自分ではいまいち決断できない、何をやっても三日坊主で終わってしまう…「自分って意思が弱いな」と思うことはありませんか?本記事ではそんな意志が弱い人の特徴、心理・原因、意志が弱いのを改善する方法についてご紹介していきます。
選択肢が2つ以上になるとなかなか決断ができなかったり、「〇〇をしよう!」と決めても長続きせず途中で投げ出してしまったり、やらなくてはいけないのはわかっているけれど面倒臭くて後回しにしてしまったりと、「自分って意志が弱いな」と思うことってありませんか? そんな「意志の弱さ」から卒業して強い意志を持ちたいって思いますよね。 意志が弱い理由には自信の無さやワガママな性格が関係しています。 誰にでも悩んでどうしても決められない時や、他に集中したいものがある時につい面倒なことを後回しにしてしまうことはあります。そして誰でも自分の意志の弱さを改善することが出来ます。 本記事ではそんな意志が弱い人の特徴や心理・原因、意志が弱いのを改善する方法についてご紹介していきます。 意思が弱い自分と決別したいと思っている人は是非参考にしてみて下さい。
意志が弱い人は決断力がありません。 意志が弱い人はとても優柔不断で失敗したくないという気持ちが強すぎるため、飲食店でメニューを決めるのも時間がかかったり、買い物なんかも、欲しい物の目星はつけているけれど実際に買うか買わないかをずっと迷っていたりします。 自分では決められないので、「これどう思う?」と周りの人の意見を仰ぐこともしばしば。 ところが、人の意見を聞いたにも関わらず、自分の中で「こっちが良い」決まっている場合もあります。 そういう時は自分では決断できないので、あくまでも誰かの後押しが欲しいだけです。 相手と自分の意見が一緒じゃないと「どうしよう」と、さらに迷い出すことも…
人の意見に流されやすいのも意志が弱い人の特徴です。 友人と一緒に映画を見て、自分は「面白かった」と感じても、友人が「つまらなかった」と言ったらその意見に同調してしまったり、 悩んでいる時に「こうしたら良いんじゃない?」「こっちが良いと思う」と言われると、自分の意志は関係なくその人の言う通りに動いてしまいます。 意志が弱いゆえに人の意見に流されやすくなってしまうのです。 人の言うことに従うことが多いので、人を信じやすく、騙されやすい一面もあるかもしれません。
意見や好きなものがコロコロ変わる人っていませんか?その人は意志が弱い人かもしれません。 意志が弱い人は一つのことを貫き通すというよりは、コロコロと意見や好きなものが変わってしまいます。 例えば昨日までは乃木坂推しだったのに、週末にテレビでしていた櫻坂の特集をみたら翌週から櫻坂推しになっていたり、旅行の相談をしていて、最初は「沖縄に旅行に行きたい」と言っていたのに、数日後に「SNSでいいお店を見つけたから、やっぱり北海道に行きたい」と言い出したりします。 人の意見に流されるのもそうですが、外部からの情報に左右されてしまいやすいようですね。
意志が弱い人は忍耐力、継続力があまりないのも特徴の一つでしょう。 ダイエットをしようと食事制限や運動を試みるも、すぐに「これくらい食べても平気」「面倒臭いから今日はやらなくてもいい」という誘惑に負けてしまうこともしばしば。そのうちダイエットもなかったことに… 一度「やろう」と決めたことでも意思が弱いため、「辛い」「やりたくない」と思ってしまうと我慢することができず、続けることができません。
面倒臭いけどやらなければいけないことってありますよね? 意志が強い人は「やろう」と決めるとすぐに行動に移せるので、面倒でもやらなければいけないことをさっさと片付ける人が多いのに対して、意志が弱い人は後片付けや宿題、面倒な仕事など、やらなければいけないことを「面倒臭いから」と、ついつい後回しにしてしまいがち。 「やらなくてはいけないこと」よりも、「今、これがしたい!」という欲が勝ってしまうので、やることがあっても眠たければ寝てしまうし、ゲームがしたければゲームをしてしまいます。その結果、後から自分を追い詰めてしまうこともしばしば。
意志が弱い人は責任転嫁しがちです。 意志が弱い人は決断を人に任せることで、その決断によって何か問題が起こっても「決断したのは自分ではないから、自分のせいではない」と自分が非難されないようにします。 また、「〇〇のせいで時間がなかった」「〇〇さんがやると思っていたのでやっていません」など、自分以外の何か、または誰かのせいにして責任から逃れようともします。
人に頼ったり依存してばかりの人も意志が弱い人でしょう。 意志決定をする時も、家族や恋人、親しい友人などに頼ってばかりで自分で決断をしません。 日頃から自分で選択や判断をせず、周りの意見に頼っているので、社会に出た時に自分で何も決めることができず、そんな自分を情けなく感じてしまう人もいるのではないでしょうか。 社会に出て困らないように、普段から自分で選択、決断するように意識しましょう。
意志が弱い原因の一つとして、自分に自信がないことが考えられます。 自分の意見、判断に自信がないため決断ができないのはもちろんのことながら、自分の決断によって成功した経験も少ないのでいつまでも自信が持てずにいます。 そもそも自分で決断せずに誰かに頼っていては、自分の決断によって成功をなすことができないのは当然ですよね。 そうした成功経験の少なさから自信が持てない、そして自分で決断できないという負のループに陥ってしまうのです。
ネガティブ思考なのも意志が弱い原因でしょう。 「こんな仕事自分には向いていない」「辛いからもうやめたい」というネガティブな思考から、仕事や習い事を辞めてしまったり、ダイエットやトレーニングなど苦痛を感じると途中で投げ出してしまうのです。 嫌なことがあったり、苦痛を感じると、我慢がすることができず、一つのことがなかなか継続できないので、周囲から「意志の弱いやつだ」と思われてしまいます。
飽き性な性格だと意志が弱くなってしまうでしょう。 意志が強い人は集中力も高く、やる時はとことん打ち込むことができますが、飽き性な性格だど、「つまらない」「他のことをしたい」思ってしまうとなかなか集中力が続かず、他の物に興味がシフトしてしまいます。 「これが終わるまで集中する」「これを続ける」と決めてもすぐに飽きてしまい、飽きてしまえば投げ出すという流れが習慣化してしまっているので、忍耐力や、継続力を養うことができず意志は弱くなる原因になってしまうのです。
「自分の決断で失敗したくない」と、失敗を恐れることで意志が弱くなってしまうこともあります。 誰でも失敗はしたくないですよね。失敗しないようとに決断、行動をするのは当たり前のことです。 しかし、意志が弱い人は失敗することに対して必要以上の恐怖心を抱いてしまいがちなので、自分で決断ができません。 「自分の決断が間違いだったらどうしよう」「失敗するのは嫌だからやめておこう」という失敗することへの恐怖心から、「これをしよう」と意志が湧いてこないのです。
意志が弱い人には、責任を負いたくないという心理があります。 責任を負うということは、何か問題があった時は自分の責任になります。つまり責任を負えばそれだけ非難されたり、評価が下がるリスクも高くなります。 「失敗したら非難されるリスクがあるなら責任は負いたくない」「責められたくない」という心理から「よし!やろう」という意志が弱くなり、決断ができなくなってしまうのです。
依存できる環境で育ったことも、意志が弱くなる大きな原因でしょう。 両親が何でも決めてくれた、親の言うとおりの人生を歩んできた、決断力のある友達の後ろに付いて回っていたなど、自分で選択、決断しなくても良い環境で育ってしまうと、当然、意志が弱くなってしまいます。 今まで周りの人の指示に従っていたので、いきなり自分で決断しろと言われてできないのも無理ないかもしれないですね。
欲求が強すぎるのも意志が弱いと思われる原因になります。 「欲求が強い」ということは自分のやりたいことが明確なので、むしろ意志が強いのでは?と思われる人もいるかと思います。 しかし、欲が強すぎると「あれもこれも手に入れたい!」と思うようになり、選択肢を増やすだけ増やして「自分では決められない…」「どれが良いと思う?」と、結果的に誰かに頼ることになるのです。 「欲しい」という欲求ははっきりしているのですが、自分では決断ができないので、周囲からすると「意志が弱い」と見られてしまうのです。
上記のように欲が強すぎて選べないという人もいれば、「なんでもいい」という心理が意志が弱いと思われる原因になることもあります。 「バニラ味とチョコレート味どちらか好きな方を選んで」と言われた時に、欲が強い場合は「どちらも好きで選べない」ですが、なんでもいいと思っている場合は「どちらでもいい」「どちらを選んでも同じ」と思っているため選べないのです。 そういう人は「どちらでも良いので先に好きなものを選んで下さい」というのが口癖になりがち。 「欲が強い」と「なんでもいい」という心理は真逆ですが、相手からすると「自分で選べない」という結果が同じなので、欲がなさすぎるのも「意志が弱い」と思われてしまうのです。
意志が弱い自分をなんとか改善しようと思うのであれば、まず人任せにせず自分で決断するよう心掛けましょう。 失敗が怖いのも、責任を負いたくないのもみんな同じです。 しかし、人生は選択の連続です。失敗やリスクを恐れてばかりいて何もしなければ、前に進むことはできません。 自分で選ぶ、決断するを繰り返すことで、「自分は何がしたいのか」という意志をしっかり確立しましょう。 案外自分で決断した方が、失敗した時も「選んだのは自分だし仕方ないか」と後悔も残りにくいですよ。
タイムリミットを決めるのも効果的です。 意志が弱い人は忍耐力、継続力に欠けているので、長期的な目標を設定すると「まだ期日までに余裕があるから」と、だらけてしまったり、やる気を失って途中で投げ出してしまう可能性があります。 その改善策として「○時までは集中する」「この仕事は○時までに終わらせる」など比較的なんとか頑張れそうな短期的な目標、タイムリミットを設定して自分をあえて追い詰めてみましょう。 少々荒療治かもしれませんが、忍耐力や継続力、集中力を身に付けることができ、意志も強くなるでしょう。
なんでもネガティブに考えないようにしましょう。 「自分には向いていない」「辛い」「やめたい」とネガティブに考えて途中で投げ出してしまうと、それまでの努力が水の泡になってしまいます。 今は辛くても、その先には必ず得られるものがあります。ネガティブに考えそうになったら、「もう少し頑張ろう」「この努力はきっと報われる」と自分を奮い立たせましょう。努力の先にある理想の自分を想像するのも良いですね。 強い意志を持って最後までやり遂げることで、自信もつくはずです。
周りを気にしすぎると、知らず識らずのうちに自分を抑えてしまうことがあります。 周りを必要以上に気にしてしまい、「自分がやりたいこと」よりも周りの人から「良い人間」だと思われることを優先してしまうのです。 自分を抑えてばかりいると「自分は何がしたいのか」ということを考えなくなってしまい、それが意思の弱さに繋がってしまいます。 自分を犠牲にして相手の気持ちを優先させるのはとても素敵なことですが、周りを気にしてばかりいるのではなく、時には自分の意志もしっかり主張しましょう。
「こうなりたい」「あれをしたい」という目標がなければ意志は生まれません。 意志が弱い人は目標がはっきりしていないことが多いです。 意志が強い、弱いの前に目標を設定してしっかりと自分の意志を持ちましょう。 ただ、先述したとおり長期的な目標だけだと、目標達成までの道のりが長すぎて途中で投げ出してしまう可能性も… なので、「自分はこんな人間になりたいんだ」「○年後にはこんなことをしていたい」と長期的な目標を掲げた上で、ではそのためには今日は何をしよう、今週の目標など、細かい目標を設定すると良いでしょう。
目標の設定ができたら次は行動です。 目標は設定するだけでは意味がありません。折角目標を設定したのであれば、目標達成に向けて行動しましょう。 「○時までに課題を終わらせる」「腹筋を100回する」など、見事目標を達成できればそれが成功体験になります。 どんなに小さな成功体験でも、それを積み重ねることで自信を付けることができます。 どんどん自信を付けて自分で決断、行動できるようになれば、意志も強くなるでしょう。
目標を達成した後は自分を褒めてあげましょう。 目標設定→行動→達成→褒めるを一連の流れとして習慣化すると、決断し行動することに対してネガティブなイメージを持たないようになります。 また、辛くて投げ出したくなっても「頑張ればご褒美が待っている」と思えば頑張れますよね。 頑張った後は、美味しいものを食べたり、ショッピングをしたり、趣味に没頭するのも良いですし、ゆっくりお風呂に入ったり、ガッツリ眠って疲れをとるのもおすすめです。
生きていればどうしても我慢が必要な時もあります。そんな時は自分に耐えるよう言い聞かせましょう。 数学で100点をとると目標を立てたならば、それ相応の勉強をしなくてはいけないし、県大会でベスト3に入ると決めたなら、辛い練習にも耐えなければいけません。 もちろん投げ出すこともできますが、それではきっと目標は達成できないし、いつまでも意志は弱いままです。 何かを成し遂げるには我慢も必要なのです。 挫けそうになった時は、自分の目標を確認し、「今は我慢して踏ん張るときだ」と自分に言い聞かせましょう。
いかがでしたか? 今回は意志が弱い人の特徴、心理・原因、意志が弱いのを改善する方法についてまとめてみました。 意志が弱い人は自分で決断ができず、人に頼ったり、流されてしまうことが多いです。 そこには自分の判断に自信が持てなかったり、失敗を恐れたりとネガティブな心理が隠れており、また、育った環境や欲深さも関係あるようですね。 意志の弱い自分と決別したいと思ったら、ネガティブな考えを捨て、目標を立て、それに向かって行動してみましょう。 目標を達成することで自然と自信もつき、自分で決断できるようになります。 自分の人生は自分のものです。人に左右されるよりも自分で人生を切り開いていきましょう。