「回避依存症」とは、「対人との深い関係を回避する状態」のことを指します。友人や恋人に対して親しすぎる関係になることを自ら避ける人のことです。今回はそんな「回避依存症の女性」の特徴を詳しく解説していきます。愛情表現や恋愛傾向、回避依存症になってしまう原因、さらには心を開かせる方法を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
「回避依存症」とは、「対人との深い関係を回避する状態」のことを指します。 友人や恋人などと親しすぎる関係になることを自ら避け、距離感を取る人のことを表します。 要するに人との深い関係を避けることに依存しており、それによって自分自身の精神のバランスを保とうとしています。 「依存症」となっていますが、アルコール依存症などと同じ病気ではありません。 人の性格や特徴を表す言葉となります。 「回避依存症」であることから友人や恋人と関係がうまくいかなかったり、相手を傷つけてしまったり、自分も悩んでしまうことがあります。 今回はそんな「回避依存症」の女性について解説していきます。
回避依存症の女性は自分の話をすることはほとんどありません。 他人と深い関係を結びたくないと思っているため、自分のことを色々と他人に知られることがそもそも嫌だと思っています。 なので人の話を聞いていることはあっても自分の話をすることはありません。 万が一質問されても、受け流すことが多いです。 例えば「夜はいつも何してるですか?」と聞かれても「うーん…これと言ってないですね(最近は近くのカフェで本を読む毎日で、水曜日は必ずリアルタイムで相棒観てるよ)」という感じです。 自分のことを少しでも知られないように自分のことは極力話さないようにしています。
自分の話をしないだけではなく、相手のことへも踏み込みたくないと思っています。 そのため、会話をすることがあっても相手に対して質問をすることがありません。 相手が一方的に話すことを聞いているだけで、「そうなんですか」「へぇー」ぐらいの相槌だけで終わります。「それって○○ですか?」とか「そのアーティストいつから好きなんですか?」などと、会話を広げるようなことはしません。 とにかく人と関わりたくないので、なるべく会話も短く終えたいと思っています。
回避依存症の人は、一人でいることが多いです。自らグループや群れから離れて単独行動をします。 周りからは一匹狼で、ちょっと近寄りがたい印象があります。飲み会などに誘っても来ることはほとんどなく、来たとしても盛り上がっている様子はほとんどありません。 とにかく、周りの人と一線を置きたいので常に距離感があります。 これ以上踏み込みません、踏み込ませませんという感じがヒシヒシと伝わってきます。
回避依存症の女性は、みんながみんな腹黒い生き物だと思っています。 他人と関わったところで、みんな自分のことしか考えていないのだから得することなんてない…自分が傷つくだけだ…と思っています。 他人のことを信用できないため、深い関係にならないよう距離を取ります。 とにかく人間不信なので友人や恋人に対してもつい疑心暗鬼になってしまいます。 信じたいと思っても、裏切られることが怖くなり不信感を持っておくようにしてしまいます。
回避依存症の女性は人に対してもですが、物に対しても執着心がありません。 そのため物を大事に扱うことは少なく、すぐに捨てることが出来ます。 「これどうしようかな」と言えば「捨てれば?」と言ってくることも多いです。 女性は持ち物などが多いですが、回避依存症の女性は持ち物が少ないです。 家の中も質素だったり、例えば旅行をする際も手荷物がすごく少なかったりします。 「これは持っていきたい」「洗顔は自分の好きなブランドのものを使いたい」などといったこだわりがなく、旅行先にあるものを使えばいいやと思っています。
回避依存症の女性は、承認欲求が強いことが多いです。 人は誰でも承認欲求というものを持っています。認めて欲しい、褒めて欲しいといった欲求です。 自分が頑張っていたり成功をした時は周りに認めてもらいたいですよね。 ただ回避依存症の女性は承認欲求が人一倍強く、SNSなどでも自己アピールがすごいです。 「わたしはこんなことが出来る」「こんなものを買った」などとマウントを取るような言動も多いです。 ただその分認めてもらえなかった時に、「なんで認めてくれないんだ!」という気持ちになり、承認欲求を満たしてくれない人を拒絶するようになってしまいます。
常に周りからの目や評価を気にしてるのも、回避依存症の女性に多い特徴です。 他人が自分をどう思っているのかを気にしすぎ、「自分のことを良く思ってないだろうな…」「悪口言われてるかもしれない…」などと思うとすぐに深い関係にならないように相手を避けるようになります。 特に悪く思われたり嫌われたりすることに対する恐怖心が強いため、相手から距離を取られる前に自分から距離を取ります。 ただ周りの人は悪く思ってもいなかったり、仲良くなりたいと思っている場合もあるため、なぜ避けられているのか分からないことがあります。
承認欲求が強く周りから認められたいと思っているため、自分の外見をすごく気にしています。 身だしなみを整え清潔感を保っているのはいいことですよね。 周りからも好印象であることが多いです。 ただ少しでも崩れることを嫌がり、化粧直しなどをすることがとても多いです。 また他人のことも外見で判断することが多くなります。
回避依存症の女性に多いのがキャリアウーマンです。 仕事が第一優先で、キャリアを積んでいる人も多いです。 この場合、2つのパターンがあります。 1つ目は、自分の行う仕事だけを信頼している女性です。 人はすぐに人を裏切るけど、仕事は自分が頑張った分だけ成果が出ると思っています。 そのため、他人とは距離を取り深い関係になることを避け、仕事ばかりに時間と労力を費やしています。 2つ目は、キャリアを積むことで安心感を得ているタイプです。 実際は深い関係の恋人が欲しかったり結婚をしたいと思っているのに、恋人や好きな人とうまくいかなかった時のことを考えて仕事に集中してしまいます。 このタイプは「わたしには仕事があるから」「仕事やめたくないから結婚はできないかな〜」なんてことを言うことが多いです。 自分が傷付くことを恐れて、仕事に逃げている、と言ってしまってもいいかもしれません。
回避依存症の女性は、好きな人相手でもあまり連絡をしません。 そのため連絡がないからといって脈なしであると決めつけるのは早いです。 回避依存症の女性は深入りしないように、特別に思っている相手であってもコミュニケーションを取ろうとしません。 むしろ特別だと思えば思うほど、傷付きたくないという思いが強くなり距離を取ってしまいます。 もはや、よく連絡が来るのは何の気持ちもないからかもしれません。
回避依存症の女性にとって、突然の音信不通は割とあるあるです。 自分で良くないと思っている一面が相手にバレるのを恐れていることが多いです。 そのため隠すために連絡を途絶えることがあります。 また、好きになりすぎて相手から同じように好いてもらえなかった場合に傷付かないように、深入りしないようにします。そのためデートをしたりした後でも、突然音信不通になることがあります。 自分がこれ以上好きにならないようセーブをしたり、相手から連絡を途絶えさせられるのを恐れて自分から連絡を途絶えさせてしまいます。
好きな人が出来たりデートをするような人が出来ても、恋人未満の関係を続けることが多いです。 この場合「恋人」という関係に囚われたくないと思っています。 回避依存症の女性は、相手から嫌われたりして傷付くことを恐れています。 「恋人」とはお互いにとって特別な関係となります。 お互いが恋人と認識することで、ちょっとした不安やすれ違いにも傷付いてしまいますよね。 それを避けるために、「恋人」という関係にはならず、友達以上恋人未満の関係を続けてしまいます。
回避依存症の女性の多くは、束縛されることがとても苦手です。 恋愛関係において傷付きたくなくて関係を遠ざける人も多いですが、束縛されたくなくて回避依存症になっている人もいます。 恋人が出来ても自由でいたかったり一人の時間を満喫したいと思っている女性は、相手から依存されたり束縛されたりすることを嫌います。 「他の男のいる飲み会に行かないでほしい」と言われたり「今どこで何してるの?」「電話すぐ出て」などと連絡が来ると気持ちが冷めてしまいます。 恋人の小さな嫉妬でさえも嫌で、すぐに距離を取ってしまいます。
回避依存症の女性は、彼氏よりも仕事や自分のことを優先します。 例えば彼氏が寝込んでようが、彼氏の誕生日だろうが、仕事を優先します。 もちろん、仕事をないがしろにして恋人を優先するのも良くないですが、明日でもいいようなことでも優先してしまうことがあります。 さらに、彼氏によって自分の時間がなくなるのも考えられません。 そのためどんなに恋人と会う約束をしていても、自分にとって他に優先したいことがあれば悪気もなくそちらを優先します。
相手に束縛されたくない、依存されくたないのが回避依存症の女性ですが、当の本人は意外にも依存しやすい傾向があります。 というのも、普段は人と一線をおいて生活している分、誰かを好きになったり誰かに好かれたりすると「やっとわたしの理解者が現れた」と強く思い、依存しやすくなってしまいます。 またそんな依存してしまう自分を知っているからこそ、回避依存症になっている場合もあります。 相手に依存しすぎないように、距離を保っています。
回避依存症になってしまう大きな原因のひとつに家庭環境があります。 特に幼少期に親から愛情を受けられなかったり家族の仲が悪かったりすることで、他人と深い関係になることを拒んでしまうようになります。 特に虐待やネグレクトなどによって子供が負った傷は計り知れません。一番身近で一番大好きな大人によって存在を否定されたことで大人に成長してからも誰のことも信じられなくなっています。 また自分の話したことを、親など近親者の大人が信じてくれなかったことが原因で自分自身が他人を信じられなくなってしまうことがあります。 これによって人間不信になってしまい、人と関わることを拒絶して回避依存症となってしまいます。
回避依存症になってしまう原因の一つに他人によるいじめや陰口、さらに妬みもあります。 この場合、自分は相手に対して悪いことや傷つけるようなことをしていないにも関わらず、相手からの一方的な嫉妬や嫌悪によっていじめられたり陰口を言われてしまい、他人を信じられなくなったり嫌われることを恐れて距離をとってしまいます。 この状況は、思いもよらないところで起きてしまったり、避けきれなかったりするので誰にでも起こりうることです。 こういった経験をしてしまうと、自分自身に原因があるわけでもないことや、他人がみんなそういった人間ではないことを分かっていても、また傷付くのではないかと誰のことも信じられなくなってしまうことがあります。
家庭環境が悪いだけでなく、親による過保護や過干渉によって回避依存症になってしまうことがあります。 親からの「束縛」を受けて育っていると回避依存症になる確率がかなり高くなります。 人間関係など何から何でも母親が把握しないと気が済まないことから過干渉であったり、自立出来ないほど過保護に育てられると、他人から興味を向けられないことに対する恐怖心が強くなります。 そのため、相手から興味がなくなる前に自分から興味をなくそうとして相手と突然距離を取ったりします。 また、メンタルの弱い母親に幼少期から仕事の愚痴を聞かされたり、家事をやらされたりと、母親の面倒を見るなどして頼られて育った場合も回避依存症になりやすいです。 この場合は自分が相手の主導権を握ることで(自分がいないと駄目な状況)安心感を覚えるようになっています。 そのため友人や恋人が自分がいなくても大丈夫な様子を見るだけで不安になってしまいます。
物心がついてからも、友人や恋人など親しい人からの裏切り行為によって人と関わりたくなくなってしまいます。 もしかしたら多くの人が経験しているかもしれません。 軽度であれば時間と共に人間不信な状態が弱まったり、新しい人間関係が構築できたことによって克服できることもあります。 しかし信じていた相手、大好きだった相手であればあるほど、心に大きな傷を負ってしまいます。 そうすると、なかなか人を信じられなくなり回避依存症となってしまいます。
コンプレックスを抱えてる人も人と関わりたくないと思ってしまいます。 コンプレックスがあると、自分はどうせ他人から嫌われる、悪口言われると思い込んでしまいます。 その結果、実際には何も言っていなくても周りから嫌われていると思い、人と関わりたくなくなってしまいます。 また、自分のコンプレックスに思っている部分を他人にバレたくないので深く関わらないようにしてしまいます。コンプレックスを隠すために距離を取ろうとして回避依存症になってしまっています。
社会人になると仕事の失敗や職場の人間関係によるストレスで「回避依存症」になっていってしまうことがあります。ストレスで“人”というものが嫌になり、職場の人以外の人に対しても嫌悪感を抱いてしまうことがあります。 会社ではノルマや出世をかけた競争、先輩や上司との関係など様々なところでストレスを感じることがあります。 周りの人から足を引っ張られたり必要以上に仕事を押し付けられたりなど、信じられないくらい人の黒い部分を目の当たりにすることもしばしば… そういったことが続いていくと「もう誰のことも信じられないな…」となってしまい、仲良くしている人であっても裏ではどう言ってるかわからないなと不信感だけが募っていってしまいます。 そしてどんなに仲良くてもすべて信頼するのはやめよう、近づきすぎないようにしようと回避依存症となってしまいます。
また人を信じられない原因に、自分自身が他人に対して嘘をついていたり裏切っていることが原因の場合もあります。 自覚の有無問わず、人は自分自身のしていることを相手も同じようにしていると思うことがあります。 これは心理学の防衛機制における「投影」に当てはまりますが、自分が相手を裏切っているときに「相手が自分を裏切っている」と自分自身を守るために押し付けしまうことがあります。 また自分自身が日常的に嘘をついたり他人を裏切っている場合、周りもそうだと思い誰のことも信じられなくなってしまいます。それによってまた自分自身も嘘をついたり裏切り行為をしてしまい負のループに陥ってしまうことがあります。 そのことが原因で「回避依存症」になってしまいます。
回避依存症の女性がモテるのは、やっぱりミステリアスだからでしょう。 回避依存症の女性は他人にあまり自分の話をしません。 また自分のコンプレックスな部分や好きではない部分などを隠し、弱音なども吐きません。 そのため男性は「どんな人なんだろう?」「何を考えているんだろ?」と気になってしまいます。
そして回避依存症の女性は小悪魔な一面を持っています。 楽しそうにしてるし好きそうな素振りを見せたかと思ったら、いきなり距離を置かれたりパタリと連絡が来なくなったりします。 そうされることで男性は気になってしまいますよね。 俺のこと好きだったんじゃないの?なんて思って気になってしまいます。 そんな小悪魔な一面に、男性は惹かれてしまいます。
すぐに頼ってくる女性のことも可愛いと思う男性もいます。 ただあまり人に頼らず1人で何かを抱えている様子にも、保護本能をくすぐられてしまいます。 先程も言ったようにミステリアスな部分があるため、すぐに理解をしてあげられません。 そのため余計に「俺がなんとかしてあげたい…」という気持ちになります。
回避依存症の女性は、深い関係を避けます。 そのためどんなに仲良くなっても、心はなかなか開いてくれません。 あと少しでもっと近づけるのに、なかなか縮まらない距離にもどかしくなり、男性はつい追ってしまいます。 やはり男性には狩猟本能が備わっているので、手に入らなければ入らないほど、手に入れようと本気になってしまいます。
男性は、女性から依存されたりすることを嫌うことが多いです。 男友達との時間や自分の時間も欲しいですし、仕事を優先したいときもあります。 回避依存症の女性は相手との距離感を詰めません。 そのため相手が自分以外を優先していても気になりません。 むしろ回避依存症の女性も、自分のことを優先することが多いです。 その距離感が心地よく、めんどくさくないのでモテます。
回避依存症の女性には、たくさん話しかけてあげましょう。 他人と話したくないと思っている人も多いので、最初は反応が悪かったりなかなか話が盛り上がらないかもしれませんがめげずに話しかけましょう。 ただし、しつこいのは禁止です。 挨拶をしたり、職場であれば業務のことで話しかけたりしましょう。 一度に濃い会話をするよりも毎日会話をする機会を作り、たった一言でもなるべく何度も話すようにするといいです。 例えば「コンビニのこれ食べたことあります?おいしいですよ」とか、「今日って○○の日だって知ってました?」とか話してみてください。 人は視界に入った分、相手に好印象を持つようになります。 そのため相手の視界に入る回数を増やすために、ちょっとした会話を何度もするようにしてみてください。 段々と相手を信頼し、相手からも話してくれるようになるでしょう。
話す時は笑顔を忘れないようにしましょう。 笑顔は相手に安心感を与えます。たとえ素っ気なかったとしても、相手の前では笑顔を絶やさないようにしましょう。 話しかける時ではなくても、回避依存症の女性が空間ではなるべく笑顔で過ごしましょう。 もちろん作り笑いはだめですよ。心から笑えるように自分のメンタルを整える必要もあります。 そして話していなくても、相手と目が合った時は笑顔になるようにしましょう。
一言ではなく、相手と話をする時間があるのであれば共通の話題を持ちかけましょう。 自分のことを知ってもらおうと自分の話をすることももちろん大事なのですが、相手の興味のあることや知っていることを話すようにしましょう。 そうすることで相手が発言をする機会が増えます。相手は「話しやすいな」「気付いたら自分もたくさん話してたな」と思い、心を開きやすくなります。 共通の話題がなければ、頑張って作りましょう。 相手の好きなものをリサーチして、「最近興味あるんだよね」と教えてもらうというのも一つです。
そして回避依存症の女性に対して共感することを忘れないようにしてください。 人は共感してもらえると安心します。 それは「自分を受け入れてもらえた」と感じることが出来るからです。 他人に受け入れてもらえたと思うことで安心感を得て、打ち解けた気持ちになります。 相手の話の内容に詳しくなかったり知識がなかったりしても「そうなんだ、楽しそう」「そういうの素敵だね」「そういう気持ちになれるのっていいよね」などと共感しましょう。
そして気を付けなければならないのが、否定的な言葉です。 人は自分が話をしているときの相手の反応をかなり気にしています。 特に回避依存症の女性は、人並み以上に気にするでしょう。 そのため「そんなことはないんじゃない?」「でもさ〜」といった、言葉でも「否定された…」と感じてしまいます。 相手をフォローしようとしたり、ちょっとした接続詞で深い意味はなくても相手にとっては拒絶されたと思う要因になりかねません。 否定的な言葉を使わないように気を付けましょう。
最後に、相手の心を開くときに一番大事になってくるのは、自分自身が自分に対して心を開いているかです。 自分のことをまず認め、知ることが大切です。 自分のことを理解出来ていないのに、相手を理解して受け入れることはなかなか出来ません。 相手の心を開こうとしても、うまくいかなくなってしまいます。 相手の心を開く前に自分のことを知り、自分自身がちゃんと相手に対して心を開けるようにしましょう。
回避依存症の女性を落としたいなら「ジワジワ作戦」でいきましょう。 いきなり距離を縮めると、回避依存症の女性はその倍は距離を取ってしまうと考えてください。 いきなり相手の心の中に土足で入っていくと、一瞬で回避依存症の女性は拒絶してしまいます。 いきなり距離を縮めないことが、回避依存症の女性に気に入ってもらう上で最も大切なことです。
回避依存症の人は「自分を特別に思ってほしい」という気持ちが強いです。 そのため、特別に思ってくれないのではないかと少しでも感じると、傷付きたくないため関係を断ち切ろうとしてしまいます。 ですので、特別感を出すことが大事になってきます。 「○○さんにだけ話すんですけど」や「○○さんなら大丈夫だと思うので」といったような、「あなただけ」ということを伝えましょう。
回避依存症の女性とは程よい距離を保つことを心がけましょう。 関わっていくなら距離を縮めたい、と思うものですが回避依存症の人は必要以上に距離を縮めることに抵抗があります。特に職場での人間関係においては付かず離れずの距離がいいでしょう。 距離を取りすぎると気持ちを遮断してしまう可能性があるので、挨拶をしたり話す機会があれば明るく話しかけることを心がけましょう。 そうすることで相手も声をかけてくれるようになるでしょう。 しかし、そうなったからといってプライベートな話を聞いたりいきなり飲みに誘ったりするのは控えましょう。
回避依存症の女性と長く付き合っていくには、こちらの意見を押し付けないことが大事です。 回避依存症の女性の多くは、相手に支配されることに対して嫌悪感や恐怖心を抱いていることが多いです。 そのため「こうしてほしい」「こうじゃなきゃだめだ」といったことを押し付けると、関係を断ち切ろうとしてきます。 仕事のことで「こうしてほしい」と言うのは問題ありませんが、個人的なことや友人関係において押し付けるようなことをするのはやめましょう。
親しい関係だからといって、すべてを分かち合わなければいけないわけではありません。 相手が距離を取りたいと思った時には、「そういう人だから」と距離を取った理由をすべて知ろうとしないことです。 また自分になにかあった時もすべて分かってもらおうとしすぎると「もう少し距離がほしいな」と思われてしまう原因になります。 先程も言いましたが、回避依存症の女性とは程よい距離感がとても大事になってきますので、お互い知らない部分があっても気にしないようにしましょう。
回避依存症の男性には寄り添うことや理解をしてあげることはとても大事です。 ただ、相手の言動をなんでも許すのはまた違います。 あまりに甘えさせすぎると、言動はエスカレートしていくばかりです。 そうなってくると、自分がだめになってしまいます。 理解してあげることと、甘やかすことは違います。 相手の言動によって誰かが傷付くのであれば、それを「仕方ない」と許してしまわないようにしましょう。 「それだけ、あなたの言動には影響力がある」と言ってあげることで、本人も自分が相手にとって必要な存在であることを理解できるでしょう。
回避依存症の女性との約束は守るようにしましょう。 仲の良い友人であったり恋人関係になると「ごめんやっぱり今日無理になった」「言ってたやつ出来なかった」ってなる時ありますよね。 これを回避依存症の男性に対してやってしまうと「裏切られた」「俺のことは大事じゃないんだ」と思ってしまいます。 そのため仲が良いから大丈夫だろうと思ってしまわないようにしましょう。 出来ないと分かった時点で事前に連絡をするなどして、約束を破ったりドタキャンをしたりするような状況は避けてください。
回避依存症を直して克服するためには、自分を好きになるということが大切になってきますよね。 回避依存症なところがあっても、それが「あなた」ですから、ありのままの自分を受け入れましょう。 いつまでもネガティブで自分に対して過小評価をしていては、自尊心は高まりません。 ポジティブに、前向きに自分自身について考えてみましょう。 「自分なら大丈夫」と自分自身を認める気持ちを常に持つ癖をつけてください。
そして回避依存症を克服するには、自分としっかり向き合うことが大切です。 あなたが今感じていることを吐き出すことがポイントです。 例えば、自分が感じていることを紙に書き出してみたり、「あの時はこう感じたな」などと過去の出来事の振り返りを行ったり。 気持ちを表現すると言った意味では、手紙を書いたり、交換日記をするのも良いでしょう。 自分の思いを伝えることで、「感情を吐き出してもいいんだ」と自信がついてきます。 やりたいことリストを作成してみるのも、楽しそうですね。
回避依存症を克服するためには、自分がなぜ回避依存症になっているのか原因を考えましょう。 例えば幼少期の家庭環境が原因だった場合、そうであることを理解するだけで気持ちが楽になります。 こういうことがあったんだから回避依存症になってしまったのは仕方ない、と思えるでしょう。 そして、では今後どうしていけばいいのかと次のステップにいくことができます。 自分のコンプレックスを考えてみたり、過去を振り返ってみたりして回避依存症になってしまった原因を追求してみてください。
自分のことを理解出来るようになってきたら、今度は自分の本音を話せる相手を作ってみましょう。 いきなりすべてを話すのは難しいので少しずつで大丈夫です。 「こういうことがあってこう思った」 「こういうことしてみたい」 「○○が嫌だった」 など、普段の出来事の中で何か思うことがあったら話してみましょう。
回避依存症を治すには、家族や恋人、友人、また会社の人など関わる相手のことを理解するようにしましょう。 自分のことを理解してもらうなら、相手のことを理解することが大事です。 自分だけ分かってもらおうとすると、すれ違いが生じます。 相手が何を考えているのか、どういうことを思っているのか知り、たとえ自分と違っても受け入れるようにしてください。 十人十色ですので、全て同じよう考えるのは不可能です。 「そういう考えや思いもあるんだな」と理解していきましょう。
回避依存症な自分に嫌気が差している時は、だいたいいつもストレスが溜まっていて気持ちに余裕がありません。 何か上手くいかないことや、嫌なことがあるとずっとそのことが頭から離れなくなります。 そして考えれば考えるほど嫌悪感は募っていきます。 しかし、考えたところで解決するわけではありません。 休日の1日は仕事のことなどを何も考えない日を作るようにしましょう。 何か没頭できる趣味をしてみたり、映画を見てみたり、行ったことのない場所へ行ってみたりと、焦る気持ちや苛立ちを忘れられることをしてみてください。 何も考えない時間はとても大事です。
「承認欲求」は、大きくわけて「自己承認欲求」と「他者承認欲求」と二つあります。 「自己承認欲求」は、自分で自分を認めたいと思う欲求のことで、「他者承認欲求」は、他人に認められたいと思う欲求のことをいいます。 「承認欲求」は基本的にこの他者から認められたいという「他者承認欲求」のことを指します。 「他者承認欲求」を持っていると、他人から認められないことでストレスが溜まり辛い気持ちになってしまいます。 そのため、自分で自分を認めることで満足するようになりましょう。 なりたい自分をしっかりと持ち、それを叶えていけるように努力をしていきましょう。
いかがだったでしょうか? 回避依存症の女性について解説してきました。 魔性の女が回避依存症なわけではありませんが、その可能性もあることが分かりましたね。 あえて駆け引きで距離を取っているのか、回避依存症のため距離を取っているのか考えるといいでしょう。