承認欲求とは、「他人から認められたい」と思う欲求のことをいいます。みなさんの周りにも「この人承認欲求強いな」と感じる男の人はいませんか?本記事では承認欲求が強い男の特徴や承認欲求が強くなる原因などについて詳しく解説していきます。
承認欲求とは「認められたいと思う気持ち」のことです。 誰しもが承認欲求を持っていますが、特に他人から認められることを求める気持ちが強い人を「承認欲求が強い人」と言います。 すごい!と褒められたり、自分が一番モテていると思われたり、賞や肩書きをもらったり…周りから認められることで満足をします。 SNSにたくさん自分を投稿したり、自分の話をたくさんしたくなるのは承認欲求があるからです。 承認欲求が強い人が身近にいると、あまりのアピールに疲れてしまうことがありますよね。 本記事では、そんな承認欲求が強い男の特徴や心理などを解説していきます。
承認欲求が強い人は、目立ちたがり屋です。 自己主張が強く、SNSで自分を多く更新します。 また、一時期問題となった非常識な行動を撮影してSNSに投稿をしてしまうといった行動も、承認欲求の現れでしょう。とにかく注目されたいという承認欲求から、どんなことでもしてしまう人が増えてしまっています。 どんな形であっても、他人にまず認識されることを求めてしまうんですよね。 一歩間違えると、非常識な痛い人になってしまいます。
承認欲求が強いと、とにかく自分を実質以上に見せたり見栄を張ってしまいます。 実際には自分に自信がないために嘘をついてしまうのでしょう。 ありのままの自分では、認めてもらえないと思っているのでしょう。 話を盛ったり、ひどい場合には作り話をしてしまいます。 とにかく周りから注目され認められたいことから虚言を繰り返してしまいます。 その結果、周りからは「嘘ばっかり」と思われてしまいます。
承認欲求が強い男は、
など、とにかく自慢できることは全部自慢します。 他人から「いいなー!」「すごいー!」という言われることで「自分は特別なんだ」「すごいんだ」という確認をして承認欲求を満たしています。 また、自分自身のことじゃなくても「この間友達が芸能人に遭遇してさ」「家族が会社を立ち上げたんだけどさ」などと、身内の自慢話もしてきます。
「ステータス」とは、社会的地位のことをいいます。 承認欲求が強い人は、学歴や肩書き、仕事のノルマの達成率など、そういったものばかり気にします。 そして誰よりも良いステータスを持っていることを他人に見せつけたいと思っています。 相手よりも優位に立つことで認めてもらえると思っているんですよね。 ステータス自慢が多いでしょう。 また、自分よりもステータスが良い人に対してはひどく嫉妬をしてどうにか悪口を言うでしょう。
承認欲求が強い男は、人の話を聞かないという傾向にあります。 人が話していても、基本的に全部自分の話にすり替えて反応をしてくる人っていますよね。 自分の話を聞いてもらっていたはずだったのに、気がついたら相手の話を聞いていた!というのも、承認欲求が強い人と会話をしているとよくある現象なのです。 会議などでも、自分の意見を押し通すことがよくあります。
承認欲求が強い男は、上から目線で話しがちです。 これは自分の方が優位だということをアピールしているからです。 ちょっとでも自分の方がすごいと思うと、すぐに上から目線になります。 「え、まだ終わってないの?教えようか?」と見下した発言にイラッとすることも多いでしょう。 先輩風を吹かせて、カッコつけている人が多いです。 また女性に対しても上から目線なことが多く「俺が○○してあげるよ」「俺がいないと何も出来ないよな」と、好きな人や女性に対して言うことがあります。 それをドSでかっこいい!という女性もいるかもしれませんが、大抵の女性は「何様のつもり…」と冷めてしまうでしょう。
承認欲求が強い男は、自分が何かミスしたと言った場合など素直に認めることができません。 というのも自分がミスしたとバレてしまえば、周りから認めてもらえない人になってしまうと不安になるからです。 その結果「○○さんに言われたのでそうやりました」「そこの担当は自分じゃありません」などと責任転嫁して、人のせいにしてしまいます。 実際は、素直に認めて謝罪をした方が周りからは評価されますよね。 人のせいにすればするほど「人として最低だ」と思われてしまいますが、咄嗟に自分をかばってしまいます。
誰にも言わずにいきなり仕事をやめたり、突然新しい趣味をはじめたり、突発的な行動をします。 それをすることで周りを驚かせたいと考えています。 そうすることで注目されますし「なんでやめたの?」「どうしてその趣味なの」と自分に興味を持ってもらえますよね。それが嬉しくて、サプライズ感覚で誰にも相談せずに突発的な行動を取ります。
承認欲求が強い人は、他者から認められるためならば努力を惜しみません。 そのため、一度やりだしたことを投げ出したり、諦めたりするようなタイプは少ないといえるでしょう。 「挫折した」など納得のいかない結果を残すことを、自分自身が許すことができないのです。 ただ周りから褒められることが何よりも嬉しいので、自分を犠牲にしてまで頑張りすぎてしまう一面があります。 その結果、体調を崩したことによりネガティブになったり周りからは「もっと自分の体を大事にしないと」などと言われてしまい、「もっと認めてもらえるようにならなきゃ…」と承認欲求を強めてしまいます。
承認欲求が強い男は、家族や親しい人を非常に大切にします。 それは自分も同じように大切に特別に扱ってほしいという心理が隠されています。 特に友達に依存するタイプの人は、同じように友達に自分に依存してほしいと思っています。 これは、依存される分だけ認められている気持ちになれるからです。 さらに家族との仲良しアピールをすごくしてくる人は承認欲求が強いです。 家族と仲が良いことを自慢して周りから「素敵な家族だね」と言われたいんですよね。 本人は本気で大切しているのですが、それのアピールがあまりにすごいのは承認欲求が強いからです。 実際、承認欲求のない男性は家族や友達を大切にしていてもそれを周りにアピールすることはありません。
承認欲求が強い男は、「自分に自信がない」という人が多いです。 自分で自分のことを認めることができないからこそ、他人に評価されたり認めてもらうことで自分に存在価値を見出そうとしているのです。 「常に自分に注目してほしい」という欲は、別の見方をすると「皆に注目されないと存在価値を見出だせない」となります。 つまり、自己肯定感の低さが無意識のうちに「承認欲求」を強くしているということです。
嫉妬心が強いことから承認欲求が強くなってしまうことがあります。 すぐに他人を羨ましがる人っていますよね。 それを糧に努力ができればいいのですが、嫉妬したことによって相手に対して憎悪を抱いてしまう人もいます。 そうすると、それに対抗して「自分だってこんなにすごいのに!」と周りにアピールしてしまうんですよね。 嫉妬した相手以上に自分が認められないと気が済みません。
「ライバルに負けた」といった悔しい経験がきっかけで「承認欲求」を強くしてしまう可能性があります。 その時の悔しい点・悲しいといった経験が、「誰にも負けたくない」「誰よりも優れていることで認めてもらいたい」という気持ちが大きくしてしまうのです。 これには「常に誰かと比べて育てられていた」「両親が結果がすべてという考えだった」というような幼少期にうけた両親の教育が影響している場合があります。 幼少期に「負けた」「挫折した」といった経験をした場合、「結果だけが全てではない・努力している過程が大事なんだ」という両親のフォローが必要であるといえるでしょう。
成功体験が少ないことも「承認欲求」が強くなる原因としてあげられます。 成功体験が少ないと、「自分は何をやってもダメな人間なんだ」と思い込み、自分に自信を持つことができません。 自己評価が低い分、他者に評価されたいという欲が強くなっていることが考えられます。 しかも成功体験が少ない分、新しい事に挑戦をすることを躊躇ってしまいます。 そのため一向に成功体験を積み上げることが出来ないんですよね。 自己評価が低いままとなり、周りからの評価ばかりを求めてしまいます。
幼い頃に受けてきた親からの愛情不足が承認欲求が強い原因になることがあります。 例えば「どうしてこんなことも出来ないの?」「あなたは本当に馬鹿な子」などと自分を否定されるような言い方を両親にされていると「自分はダメな人間なんだ」と思い込んでしまいます。 しかし、子供はいつまで経っても親から認めてもらいたいと思っています。その結果、「認めてほしい」という想いだけが強く残ってしまい、大人になっても周りから認められることを求めてしまうんです。そして認められることで安心することができます。 また、両親が幼い頃に家にいなかったり自分の話を聞いてくれなかったりするなど、両親からの愛情が足りない子供は自分に自信が持てない大人になってしまいます。 その結果、自信がなさすぎて承認欲求が強くなってしまいます。
ストレスやフラストレーションが溜まっているときって、何をしてもイライラしてきますよね。 そうすると自分に自信がなくなったり、「いい加減認めてよ!」と思ってしまったりするんです。 普段なら気にならないことでも、イライラしてるだけで気になってしまいます。 そういうことが募っていくとネガティブに拍車がかかり、自分が認められていないような気持ちになることがあります。 承認欲求が強いのは、そのせいかもしれません。
承認欲求が強い男の人には、相手の話に耳を傾け「すごいね」「頑張ったね」など褒める・相手の存在を認めるといった反応をしてあげましょう。 そうすることで、相手の承認欲求は一時的であったとしても満たされるので、「俺すごいだろ!」といったアピールが落ち着いてくるでしょう。 承認欲求が強い男性なんだなと感じた場合は、否定してしまうと余計にめんどくさいことになってしまうという可能性を思い出し、とりあえず同調をしておきましょう。
承認欲求が強い男だとわかった場合は、自分のプライベートな話はしないことをオススメします。 承認欲求が強い人は負けず嫌いであったり対抗心を持ちやすい一面があります。 ですのであなたのプライベートを知って、嫉妬をしたりマウンティングをしてきたりすることがあります。 特に職場の人であれば仕事の話以外は、当たり障りのない会話をし、プライベートな話をしないようにして嫌な思いをするということを避けましょう。
家族や親友、もしくは目をかけている後輩など、信頼関係のある相手であるならば承認欲求が強い行動を指摘してあげるのも一つです。 「自分の話を聞いてほしいなら、人の話もちゃんと聞くこと」 「今のやり方は、目立ちたいだけとしか思えないよ」 などと教えてあげましょう。 「あなた承認欲求強すぎ!」といった言い方はやめてください。具体的にどういった部分がだめなのか、どういう風にしたらいいのかということを伝えましょう。
承認欲求が強い人と関わっていくとストレスが溜まったり疲れたりしてしまいます。 ですのでそういった人に出会ってしまった場合は、遠慮せずに距離をおきましょう。 相手には自覚がないので、指摘したところで異常なまでに落ち込まれてしまうか、もしくは逆上されてしまう可能性があります。 静かに「相手のSNSを投稿をミュートにする」「必要以上に連絡をとらない」など自分にストレスにならない程度の距離感を保つようにしましょう。
承認欲求が強い人は、常に不安をどこかで抱えているわけです。 自分の存在を認めてほしいと願っています。 その時に一番効果的なのが、しっかりと目を合わせて名前を呼んであげることです。 この行動って実はすごく承認欲求が満たされるんですよね。しっかりと存在を認められた、という気持ちになります。 余計な会話をする必要はありません。 ちゃんと目を合わせて名前を呼んで挨拶をするだけでも、相手は満たされてこちらが面倒だと思うような言動をしなくなるでしょう。