あなたの職場にいつもぼーっとしていてやる気が感じられない人はいませんか？本記事ではそんな覇気がない人の特徴、心理・原因、覇気がない人との上手な付き合い方、覇気がない性格を治す方法をご紹介していきます。
「覇気がない」とはやる気や意気込みが感じられない、積極性がない人に使われる言葉です。 「覇気」は「はき」と読み、「積極的に取り組もうとする意気込みや姿勢」「上にのぼりつめようという野心」を意味します。 何事にも消極的でやる気がなさそうな人やいつもぼーっとしてる人が「覇気がない人」です。 そんな人が周りにいると、なんだかこちらまでやる気がなくなってしまいますよね。 本記事ではそんな覇気がない人の特徴、心理・原因、覇気がない人との上手な付き合い方、覇気がない性格を治す方法をご紹介していきます。 身近にそんな人がいて困っている、自分も覇気が欲しい、そんな人は是非参考にしてみてください。
表情があまり変化しないのが覇気がない人の特徴です。 ですが、全く感情がないという訳ではありません。感情の起伏が緩やかなため、喜怒哀楽が表情にでにくいのです。 にこやかに挨拶をする訳でもなければ、ちょっとしたハプニングで慌てふためくこともなく、冷静に淡々と物事をこなしていきます。 周りの人からすると感情が読みにくく、嬉しいときもあまり表情に出すことができないので、相手からすると「嬉しくなかったかな？」と勘違いされてしまったりすることもあります。
覇気がない人で、大きな声でハキハキと会話をする人はあまりいないのではないでしょうか。 会議などで意見を求めても小さな声でボソボソと喋ったり、「特にありません」で会話を強制終了することも。 というのも、覇気がない人にはどちらかと言えば内気で自分に自信が持てない人が多く、下手に注目を集めたくないという思いから小声になりがちです。 また、発言すること自体が嫌だ、面倒臭いと思っている傾向があるため、自分から発言することはあまりありません。
覇気がない人はマイペースな人が多いです。 まずあまり積極的な性格とは言えないのでスタートするまでに時間がかかってしまいます。 そのためどうしても行動が他の人よりもワンテンポ遅れてしまうのです。 その他にも、特に忙しいわけではないけれど急ぎではないからと頼まれた仕事を後回しにしたり、集合時間までに余裕があるからとゆっくりしすぎて結局いつもギリギリになって慌ててしまったり、特に何かを考えている訳でもなくぼーっとしていることも多々あります。
不器用なのも覇気がない人の特徴でしょう。 覇気がない人は積極性に欠けるため、会話も「YES」か「NO」の必要最低限の返事で終わらせたり、自分の意見を発信したりするのも苦手です。本当は助けて欲しいのに助けてと言い出せないことも… また、マイペースでもあるので、一つに事に集中すると他の事が疎かになってしまいがち。 器用な人は同時にいくつかの仕事を並行して出来ますが、覇気がない人は同時進行で仕事をするのは難しいでしょう。
覇気がない人は人付き合いが苦手です。 目を合わせられなかったり、会話や挨拶が苦手なのもコミュニケーション能力が低く、人付き合いを面倒臭いとさえ思っています。 また他人への興味がないため、コミュニケーションをとりたいとも特に思っていません。 積極的にコミュニケーションをとろうと思わないため、経験値は上がらず、閉鎖的な性格になってしまいます。
覇気がない人にはお洒落に無頓着な人も多いです。 まずファッションに興味がなければ、何が流行しているかも関係ありません。 髪型も昔から変わらなければ、洋服も着られれば何でもいいと思っているため、穴が開いたりサイズが合わなくなるというような理由がない限り新たに購入するということは滅多にありません。 持ち物も同じものをずっと使っているため、周りからは物持ちが良いなと思われているかも。
覇気がない人は周りの人のやる気をも奪ってしまうことがあります。 同じ職場にぼーっとしている人がいると、こちらまでやる気を失ってしまいませんか？ 覇気がない人は仕事に対してもマイペースな人が多いので、その分周りの人が仕事をカバーしなくてはなりません。 例えば10仕事があるうち覇気がない人はマイペースに4しかできなかったら、残りの6を誰かがやることに… そんなことが続くと、周りの人も真面目に仕事をしているのが馬鹿馬鹿しくなってやる気を失ってしまいます。
覇気がない人はでしゃばるようなことはしないでしょう。 何度も言うようですが、覇気がない人はあまり積極的ではありません。 意見を求められた時でさえ発言は必要最低限で済ませるので、自分から口を出すことはしません。 そこには自分がでしゃばることでトラブルが起きたら面倒臭いなという思考が働いています。 もし「違うな」「もっと良い案があるのに」と思ったとしても口は出さず、静かに従うでしょう。
覇気がない人のいつも気怠げな雰囲気に色気を感じる人もいます。 少女漫画なんかでもいつもキラキラしている人気者のキャラクターではなく、なぜか覇気がないいつも気怠げなキャラクターとヒロインが恋に落ちるなんて設定もよくあります。 いつも気怠げな人が助けてくれたりすると、普段とのギャップが激しいせいか余計にドキドキしてしまうのかもしれません。 また、いつもちょっと力を抜いている感じが余裕があるように見えて好きという人もいるでしょう。
覇気がない人は、やりたいことや目標がありません。 そのためやる気も起きないし、積極性もないのでしょう。 例えば仕事の先輩の話なんかも、やりたいことや目標を持っている人はしっかりメモをして聞いていますが、覇気がない人はなんとなくしか聞いていないので、そこで既にやる気の差が出てしまいます。 やりたいことや目標を持った人は将来のヴィジョンもしっかり見えているため、実現のために必要なものを少しでも吸収しようと積極的でやる気にも満ち溢れています。 覇気がない人はその真逆と言えるでしょう。
ネガティブ思考が原因となって覇気がなくなってしまっている可能性も。 覇気がない人はネガティブなことを考えるだけではなく、態度にも出てしまいます。 大きな仕事を任されたりすると、内心「嫌だな」「ミスは全て自分の責任になってしまう」「やりたくない」と思っていて、嫌々仕事を引き受けます。 そのネガティブな思考のせいで仕事にも積極的に取り組めず、気怠げな態度が前面にでてしまい、周りから「覇気がない」と思われることになるのです。
覇気がない大きな原因は、自分に自信が持てないことにあります。 人は誰しもコンプレックスを抱えており、それは自分の容姿であったり、学歴、性格など人によって様々。 自分でコンプレックに感じてしまうこともあれば、他人から刷り込まれることもあります。 そういったコンプレックスから自分に自信を持つことができず、「どうせ私なんて」「私はダメな奴だから」と積極的に行動しないために覇気がなくなってしまうのです。
体調がすぐれない時って辛くて姿勢も前傾姿勢になってしまいますよね。 そんな様子を見て、周りから覇気がないと思われることもあります。 体調がすぐれない時はいつもと違って集中力、思考力、注意力、判断力この全てが低下します。 そのため仕事もなかなか進みません。 パフォーマンスが落ちるだけでなく、顔色や姿勢も悪くなっていくので、外見からも覇気がないのが伝わります。
覇気がないのは単に眠たいだけなんてこともあります。 仕事中や授業中に眠たそうにしていると「やる気がないのかな」と思われるのも無理はありません。 例え覚醒していたとしても、睡眠不足も体調不良同様、集中力や思考力、注意力、判断力を低下させパフォーマンスを落とす原因にもなります。 仕事や勉強に全力で挑みたいのであれば、しっかり睡眠をとるようにしましょう。
覇気がない人と上手く付き合うには適度な距離を取るのがいいでしょう。 特徴の一つにも挙げましたが、覇気がない人は周りの人のやる気まで奪ってしまうことがあります。 仕事中にぼーっとしているの見ると腹が立つ、やる気の無さが伝わってこっちまでやる気が失くなるという人は、なるべく視界に入れないようにしたり、自分も無気力になってしまわないように深く関わらないようにしましょう。
相手が如何にもやる気のないネガティブなオーラを出してきても、「そうだよね〜これ面倒臭いよね」と同調しないようにしましょう。 覇気がない人は会話からもネガティブで、やる気の無さが伝わってきます。 そんな人と話をしているとこちらもどんどんネガティブになってしまいますよね。 しかし、相手がネガティブだからといってこちらも暗くなる必要ありません。 覇気がない人に同調してしまうと、自分自身もどんどんやる気が無くなってしまいます。
覇気がない人に同調するのはよくありませんが、かと言って否定したり、注意したりするのは避けた方がよいでしょう。 覇気がない人がやる気ない、面倒臭い発言をしてきて「そんなことばっかり言ってないで早くやりなよ」「いつまでも終わらないよ」と否定してしまうと、相手は更にやる気を失い「じゃああなたがやってよ」と逆上するか、「自分はやっぱりダメ人間だ」と落ち込んでしまい行動が更にスローに… 同調も否定もしないのは難しいですが、強いて言うなら表面上は「そうですね」程度で相手に合わせ、心の中では「また言ってるよ」「自分はさっさとやろう」と自分の覇気を持っていかれないようにするのがいいかもしれないですね。
まずは外見から入ってみましょう。 覇気がない性格を治したいと思っているのであれば、姿勢を正すことをおすすめします。 覇気がない人には姿勢が悪い人が多いです。 猫背のように背中が丸まって、頭部が前方に出た姿勢だと胸部が圧迫され、十分な呼吸ができず声が通りにくくなってしまいます。結果、モゴモゴと聞き取り辛い声に。背筋をピンと伸ばして声のトーンを上げるだけで、雰囲気を明るくすることができます。 姿勢が悪くなっていると気付いたら、背筋を伸ばして姿勢を正すよう意識しましょう。 猫背は肩こりや腰痛、肥満、便秘などの不調も引き起こすので治さない理由はないですね。
生活習慣の乱れは体調不良に繋がります。 例えば睡眠不足は身体を十分に休めることができず、ストレスや疲れを解消できません。 また運動不足によって血行が悪くなり、老廃物が溜まることで肩こりや自律神経の乱れといった体調不良を引き起こします。 そんな体調不良から精神的にも肉体的にも倦怠感を覚え、何に対してもやる気がでず、覇気がなくなる原因になってしまいます。 しかしこれらは生活リズムを整えることができれば解消できる問題です。 生活習慣を見直し、体調管理をしっかりすれば自然と倦怠感も薄れていき、やる気も出てくるでしょう。
覇気がない性格を治すには人生の目標を立ててみるのがいいでしょう。 何も目標がなければやる気が起きるわけもなく、ただ淡々とした毎日を送るだけです。 しかしそれではいつまで経っても覇気がない性格は治りません。 まずはやりたいこと、目標を設定し、その目標を達成するために何が必要なのか考えましょう。 面倒臭いと思っても目標達成のために必要だと思えるならば踏ん張ることができます。 または今は必要ないと感じるのであれば切り捨てましょう。 目標達成のための近道を自分で模索し、方法を変えて効率を上げるのもいいですね。 目標が明確になれば、面倒臭いと感じても「目標達成に必要だから」とやる気も自然と湧いてくるでしょう。
目標を設定できたら、その目標達成に向けてコツコツ行動しましょう。 目標は設定しただけでは達成できません。少しずつでも行動することが大切です。 「いずれはこんな企画を提案できるようになりたい」「○年後にはここの責任者になりたい」という目標であれば、目の前の仕事を着実にこなしていき、「○歳までに結婚したい」という目標であれば、その年齢までに料理の腕を磨いたり、貯金をしてみましょう。 辛くても、着実に目標達成に向かって行動していると思えばモチベーションを上げることができ、やる気も出てくるでしょう。
あなたが覇気がないのはもしかしたら周りにいる覇気のない人から伝染したものかもしれません。 覇気がない人が周りにいると、真面目にやっている自分が馬鹿らしくなって自分もやる気がなくなってしまうという人もいます。 周りに影響されて自分も覇気がなくなっているとしたら、周りを気にするのをやめましょう。 人は人、自分は自分。周りのことは気にせず、自分が出来る最善を尽くすよう常に心がけましょう。
いかがでしたか？ 今回は覇気がない人の特徴、心理・原因、覇気がない人との上手な付き合い方、覇気がない性格を治す方法についてまとめてみました。 覇気がない人はあまりやる気や積極性がなく、「面倒臭い」というの言動にも反映させてしまうようですね。 いつも気怠そうにしているので、周りのやる気も奪ってしまうことも… 単に体調が悪いということもありますが、ネガティブ思考や目標がないことが覇気がなくなる大きな原因のようです。 そんな人が周りにいると自分のやる気も奪われてしまう可能性があるので、同調も否定もせずに適度な距離を取って接するのがベストでしょう。 覇気がない性格を治したいと思うのであれば、周りの人に流されず、しっかり目標を立て、それに向かって努力を惜しまず行動することを心がけると良いですね。
