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「受領」の意味と使い方!「受理」「拝受」との違いは?類語と英語も紹介

「受領」の意味と使い方!「受理」「拝受」との違いは?類語と英語も紹介

ビジネスメールなどでよく使う「受領」という言葉ですが、正しく使えているでしょうか?「受領」だけでは敬語表現にはなりません。 今回は「受領」という言葉の正しい意味と使い方を例文付きで解説します。 また、似た意味を持つ「受理」「拝受」との違いも解説します。その他の類語や反対語、英語も紹介しますので、是非参考にしてみてください。

「受領」の読み方と意味

「受領」の読み方は「じゅりょう」

「受領」は「じゅりょう」と読みます。

「受領」の意味は「金品を受け取ること」

「受領」の意味は、「(正式に)お金などの重要な物を受け取ること」です。 「受領」の定義を詳細に書くと「他人から正式に物または金を受け取り、自分の中におさめしまうこと」となります。

日本史の「受領(ずりょう)」は「任国で政務をとる国司の最上席のもの」

また「受領」を「ずりょう」と読む場合は、別の言葉になります。 意味は、「国司四等官のうち現地に赴任して行政責任を負う筆頭者の平安時代以後の呼称」です。 国司は「古代から中世の日本で、朝廷から諸国に不妊させた地方官のこと」です。 四等官とは、「大宝令」における4等級の官司のことで「長官(守=かみ)」「次官(介=すけ)」「判官(掾=じょう)」「主典(目=さかん)」です。

「受領」の敬語

「受領」は堅い語だが敬語ではない

「受領」という言葉は主にビジネスシーンで使われており堅い言葉ですが、言葉自体は敬語ではありません。 そのため、ビジネスシーンで使う際は「受領」を用いる際の文章を敬語表現にする必要があります。

「受領しました」でも敬語(丁寧語)

「受領しました」は「受領する」の丁寧語になるため、正しい敬語表現になります。 社内における日頃の会話では「受領しました」で十分でしょう。 付き合いの長い相手やよく知っている相手であれば、ビジネスシーンでも「受領しました」や、その他にも「受け取りました」「受け取らせていただきました」「お受け取りいたしました」を使うことができます。 ただ尊敬語や謙譲語ではないため、敬意はやや低くなります。

「受領いたしました」と謙譲語だとより丁寧

「受領いたしました」は謙譲語になります。 「する」の謙譲語である「いたす」に丁寧語の「ます」がついています。 取引先や顧客など、敬意を払う相手に使うことができます。 しかし、よくやり取りをする中で毎回「受領いたしました」と使うと多少堅すぎる印象を与えてしまう場合があります。 状況や相手を踏まえ、「受領しました」と「受領いたしました」を使い分けるようにしましょう。

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「受領させていただきました」は正しい敬語だが、意味的に変

「させていただく」は、使役の助動詞「させて」+「もらう」の謙譲語「いただく」で成り立っています。 意味は「相手に許可を得て、ある行為を遠慮しながらすること」となります。 そのため、「図々しくて申し訳ないが、相手が許可してくれたから〜する」というニュアンスを含みます。 「受領させていただきました」敬語表現としては間違っていませんが、「相手が許可してくれたから受領する」わけではなく、相手から送られてきたものを受け取る行為のため「受領させていただきました」は不自然な意味合いとなります。

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「拝受しました」だとより丁寧な響きに

「拝受する」は「受領する」の謙譲語です。 「拝受」は「正式に金などの重要な物を受けること」を謙った表現です。 そのため「受領しました」の代わりに「拝受しました」と言うと、より丁寧な表現になります。 しかし「拝受しました」は謙譲語ですので、付き合いの長い相手やよくやり取りをする相手であれば取引先や上司でも「受領しました」を使っても問題ありません。 ちなみに、「拝領(はいりょう)」も「拝受」と同義語で「受領」の謙譲語となります。

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「受領」の使い方と注意点

「受領」は書類・資料を受け取った時に使う

「受領」は主にビジネスシーンで使われています。 顧客や取引先から送られてきたメール・書類・資料など重要なものに対して、受け取ったことを伝えるために使います。 そのためまだ中身を精査していない状態でも「本日確かに○○を受領しました」などとビジネスメールで使うことができます。

「受領」は物理的な物を受け取った以外は使えない

また、「受領」は物理的なもの以外を受け取る場合には使うことはできません。 たとえば愛情や親切、厚意などに対して「受領しました」と使うのは誤りです。 このような場合も「受け取りました」などを使うようにしましょう。

「受領」の例文

・メールを受領しました。 ・ありがとうございます。確かに受領いたしました。 ・本日請求書を受領いたしました。営業日3日以内に銀行振込させていただきます ・添付ファイル受け取りました。まずは、受領確認のみの報告にて失礼いたします ・本日資料をお送りいたしましたので、受領いただきますようお願い申し上げます。 ・新しいカタログをご送付しました。受領いただければ幸いです ・ご多忙にも関わらず早々に受領いただきありがとうございます。

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「受領」と「受理」の違い

「受理」の意味は「企業や公的機関などが有効と認めたものとして受け取ること」

「受理」にも「受け取る」という意味がありますが、「受領」と「受理」「受け取る物」が違います。 それぞれ受け取るものは 受領:重要な金品 受理:願書・訴状・辞表など企業や公的機関などが有効と認めたもの となります。 そのためビジネスシーンにおける書類や金品などを受け取るときは「受領」が正しくなります。

「受理」の例文

例文 ・せいがんしょを受理しました。 ・辞表です。ご受理くださいますようお願いたします。

「受領」の類語は「頂戴」「受け取る」など

「頂戴」は「もらう」の謙譲語

「頂戴」は「もらう」の謙譲語で、目上の人から何かをもらうことを意味します。 「受領」と違う点は「あらゆる物、そして愛情や優しさなどの精神的なもの」に対しても使うことができる点です。 ただ「頂戴」は「もらう」という意味合いの強い言葉になります。 そのため、主に手元に残るものに対して使います。 書類や資料などをメールで受け取った場合は手元に残るわけではないので「頂戴しました」と使うのは不自然となります。この場合は「受領しました」「受け取りました」を使うようにしましょう。 手土産や名刺などをいただいた際に「頂戴しました」を使います。 また「頂戴」という言葉自体が謙譲語ですので、「頂戴いたしました」「頂戴いたします」と使うと二重敬語になります。丁寧な表現として使っている方もいますが、相手によってはくどいと感じることもありますので「頂戴しました」「頂戴します」と使うようにしましょう。

例文 ・お心遣いありがたく頂戴します。 ・ご丁寧なお見舞の御品まで頂戴し、本当にありがとうございました。

「受け取る」は「自分の元へ来たものや届いたものを手に取る」

「受け取る」は「自分の元へ来たものや届いたものを手に取る」という意味です。 また、「人の言動をある意味として解釈する」といった意味もあります。たとえば「これは彼の悪意なのだと受け取った」などです。 「受け取る」は「受領」よりも広い範囲で使うことができます。 ちなみに、「受取(うけとり)」の場合は「お金や品物などを受け取った証拠としてに渡す書付け」のことです。要するに領収証のことを表しています。

例文 ・本日、確かに受け取りました。 ・先ほど受け取らせていただきました。 ・カタログお受け取りいたしました。

「査収」は「よく調べて受け取ること」

「査収」の意味は「金銭や物品、書類などをよく調べ受け取ること」です。 「受領」とよく似ている意味がありますが、使い方は異なります。 「査収」は「よく調べて」から受け取るという意味です。 そのため、受け取っただけでは「査収しました」と使うのは誤用になるため、よく精査した後に使うようにしましょう。

例文 ・請求書を送付いたしますので、ご査収ください。 ・下記の添付ファイルをご査収の程よろしくお願いいたします。 ・ご査収のうえ、よろしくご手配を賜りますようお願い申し上げます。

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「受領」の反対語は「提出」「授与」など

「提出」は「書類などを差し出すこと」

「提出」の意味は「資料や書類などを人に差し出すこと」です。 文書などを然るべき人や場所の差し出すこと・特に公の場に出すことを表します。

例文 ・レポートを期限ギリギリに提出する。 ・直属の上司に退職願を提出する。

「納入」は「納め入れること」

「納入」の意味は「金銭や物品などを納めること」です。 「授業料を納入する」「納入期限が迫っている」などと言いますよね。 他にも「ご納入お願い申し上げます」「ご納入願います」などと言うことができます。

例文 ・月始めのレッスン日にご納入ください。 ・ご確認の上、至急ご納入くださいますようよろしくお願いいたします。

「納品」は「品物を納入すること」

「納品」の意味は「品物や商品を納入すること、またその品物」です。 「納入」とよく似た意味を持ちますが、「納品」には「品」という字がついているため「品物」に限定されています。 「納入」は「納め入れる」行為そのものを指して使います。

例文 ・納品は明後日の13時から15時の間になります。 ・現在その商品は欠品しております。納品次第ご連絡いたします。

「授与」は「物を授け与えること」

「授与」の意味は「物を授け与えること」です。 ただ「授与」は目上の人から目下の人に対して使う言葉ですので、目上の相手に対して使うと失礼になるので注意しましょう。

例文 ・卒業証書の授与が始まった。 ・表彰状と記念品を授与します。

「受領」の付く言葉

「受領証」は「受領したことを認める証書」

「受領証」は、「物品や金銭を受け取った人が、渡した相手に対して受領したことを証明する書面」です。 ちゃんと金銭や物品を受領した証になります。

「受領印」は「受領したことを認める印」

「受領印」は「物品や金銭を受け取った人が、渡した相手に対して受領したことを証明する印」になります。 宅配便などを受け取る際の印も「受領印」となります。 「受領印」は、認印やシャチハタでも問題ないとされています。

「受領書」は「受領したことを認める文書」

「受領書」は、「物品や金銭を受け取った人が、渡した相手に対して受領したことを証明する文書」です。 一般的に「発行日」「受領者の情報」「受領した金銭や物品」などの情報が記載されています。 主に「受領証」と同じ意味で使われています。

「領収書」は「金銭を受け取ったことを認める証書」

「領収書」は「代金を受け取った人が、支払った人に対して何かしらの対価として金銭を受け取ったことを証明する書面」です。 「受領書」は金銭だけでなく物品でも使われますが、「領収書」は金銭のみになります。

「預り証」は「他者の資産を預かることを証明する書面」

「預り証」の意味は「他者が所有している資産を一時的に預かることを証明する書面」です。 「領収書」は「受け取ったこと」をあらわす証明書ですが、「預り証」は「一時的に預かったこと」をあらわす証明書になります。 そのため「預り証」が発行される場合、その資産は預けた相手に返す義務があります。

受領確認メールの書き方のポイント

受領の取り急ぎメールを送る場合

ビジネスシーンにおいて重要なものを受け取ったときは、すぐに相手に伝えることがマナーです。 「受領」は受け取ったことを表すため、中身を確認していなくても「受領しました」と使うことができます。 すぐに中身を確認できない場合や確認に時間を要する際は、まず「受領しました」と送るようにしましょう。この場合、送ってくれたことへの感謝これから中身の確認をすることを伝えましょう。

例文 ・書類を受領しました。内容を確認次第、再度こちらよりご連絡します。 ・お世話になっております。資料を受け取りました。新しいカタログまでご送付いただき誠にありがとうございます。取り急ぎのご報告失礼いたします。

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受領確認メールを親しくない取引先に送る場合

親しくない取引先など、より丁寧に受領確認メールを送る場合は「拝受しました」を使うと良いでしょう。 また、中身を確認した再度メールする旨をしっかりと伝えておきましょう。 送ってくれたことに対する感謝も忘れずに伝えましょう。

例文 ・本日、お送りいただいた書類を拝受しました。ご多忙のところ早々に対応していただきありがとうございます。内容につきましては、これから拝読しますので、お時間をいただけると幸いです。 ・本日、お頼みした商品が届きました。迅速なご対応をしていただき誠にありがとうございます。まずは拝受のご報告のみ失礼いたします。

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検討事項がある場合は回答する時期を明記する

送ってもらったものを「受領」した後、確認や検討をして相手に回答する場合はその時期を明記しておきましょう。 明記せずに受領したことだけを連絡すると、「いつ頃確認するのか、検討するのか」と相手が不安になってしまいます。 例えこちらの立場が上であったとしても、相手に不安がないよう対応しましょう。

例文 ・資料を添付していただいたメール、たしかに受け取りました。この件につきましては社内で検討し、今週中に回答いたします。何卒よろしくお願いいたします。 ・お世話になっております。お送りいただいたサンプル品を受け取りました。ご多忙のところ、ご対応いただき誠にありがとうございます。確認後、注文する商品を再度こちらよりご連絡いたします。

「受領」の英語表現

「受領する」の英語は「receive」

「受領」は簡単に言うと「受け取る」という意味ですから、「受領」の英語表現は「recieve」になります。

「受領書」の英語は「receipt」

「受領書」「受領証」などは「receipt」を使います。「receipt」は「レシート」の語源の英語です。

「受領」を使った例文

I certainly received your mail today.

本日確かに貴社の郵便物を受領しました。

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まとめ

「受領」について理解できたでしょうか? ✔「受領」の意味は「お金など重要な物を受け取ること」 ✔愛情や優しさなど精神的なものには使わない ✔ビジネスメールなどでよく用いられる ✔「受領」の謙譲語は「拝受」 ビジネスシーンでよく使われる言葉ですので、しっかりと理解し正しく使いましょう!

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