人十色ですので、全て同じよう考えるのは不可能です。 「そういう考えや思いもあるんだな」と理解していきましょう。
回避依存症な自分に嫌気が差している時は、だいたいいつもストレスが溜まっていて気持ちに余裕がありません。 何か上手くいかないことや、嫌なことがあるとずっとそのことが頭から離れなくなります。 そして考えれば考えるほど嫌悪感は募っていきます。 しかし、考えたところで解決するわけではありません。 休日の1日は仕事のことなどを何も考えない日を作るようにしましょう。 何か没頭できる趣味をしてみたり、映画を見てみたり、行ったことのない場所へ行ってみたりと、焦る気持ちや苛立ちを忘れられることをしてみてください。 何も考えない時間はとても大事です。
「承認欲求」は、大きくわけて「自己承認欲求」と「他者承認欲求」と二つあります。 「自己承認欲求」は、自分で自分を認めたいと思う欲求のことで、「他者承認欲求」は、他人に認められたいと思う欲求のことをいいます。 「承認欲求」は基本的にこの他者から認められたいという「他者承認欲求」のことを指します。 「他者承認欲求」を持っていると、他人から認められないことでストレスが溜まり辛い気持ちになってしまいます。 そのため、自分で自分を認めることで満足するようになりましょう。 なりたい自分をしっかりと持ち、それを叶えていけるように努力をしていきましょう。
いかがだったでしょうか? 回避依存症について理解できたでしょうか? 確かに人間関係に依存しすぎるのを避けようとしてしまう時ってありますよね。 ただそれによって大事な人も傷付けてしまうのは自分も辛くなってしまいます。 自分で自分を認めてあげられるよう、自分と向き合う時間をしっかりと作りましょう。