媚びる人は、人によって態度を変える世渡り上手さんです。場面によっては必要なスキルですが、周囲の人をイラつかせることも少なくありません。そこで媚びる人への対処法を徹底解説していきます。
媚びるとは「こびる」と言います。 意味は「他人に気に入られるように振る舞う、相手のご機嫌をとる」です。 そして「女性がなまめかしい態度で男性の気を引こうとする」といった意味もあります。
媚びる人は、とにかく誰にでも良い人アピールをするわけではありません。 自分より格下の相手に対しては、別人かな…と思うぐらいに雑に扱ったりしますが、目上の人間に対してはヘコヘコして媚びを売ります。 誰でも目上の人にはそれなりに下手に出るものだと思います。 ただ、媚びる人の場合その差があからさますぎると言えるでしょう。 自分が優位にたつためには周りにどう思われようと、必要だと感じる人にはゴマをするようなことをするのです。
媚びる人は、関わっている相手に対して特別感を与えるのが上手いです。 「○○さんにしか頼れない」「○○さんにしかできない」など、自分だけが頼られているんだという特別感を与えます。 「自分だけなんだ」と感じると頼られていることを嬉しく思ってしまいますよね。 それが媚びる人の狙いです! そうやっては色々な人に「助けてあげたい」と思わせていつでも頼りやすい状況を作っています。
媚びる人は自分のためになら平気で嘘をつきます。 結果的に、自分が不利な状況にならなければなんでも良いのです。 多少の嘘ぐらいでは罪悪感もありません。 例えその嘘が人を傷つけてしまっても、おかまいなし。 ちょっとサイコパス的な部分があるのかもしれません。 嘘をつくのがとっても上手いので、誰も疑わず上手く丸めこまれてしまいます。
媚びる人は、基本的に自分のプライベートを隠します。 プライベートな話までして自分をさらけ出してしまうと本心がバレてしまうリスクもあるし、自分のプライベートを話すことに何のメリットもないと思っています。 気を許しているように見えて、実は「仕事」と「プライベート」できっぱり線引をしているのです。 実はガードが堅く、警戒心がとっても強いのです。
人によって態度を変えることが多い媚びる人ですが、中には誰に対してもいい顔をするタイプもいます。 八方美人とは誰からも良く思われようと要領よく振る舞う人です。 例えば、部下の前では社長の悪口に同調し、社長の前では部下は仕事ができないなどの愚痴に同調するような人です。 人に合わせてコロコロと意見や態度を変えたり、反対に誰のことも悪く言うことなくとにかく誰にでも良い顔をして自分の味方を多く作っていきます。 媚びの売り方がとても上手で、騙されてしまう人も多いんですよね。 でも実は影で色々な人の悪口を言っていたりと、恐ろしいタイプです。
媚を売る人は損得で物事を考える打算的な人が多いです。 単純に、自分にとって損なことに労力を使うのが無駄だと思っているので、時間をかけることを嫌います。 意識的にというよりは、もはや無意識のうちに瞬時に「損が得か」で判断ができるようになってしまっています。 この考え方は、仕事に関してだけではなくプライベートにも共通しています。 むしろ、「仕事で得する可能性がある」と思えばプライベートの時間も使ったりするぐらいです。 自分にとって得であれば何でもいいのでしょう。 とにかく自分の得のために行動をしています。
媚を売る人って、頭の回転が非常に早いです。 自分の損得を一瞬で判断することができるということは、頭の回転が早いからこそできることです。 臨機応変に「今こうすることが自分の得になるはずだ」ということを判断することができるなんて、なかなかできることではないですよね。 さらに、頭の回転が早いので、「今はこれをすべきではない」といった無駄なものを切り捨てるような場面でも瞬時に判断することができるので要領よく行動をすることができます。 そのため、誰にどういった媚を売ればいいのかの判断がとても早いです。
媚びる人っていつも「自分さえよければそれでいい」という考えを持っています。 つまり、自己中心的なんです。 自分さえよければそれでいいので、人に対する感謝の気持や「申し訳ない」という気持ちが欠落していて周りに迷惑をかけまくっていても何の罪悪感も感じません。 自分の行動で、例え周りからバッシングをうけたとしても、結果的に自分がいい感じになればそれでOKなのです。 ある意味周りの人の気持ちに気づけない「鈍感」であるとも言えます。
媚びる人は、とにかくプライドが高い。。。 自分が人より劣っているのは許せないし、納得がいかないのです。 とにかく凄いって言われたい!だからこそ、頭をフル回転させて自分を優位な方向にもっていきます。 ここに腹黒さを感じますよね。
媚びる人は非常に自己愛が強いです。要するにとってもナルシストなんですよね。 自分のことが何よりも大切なため嫌われたくなくて人に媚びるんですよね。 そのため相手のことを立てて下手に出ておきながら、内心は「簡単に転がせるわ〜」「チョロいな」などと思っています。 謙遜的な態度を取ることがとても上手ですが、それはほとんどが演技でそうやって相手を気持ち良くさせて目上の人に可愛がられている自分に酔っています。
媚びる人はとにかく認めてもらいたい! 承認欲求が強く常に自分が周りから認められることだけを考えています。 そのため相手に媚びまくって、気に入られて昇進や昇給をしてもらったり可愛がられることで承認欲求を満たしています。 承認欲求が強いということは、誰かに認めてもらわないと不安になってしまうということです。 なので、本当は自分に自信がないんです。 媚を売る人って自信家でメンタルが強く思われがちですが、実は誰よりも繊細で傷付きやすかったりもするんですよね。
媚を売る人は「負けたくない!」という気持ちがとにかく強いです。 常に周りと自分を比べています。 例えば「ライバルに負けた」といった悔しい経験がきっかけで「承認欲求」を強くしてしまう可能性があります。 その時の悔しい点・悲しいといった経験が、「誰にも負けたくない」「誰よりも優れていることで認めてもらいたい」という気持ちが大きくしてしまうのです。 これには「常に誰かと比べて育てられていた」「両親が結果がすべてという考えだった」というような幼少期に受けた両親の教育が影響している場合があります。 幼少期に「負けた」「挫折した」といった経験をした場合、「結果だけが全てではない」「努力している過程が大事なんだ」という両親のフォローが必要であるといえるでしょう。
誰かに媚びていないととにかく不安なんですよね。 人は褒められると喜びますよね。 思ってもなくても相手を喜ばせようと媚びることで、「これで私は嫌われない」「いい人だって思われたはずだ」と安心感を得ようとしています。 しかし実際に信頼関係が結べたわけではないので、不安が一切なくなることがありません。 そのため、定期的に安心をするために媚び続けてしまいます。
また、媚びることで人を操ることが出来るのを楽しんでいるタイプもいます。 これはもう自分がどう見られたいかとか、得をしたいだとかそんなことは考えていません。 媚びることで相手が喜び、自分の都合の良いように行動してくれたり羽振りがよくなったりするのを楽しんでいます。 サイコパス気質がありますね。 表面上はとても人当たりが良く、相手を気持ちよくさせるのがとても得意です。
「媚びてるな〜」と思っても、気にせずそっとしておきましょう。 その人はその人のやり方があるわけです。 それで実際に気に入られて良い思いをしているのを見るとイライラしたりすることもありますが、媚びを売られた人もまんまと媚びる人の術中にはまっているわけです。 いちいちそれに感情を動かされていたら疲れてしまいますので、横目に見る程度にしておきましょう。
媚びる人に出会ってしまった場合は、遠慮せずに距離をおきましょう。 相手には自覚がないので、指摘したところで異常なまでに落ち込まれてしまうか、もしくは逆上されてしまう可能性があります。 静かに「相手のSNSを投稿をミュートにする」「必要以上に連絡をとらない」など自分にストレスにならない程度の距離感を保つようにしましょう。 職場であれば業務以外では関わらないようにしましょう。
「実は最近友達にすごい媚びてる人がいてさ、」と違う人を指摘するフリして、本人のことを言うというのもありでしょう。 「そういうのって気付くよね」と言えば、相手が「自分のことだ」と気がついていればギクリとするはずです。 自分のことだとは気付かずに「そんな人とは縁切りなよ」とか、「その人頭おかしいよ、それでそんな人と関わっているあなたも頭おかしいよ」と偉そうに言われてイラっとさせられてしまう可能性も高いのですが...。 試してみてもいいかもしれません。 ただ回りくどいやり方なので、他の人に聞かれたらあなた自身の性格が疑われてしまうこともあるかもしれません。
媚びている人のことは気にせず、自分がやるべきことに集中しましょう。 媚びることで地位や名声を手にする人もいます。 しかしそれはいつか崩れてしまう可能性も高く、実力が伴いません。 その間に、自分の実力をしっかり身につけて着実にステップアップしていきましょう。 とにかく媚びている人のことは気にしない! 自分の人生ですので、自分のことに集中しましょう。
媚びてることがバレると周りからは嫌われてしまう人がほとんどです。 特に同性からは嫌われます。 上司に媚びをうっていたり、異性にいい顔ばかりする人なんて、見ていて嫌な気持ちになるだけですよね。 仲良くしたら利用されたり、裏切られたりするんじゃないかと思ってしまいます。 実際に自分が異性に良く見られる為には同性を利用するような人も多いですから、嫌われて当然でしょう。
媚を売る人は、結果的に信頼を失うことになってしまうことが多いです。 「結局、全部自分の為にしていることだったんだ」「利益のために自分は利用されていたんだ…」なんて思ったら、また利用されるんじゃないかと思ってしまって信用できないですよね。 誰からも信用してもらえないのって、結局上辺だけのすぐ切れる関係になってしまってとっても悲しいです。 明らかに困ってそうなのに、助けようと思って話しかけても「なんでもない」「大丈夫」と言われてしまいます。 その言葉すら信用出来ず「何か裏があるのではないか?」って思われてしまいます。 一度壊してしまった信頼を取り戻すのはとっても大変です。
媚を売っていることがバレると、「嘘つき」「損得勘定しかない」といった悪いレッテルが貼られてしまい、結婚してくれる人がいなくなってしまいます。 また、お付き合いをしていると一緒にいる時間が長いので、相手の考え方とか本性が段々わかってきますよね。 そのうちに「媚び売ってるな」「本音が分からない…」と思われてしまいます。 何考えているのか分からない人と結婚したいと思いますか? なので、いざという時に「媚びを売る」という印象が強すぎると一生者のパートナーを見つけるのは非常に難しいと言えるでしょう。 誰かを紹介してもらうことなども少なくなっています。
媚を売る人の中にはがっつり出世する人もいます。 媚を売ることは本質的に会社にとって価値はないですが、上司がおバカさんの場合は評価が高くなってしまうのです。 納得がいかない場合、「媚を売ってないで、商品売れよ」と心の中でツッコミをいい、転職しましょう。