生きていると「めんどくさいな」って思うときありますよね。嫌なことがあったり疲れていたり様々な要因があります。なぜ人は「めんどくさい」って思うのでしょうか? 今回は「めんどくさい」と思う心理や原因について詳しく解説します。まためんどくさい人の特徴も紹介するので、自分や周りの人に当てはまるかチェックしてみてください。「めんどくさい」という言葉の意味や類語も紹介します。
「めんどくさい」の意味は「わずらわしい」「大変厄介なこと」「手間がかかって気が進まないこと」です。 なにか物事をするときなど面倒に感じたときに使う言葉となっています。
「めんどくさい」の正しい表記は「めんどうくさい」になります。 そもそもめんどうくさいは「めんどう」と「くさい」が組み合わさってできた言葉です。 ただ「う」を省略して「めんどくさい」とした方が話しやすいことから話し言葉として使われています。 ちなみにもっと省略して「めんどい」ということもあります。
「めんどうくさい」の漢字表記は「面倒臭い」となります。 ここでの「臭い」は嫌な匂いの「臭い」ではありません。 「臭い」は形容動詞の語幹について「その言葉の意味を強める」といった働きを持ちます。 そのため、「面倒であること」を強調して「面倒臭い」となります。
●煩わしい(わずらわしい) 意味は「面倒で気が重いことと」「入り組んでいて煩雑なこと」です。 気が重く、心を悩ますことが多いことを表します。 (例文)
●かったるい 意味は「だるい」「気分が乗らない」となります。 本来は「かいだる(腕弛)い」といって「身体や手足が弱っている」といった意味でした。 (例文)
●億劫(おっくう) 意味は「気が乗らない」「何もやりたくない」といった気持ちを表す言葉です。 「やる気が起きない」という心情を表します。 (例文)
根本的に、体調が優れていないと身体がだるいのでめんどくさくなります。 特に睡眠不足や栄養失調のときは気力がわかないため何をすることも「めんどくさい」です。 元気なときはできていたことも、「めんどくさい」と腰が重くなってしまいます。
また、体調が優れていても体力がないとすぐに疲れてしまいます。 疲れてしまうと、もちろん気力もなくなりますから何事においても「めんどくさい」と思ってしまいます。 自分自身がすぐに疲れてしまうこともわかっているため、最初から何かを頑張ろうすら出来ない人もいます。
相手の頼みごとやお願いごと、お誘いなどに対して「嫌だな〜」と思っているのに断れないと「めんどくさい」と思ってしまいます。 仕事なら仕方ないと割り切れても、断れないような相手からの飲みのお誘いや勤務変更のお願いなど相手の都合で付き合わされたり振り回されるとめんどくさいと思う原因となってしまいます。
嫌だなと思っていることを断れないということは、不本意なことをやっているということとなります。 自分の本当の気持ちや本来の望みとは違うことをすることは「めんどくさいなぁ」と思いますよね。 やりたくないといった気持ちは「めんどくさい」の大きな原因となります。
相手や周りになんでも合わせてばかりいると、「めんどくさい」と思うことが多くなります。 例えば、自分は違う所に行きたかったのに周りのみんなが違う所がいいと言ったらそっちに行くことにしたり、あまり良いと思っていなかった物をみんなが褒めていたら合わせて褒めてみたり、と周りに合わせていると「めんどくさい」と思ってきます。 周りに合わせるとういことは常に周りからの目を気にしているということになるため、そんな自分自身にめんどくさくなってしまうこともあります。
元々怠け癖がついている人は「めんどくさい」と思うことが多くなっています。 それで学生時代はなんとかやってこれたけど、社会人になると怠けるわけにはいきません。 怠けたい気持ちから「めんどくさい」と思ってしまいます。 また、周りは怠けずちゃんと仕事していて差がついてくるとその焦りからも「めんどくさい」と思うことがあります。
計画性のない人は、「めんどくさい」と思いがちです。 しっかりと計画しておかなかったために、「いつまでこれやるんだろう」となってめんどくさくなっていきます。 事前に何をいつまでにするのか、ということを計画するようにしましょう。
夢や目標のない人は頑張る意味がわからなくなってしまいます。 「頑張ったところでな…」と思ってしまうと、何をするにあたってもめんどくさくなってしまいます。 夢や目標は無理やり見つけるものでもないので、いきなり目指すのは難しいですが、まずは小さな目標を作ってみることをはじめてみましょう。
今まで家族や周りに過保護に育てられたり甘やかされてきた人は、いざ社会に出て自分で全てやらなくてはいけない状況になったときに「めんどくさい」と思ってしまいます。 一般的には当たり前のことでも自分でやったことがなかったり、また注意されたことがなかったためにちょっと注意されただけでやる気がなくなってしまうことがあります。 特に過保護に育てたられてきた場合は、本人は無自覚なことが多くなっています。
自分の思い通りにならないことや、描いた通りにならないことがあると「めんどくさいな」と思うことがあります。 何かを成し遂げるにあたり壁にぶつかることはありますが、それが他人によって阻止されたことであったり他の意見が優先されたときにそれをしなくてはならない状況で「めんどくさい」と思います。
同じ話を何度も聞いたり同じことを何度もやっていると、飽きてきますよね。 飽きてくると、それを聞いたり行うことが「めんどくさい」と思うようになります。 特に仕事など毎日行わなくてはならないことに対して飽きてくると、その場に向かうことすらもめんどくさくなってしまいます。
本音で話せない相手や環境にいると、関わることがめんどくさくなってきます。 自分の気持ちを抑え続けているとしんどくなってしまうことがあります。そういった状態でずっといることが嫌になり「めんどくさい」と思うようになります。
「めんどくさいな」と思う心理で、色々な理由や原因の以前にただ単に相手のことが好きじゃない場合があります。 他の人と関わるときはめんどくさいと思わないけど、ある人にだけめんどくさいと思う場合はその人が好きではありません。 それは、上記で挙げた「めんどくさい」と思う人の特徴に当てはまるから好きじゃないのかもしれませんが、詳しい理由があるわけじゃなくその人が嫌だと思っている場合があります。 「あまり気が合わないな」「なんか苦手だな」と思う人と関わるのは億劫ですよね。
ストレスが溜まってくるといつも以上に色々なことに対して「めんどくさい」と思うようになります。 仕事や人間関係などどういった理由でもストレスが溜まっているときは、何事においても「めんどくさい」と思ってしまいます。 そして「めんどくさい」と思うことがまたストレスになっていき、負のループができてしまいます。
あれもやらなきゃ!これもやらなきゃ!と、常に「やらなきゃいけないこと」に追われている人は、それに対して「もう、めんどくさいなぁ」と思ってしまいます。 自分がやりたいわけではないの「やらなきゃいけないこと」って結構世の中多いですよね。 そういったことが増えてくるとめんどくさくなってすべて投げ出したくなってしまいます。
ミスや失敗が続くと、心身ともに元気でもどうしてもやる気が起きなくなってしまいます。 「またミスしたらやだな」「どうせうまくいかないしな」とモチベーションが下がっていきます。 その状態でいると、さらにミスや失敗が増えてループにハマってしまいます。
計画性に加えて準備不足も「めんどくさい」と思ってしまう要因になります。 準備をしておかなかったために、後々「あれもやらなきゃ」「これが足りなかった」となりめんどくさくなっていきます。 計画だけでも、準備だけでもめんどくさくなってしまうことがあります。 しっかりと、計画を立てて準備をして物事を始めるようにしましょう。
例えば友達や恋人と喧嘩して気分が下がっていると、仕事をするのが「めんどくさい」と思うことがあります。 仕事を頑張ったところで仲直りできるわけではないので、モチベーションが下がりまくってしまいます。そうするとミスも増えたりして「どうして私ばっかり嫌なことが、もうめんどくさいなぁ」と全て投げ出したくなってしまいます。
体調が万全でないと何事に対しても腰が重くなり「めんどくさい」と感じてしまいます。 身体がだるかったり寝不足だったりすると、頭も回らず身体を動かすこともしんどくなってしまいます。 まずは睡眠をしっかり取って体調を万全にして、物事に取り組むようにしましょう。
職場では100%なくすことはできませんが、苦手だったり嫌だと思う相手とは極力関わらないようにしましょう。 どうしても相手のことを気遣ってしまったり余計なことで話しかけしまうこともありますが、そういったことをなるべく減らしましょう。 それだけでもずいぶんと心が軽くなり「めんどくさい」から解放されます。
自分の意見や思いを相手に伝えられるようになると「めんどくささ」が減ってきます。 「相手から反対されたら」「相手から嫌われたら」と思うかもしれませんが、自分の意見を言ったくらいで反対したり嫌うような人とはそもそも人間関係を築く必要はありません。 職場の人間関係であれば全く関わらないというのは難しいですが、仕事に支障をきたさないのであれば無理に仲良くする必要もありません。 しっかりと自分の意見を言ってみると、案外「そういうのもあるかもね」「それは違くない?」といい話し合いが出来て仕事の効率やモチベーションが上がることもあります。 攻撃的な発言の仕方さえしなければ、その一度で関係が駄目になることはそこまでないので、然るべきタイミングで相手に伝えてみてはいかがでしょうか。
それから「やらなきゃいけないこと」をなるべく減らしましょう。 それは「やらない」という選択をする、もしくは「やらなきゃいけない」といった感情をなくすことです。 「○○のためにやる」「やっておけば後々楽になる」といった考え方改革をしましょう! 他人や仕事に対して嫌だと思う感情も、結局は自分自身でどうにかするしかありません。 どうせやるなら、前向きに行動したいですよね。 それが難しいから「めんどくさい」のですが、自分でいいことだと思い込んでやり始めるといつの間にか「めんどくさい」がなくなっていきます。
また「やらなきゃいけないこと」がたくさんある場合に「めんどくさい」と思ってしまいます。 「あれもやらなきゃ」「これもやらなきゃ」と目まぐるしくなってしまいます。 そのためまずはやるべきことを全て書き出して、優先順位を付けましょう。 順序立てるだけでも、「めんどくさい」がなくなっていきます。 また、本当にやるべきなのかや他のやり方があるのかを考えて、「やらなきゃいけないこと」の整理整頓をして「めんどくさい」から解放されましょう!
効率のことばかり考えていると、効率の悪いことがどうしてもめんどくさいと思ってしまいます。 しかし、効率の良さもとても大切ですが継続してやることも大切なことがあります。 仕事をするうえでも、効率だけ考えて継続出来ずに結局うまくいかなかったなんてこともあります。 まずは、しっかりと継続できる環境を考えてみましょう!
「めんどくさい」と思う理由の中には、「自分は人より遅いから」「人より下手だから」と自信のなさがあります。 どうしても周りからの目が気になってしまい、やること自体を拒絶してしまいます。 そのため、まずは周りから言われる前に自分を否定するのではなく、気にせずやってみましょう。 それで周りから注意された場合はアドバイスを求めるなどして、「めんどくさい」ではなく「できるようになろう」という気持ちに変えていってみましょう。
あとは、とにかく「めんどくさい」という気持ちをどうにか消化するのではなく「めんどくさいけどやってやらー!!」という気持ちでがむしゃらにやってみてください。 勢いが大事なときってあります。 好きな人にメール送るの緊張するけど…どうなってもいいや送ってしまえー!みたいな、そういう勢いを持ってやってみると、意外にうまくいくことがあります。 やっているうちに楽しくなったり意外とあっさりできちゃった、なんてこともありますのでがむしゃらにやってみるのもいいでしょう。 特に細かい仕事や、部屋の掃除など、後々もっとめんどくさくなる前に今やっておいちゃお!と勢いよく取り組みましょう。
自分自身をちゃんと褒めてあげられる人って、結構少ないですよね。 周りから褒められたい、認められたいって思ってる人の大半は、自分自身が認めてあげられてないことが多いです。 自分自身が褒めてあげられていると気分も上がり、マイナスな感情になることが少なくなるため「めんどくさい」という感情も減ってきます。 例えば、ずっと行きたかった所に行けた後とか好きな人とデートする予定がある時って、いつもより心が寛大になったりしませんか? 心が満たされていると「めんどくさい」って感情があまり沸き起こらないのです。
気分の上がる香水、お気に入りのお菓子、大好きな芸能人の写真など自分の五感が「ハッピー!」と感じられるものを常備しておくといいでしょう。 五感と脳は密接な関係にあります。 ストレスが溜まっているということは、脳が疲れている状態なんですね。それによって「めんどくさい」と思うことが増えていってしまいます。 そこで脳と密接な関係のある五感に良い刺激を与えることで脳の働きが良い方向にいきます。 自分自身の五感が幸せになるなら何でもいいです。 触ってるだけで気持ちい素材のものとか、好きなミュージシャンの音楽でも。 ただ筆者は前職でストレス解消のためにチョコレート食べすぎて太ったので、味覚の刺激はちょっぴり要注意です!(笑)
今までも話してきたとおり「めんどくさい」と思ってしまう大きな原因に「ストレス」が強く関わっています。 「めんどくさい」と思う対象をどうにかしようと奮闘しても、根本的な部分を解決しないとまたすぐに「めんどくさい」が沸き起こってきます。 しっかりとリフレッシュできる時間を定期的に持ってみましょう。 ただ何も考えずにのんびり過ごす日は時間がもったいないと感じるかもしれませんが、実はとっても大事だったりします。 また、デスクワークの人など運動不足の人は少し散歩をしてリンパや血液を流してみましょう。軽い運動をして汗を流すだけでもリフレッシュできます。
私たちが行動できないのは、「めんどくさい」という感情が大きく目の前に立ちはだかっているからです。 効果実証済みの【心理テクニック】を用いて、「めんどくさい」を解消する方法を徹底解説したのが、本書です。
課題の先送り、腰が重い、新しいことが苦手、行動力がない、人づき合いがめんどくさい……、これらはすべて脳のせいだった! 「させられ脳」から「したい脳」へと変化される方法を伝授する一冊です!
これはただの臭い。。
「めんどくさい」について理解できたでしょうか? ✔意味は「わずらわしい、とても厄介」 ✔本来は「めんどうくさい」が正しく漢字は「面倒臭い」 ✔「めんどくさい」人の特徴は「融通がきかない」「自己中」「ネガティブ」など ✔「めんどくさい」と思う心理・原因は「相手のことが好きじゃない」「不本意なことをしてる」など ✔「めんどくさい」をなくす方法は「体調管理」「嫌な人との関わりを減らす」「やらなきゃいけないことの整理整頓」など