優柔不断な人は友人・家族・同僚などの中に少なからずいるかと思います。優柔不断な人にはどのような特徴は心理があるのでしょうか。また優柔不断な人に対して周りはどういう印象を持つのでしょうか。本記事では優柔不断な人の特徴と心理や対処法を詳しく解説していきます。
「優柔不断」は物事に対する決断力がにぶいことを意味する四字熟語です。読み方は「ゆうじゅうふだん」です。 優柔不断な人とは、物事を決める時に普通の人と比べて時間がかかる人のことを指します。 「優柔不断」は「優柔」と「不断」という2つの単語から成り立っています。 優柔・・・決断力に乏しいこと。やさしく物柔らかであること。 不断・・・絶えないこと。決断力がないこと。 上記の意味が合わさり、意思決定に時間がかかる様子を表す言葉として使われています。
「優柔不断」の類語には「優遊不断」があります。読み方は「ゆうゆうふだん」となります。 意味と使い方は「優柔不断」と同じです。 また、その他の類語として下記の四字熟語があります。 意志薄弱(いしはくじゃく)・・・意志が弱く決定ができないこと 優柔寡断(ゆうじゅうかだん)・・・いつまでもはっきりせずに決定できないこと 薄志弱行(はくしじゃっこう)・・・意志が弱く決定力が足らないこと
「優柔不断」の対義語は「剛毅果断」です。読み方は「ごうきかだん」となります。 「剛毅果断」は意志が強く物事に対する決断力があることをさす四字熟語となります。 その他の対義語としては下記のような四字熟語があります。 豪快奔放(ごうかいほんぽう)・・・細かいことにこだわらず思うがままに振る舞うこと 広壮豪宕(こうそうごうとう)・・・細かいことにこだわらず思うがままに振る舞うこと 豪胆無比(ごうたんむひ)・・・度胸が据わっていて物事に動じず行動すること 大胆不敵(だいたんふてき)・・・度胸があって恐れを知らないこと 大胆奔放(だいたんほんぽう)・・・度胸があって周りに振り回されず思うがままに振る舞うこと
「優柔不断」の英語表現は「indecision」となります。 接頭語「in」は否定notの意味があり、決断を意味する名詞「decision」と合わさることで「決断力が無い」というニュアンスで使われます。 形容詞「優柔不断な」は「indecisive」となります。 その他の英語表現には、 (口語)wishy-washy・・・決断力のない、煮え切らない (文語)irresolute・・・決断力のない、ためらいがちな (口語)weak-kneed・・・弱腰の、優柔不断の などがあります。 また「優柔不断」の対義語である「剛毅果断」の英語表現は「(名詞)decisiveness / (形容詞)decisive」です。
「優柔不断な人」の最大の特徴は意思決定に時間がかかる点です。その場ですぐに決断をすることができません。 日常的な物事からビジネスにおいて毎日の生活の中の様々な点において時間がかかります。 例えば、
など人生のいろんな場面で迷ってしまいます。 確かに仕事や結婚相手に関しては慎重になるべき部分ですが、それでも「剛毅果断の人」と比べると最終決定までに時間がかかります。
優柔不断な人は疲れている様子を見せることが多いです。 なぜなら「悩む」という行為はそれだけ脳のエネルギーを使っているため、悩めば悩むほど疲れが出てしまうからです。 疲れているために物事に対して積極的な態度というよりはどこか消極的な印象もあります。 優柔不断な人が悩む時、頭の中はどうなっているのでしょうか? 多くの優柔不断の人は意思決定をする際に必要以上のことを考え込んでいる傾向があります。 あれこれと思考を巡らせている間に軸がズレてしまうのです。 ですが軸がズレることに気付かないまま考え込んでしまうため結果として決断に時間がかかり、どっと疲れてしまうのです。 あなたの周りには文字通り頭を抱えこんでいる人などいませんか? そういう人たちは優柔不断である可能性が高く、かつ余計なことまで考え込んでしまっているかもしれません。 ですのでもし見掛けたら優しく声をかけてあげましょう。
優柔不断な人に多い特徴として自信がないということも考えられます。 一言で自信がないと言っても下記のように具体的に何に対して自信がないのかには個人差があるようです。
物事を決める過程の中で自分に対する自信がないことが優柔不断な人が持つ特徴です。 その自信の無さがマイナスな発言や行動からもうかがうことができます。
優柔不断な人は失敗を恐れているという特徴もあります。 決断のその先にある失敗やリスクなどを避けたいという強い思いから決断力に欠けてしまうのです。 「失敗」に対する価値観は人それぞれですよね。「失敗は成功のもと」というように失敗は良いものと捉える人もいればそうでない人もいます。 優柔不断の人が持つ「失敗」の価値観は後者の「失敗はしてはいけないもの。悪いもの。」と思っている人が多いです。 「失敗はしたくない」「常に成功していたい」という思いで優柔不断になります。
上記の「失敗したくない」という心理は優柔不断な人が持つ「完璧主義」な背景から来ています。 優柔不断な人は「常にいい選択をしたい・すべき」という思いが強く、常に100点満点でありたいと思っています。 そのために、意思決定の場で「もっと良いものに出会うだろう」「この決断はもう少し待てる」などの理由をつけて決断を先延ばしにします。 誰も予想ができない未来に過信をしすぎる様子も優柔不断の特徴の一つと言えるでしょう。 決断を先延ばしにしすぎた結果、必ずもっと良いものに出会える確約はできませんよね?ですが優柔不断な人はその点においては前向きに考えることが多いようです。
優柔不断な人は、常に周りの意見を求める傾向があります。 これは1人では決断ができないため、友人・同僚・家族などの意見を取り入れた上で一緒に決めて欲しいという心理が働いています。 上記であげたような日々の些細なことから人生における重大な決断まで1人では最終決定を出しにくいため、「あなたはどう思う?」と周りに意見を求めます。 その際、自分の中で決まっている答えがあるというよりは「意見が多い方がもしかしたら良いかも」と多数決の原理を利用する傾向もあります。 また優柔不断な人が取る特徴として、複数の人に意見を求めすぎるという点もあります。 例え剛毅果断な人でも場合によっては信頼している家族や同僚など少人数の人の意見を求める時もあります。 ですが、優柔不断な人はそれ以上の人に対して意見を求めることが多いです。 意見を多く取り入れるとそれだけ判断材料が増えてしまうため、またさらに考え込んでしまうのです。
優柔不断な人は周りに意見を求める傾向があると上記でご紹介しましたね。 それに加えて優柔不断な人は自分の意見よりも周りの意見に合わせる特徴もあります。 そもそも優柔不断な人の中には自分の意見が無い、もしくは何でも良いと思っている人がいます。 または意見があることはあるけれどもそこまでこだわっているわけではないという人もいるようです。 こういう人たちは強いこだわりがあるわけではないので、意見が多い方に自分の意見を寄せる傾向があります。 例えば複数人の友人とのディナーを決める際、強いこだわりがない人は「イタリアンも良いし和食もいいね」と決断を濁すように上手く切り替えた返事をします。 そして結局意見が多いほうに「イタリアンだとパスタもピザもシェアできるからそうしよう!」と自分の意見を合わせにいきます。 このタイプの人は「意志が弱い人」というマイナスな目線だったり「意見に柔軟に対応してくれる人」とプラスな目線で見られるようです。
優柔不断な人は周りからどう思われているかを気にしすぎるという特徴もあります。 「私が決めたことに対して嫌な気持ちをしないだろうか」「私の意思決定によって嫌われるのが怖い」など周囲からの視線を不安に感じます。 少し言い方を変えると、優柔不断な人は「気遣い上手」とも言えるのではないでしょうか。 常に周りをよく見ていて、相手の発言や態度に応じて出方を変えるので適切なコミュニケーションを図れるのです。 「嫌われたくない」という心理は、「みんなから好かれたい」「注目を浴びたい」という気持ちも含まれています。
優柔不断な人は決断に時間がかかるため周りに迷惑をかけることもあります。 自分が食べるものや着るものであれば他人にそこまで影響は与えませんが、友人との遊び場所や仕事の案件など相手がいるシチュエーションでの優柔不断ぶりは相手が不快感を持つこともあります。 優柔不断な人であっても与えられた期間内で意思決定ができればギリギリセーフですが、一番あってはならないことが優柔不断なあまり期限を守らないということです。 「来週までに考えておいて」と言われた内容も思考を巡らせすぎて期限までに用意ができないと相手に迷惑をかけてしまいます。 「期限をあと●日伸ばしてほしい」などの発言が目立つ人は優柔不断である可能性が高いです。 特に職場にこのような人がいると仕事の進捗状況や売上などにも影響してしまうので要注意です!
優柔不断な人の特徴として、一見優柔不断には思えないような早さで決断をすることもあります。 ですが決断の直後には結局待ったがかかり、その決断について再検討をするのです。 例えばレストランでメニューを決める時に、「決めた!私ハンバーグにする!」と意思決定をしてもすぐに「あ、でも待って。生姜焼きも美味しそう。どうしよう〜!」と再検討が始まります。 このような行為は時と場合によって周りに「ぐずぐずしないで早く決めて欲しい」という印象を与えてしまいがちです。 そのため優柔不断な人はすぐに口に出すのではなく一度自分の心の中で思いをまとめた上で相手に伝える方が良いです。
上記でご紹介した通り、優柔不断の人は大きく分けて2つのタイプがあります。 一つは選びたい方はある程度決まっているものの後押しが欲しい人、そしてもう一つはどういう結果でも別にいいと思っている人です。 このような人たちの口癖でよく聞くのが「何でも大丈夫だよ」「私はどちらでも良いからみんなに合わせるよ」などがあります。 上記のような口癖は時と場合に応じて注意が必要です。 例えば「あなたはどうしたい?」と聞かれたときに「どっちでも良いよ」と返事をすると相手はどう思うでしょうか? 「あなたの意見を聞いてあげているのにどっちでも良いなんて無責任」と感じる人が多いと思います。 ですので例えどっちでも良いと思っていたとしても言い方には気をつけたいところです。 例えば「どちらかと言えばAの方がいいけど、みんなの意見も聞いた上で決めたい」など周りの意見を尊重したい旨も合わせて伝えられるとベターです。
優柔不断な人の特徴として過去の意思決定に対しての反省や後悔が多いという点があります。 常に100点の状態でいたいもののそうならなかった際に「あの時別の方を選ぶべきだった」「戻れるならあの時に戻りたい…」と過去の自分の決断に対してネガティブな感情を示します。 上記のような心理は低い自己肯定感を生み出してしまいます。 「こんなことになることを予想できなかった自分は無能だ」「どうして自分はこのような失敗ばかりするんだろう」と落ち込んでしまいます。 当たり前のことですが過ぎた時間は取り戻せませんよね?
優柔不断な人が物事の決断をくだす際、選択肢すべてにおいてのメリット・デメリットなどを深く考え込んでしまうという特徴もあります。 そのため考える作業に時間を要し、最終決定まで時間がかかってしまうのです。 メリットとデメリットを一通り出し切った上で総合的に判断をします。 例えば夏休みの旅行先で国内か海外か選択する際、
などのようにそれぞれの選択肢に対して思いつく限りの項目を出します。 その後に現実的な観点も踏まえ決断をくだすのです。 上記のような考え方をしたとしても結局お金に余裕がない場合は国内になることは目に見えているので時間を無駄にしてしまうという見方もできるかもしれません。
優柔不断な人の特徴として受動的な姿勢であることが多い点があります。 会議など意見を求められる場での発言が少なかったり、その分聞き手に回るような行動を取ります。 受け身の姿勢のためリーダーなどメンバーをまとめて引っ張っていくポジションに立つことは少ないです。 なぜならリーダーなどの立場は意見をまとめたり人を動かす必要があり、その際に即時の意思決定を求められるからです。 即時の意思決定を求められる場を苦痛に感じるため避ける傾向があり、優柔不断な人のに中は昇進を恐れる人もいるようです。
ここまでは優柔不断な人に対するネガティブな特徴をあげてきましたが、果たして優柔不断であることは総じて悪いのでしょうか? 優柔不断な人はどうしてもマイナスな印象を与えがちですが、実はそうでないこともたくさんあります! プラスな印象の一つが真面目であるということです。真面目だからこそ意思決定の際にあれこれと考えてしまうのです。 物事に慎重に取り組む姿勢は日常生活でもビジネスの場でも良く評価されるはずです。 ですので優柔不断な人は真面目という見方もできます。 意思決定をしている最中の人を見ると「この人こんなに考えて真面目だな」と好印象をもつことがあるのではないでしょうか? 真面目に考えた上で出した結果なので信頼も得やすいでしょう。
優柔不断な人は周りの意見をたくさん聞きます。そして話を聞くたびに「なるほど。そういう意見もあるのか。」と素直に受け止めます。 ですので優柔不断な人は素直な人という考え方もできます。 素直さも生活する上では必要な要素ですよね。こだわりが強すぎると良くないこともたくさんあると思います。 周りの人に意見を求めそれを真っ直ぐに受け止める姿勢から「この人は素直に人の話を聞ける人なんだな」と好印象を与えます。 話を聞く相手が例え年下や部下であっても素直な姿勢で話を聞き入れるので周りから慕われやすいでしょう。
優柔不断な人は自分の意見や選択に対して強いこだわりがあるわけではないため、その場の状況に応じて柔軟な姿勢で対応することができます。 そのため優柔不断な人は必ずしも芯がないというわけではなく、「柔軟な姿勢で物事と向き合うことができる人」と良い印象を与えることもあるようです。 「私はこうしたい」「これはこうあるべき!」という強いこだわりを持つ人と比べると、「周りがそうしたいならそうしよう!」「あの人がそういうのなら信じよう!」と自分の意見を押し付けることなく柔軟に意見を合わせることができます。 優柔不断な人は必ずしも悪い人ではないということが見えてきましたね!
優柔不断な人は自分の意見を執拗に主張しない分、聞き役に回ることがあります。 そのため優柔不断な人は周りから見ると「聞き上手」という解釈をされることもあります。 優柔不断な人は周りの意見を素直に聞き受け止めるため、その姿勢から「この人はよく話を聞いてくれる」という印象を与えるようです。 相手の目を真っ直ぐみる、話に合わせて頷く、共感するなど「聞き上手」と思われる行動は自然に取ります。 あなたの周りに自分の意見はあまり言わないけれど聞き上手な人はいませんか? そのような人は優柔不断である可能性があるのでこちらから意見を聞いてあげると相手も言いやすくなるかもしれません。
優柔不断な人は物事の決断に慎重になるため、リスクを逃れることができるという点も良い点として挙げられます。 その時の感情や流れに身を任せて決断をくだす人と比べると、優柔不断な人はメリットとデメリットなどを考慮した上で意思を決定するので、起こり得る危険を回避できることができます。 例えば先ほど上であげた国内と海外旅行の例ですが、その場の感情で「海外」を選択したとして起こり得るリスクは
などのことが考えられます。 しかし優柔不断な人は上記のようなリスクを事前に考慮しているため気持ちやお金に余裕を持って海外旅行を楽しむことができるのです。
ここからは恋愛においての優柔不断な男女の特徴を紹介していきます!
恋愛において優柔不断な人は愛の告白までに時間がかかりすぎてしまう特徴があります。 時間のせいで実るはずの恋も実らずに終わってしまうこともあるようです。悲しいですよね。。。 片思いしている相手にいざ告白しようとしても「本当にこの人でいいのか」「この人は私/僕の前で本性を見せているのか」「もっと良い人がいるのではないか」など片思い中にいろいろな事に思考を巡らせます。 この状態が長く続いてしまうと、相手を待たせることになりその間に相手の気持ちが薄れてしまうという結果にもなりかねません。 「いい感じの人がいるのに告白の言葉をくれない」「私も好意を抱いているが相手が迷っている様子を感じる」などの心当たりがある人は相手の優柔不断ぶりを見抜いてます! その場合は待つだけでなく「このままだと私どっか行っちゃうよ」など相手を焦らせる行動を取るのも良いかもしれないですね!
告白する相手が優柔不断な場合は、その場で返事をせずに「考えさせて」などその場で答えを出すことに躊躇します。 相手の気持ちを受け取った上で一度冷静になって付き合うことのメリットやデメリットを考えたいためです。 告白する相手からすると「考えさせて」などという発言は不安を与えてしまいます。 せっかく勇気を振り絞って告白してくれたのにその場で答えることができないと「もしかして私のこと嫌いなのかも」と不安感を抱かせてしまいますよ。 好きという気持ちが大きければぜひその場で相手の好意を受け入れましょう! 「考えさせて」と言っている間に相手の気持ちが冷めてしまう可能性も無きにしもあらずですよ。
優柔不断な人が交際相手もしくは両者ともに優柔不断の場合は、デートの内容がなかなか決まらずに喧嘩にもなりかねません。 「今度のデート何したい?」「どこでも良いよ〜」など一向に決まらずにイライラした空気が漂います。 彼氏が優柔不断な場合、彼女は「もっとリードして」と思いますし、逆に彼女が優柔不断な場合、彼氏は「面倒くさい」と感じてしまいます。 またデート中の「優柔不断発言」も喧嘩の原因になることもあります。 食事のメニューや購入する洋服などに対して「どうしよう、どうすればいいかな?」などぐずぐずした様子は相手に「早くして」と苛立ちの感情を与えてしまいます。 せっかくのデートは楽しく過ごしたいですよね? ですのでデートの行き先や行く先での食事の内容などは事前に入念に調べることをおすすめします!
優柔不断の対処法の一つはマインドセットです。 「失敗してはいけない」「完璧である必要がある」という思いこみから抜け出し「失敗でも不十分でも良い」という考えに切り替えるが大切です。 ですがいきなりマインドを180度変えることは難しいと思います。 そこでおすすめしたいのが、そもそもなぜあなたが「失敗はしてはいけないもの」「完璧主義であるべき」というマインドを持っているかを深堀ることです。
などと自分に問いかけてみましょう。 そうすると意外に「小さな失敗をしたところで仕事はクビにはならないから大丈夫だ」「完璧な人って人類にはいないから無理だな」などと少しずつマインドが変わっていくのがわかるはずです。
その他の対処法として直感を信じるということがあります。 「これだ!」と本能的に感じることを信じて物事を進めると直感通りなことは意外と多いです。 決断をする際、頭の中であれこれと考え始める前に直感に従って答えを出してみましょう。 しかしながら直感を信じるということもマインドを変えることと同じくらい大変なことです。 ですのでまずは自分の中で「●秒ルール」などを設定し考えていい時間に制限を持つと良いです。 例えばまずは「20秒ルール」から始め、直感に磨きがかかってきたら10秒、5秒と決断までの時間を縮めていくのです。 私はこの「●秒ルール」を断捨離の時に使用しています。 特に私は洋服はなかなか処分することができず、捨てるか否かを決めることにものすごく時間がかかっていました。 時間をかけて悩んで捨てなかったような服も結局その後袖を通すことがなかったことも多々あり、悩む時間の無駄さを実感したからです。 ですので私は「3秒」と定め3秒考えても結論が出ないものはすべて処分するようにしました。
優柔不断な人は考えれば考える程思考のループから抜け出せなくなってしまいます。 そのため意思決定の際は決めなくてはいけない物事だけに集中しあれもこれもと考える癖をやめましょう。 今迷っていることはAかBかなのでそれ以外のことは考えない・YESかNOのどちらかを出すのが目標など、今の意思決定の軸を明確にすることが良いです。 その上で決断に必要な判断材料を集めて決めましょう。 余計なことを考えることは時間を無駄にしますし、そしてあなたのエネルギーをも無駄にします。 日常生活や仕事において決断を迫られるシチュエーションは多くあるかと思います。 時間とエネルギーを効率よく使っていくためにも軸をぶらさないことはとても大切です。
考える時人はつい頭の中だけで整理しようとしますが、優柔不断な人は頭の中で整理が出来ないために時間がかかってしまいますよね。 ですので今後考える時は頭の中の意見をぜひメモに取って視覚からも認知をしていきましょう。 メモの取り方でおすすめなのは箇条書きなどで簡潔にまとめる方法もしくは思考を整理できるよう図でまとめる方法です。 箇条書きでまとめる方法はメリットやデメリットなど項目ごとに整理しながら書くと良いです。 図でまとめるのであれば「マインドマップ」などの方法を利用してみましょう。 この「マインドマップ」は意思決定の軸もブレにくいのでおすすめです! 書き方はとても簡単で、まず意思決定の内容を紙の中心に書きます。 そしてその内容を丸で囲み様々な方向に向けて曲線と関連する内容を書いていくのです。 言葉での説明は少し難しいのでぜひ「マインドマップ 書き方」と検索してみてください!
優柔不断な人の特徴に過去の決断に反省や後悔をするという点があることをご紹介しました。 優柔不断を克服したい場合は、自分の決断に自信と責任を持つこととそのような決断に対してネガティブな気持ちで後戻りをしないということを意識しましょう。 自分の決断に自信がなかったり責任逃れしようとするとネガティブな思考になってしまいがちです。 そのため一度決意を固めた事に対しては、決断をくだせた自分に自信と責任を持ちましょう! 自信と責任を持てば「あの時覚悟して決断できたから良かった!」と後悔することはないでしょう。 また、前述の通り人は過去に戻ることはできません。どんなに後悔しても戻れないのでその時間は正直無駄です。 ですので例え過去の決断が間違っていたとしてもネガティブになることなく「これも学びだ、次に活かそう」と前向きに考えていきましょう。
人に助言を求めることは決して悪いことではありません。しかしながら優柔不断な人は周りに意見を聞きすぎてしまう傾向があります。 ですので、周りの意見を聞く際には自分の中でルールなどを決めた上で助言を求めると良いでしょう。
などが例としてあげられます。 このようにルールを設けることで徐々に周りに頼らなくとも1人で意思決定ができる力がついてきます!
そもそも「迷い」がある時点で、
などという状況に気付きましょう。 例えば本当に今すぐ食べたい物や手に入れたい洋服などは後先考えずに手が商品に伸びますよね? 本当に手に入れたいものであれば直感で決められるため、迷いは一切ないのです。 ですがこの「迷い」がもれなくついてくる時点で実は本当に手に入れたいものではなかったり、どちらを選んでも大差はないという場合がほとんどです。 ですので「迷い」があるような決定事項であればそもそも決断すべき内容なのか、今である必要はあるのか、決断をするのが自分であるべきなのかなど少し冷静になって考えていただくと良いと思います!
物事の意思決定は常に「今」である必要はありません。明日まで待てるものや半年先でもいいものもあるはずです。 ですのでまず意識していただきたいことが、意思決定のタイミングが「今」であるべきなのかどうかという見極めです。 そしてその意思決定が「今」である必要がない内容に関してはいつまでに決めるかという期限を設けましょう。 例えば、来年夏の旅行先に関しては1年前に決めることも良いかもしれませんが特に「今」である必要はないですよね? ここ1年で海外情勢や自分の生活環境が変化する可能性は大いにあるはずです。 ですので来年夏の旅行先を決定する期限を「今年の年末」などときめ、それまではとことん迷っても大丈夫です! なぜなら自分が決めた期限が先なのでそれまではいろいろと思考を巡らせてもそれは優柔不断ということにはならないからです。 もちろん期限を過ぎると優柔不断になってしまうので注意しましょうね!
優柔不断な相手に意思決定を求める時は聞き方に注意をしましょう。 「どう思う?」などのオープンクエスチョン(相手が自由に発言できるような質問)ではなく「AとBとではどっちが良いと思う?」などのクローズドクエスチョン(選択させるような質問)を意識してみましょう。 例えば食事の内容であれば「今夜何食べる?」ではなく「和食か洋食で迷っているんだけどどっちが良いかな?」と相手が選びやすいように選択肢を与えて質問を投げるようなイメージです。 そうすることで優柔不断な人は「和食か洋食かであれば洋食の気分かな」と意見を言いやすくなります。 私も食事に関してはなぜか優柔不断になりがちで(笑)迷う事が多いのですが、相手が「中華かイタリアンどっちが良い?」と質問してくれると具体的にイメージが付きやすくなります。「中華の方がいいけど韓国料理も良いかも!」と自分なりの意見も言いやすくなるので選択肢のある質問に感謝です!
実は、「『決めた』と思っている」だけの人が結構多いのです。 あなたの人生は、これまでのあなたがしてきた決断の量と質の結果であり、 そして、これからあなたがする決断の量と質で将来の運命が大きく変わります! 「自分で」「速く」「正しく」決断するための41のヒントを紹介します。
勝負の分かれ目にある集中力と決断力とは? 勝負師はいかにして直観力を磨いているのか?数多くの勝負のドラマを体験してきた著者が初めて書き下ろす勝負の極意を公開します。
「優柔不断」に対するみなさんのイメージはどうでしょうか? 本記事でご紹介した通り、優柔不断は決して短所だらけではありません。裏を返せば長所にだってなるのです。 ですので今まで優柔不断な自分に対してネガティブな思いを抱えていた人はぜひポジティブな目線からも見ていただきたいです。 また優柔不断との向き合い方も様々です。自分の意識の持ち方や周りの接し方で人間関係はスムーズになります。 ぜひお互いにお互いの言動を見直し、さらに円滑なコミュニケーションを図れるように意識してみてください。