「ワーカホリック」という言葉をご存知ですか?これは「仕事中毒」という意味です。昨今では日本でもテレワークやフレックスタイム制なども導入されていますが、まだまだ残業をして「私は働かなければいけない」と思ってしまっている人たちがいます。そんな「ワーカホリック」になりやすい人の特徴を詳しく解説していきます。ワーカホリックへの対処法も紹介するので是非参考にしてみてください。
「ワーカホリック」は「仕事中毒」のことです。 「私は仕事をしなければいけない」と思ってしまい、私生活の多くを犠牲にしてまで仕事をしている状態を指した言葉です。 「ワーカホリック」になると、自分の心身よりも仕事を大事にしてしまいます。 さらに自分の趣味や時間は削り、家族よりも仕事を優先してしまいます。 最悪の場合は、それによって過労死や熟年離婚をしてしまう可能性もあります。 自ら仕事が好きでなってしまう人と、仕事をしなければいけない環境にありワーカホリックになってしまう人がいます。
完璧主義には3つのタイプがあって、ワーカホリックになりやすいのは「社会規定型」です。 このタイプは自分自身が完璧じゃないと納得がいかないだけではなく、周りからも完璧であることを求められていると思っています。 そのため、他人からどう見られているのかを気にし、誰から見ても完璧に仕事が出来ている人でいなきゃいけないと強く思っています。 少しでも仕事において自分に出来ないことがあると不安になり、追い込んでしまうところがあります。
負けず嫌いだとワーカホリックになりやすいです。 例えばノルマのある仕事であれば、同僚にノルマで負けるのが負けず嫌いな人は許されません。 そのため自分が一番になれるまで永遠に仕事をし続けています。 仕事を出来ない時間が出来るだけで「誰かに抜かされたかも」と不安になり仕事のことを考えてしまいます。 また、誰かに注意や指摘をされるのも嫌なので、全部を完璧にしておかないと気が済みません。
神経質な人もワーカホリックになりやすいです。 「ミスをしないように」「期限に間に合うように」「周りから間違っていると思われないように」などと常に考えています。そのため仕事をやり続けていないと不安になってしまいます。 今までの経験と違うことが起きたり、自分で立てた計画とズレが生じると、どうしても不安になったり苛立ってしまいます。ちょっとしたミスやイレギュラーでも問題ないことってたくさんありますよね。「それくらい次に気を付ければ大丈夫だよ!」と周りが思うようなことでも完璧に対処しておかないと気が済みません。 そもそもミスが起きてしまうことも嫌なので、確認やチェックは入念ですし、新しいことを始める時は事前に調べて知識を入れておかないと不安になり、仕事関連のことをしている時間がどんどん長くなってしまいます。
ワーカホリックになりやすい人はいつでも完璧を目指しているので、一度取り掛かったことを途中で投げ出してしまうことはありません。 ルールや約束を必ず守り、自分の仕事は最後まで全うします。 少しでも疎かになっていたりすることが許せないので、指示通りに責任持って職務を遂行します。 また、自分に課したことは最後まで全うするので、それに関わっていることであれば部下や後輩、同僚などのミスも一緒に責任を持つことも出来ます。 途中で放棄することがないので仲間と一緒に最後までやりきり結果を残す事が多いですが、そのためなら自分の身や時間を削ってしまいます。
結果重視な人もワーカホリックになりやすいです。 とにかく、結果が全てで仕事をしてきた過程などは関係ないと思っています。 そのため結果が出るまでやり続けてないと気が済みません。 次に活かそうとか、他のやり方を考えようといった気持ちにはなかなかならず、「絶対にこれを成功させる!」と躍起になってやり続けます。 もちろん一つのことをやり遂げることも大事なことですが、これでは周りが見えなくなりワーカホリックに陥ってしまいます。
ワーカホリックになる人は、他人に相談したり頼ったりすることが苦手な人が多いです。 相談出来ないので、自分で全部を抱え込んでしまいます。その結果、他の人は協力し合っているものを一人でやらなければならないので時間がかかってしまいます。 また誰か教えてもらうことも出来ず、一から一人で調べたりするのもあってより時間がかかってしまいます。 さらに中途半端に出来ない性格だと、残業をしたり休日出勤をしてワーカホリックになってしまいます。
特に仕事上で他人からの頼み事を断れない人が多くいます。 仕事を完璧にこなすべきだと思っているので、自分が断ることによって仕事が終わらないのであれば多少自分がしんどくてもやってしまおうと思ってしまいます。 また、人間関係を気にして断れない場合もあります。上司や先輩からの頼み事は断りづらかったり、部下や後輩からの頼み事は手伝ってあげないとという責任感で引き受けてしまいます。 その結果、一人で膨大な量の仕事を抱えることになり休憩も休日も仕事に費やしてしまうようになります。
完璧主義であり自分の中での正義がある場合、ちょっと楽をしたやり方や新しいやり方を受け入れられないことがあります。 便利なツールを使うことで早く終わるとしても、自分の手で仕事をしていないために悪いことをしている気分になってしまうんですよね。 楽をしたやり方は、仕事をする人の体力や精神力の軽減に繋がり効率が良くなることもあります。しかしワーカホリックになりやすい人は楽をするということを悪いことだと考えてしまいなかなか受け入れられません。 また上手くいくか分からない新しいやり方もなかなか受け入れることが出来ず、古いやり方に固執してしまいます。その結果いつまでも仕事をこなすのに時間がかかってしまいます。 そういった頭の固い部分もワーカホリックになりやすい人の特長です。
承認欲求が強く、とにかく周りから認められたくてワーカホリックになってしまっています。 勝たなくてもしっかりと努力して、次に繋げていれば周りから評価されることもあるのにも関わらず、とにかく周りより秀でて自分が一番結果を残さないと認めてもらいたいと思ってしまいます。 「すごい」「こんなにやったの?」と言われて満足をしたいので残業などをしてしまいます。 また残業をしてまで仕事をしていることを褒めてもらえると勘違いしているところもあります。 会社にいれば誰かしらに褒めてもらえると思い、長いこと職場にいます。
さらには、何かコンプレックスを抱えている場合もあります。 コンプレックスがあるため、必死で仕事をすることで紛らわせています。 特にいじめられていたことがあったり、誰かに陰口を言われたり、所属していた部活やチームで「弱い」「ポンコツ」「使えない」などと言われた経験があると、二度と言われないようにしようと仕事をおざなりに出来なくなっています。 コンプレックスがありながらもそれを克服しようと頑張っているのは素晴らしいことですが、強いコンプレックスを持つと過激な行動に走りやすくなっています。 ちゃんと定時までにやるべきことを終わらせれば誰からも文句は言われないはずですが、コンプレックスによる強迫観念で「このままじゃまた出来ない人扱いされてしまうかもしれない…」と人一倍仕事をしていないと不安になってしまいます。
ワーカホリックになってしまう人が、趣味がないという点もあります。 仕事以外特にやりたいことも楽しいと思うことがありません。 そのため、食事やお風呂などの時間以外は仕事のことをずっと考えています。 むしろ、楽しいと思うことも仕事をやることなので、辞めるタイミングがありません。 楽しいと思っていて、それが自分の仕事であり稼ぎに繋がるのであれば、ずっと仕事をしてるのが何より至福だと思いますよね。
あまり健康に関心のない人もワーカホリックになりやすいです。 疲れてきたから休まないとな、肌が荒れてきたから食事を気を付けよう、などと考えません。 特に食べることにも運動することにも関心がないので、残業などすることがあまり苦ではなくなってきています。 「あそこのレストラン行きたかったのに」「今日ジム行きたかったのに」などと思うことはなく、仕事に明け暮れてしまいます。 コンビニ飯で残業をして、寝る時間が少なくなって体調が悪くなっても、「体調を良くするために仕事を早く終わらせよう」といった意識がありません。
実は、ワーカホリックになる人の中には自らワーカホリックになっている場合もあります。 その理由の多くが、家事や子育てをしたくないと思っているからなんです。 仕事を早く終わらせて家に帰れば、料理をしたり掃除をしたり子供の面倒を見なければなりません。 それがとても憂鬱で、だったら仕事の方が全然良いと毎日遅くまで残業をするようになっている場合があります。 仕事が好きというよりも、家に帰りたくないことから仕事をする時間が増えていくだけです。 それによって仕事の成果も出てくると仕事をしている方が楽しくなり、いつしか仕事の優先順位が圧倒的1位になってしまいます。
ワーカホリックになると、休日まで仕事のことを考えるようになってしまいます。 休みなのにリラックス出来ず、頭の中は常に仕事のことでいっぱいです。 ちょっと考える程度ならいいですが、まるまる休日を使って仕事のことを考えたり、パソコンや書類に向かって仕事の準備をしたりするようになってしまいます。 休日出勤のできる職場でなくても家でできることもたくさんありますもんね。 仕事の糧になることを行うのはスキルアップにも繋がり良いですが、ずっと仕事のことを考えると一切休めないため身も心も疲れてしまいます。
完全な仕事人間になってしまうと、趣味をする時間が無くなってしまいます。 元々趣味があったとしても、行わなくなってしまうので趣味として楽しまなくなってしまうことがあります。 時間も頭の中も仕事に占領され、趣味に使う時間も労力もなくなってしまいます。 ワーカホリックの人は、いつしか自分が楽しむための時間を作らなくなります。 趣味を楽しむ時間があるならば、仕事をしなければと思っています。
ワーカホリックは、とにかく自分のために使う時間がなくなります。 睡眠以外の人生のほとんどの時間を仕事に捧げています。 お気に入りの映画を観ようとか、カフェでコーヒーを飲もうとか、散歩しようとか、そういったことを全然しなくなってしまいます。 ワーカホリックの人は、仕事をしていないともはや不安になってしまうほど「働かなければいけない」と思っています。 働きたいのではなく、働かなければいけないと思っているため、自分のために時間を使うことが悪いことだと思ってしまいます。
ワーカホリックになると身も心も休めなくなってしまいます。 休むこと自体を悪いことと見なしているので、起きている間は常に仕事のことを考えています。 寝る間を惜しんで仕事をしてしまうこともあるでしょう。 その結果、身も心も疲弊してしまいます。疲れやストレスが溜まると体調に影響を及ぼし不健康となってしまいます。覇気がなく、常に頭痛や胃痛を抱え、寝不足による気だるさなども出てきます。 しかしそれでも、自分の体調よりも仕事を優先してしまうため、どんどん健康状態が悪くなっていってしまいます。
ワーカホリックになると対人関係にも影響を及ぼします。 約束していたデートや飲み会をすっぽかしてしまったり、大事な予定よりも仕事を優先させてしまいます。 例えば友人の結婚式をドタキャンしてしまったり、恋人の誕生日にレストランを予約していたのに行かなかったりなど、ワーカホリックになると何よりも仕事を優先させてしまい対人関係で揉めることが増えてきます。 友人や恋人ならまだ理解してくれることもあるかもしれませんが、どこまで親しくない関係の人とだと「なんだよあいつ」となってしまいます。
一人でワーカホリックをしていると、周りからは鬱陶しがられます。 ワーカホリックって、周りからすると「自分だけ大変ぶって」「ずっと仕事してればいいと思ってる」などと言われてしまうことがあります。 さらに毎日残業をしている人がいると、定時で上がるのが申し訳ないなと思ってしまうこともあります。ましてや残業しているのが先輩や上司だった場合、とっとと帰るのが後ろめたいと思ってしまいます。 最初のうちは「大変そうだなぁ」と思っていても、毎回毎回残業をしたり仕事のことばかりになっていると「うざい」「たまには早く帰ってよ、こっちが仕事してないみたいじゃん」とイライラしてきます。 ワーカホリックになってしまうと、職場の人からは疎まれてしまいます。
例えば、今大きなプロジェクトを抱えていてワーカホリックになっているとします。 趣味もプライベートも対人関係も全て捨てて仕事にだけ打ち込んでいる人が、この大きなプロジェクトが終わった時に空っぽになってしまいます。 一つのことが終わり、次の大きな仕事が来るまでの間にバーンアウトしてしまい、無気力になってしまいます。 人って、この落差が大きければ大きいほど無気力になってしまうんですよね。 強い使命感や責任感を持っていればいるほど、燃え尽きた後の無気力具合も強くなってしまいます。 それによって体調を崩すこともよくあります。身体的にも精神的にも危険が伴うことがあります。
またワーカホリックは熟年離婚の原因になるとも言われています。 家庭を顧みず、仕事をすればするほど仕事にのめり込んでってしまいます。 家に帰らなくなったり、休日には家を出たり…。 子供も成人して家を出てしまった後、残された奥さん(もしくは旦那さん)はずっと一人で過ごすことになります。気付けば夫婦間の会話はなくなり、ただ同じ家を住所にしてるだけの関係なってきます。 自分を大切にしてくれなかった相手を看取りたくない、介護したくないと思うようになり熟年離婚に至ってしまいます。
ワーカホリックになってしまった挙げ句、過労死してしまうこともあります。 自分の身体からのSOSに気付かないままボロボロになっていってしまいます。 命を落としてしまっては、今まで仕事を頑張ってきても達成出来ないままになってしまいます。 日本では特にサービス残業が多く、もはや残業をしない人が怠け者だと言われてしまうことも多いのですが、これこそがワーカホリックを作り上げてしまう環境でしょう。
すでにワーカホリック気味な人も、まだワーカホリックではないけど働きすぎな自覚がある人も、ワーカホリックへの対処法をしっかり実践し心身ともに健康で仕事に臨みましょう。
仕事を定時で上がる習慣をつけましょう。 残業をするとしても週に1〜2度になるように、仕事量を考えてみてください。 もちろん会社全体が残業をするのが当たり前になっているところもあるかと思います。 その場合は、残業のない会社を探すのも一つです。 もし自分自身が上の立場にいる人であれば、会社の風潮を変えられるようにしてみるのも一つでしょう。
残業はどうしても避けられないことがあるかもしれませんが、休みの日はしっかりと休みましょう。 休みの日に仕事のことを考えないからといって誰が責めるのでしょうか。 もしそういう人がいるのであれば、その人は間違っています。その人の言いなりになる必要はありません。 人生一度きりです。休みの日は自分のために使いましょう。 せめて身体を休めることは絶対にしましょう。 体調を崩してしまっては、仕事すらも出来なくなってしまいます。 健康第一であるとういことを忘れないようにしましょう。
それから、睡眠はしっかりと摂るようにしましょう。 身体を休めるには、何よりも睡眠が大切です。 数時間寝るだけでは絶対に体調が崩れてきます。 必ず、成人が必要だと言われている6〜8時間は寝るようにしましょう。 万が一、残業しなければならないのであれば、寝る時間を早めて、朝早く起きるようにしましょう。 実際に人間は朝の方が仕事は捗ります。ちゃんと寝ていれば頭もスッキリしています。 夜は寝ることを優先してください。
それから、自分自身としっかりと向き合いましょう。 自分が何をしたいのか、どういった人間になっていきたいのかを考えましょう。 今の仕事に身を削って年をとっていくだけでいいのでしょうか? 小さなことでもいいので、今自分が思っていることややってみたいことを書き出してみてください。 そしてすぐに叶わないようなことでも夢や目標も書き出しましょう。 ワーカホリックになってしまった人は自分の気持ちをまず知ることが大事です。 そのためにも、自分自身と向き合う時間を作ってみてください。
仕事以外にやりたいことや、やってみたいことがあればとりあえず始めてみましょう。 もしそれでハマらなければ次を考えればいいです。 とにかく今は仕事のことを考えなくて済む時間を作ることが必要です。 映画鑑賞でも、写真撮影でも、スポーツでも料理でも何でもいいです。 何も思いつかない場合は、下の記事を参考にしてみてください。 休日の過ごし方をたくさん紹介しています。
また、一人でいるとどうしても仕事のことを考えてしまいます。 そのため、人と会って気を紛らわすのも大事です。 特に一人暮らしの人は、会社からも残業を強いられたり残業をさせても大丈夫と思われがちです。そのため残業をする時間も長くなりますし、それが当たり前になっておかしいことにも気付かなくなります。 ですので家族や友人と会って仕事の話などを聞いてもらいましょう。自分があまりに過酷な環境にいることが分かるはずです。そして友達などと楽しい話をして仕事のことを忘れる時間をなるべく作りましょう。リラックスできる時間を自分から作っていくしかありません。
自分は自分ですし、他人は他人です。 他人からの評価を気にして、自分自身を見失わないようにしましょう。 他人の評価ばかり気にしていると、自分自身がやりたいことや本来やるべきことが分からなくなってきます。他人の評価が上がったところで自分が満足出来ていなければ、どこかで崩れてしまうでしょう。 協調性や、他人の意見ももちろん大事です。しかしそればかりに囚われてしまってはいけません。 まずは自分を1番に考えられるよう、他人からの目や評価はいったん忘れましょう。
今の会社にいる以上、ワーカホリックになる以外の選択肢がなさそうだと思ったら転職を考えましょう。 転職をしてはいけない人なんていません。 自分の心と身体にしっかりと相談して、どうするべきか冷静になって考えましょう。 出来れば休みの日の朝や午前中に考えてみてください。 仕事中は過労でヘトヘトですし、夜って人はネガティブになりやすいです。 しっかりと睡眠を取ったあと、休みの日にゆっくり考えましょう。 他人に相談してもいいでしょう。知り合いなどに話す勇気がなければ、転職相談所などで話を聞いてもらうのも一つですよ。
どうしても仕事をしているとワーカホリックになってしまうのであれば、いっそ仕事をやめましょう。 将来のことを考えても、どこかで身体を壊したり精神的にしんどくなってしまいます。 そうなってからでは遅いですよね。 早いうちに仕事をやめ、自給自足の生活を考えてみてはいかがですか? 自給自足が出来れば、働く必要はありません。 野菜を作って、自分で食べて、多く収穫できれば少し売ったり他のものを作っている人と交換したり…そういった生活もアリですよ。
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まず、ワーカホリックになっていてこちらにも同じような働き方をさせようとしてくる上司が、仕事において何を求めているのかを明確にしましょう。 ただ、働くという行為を続けたところで成果は出てきません。 上司は何をやり遂げたくて、何をしたくてそこまでワーカホリックになっているのかを確認する必要があります。 目的や目標、ゴールを仕事を始める前に一度話し合いをして明確にしておきましょう。
そもそも、上司と自分は違う考えを持っていて働き方も違うということを理解しましょう。 そのうえで上司が自分以外がワーカホリックでないことを気にしていないようであれば、自分は自分の働き方をするだけです。 万が一、上司がワーカホリックを部下や後輩にも求めているようであれば、なぜそれが必要なのかを確認しましょう。今の働き方で仕事は終わっていても、それ以上に残業などをさせてどこまで仕事をして欲しいのか確認しましょう。 ただ、上司が残業したりと働く時間が長い方が正しいと思っているのであれば、他の上司などに相談してみるといいでしょう。
例えば上司が「1週間残業して資料を作り上げた」とか、「休日返上で調べ上げた」などと言ってきた場合に「流石ですね」「すごいですね」などと褒めないでおきましょう。 褒めてしまうとそれが正しくなってしまいますし、こちらも残業や休日返上に賛成ですと言ってしまっていることになります。 そうすると、いつしか残業や休日返上をさせられてしまうことになります。 「ちゃんと休んでください」「体調大丈夫ですか?」「私に出来ることがあれば職務中にやりますよ」などと否定はせずとも、褒めないで対応しましょう。 出来れば、あまりよろしくないと思っている雰囲気は伝えられた方がいいでしょう。 残業などがかっこいいと思っている可能性もあるので、絶対に褒めてはいけません。
上司が古いやり方しか知らなかったりこれまでのマニュアルに固執して、ただ単に仕事に時間がかかって残業が増えてしまっている場合があります。 本人も無自覚でワーカホリックになっていることって結構あるんです。 なかなか部下の立場で上司に教えるというのは難しいかもしれませんが、上司を救うためと思って提案してみてください。 「こんなやり方聞いたんですけど一緒に確認してもらえませんか?」などと言葉に気を付けながら、上司に効率の上がる方法を伝授しましょう。
ワーカホリックになってしまうと、なかなか他人に相談出来なかったりします。 上司も自分がワーカホリックになってしまっていることに悩んでいるかもしれません。 「○○さん、働き過ぎじゃないですか?」と飲み会などで話す機会があれば声を掛けてみてください。 思いの外色々な感情を溜め込んでいる可能性があります。
自分の上司のワーカホリックぶりが酷く、うまく対応出来ない場合は他の上司に相談しましょう。 自分一人で抱える必要はありません。 また、どうしても部下という立場で上司に指摘をしたりアドバイスをするのって難しいですよね。 そういうことは、上司と同僚もしくはさらに上の立場の人に言ってもらうのが一番です。 話しやすい先輩にまずは相談して他の上司に話を繋げてもらうのでもいいでしょう。 まずは自分が相談のできる相手にしっかりと伝えることが大事です。
どうしようもない時は、転職を考えましょう。 上司がやめない限り、ずっと一緒に働いていくことになります。 やっぱり社会人になると、人生の大半の時間を仕事が占領するわけです。 そう考えると、この先ずっとその上司と働いていくのはしんどくなり、自分自身の身体を壊してしまうことなるかもしれません。 仕事が一番大事ではありますが、職場の人間関係もかなり重要になってきます。 自分の身を守るためにも、転職を視野に入れてみましょう。
まずはワーカホリックであることを理解してあげましょう。 頭ごなしに「働きすぎ!」「仕事中毒だよ」などと怒るのはやめましょう。 本人は誇りを持って仕事をしているかもしれないし、もしかしたら心底悩んでいるかもしれません。 「いつも仕事お疲れ様」と仕事を頑張っていることを理解してあげることから始めましょう。 否定するとムキになってワーカホリックが加速してしまうこともあります。 とにかく疲れやストレスが溜まっている状態なので、安心してあげられる空間を作りましょう。
彼がワーカホリックで、本人も仕事が楽しくて仕方がない場合はワーカホリックをやめてもらうのは難しいでしょう。 そのため、一緒にいられる時間は一緒に楽しみましょう。 2人でいる時だけは、仕事から少し離れて自分のことをちゃんと見てもらってください。 仕事の連絡などが来て返すのは仕方ないですが、ずっと部屋にこもって仕事をしたり作業をしている場合には2人の時間を大事にしてもらいましょう。 特に恋人の場合は、デートをすることが楽しいのにそれさえも仕事モードになってしまうと彼女は寂しいだけですよね。関係を長続きさせるためにも2人の時間は大事にしましょう。
夫婦であれば、会話をする時間を作るようにしましょう。 寝る前のちょっとした時間でもいいです。 「この人は仕事人間だからもういいや」と話すことをやめてしまうと、心の距離は広がっていってしまうばかりです。 関係が悪化しないよう、会話の時間を無くさないようにしてください。 旦那さんも奥さんが大事じゃないわけではなく、仕事が第一優先になってしまっているだけです。 寂しい思いをすることもあるかもしれませんが、一生懸命働いてくれることは良いことですので労りながら会話を続けていきましょう。
彼氏や旦那さんがワーカホリックで、疲れやストレスが溜まっている場合はストレス発散に付き合ってあげましょう。 仕事で疲れ切っており、自分からストレス発散をしたりリラックス出来ることをしようとすらしていないことがあります。 ちょっと腰が重そうでも、連れ出してあげるといいでしょう。 緑の多いところを一緒に散歩するだけでもいいです。 日光を浴びて新鮮な酸素を吸うことすらしていないと思いますので、ちょっと無理にでも一緒に連れて行きましょう。 一度外に出てしまえば「じゃあ○○も行こうか」とか「本屋に行きたいんだった」と、仕事以外における欲や考えが出てくるでしょう。 そうしたら、彼の行きたいところややりたいことに付き合ってあげましょう。
それから、男性は特に仕事に集中してしまうと自分の体調のことを考えられなくなってしまいます。 そのため彼の体調を気にかけてあげましょう。 献身的に支えることで、彼もあなたの大切さに気付いてくれるでしょう。 デートも無理に出かけず、家でまったりするのでもいいですよね。 たまに出かける予定を立てながらも、仕事を頑張っている彼をサポートしましょう。 成功者の奥さん達はみんな献身的なサポートをしていますよね。 社畜になっているのであれば会社をやめたほうがいいかもしれませんが、本当に仕事が好きでワーカホリックになっているのであれば支えてあげるといいでしょう。
しかしながら、一切恋人や家庭のことを考えられないくらいワーカホリックになってしまっているのであれば、別れるのも一つの選択でしょう。 仕事を理解して支えてあげたい気持ちがあっても、それで自分自身がしんどくなってしまうのであれば一緒にいても幸せにはなれないですよね。 いつか仕事が落ち着いて、一緒の時間を大事にしてくれる日が来るかもしれませんがいつになるか分かりません。そして本当に仕事ができる頭の良い人は、仕事を一生懸命やりつつもプライベートとの切り替えが出来て周りの人を大事にすることが出来ます。 辛い想いしかしなくなったのであれば、 別れを考えてもいいでしょう。
ワーカホリックは見方によっては楽しいと感じる人がいるのも事実です。 一生懸命働くこと自体は何も間違っていません。 そこで、楽しくガリガリ働けるようになる方法を紹介します。
ワーカホリックになるには、まず自分が好きなことや得意なことを仕事にすることが大切です。 楽しいや好きといった感情がないままワーカホリックになるのは、メリットはありません。 ストレスが溜まり、心身ともに疲弊するだけでしょう。 そのため、自分のが好きなことや得意なことにのめり込んでいくことが大事です。 最初は仕事だという感覚がなくても、その分野で誰よりも知識を持ったり技術を追求していくことで、それが仕事に繋がることがあります。 そうなれば、そこからは自ずとワーカホリックとなっていくでしょう。 ワーカホリックになるためには、まず自分の好きなことや得意なことを把握する必要があります。
闇雲に仕事をすればいいというわけではありません。 取り憑かれたように残業をするのは違います。 まず仕事における目標をしっかりと決め、それに向かって仕事を頑張っていきましょう。 本人もしんどいワーカホリックはオススメ出来ませんが、仕事をすることがとにかく楽しくて仕方ないのであればワーカホリックも一つの人生でしょう。 楽しむためには目指すべきところが大事です。大きな目標から、それを達成するための日々の目標をしっかりと明確にしておきましょう。
目標が定まったら計画を細かく立てることが大事です。 目標を達成するためにはどうしていけばいいのか、どのようにこなしていけば目標にたどり着けるのかを考えましょう。 自分のやるべきことを理解していないと、仕事は楽しく効率的に進められません。 曜日ごとでも、時間ごとでも、なるべく細かく計画を立てておくといいでしょう。 そして余裕を持った計画にしましょう。キツキツだと、ちょっと体調が悪くなったりイレギュラーなことがあった時に調整が難しくなって大変になってしまいます。
ワーカホリックになるには、ある意味仕事オタクになるわけです。 ということは、仕事に関する知識がたくさんないとオタクにはなれないですよね。 仕事で必要な知識をたくさん取り入れて、自分にしか出来ないことを見つけましょう。 ワーカホリックは、自分が仕事をする意義や必要性がないと出来ません。 なぜ自分がそこまでしなくてはならいないのか、をハッキリさせるためにも「誰よりも仕事の知識がある」「誰よりも短時間で仕事をこなせる」といった自信が大事になってきます。
ワーカホリックで大事な心得は「すぐやる」「必ずやる」「出来るまでやる」です。 まずは、思い立ったらすぐにやること。やるべきことが出来たらその瞬間にやることです。 後回しにしているうちは、ワーカホリックにはなれていません。 「すぐやる」を心掛けましょう。 それから「必ずやる」です。 やれたらいいな、やった方がいいな、で終わらせるのはやめましょう。 「やってみよう」と思いついたことは、必ずやるようにしましょう。何事もやってみなければ分からないことってあります。失敗や見当違いも大事な経験になります。 そして最後は「出来るまでやる」です。 途中で諦めたり、挫折するのは以ての外です。 自分がやるべきだと思ったことは、出来るまでちゃんとやりましょう。 この3点はワーカホリックになるにあたって、かなり重要なポイントです。
いかがだったでしょうか? 気付かないうちにワーカホリックになっている人も多いのではないでしょうか? 仕事に打ち込むのは素晴らしいことですが、それによって自分自身や周りの人を犠牲にしてしまっては元も子もないですよね。 仕事に信念があるのはいいですが、まずは自分や周りにいる大事な人の幸せや健康が第一です。それが出来ないのであれば「ワーカホリック」はすぐに辞めたほうがいいでしょう。