「虚言癖」という言葉をご存知ですか?どうしても嘘を繰り返してしまう人間の性質のことを言います。 今回は「虚言癖」について詳しく解説します。「虚言癖の人」の特徴や原因をまとめたので是非参考にしてみてください。英語表現も紹介します。
「虚言癖」は<きょげんへき>と読みます。 虚言癖とは、「どうしても繰り返し嘘をついてしまう性質」のことです。 漢字の通り、「虚言=うそ」をついてしまう「癖」です。 本来、人は何か嘘をついてしまう理由があります。後ろめたいことがありそれを隠すために嘘をついたり、相手を騙すために嘘をついたりします。 そして嘘をつくことでどうなるかを考えて嘘をつきます。 しかし、虚言癖の人はそういった理由もなくどうなるかを考えていません。 嘘をつくことが癖になっており、自分で制御できなくなっています。 ちなみに「虚言癖」は英語で「pathological lying」になります。
人間誰しも嘘を一度はついたことがあるかと思います。 それは、相手を傷つけないための嘘であったり空気を読んだりと、必ずしも嘘が全て悪いことではないですよね。 しかし、日常的に嘘をついてしまっては他人を傷つけたり信頼してもらえなくなったりしてしまいます。 そんな「虚言癖の人」にはどういった特徴があるのでしょうか? まとめてみたのでぜひ参考にしてみてください!
虚言癖の人は、とにかく周りから注目され認められたいことから虚言を繰り返してしまいます。 虚栄心や承認欲求が強いと、とにかく自分を実質以上に見せたり見栄を張ってしまいます。 実際には自分に自信がないために嘘をついてしまうのでしょう。 ありのままの自分では、認めてもらえないと思っているのでしょう。 話を盛ったり、ひどい場合には作り話をしてしまいます。 その結果、周りからは「嘘ばっかり」と思われてしまいます。
虚言癖の人は、プライドが高いことから嘘をついてしまうことがあります。 いつでも完璧であると思われたいがために、自分の失敗などをごまかしてしまいます。 特に仕事のミスなどを隠すことが多いです。 誰かにミスをなすりつけたり、自分は関係ないような顔をしてしまいます。 さらに、失恋した時なども「自分が好きじゃなくなった」「元々恋愛感情じゃない」と振られたことを隠すために嘘をついてしまいます。
コンプレックスやトラウマを抱えている人は「虚言癖」になってしまう場合があります。 例えば外見にコンプレックスのある人が「かっこいいと言われた」などと言うことがあります。 また、友達がいないことがコンプレックスな人は「これは友達にプレゼントされた」などと自分で買ったものを人に言うこともあります。 また、幼少期に親に愛されなかったトラウマがある人は周りの人から構われたいがために嘘を付き続けてしまうことがあります。
虚言をしてしまうのは、目立ちたいが故の場合もあります。 目立ちたいがために、みんなが注目するようなことを嘘でも平気で言ってしまいます。 とにかく目立ちたいので、嘘だろうと関係ありません。 後々、つじつまが合わなくてもあまり気にしません。 目立ちたがり屋さんは、「えーすごいね!!」と言われるためなら嘘なんて朝飯前なんです。
虚言癖の人は、ただただ構われたい場合があります。 構われたいがために、周りが心配するような嘘や食いつくような嘘を平気で言います。 「体調が悪い」「○○さんにいじめられている」「昨日、芸能人に声かけられた!」 など、すぐにバレてしまうようなことでも話してしまいます。 「大丈夫?」「その話もっと聞かせて!」とみんなの関心を自分に向けたくなってしまいます。
虚言癖の人は、寂しさや孤独感を抱えています。 そのため構われたい、優しくされたいと思ってしまい、嘘をついてしまいます。 「嫌なことがあった」「体調が悪い」などと嘘をつき、周りの人に優しくされて寂しさを埋めようとしています。 この場合は「寂しいから嘘をつこう!」と思っているのではなく、根底にある寂しさから無意識に他人の気を引くような嘘をついてしまっています。
自分自身を正当化するために嘘をつくことがあります。 仕事のミスを隠すために「○○さんにやれと言われました」などと人のせいにします。 自分を正当化するためには、平然と人を陥れたり傷つけたりするので、周りの人には多大な被害があることも。 自分を正当化することができるのであれば、相手が不愉快な思いをしても何だっておかまいなしです。 自分さえ不利な状態にならなければ、何だっていいんです。
「虚言癖の人」は、実は自分が嘘をついているという自覚がない場合があります。 勘違いや思い込みが激しい人の場合、嘘をついているつもりはありません。 「○○さんに狙われている」「○○さんに陰口言われた」「私はモテている」などと平気で人に話してしまいます。 周りが「それは勘違いだよ」と言っても「そんなことない!」と、人の話を聞きません。 本人に嘘をついているうという自覚がまったくないので、何を言ってもどうにもなりません。 気が付くと1人でギャーギャー騒いでいるだけだったりもしますが、思い込みが激しすぎるので、まったくそのことに気がついていません。
なにか隠し事があり「虚言癖」になってしまうことがあります。 隠し事があると、それが解消されたり隠さなくて良くなるまで、嘘をつき続けなくてはなりません。 大抵の人は隠しきれないなと判断したり、途中で嘘をつき続けることが苦しくなり白状したりするのですが、「虚言癖の人」の場合は嘘をつくことが平気なのでいつまでも嘘をつき続けることがあります。 そのため、あまりに平然な姿から周りから嘘だとばれないことがあったり、バレたとしても嘘をつき続けたりします。
まず虚言癖の人は、嘘をつくという行為に対して一切の罪悪感がありません。 本来、人は嘘をつく時って罪悪感を持ちます。 嘘をついてしまったことを後悔したり、バレたらどうしようと不安な気持ちになることもあります。 しかし虚言癖の人は、当たり前のように嘘をついているのでそういった気持ちになることがありません。
虚言癖の人は、相手が嘘をつかれて嫌な気持ちになったり傷付いたりすることに対して、何も感じません。自分が守られればそれでいいと思っています。 かなり自己中心的な考えを持っており、他人がどう思おうが何を感じようが、相手の気持が分からないのでどうでもいいと思っています。 ただ、自分が嘘をつかれたり傷付けられたりすると逆上するのが厄介です。 とにかく常に自分のことしか考えられません。
虚言癖の人は、素直じゃありません。 とても偏屈な性格をしており、常に自分の気持ちをありのまま表現することが出来ません。 偏屈な人も、一歩間違えれば嘘つきですよね。 本当のことを言わずに、わざと反対なことを言ったりみんなとは別の意見を言ったりします。 面倒くさい性格ですよね。 どこまでが本当でどこまでが嘘なのか、冗談なのかが分かりづらいです。 また、すぐに不機嫌になってしまうところがあります。
そもそも虚言癖の人は頭が悪い場合もあります。 嘘だとバレないと思っているところが、頭の悪さですよね。 嘘って思っている以上に相手にバレています。 実力に伴っていない嘘は、すぐに気付きますよね。 そもそも、嘘をつくほどのことじゃない状況ってありますよね。 例えば小さなミスや失敗は謝って改善すればいい話です。 しかし、それすらも嘘をついてただ自分の信頼をなくすだけなのに、気付かず嘘をつき続けているのは頭が悪い証拠ですね。
虚言癖の人は集中力がありません。 嘘をつくことで頭がいっぱいなので、目の前のことに集中することが出来ません。 何かあるたびに誤魔化そうとしてしまいます。 また、周りからどう思われているかが気になり注意散漫になってしまいます。 さらに嘘がバレていないかも気になるため、仕事など自分のことに集中出来なくなってしまいます。
努力したり、真面目にやり遂げることができずに嘘をつき虚言癖になってしまうことがあります。 仕事などサボりがちであったり、やると決めたこともやりきれずにそれを隠すために嘘をついてしまいます。 自分で頑張って成し遂げようとするのではなく、嘘や見栄で誤魔化して生きていきます。 確かに努力するよりも嘘をついてしまった方がその時は楽ですよね。 後から「嘘つかずに頑張ればよかった」と思っても遅いことに、気づけません。
虚言癖な人は友達が少ないことがあります。 いつも嘘をついていれば、友達など周りの人は関わらないようにします。 そのため、虚言癖であると友達がどんどん少なくなっていきます。 虚言癖の人とは一緒にいたくないですよね。何が嘘で本当かわからない人とは何も話したくありません。 また、元々友達が少ないことから、その事実を隠すために嘘をついたりその寂しさから嘘をついて人に相手にしてもらおうとしてしまうことがあります。
虚言癖の人は、元々頭の回転が速いです。 実際にあったことのように事実を話すわけではないので、嘘をつく時って頭を使いますよね。 自分の口から出た言葉を自分で記憶しつつ、さらに話しを展開させる…なんて頭の回転が遅い人にはとてもじゃないけどできません。 大体の人は、ポロっと嘘をついてしまっても、指摘されてしまえばその先の言い訳に詰まってしまいますが、虚言癖の人は嘘の辻褄合わせを瞬時にすることができてしまいます。 語彙力も必要だし、頭の回転の速さが必要なのです。
ただ、虚言癖でも愛嬌のあるパターンもあります。 一見、嘘ついているのか本当に分からなく、周りからも「いい子だな」「真面目で優しいな」と思われてしまうんですよね。 上手に浮気や不倫をするタイプに多いかと思います。 演技派ですね。 そのため、嘘に気付いた人が周りに言っても「そんなわけない」「嫉妬してるんじゃなの」「蹴落とすために嘘をついているんじゃ」と、嘘をつかれた側の嘘を疑われてしまうことがあります。
「目は口ほどに物を言う」とよく言われているように、目にはその人の心が映し出されやすいです。 虚言癖の人は、基本的に本心を見抜かれてはいけないという気持ちがあるので、無意識のうちに相手の目を見ることを避ける傾向にあります。 目をじーっと見れると、やましいことがなくても相手にすべてを見透かされてしまいそうな気がしてちょっと怖気づいてしまうことってありますよね。 嘘をついているとなると、実際に負い目も感じているし、相手の目が見れなくなってしまうのです。 目を見てなかなか話さない人には、色々な事情があると思いますが、嘘つきだからという可能性があることも否めないでしょう。
嘘をつく時は、「バレないように」と緊張した状態が続くので、瞬きをする回数が増えるということがあります。 例えば、就職活動の面接など、相手に自分をアピールしなければいけないといった緊張をしてしまう場面で、言葉を発するときに緊張して瞬きが増えたりした経験はありませんか? 何とか上手いことを言わなければ・・・と緊張感の中で考えながら話していると無意識のうちにまばたきが増えてしまうものです。 それと同じで、嘘をつく時も緊張感の中で「何て言えばバレないか…」など頭を使っているので瞬きが自然と増えてしまうのでしょう。
虚言癖の人は、とにかく自分の感情を悟られたくないので、感情表現が不自然になりがちです。 笑う話しではないことを、ニヤっとしながら話したり、あきらかに頬がひきつるなど、喜怒哀楽の表現が固くなる傾向にあります。 緊張している時って、頬が緊張で固くなって上手く笑えなかったりしますよね。 嘘をついている時は、言葉に気を使うあまり表情まで気が回らなくなっているのです。 話している相手に対して「なんだか不自然だな…」と違和感を感じたら、嘘かもしれないと思ってもいいでしょう。
人が嘘をつく時、表情が左右非対称になると言われています。 例えば、右側だけ笑顔だけど、左側は表情が変わっていなかったり、右と左で目の大きさが違うなど、ちぐはぐな動きをしてしまう傾向にあるのです。 本当の感情で会話をしていると、表情は左右対称になります。 元々、顔のパーツの大きさなどの違いによって左右対象に見えにくい場合もありますが、表情が左右対称かどうかというのは、嘘ついているかどうかを見抜くポイントになると言えるでしょう。
虚言癖の人は、「アハハハっ」と笑っていても目が笑っていなかったりします。 嘘を付く人は、割とその場ノリに合わせてしまうタイプの人が多く、合わせて笑っていても実は頭の中では違うことを考えていたりします。 つまり、適当に会話をしてしまいがちなのです。 共感もしていないときに、無理に合わせようとしても、目元は非常に正直なので目を見ればすぐにバレてしまいます。 ちなみに、本当に笑っている時の笑顔は、口元から先に笑って、後から目元が笑います。 これが、目元と口元が同時に笑い始めるとかだと、作り笑いの可能性が高いです。
虚言癖の人の特徴として、会話をしているときに手元がやたらと動くということがあります。 例えば、身振り手振りが大きくなったり、会話をしているときに手元にあった何かをいじっているなど・・・。 これは、無意識のうちに嘘がバレてしまわないように、相手の注意を目元に移そうとしているからであると考えられます。 とくに、何かを問い詰めている場面で、「いや、違くてそれは〜・・・」などといいながら大袈裟に身振り手振りをつけて話しはじめたら、かなり怪しいです。
会話をしているときに、口や鼻の周りをやたらと触る虚言癖な人は非常に多いです。 なぜ、口や鼻の周りを触ってしまうのかというと、それは「自分を守りたい」という心理が働いているからなのだそう。 時に、真実を問い詰められているときって表情を相手に読みとられたくないですから、口を覆ったりすることが多いんです。 普段から、口元や鼻の周りを触る癖があるという人もいるかもしれませんが、普段はそんなことないのに・・・と思う人が、口や鼻を触りながら話していたら怪しいと思いましょう。
嘘をついている時って、貧乏ゆすりなど足を頻繁に動かすことがあります。 貧乏ゆすりって、そもそもどうしてしてしまうのかと言うと、情緒不安定で気持ちを落ち着かせようとしているからであると言われています。 嘘をついている時は、緊張状態なわけですから、その気持を無意識のうちに落ち着かせようとしていすのでしょう。 さらに貧乏ゆすりには「その場から逃げ出したい」という気持ちが現れているとも言われています。 癖になっている人もいつのですが、人を会話をするときに貧乏ゆすりをするなんて、普通の精神状態ではないですよね…。
嘘をついている時のその人の精神状態にもよりますが、相当焦っているような場合は会話をしているときに不自然に汗をかいているようなこともあります。 これは暑い時に出てくる汗とは違います。 緊張や焦り、不安など精神的な要因で体温維持とは関係のない汗が出てしまっているのです。 「緊張汗」「精神性発汗」とも呼ばれます。 会話をしているときに、汗を拭うような素振りが増えると、嘘をついている可能性が高いと 言えるでしょう。
嘘つきの人は、会話をしているときなどにやたらと水分をとるような傾向があります。 それは、嘘をつくことによって体がストレスを感じ、唾液の分泌量が少なくなるからであると考えられます。口の中が乾いてしまいます。 プレゼンや面接の直前など、緊張をしていると口の水分なくなってカッサカサになった経験はありませんか? それと同じ現象が、嘘をつくときにも起きます。 口が乾いていると、話しにくいので、頻繁に飲み物を口に含むようになります。 なので、会話をしているときに、唇をペロペロなめて水分を補おうとしたり、実際にやたらと水分をとるようなことがあれば、嘘をついている可能性があります。
虚言癖の人は、実際に嘘をついた場合に、すぐに話しを内容を変えようとしてきます。 まだまだ気になることがあるし、話しの区切りがいいわけでもないのに「あっ、そう言えばさ〜」というように全然話しを変えてくるのは怪しいです。 なぜ、すぐに話しの内容を変えたがるのかと言うと、それはあまり深い話しになって、痛い所をつつかれてしまうと嘘がバレてしまうからです。 嘘をついてしまったとしても、すぐに話しが切り替われば嘘だとバレる可能性が低くなりますよね。 話しの主導権をやたら握りたがる人には、注意が必要であると言えるでしょう。
虚言癖な人は、1つ質問すると、聞いていないことまでご丁寧に1〜10まですべてを説明してくれます。 嘘だと思われたくないからこそ、怪しいと思われそうなところは自分から潰しておこう!ということで、無意識なうちに異様なほどに丁寧に説明してしまいます。 例えば、「ありばい」と聞かれた時に「家にいました」「仕事をしていまいた」というように一言で済ませられる質問に対して、「〜だったから〜のために家にいたのですが、午後は〜・・に行き、、、」というよに事細かに説明してしまいます。 聞いてもいないことを説明し出したら怪しいかもしれません。
虚言癖の人は、早口で話すという特徴があります。 嘘をついてしまうと、罪悪感を感じたり「嘘をついてしまった・・・どうしよう」という心理からやたらと早口で話してしまうと言われているのです。 嘘をつかなければいけない状況って、通常の感覚の人であれば「早くこの話を終わらせたい」「早くこの状況から抜けだしたい」をソワソワしてしまいますよね。 なので、無意識のうちに早口でペラペラ話してしまうという傾向がでてくるのです。 とくに、咄嗟についてしまった嘘に関してはとにかく焦っているので早口になりやすいです。
嘘つきは、同じことを繰り返し言います。 これは、「なんとかして信じてもらいたい」という心理があるからであると考えられます。 普段から、やたらと同じことを繰り返して言う人っていませんか? 「今なんで同じこと二回いったの?」と思わずつっこみたくなるよな話し方をする人です。 こういった人は、「同じことを二回言う」というのがむしろ癖になっていて、嘘をついているとき以外でも普通に繰りかえしてしまうということも多いです。
嘘つきの人は通常の人より声のトーンがあがりがちです。 話しているうときに「ん?声高くなった?」と感じたら要注意です。 これは、嘘をついているという緊張から、声帯が狭まってしまうからであるということが考えられます。 緊張しているときに、声が裏返ってしまったという経験がある人も多いのではないでしょうか。 これも、同じ用に声帯が狭まっているから裏返ってしまうのです。 声帯が狭まることで、「走ってきたの?」と聞きたくなるほどに息も荒くなってしまいます。
虚言癖な人は、わざわざ堅苦しい言い回しをしがちです。 例えば、ちょっと細いのですが「覚えてない」と一言答えればいいところを「記憶にはありません」と言ったり、なにかと格式張った言い方をしようとします。 堅苦しい表現のほうが、丁寧な気がして信憑性があるように感じられませんか? 嘘をつく人は、相手に信じてもらわなければという思いが強いので堅苦しい言葉を無意識のうちに選んでしまう傾向にあるのです。
虚言癖の人は、会話をしている相手と距離を縮めるのが苦手です。 仲を深めれば深めるほど、本心を見抜かれて嘘がバレてしまう可能性が高いです。 なので、「あなた」「君」のように距離を感じる二人称で呼んできたりするのです。 また、会話をしているときは、一定の距離感を保つなど体ごと距離をとってくる場合も少なくありません。 いくら会話をしても、この人は距離を感じるな…という時は、相手が嘘つきで距離を縮めないようにしている可能性があります。
嘘つきな人は、嘘を信用してもらうために、わざわざ信憑性を高める言葉を付け加えてきます。 例えば、 「あなただけには本当のことを言うけど…」 「ぶっちゃけさ…」 「実は…」 など、さも「本心で話していますよ」ということをわざわざ付け加えたうえで話しはじめます。 純粋な人は、普通に「本当のことを言ってくれるんだ…」と思って話を聞いてしまうかもしれませんが、嘘だからこそ「信じてね」という意味で言っているということが考えられます。
まずは、「どうして虚言をしてしまうのか」という理由をしっかりと突き止めるべきです。 例えば、
など、何か原因あるはずです。 その原因を改善できないことには、嘘をつかないように意識したところで根本的な解決にはならないので、まずは原因を追求してみましょう。
嘘をついてしまう大体の理由が、
といった、周りから見た自分を意識するあまりの虚言だったりします。 他人の顔色をうかがいすぎるあまり、他人に呆れられないように嘘をついてしまうのです。 なので、「全ての人に好かれるなんて無理」ということをしっかり理解して、嫌われる勇気をもちましょう。 嫌われる勇気と、本当の自分を見せる勇気が持てれば、嘘は次第につかなくなるはずです。
何より、嘘をついてしまうと、信じてくれている人を裏切ることになってしまいます。 自分の保身のためだけについた嘘であっても、「事実ではないことを言われた」と知ったときの相手の気持はどうなるでしょうか。 嘘をつきそうになってしまったときは、相手の悲しむ表情を想像してみてください。 それでも嘘をつくことができますか? 相手の気持をしっかり想像した上で会話をすると、思わず嘘をうついてしまった、なんてそんなことが減ってくるはずです。
どんなに巧みな口技をつかって、嘘をついたところで、実はバレているということも忘れないほうがいいですよ。 例えば、「月収300万なんだよね」んど、ちょっと見栄をはった嘘が全部バレているというところを想像してください。 見栄を張ったのにバレているなんで、自分はなんて大口叩いちゃったんだろうと後悔しませんか? 悪いことをすれば、警察に見つかって裁きを受けることになるのと同じで、嘘もいつかボロが出てやめます。 こういったことをちょっと意識してみるといいですよ。
何か注意や指導を受けた時に、「だって…」「でも…」と言い返していませんか? 嘘つきな人は、素直になれずに注意をうけるとそこで嘘をついてしまいがちなんです。 中には「嘘はよくないよ、バレてるよ」と悟してくれる人もいるでしょう。 そういった人の意見やアドバイスにはしっかり耳を傾ける癖をつけましょう!
彼氏や女友人が虚言癖で困っているという人もいるのではないでしょうか。 虚言癖の人とうまく付き合う方法を紹介します。
この人虚言癖かも…と思ったらは、信用して鵜呑みにしてしまうとがっかりしてしまう可能性が高いです。 疑ってしまうのって、相手に申し訳ないという気もしてしまいますが、相手が人に信用してもらえないような行動をしているのが悪いと思って割り切りましょう! なんでもかんでも鵜呑みにするのではなく、話をよく聞いて嘘なのか本当なのかを冷静に判断することが大切です。
「嘘ついているな」と思ったときに、「嘘ついてるでしょ」と指摘したくなってしまう気持ちもわかりますが、虚言癖の人に直接指摘することは避けた方が良いです。 ハッキリと指摘されてしまうと、ついつい「嘘じゃないよ」と勢いで言ってしまうでしょうし、「バレたなら仕方ない」と「まあ、嘘だけど、、悪い?」と開き直られてしまう可能性もあります。 なので、指摘することはできるだけ避けるのがベスト。 嘘つきな人には罪悪感を感じさせるのが効果的なんです。 「嘘でしょ?」と指摘すると、その場しのぎで「ごめん」と謝られて終了です。 それでは、謝られてもなんだかモヤっとした気持が残ってしまいますよね。
虚言癖の人の言っていることに期待してしまうのはNGです! だからといって、いちいち「嘘ついてるよね」とつっかかるのも時間の無駄です。 とくに、見栄を張って嘘をついているような場面では「へ〜すごいね」などといって、適当に受け流すべし! それが本当であっても嘘であっても、受け流しておけば自分に害があるということはありません。 虚言癖の人に振り回されてしまっては、本当にもったいないです。 ストレスを溜めてしまう前に、右から入った言葉を左から流すイメージで、さっと忘れてしまいましょう。
こいつは「騙いやすい」と思われてしまうのも、なんか癪に障る!という人は、「ほんとに〜?」と軽く「信じているわけじゃないよ」感を出すのも◎ ちょっと、嘘だってバレてるかもと相手が思えば、それ以上の嘘は言ってこないかもしれません。 真剣な面持ちで言ってしまうと、相手も信じてもらおうと思ってやけになり、また新しい嘘を重ねてくる可能性が高いので、冗談っぽく伝えるのがベスト。 なんか○○の言ってることって嘘っぽいんだよな〜笑笑 と、周りの人もあなたを嘘つきだと思ってるよみたいなニュアンスで軽く伝えてみてもいいかもしれません。 仲のいい友達なのであれば、軽く諭してあげるのも相手のためになるでしょう。
当たり前のことですが、虚言癖だなと感じる人が職場にいた場合、重要な仕事は任せないほうがいいです! 信用できない人に、重要なことを任せてしまってはどんでもない問題を起こしかねません。 例えば、何かミスが合った場合に、ミスをしてしまった責任を負いたくないがために、反射的に嘘をつくでしょう、、、。 嘘つきな人は、他の人が犠牲になってでも自分の立場を守るために平気で嘘をつきます。 何かトラブルを起こしてクライアントに迷惑をかけてしまっているのに、嘘をついて言い訳ばかりで話しが二転三転するなどしてしまっては、会社全体の信用問題に関わってきます。 嘘つきな人は、責任感がないといっても過言ではないので、仕事のふりかたには十分注意が必要です。
虚言癖な人に限ったことではないですが、こういった自分が不愉快な思いをする相手と無理して関わっていく必要はありません。 例えば、職場に嘘つきな人がいるなら、業務上の必要なことだけやりとりをしていれば、プライベートで関わる必要はありませんし、学生時代の友人などプライベートで関わることがある友人なら、その人とできるだけ接触しないような関わり方をすればいいのです。 100人いれば合う人、合わない人が当たり前にいるように、あなたがその人といるのが嫌だと感じることは、悪でもなんでもありません。 無駄な時間を過ごしていると人生もったいないです! 嘘つきと無理して関わる必要はありませんよ(^o^) 本当に大切な友人なんだ…と思うなら真剣に一度ぶつかってみるべきでしょう。 それで崩れてしまう友情なら、それまでの関係だったというだけのことです。
虚言癖の人は、周りの人から嫌われてしまいます。 虚言癖の人の周りにいる人たちは、みんな嫌な思いをしていますからね。 職場では、なんとか関わっているかもしれませんが心の中では嫌っています。 みんな大人なので何も言いませんが、本人のいないところでみんな頭を抱えているでしょう。 虚言癖の人のいない飲み会では話題に出る可能性大です。むしろ話題に出したくて、虚言癖の人を呼ばずに飲み会を開くかもしれません。 みんながその気持ちを共有してしまうと虚言癖の人に対してどんどん冷たくなっていくでしょう。
虚言癖の人は嘘ばっかりついているので、何を言っても信用してもらえません。 本当のことを言っても「どうせまた嘘だろう」と思われてしまいます。 いつしか、人としての信頼もなくしてしまい、職場では浮いた存在になってしまいます。 積み重ねですからね、嘘をつくところをいつまでも目をつぶるワケにはいきません。 何度もそういった言動を繰り返していると、周りから人はいなくなり誰からも信用されなくなってしまいます。
そして虚言癖の人に待ち受けているのは、孤独です。 周りの人も最初のうちは我慢していますが、やっぱり虚言癖の人とは一緒にいたくないですよね。どんどん人が離れていきます。 嘘ばっかりついているので、周りから指摘されても反省や改善をせずに嘘をついて誤魔化してばかりいます。みんな飽き飽きして、改善してもらおうとすら思わなくなります。最初からいないものとして扱うようになるでしょう。 どこかで虚言癖であることに気付き改善していかなければ、天涯孤独となってしまうでしょう。
孤独に耐えきれず、改心する人も多いです。 というより、孤独になって初めて気付くのでしょう。 虚言癖であることがどれだけ他人に嫌な多いをさせ、最終的に自分が一番嫌な気持になってしまうのかということに気付くんです。 たまに「ほんっっと丸くなったね!」って思う人いますよね。 きっとどこかのタイミングで気付いたのだと思います。 嫌われて気付いたり、素敵な恋人が出来て気付いたり… 兎にも角にも、ハッピーエンドが一番ですね!
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「虚言癖」について理解できたでしょうか? ✓「どうしても繰り返し嘘をついてしまう性質」のこと ✓目立ちたい、構われたい、といった感情から嘘をついてしまう ✓嘘をついているという自覚がない場合もある 「虚言癖」の人は、なかなか周りから注意されても治らないことがほとんどです。 中には治療が必要になることもありますが、本人が自覚していない場合は難しいこともあります。 まずは、自分自身が虚言癖にならないよう、正直に素直に生きていきましょう!