「貶める」という言葉を知っていますか?「蔑む」などと同じ意味を持ちます。今回は「貶める」の正しい読み方や意味と英語表現、そして使い方を解説します。そして「貶める人」の特徴や心理と、その対処方法も紹介します!
○読み方 <おとしめる> 「貶す」は「けなす」と読み、「貶む」は「さげすむ」と読みます。 また、「とぼしめる」と読み間違えられることがありますが、「とぼしめる」という言葉自体が存在しません。 ○意味 人を劣ったものみなしてばかにする、見下す、悪口を言う 下落させる、成り下がらせる
「貶める」は相手や他人をばかにしたり見下したりするという意味で使います。 また「下落させる=価値を下げる」といった意味もあるので、自分自身に対しても使う場合があります。 よく「陥れる」の意味と混同されることがあります。 「おとしめる」と「おとしいれる」と読み方も似ていて、悪い意味を持つ言葉から間違えやすくなっているようです。 「陥れる」は、「人を騙して困難な状況に追い込む、失脚させる」ことです。 「貶める」とは意味が異なりますので使い方には注意しましょう。 ただ、日常的に「貶める」はあまり使われません。 「見下す」「ばかにする」などの言葉がよく使われています。 若者の間では「貶める」ことを「ディスる」などと使っています。 「ディスる」は「disrespebt(ディスリスペクト)」から派生したものです。 ディスリスペクトは侮辱、軽蔑などの意味があり「貶める」とほぼ同じ意味になります。 「友達をディスる」「友達にディスられた」などと使います。 「貶める」の使い方は例文も参考にしてみてください!
どんな人が他人を貶めるのでしょうか? 相手を見下すとは、自分の方が優れていると思っているのだろうと思いますが実際はその逆です。 他人を貶める人の特徴を紹介していきます。
他人を貶める人は自信がないことから、人を下落させることで自分の価値を上げることができません。 確かに、実際自分に自信があったり才能がある人はわざわざ人を見下す必要はありませんよね。 コンプレックスなどを抱えていて、それを克服できないことを自責していたはずが他人を妬み、貶めるようになっていくのです。
他人を貶める人は、とにかく嫉妬心が強いです。 嫉妬をするということは、要するに自信がないからです。 先ほども言いましたが、自分に自信のある人は他人を嫉妬したりはしません。 そして、努力をしていません。 自分は頑張らずに妬んでばかりいるため、人の悪いところばかりが目につきます。 それで安心しています。
ただ自信がなかったりコンプレックスがあるだけなら落ち込んでいるだけですが、とてもプライドが高いです。 自分のミスや出来ないことを認めることができません。 そのため、認めることや成長するための努力をしない代わりに人を貶めます。
実際に、貶めている内容と異なるところに不満や不安がある人が多くいます。 何かに対する欲求不満のはけ口になってしまっています。 疲労が溜まっていたりイライラしていると、普段なら気にならないようなことが気になってしまったりイライラしてしまったりします。 そういうことが溜まり他人を見下すことで、自分がイライラしている状態よりも誰か他の人はもっと悪い状態であると思い込み安心したりイライラを解消しているのです。
相手は自信のなさや嫉妬から貶めてきています。 「かわいそうだな…」と思って、気にしないようにしましょう。 心ない言葉を向けられ傷付いたりイライラしますが、相手にしないことです。 あまりにひどい場合は、侮辱罪にも匹敵することもあります。 言葉であれば録音したり、文書やメールであればそれらを取っておき、まずは上司や家族などに相談しましょう。 対等に話をしても、通じません。 第三者に仲介や注意をしてもらうようにしましょう!
自分が他人を貶める行為をしていることに気付いたら、まず素直に謝罪しましょう。 貶めている自分をきちんと認め、反省することです。 そして、なぜ自分がそのようなことをしてしまったのか考えましょう。 羨ましかったのか、何か他にイライラすることがあり当たってしまったのか。 何かしら原因があるはずです。 すぐに解決しなくてもいいです、まずは自分で原因を理解して他人には当たらないようにしましょう。 それから、自信を持てるようにすることです。 いきなり自信を持って生活するというのは難しいことです。 まず自分から生まれる感情を素直に認めてあげましょう。 そのためには、自分は何が好きでどういったことがしたいかを明確にすることが大切です。 気心の知れた家族や友人と話したり、ひっそりと紙に書いたりしてもいいです。 まずは自分自身と向き合うことです。 そして、それらを実行するには何をしたらいいのか考えます。 そうすると、どれくらいのお金や時間が必要か分かってきます。 そのお金や時間を作るにはどうしたらいいか、だんだんと答えが見えてきます。
○蔑む<さげすむ> (意味:あなどる、能力などが劣っているとばかにする) 「貶める」とほとんど同じ意味です。 「貶む」と書いて「さげすむ」と読み方も同じになります。 ○卑しめる<いやしめる> (意味:いやしいものとしてさげすむ、見下す) ○見下す (意味:相手を下に見る、ばかにする) どれも、「貶める」とほぼ同じ意味になります。 一般的には「見下す」が一番使われています。 また、名詞でも類語があります。 ○軽蔑<けいべつ> (意味:いやしいもの・劣ったものとみなし馬鹿にする) ○侮辱<ぶじょく> (意味:相手を馬鹿にして辱めること、名誉などを傷つけること)
○敬う<うやまう> (意味:相手を尊敬し、礼を尽くす) ○崇める<あがめる> (意味:きわめて尊いものとして崇敬する、大切にし寵愛する) ○尊ぶ<とうとぶ> (意味:尊敬しあがめる、価値あるものとして大事にする) どれも、相手に対する感情の対義語です。 見下すと反対の意味になる敬うといった意味を持ちます。 ○卑下<ひげ> (意味:自分を人より劣ったものとして扱うこと、へりくだること) 「貶める」と同じ見下す行為ですが、相手ではなく「自分自身」に対して見下す意味を持ちます。
人を「貶める」場合の、最も一般的な英語表現は「look down on...」です。 人・物の両方に対して使える表現ですと、「軽蔑」を意味する「contempt」と「見せる」を意味する「show」を使い、「show contempt for...」などがあります。 また少し難しい単語ですが、「denigrate」などの動詞もあります。 例文を見てみましょう。
You're definitely not going to make yourself popular if you always look down on others.
他人を貶めても、自分の評判は絶対に上がらないよ。
You shouldn't denigrate people just because they have different opinions from you.
彼らがあなたと違う意見だからという理由だけで、他人を貶めるべきじゃないよ。
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「貶める」について理解できたでしょうか? ✔「おとしめる」と読む ✔「人を劣ったものみなして見下す」という意味を持つ ✔若者は「貶める」ことを「ディスる」と使う ✔貶める人は自信がない! 人を貶めることは、決してしてはならないことです。 相手を気にする前に自分自身のことを気にしましょう。 そして成長し自信がつけば他人のことなど気になりません。 まずは自分と向き合いましょう!