自分と向き合うことって難しいですよね。また自己肯定感の低い人にとっては自分と向き合うことが苦痛な場合もあるでしょう。今回は「自分と向き合うのが苦手な人」の特徴や原因について詳しく解説していきます。克服する方法も紹介しますので、是非参考にしてみてください。
仕事においても、恋愛においても、自分と向き合うことって大事ですよね。 どんな目標を立てたらいいのかや、将来を思い描くうえでも自分の本心を知ることって大事です。 しかし、自分と向き合うのが苦手な人って多いんですよね。 どう向き合ったらいいかもわからないし、向き合って自分のだめなところを実感するのも嫌だと思っています。 今回はそんな自分と向き合うのが苦手な人の特徴や原因を解説していきます。 さらに自分と向き合うのが苦手なのを克服する方法も紹介していきます。
自分と向き合うのが苦手な人は、とてもマイナス思考です。 常にネガティブな方へ考えてしまうので、自分に対しても「こういところが駄目」「こんなんだから上手くいかない」と思ってしまいます。 そのため自分と向き合いたくないんですよね。 自分をあまり褒められないので、自分自身を見ないようにしています。 そして自分と向き合わないので自分の良いところにいつまで経っても気付くことができません。 負のループが出来上がってしまっています。
自分と向き合うのが苦手な人は、性格がひねくれていることが多いです。 「どうせ自分なんて」「頑張っても無駄だから」と卑屈になっていて自分と向き合うことをしません。 周りから褒められてもそれを素直に受け入れず、「そう言えばいいと思ってる」で終わりにしてしまいます。 自分と向き合って受け入れて素直に頑張ればうまくいくこともたくさんあるのに、ひねくれた性格が邪魔をしています。
自分に向き合うのが苦手な人は、夢や目標がありません。 自分がどうしていきたいのか、何を成し遂げたいのか、ということが分からないんですよね。 夢や目標は自分と向き合って初めて持てるものです。 自分と向き合うことは自分自身を知ることですので、夢や目標がほしい人は自分と向き合いましょう。
夢や目標がないので、計画することがないと言えばそれまでですが、仕事をするうえでも計画性がありません。 その場しのぎなことが多く、要領が悪いです。 仕事だけでなく、旅行までに準備をしたり巡る場所の下調べをすることもしません。 ほとんどが友達や恋人に任せっきりで、呆れられてしまうことも多いでしょう。
自分と向き合うのが苦手な人は、人付き合いも苦手です。 何に対しても、真剣に向き合うということが出来ないんですよね。 自分のことを理解できない人は、他人のことも理解できません。
自分に向き合うのが苦手な人って、いつも愚痴や文句を言っています。 自分のことは顧みずに、周りのせいにするんですよね。 自分自身と向き合わないので、自分のことは棚に上げてばっかり。 「あの人…自分はああなのに人の文句ばっか言ってるよね」と思われるような人は、自分自身と向き合えていないことが多いです。
自分と向き合うのが苦手な人は、めんどくさいことを後回しにしたりだらしないところがあります。 なので時間や約束を守ることが出来ません。 時間や約束をきっちり守る人は常にきちんとしているので、自分自身とも向き合います。 ちゃんと自分の未来のことも考えています。 ルーズな人って、日頃からちゃんとしてないという印象が強いですよね。 自分と向き合えていれば、周りに迷惑がかかるようなことはしません。
自分に自信がないと、向き合うことができません。 自分のことを「駄目なやつ」「何も出来ない」と思っているので、向き合うことはさらに自分の駄目なところを痛感するだけだと思っています。 やりたいことを考えても、将来のことを考えても「どうせ自分には出来ない」と思うので、無でいることが多くなります。 そのため、周りから「もっと自分のことを考えなよ」と言われてもどう考えていいのか向き合い方が分からなくなっています。
大きなコンプレックスを抱えている場合も、自分と向き合うのが嫌になって苦手意識が強くなります。 例えば自分の容姿にコンプレックスを持っていると、それだけで自分のことが嫌いになってしまいます。 それによって自分のことは責めてばかりで向き合わなくなってしまいます。 容姿だけではなくとも、自分の能力や家庭環境、貧困生活など様々な要因があります。 自分で周りと比べてコンプレックスに思う人もいれば、他人から言われた一言を根に持ってしまい「どうせ自分は...」と自尊心を失ってしまうのです。
何事においても真剣に考えたりすることを「めんどくさい」と思っています。 そのため自分自身と向き合うこともめんどくさくなってしまうんですよね。 自分自身と向き合うって結構労力がいります。 自分の良いところも悪いところも認めて、これからのことを考えるのって簡単にできることじゃないですよね。 すぐに答えが出ないことにも疲れてしまい、自分と向き合うのをやめてしまいます。
プライドが高いことから自分と向き合うのが苦手な人がいます。 プライドが高い人は見栄を張るのが当たり前になっています。 なので“本当は出来ていない自分”を受け入れられません。 そのため本来の自分を見ないようにしてしまうんです。 プライドが邪魔をしてありのままの自分を受け入れられなくなっています。
努力をしても報われなかった経験って誰もが経験していると思います。 受験勉強や、スポーツの試合など努力を重ねても良い結果に運ばないことってありますよね。 そういった「頑張ってもダメだった」という経験から自分と向き合わなくなってしまいます。 「どうせ自分は努力をしても無駄なんだ」と自信がなくなってしまうからでしょう。 すぐに挽回できればいいですが、結局気持ちが後ろ向きになってしまうと自分自身と向き合う前から諦めてしまいます。
過去に挫折した経験のある人も、自分と向き合わなくなります。 また挫折してしまうんじゃないか、どうせ失敗するだろうと過去の挫折がコンプレックスになっているのです。 そのため自分が頑張りたいことや好きなことを自覚しないように、蓋をしてしまうんですよね。 元々自分と向き合って前向きに頑張っていた人でも、挫折をした経験によって向き合わなくなってしまうことがあります。
自分と向き合うのが苦手なことも含めて、それが「あなた」です。 まずはありのままの自分を受け入れましょう。 自分と向き合うことが出来る人は、必ず自分自身を認めることができています。 いつまでもネガティブで自分に対して過小評価をしていては、自尊心は高まりません。 ポジティブに、前向きに自分自身について考えてみましょう。 「自分は自分だから」と自分自身を認める気持ちを常に持つ癖をつけてください。
自分自身と向き合うことが苦手な人の多くは、周りの目を気にしている事が多いです。 もちろん、ある程度身だしなみや周りに迷惑のかける言動はしないよう気にかけることは大事です。 しかし、自分は自分です。 例えばあなたが素敵だなと思う人を批判する人もいるかもしれませんが、あなたが苦手意識を持っている人のことを大好きな人だっています。 それはあなた自身も同じです。 なので、自分が自分を好きでいられれば周りにどう思われるかは関係ありません。 自分で自分をどう思っているか、どうしたいかを優先していきましょう。次は家族や友人、職場の人など関わりのある人たちです。そこで価値観のズレを感じることもあるかもしれません。ですが100%ズレなく生きていくことは不可能です。 周りの目を気にする前に、自分自身と向き合って自分の考えや思いに自信が持てるように努力することを始めましょう。
自分と向き合うにはまず1人の時間を作りましょう。 1人だと周りを気にすることなく、自分だけに集中することができます。 お風呂やベットに入って眠るまでの間、1人で散歩をしてみたりカフェに行ったりするのも良いですね。 とにかく自分だけに集中できる時間を作り出しましょう。 もちろんその時間はSNSなど他人の情報はシャットダウン。誰かと比較する必要はありません。 自分が「どうしたいのか」「どうなりたいのか」最終的な決断は自分でしましょう。
本当に信頼できる人であれば、その人と1対1で話し合うのもいいですね。 自分だけでは解決できない、どうしようもなくなってしまったら、両親や兄弟、恋人や親友、先輩などとにかくあなたのことを理解し、信頼できる人を頼りましょう。 あなたが信頼し、あなたを理解しているということは、もしかしたら短所や改善が必要なところもあなたよりわかっているかもしれません。 自分以外の意見を聞くことで今まで自分が気が付かなかったことに気付くことができ、新たな選択肢が増えます。 選択肢は多い方が良いので、選択肢を増やす手伝いをしてもらいましょう。
頭の中で考えるだけでなく、ノートなどに自分の思いを書き出しましょう。 夢や目標、気付いたことや自分が感じた気持ちなどを素直に書き出してみて下さい。 頭の中には様々な思考があり、考えるだけでは他の思考に押し流されてしまいます。 書き出すことで他の思考に押し流されることを防ぎ、またノートなどに書き残しておけば後で見返すことができます。 そのノートはあなたの指針となるはずです。
思い切って旅に出てみるのも自分と向き合うには良い方法でしょう。 いつもと違う風景を見たり、物に触れることはあなたを現実から引き離してくれます。 普段の生活の中にいると、ついつい仕事や学校のことなど生活のことを考えてしまいます。 そんな現実のしがらみから解放され、自分と向き合うことだけに集中できます。 また、普段とは違う物に触れることで新たな価値観も生まれ、新しい可能性に気付けるかもしれません。
自分自身と向き合って人生を楽しむためには、ただ楽しいと思えることをすればいいわけではありません。 ちゃんと人生設計を考えることが必要です。 自分自身と向き合えない人は、この「計画を立てる」というところが苦手な人が多いです。 どういう自分になりたいのかを可能な限り具体的にしてください。理想の人を思い浮かべるのもOKです。 例えば「明るい人になる!」よりは「人の目を見て笑顔で挨拶ができる人になる!」の方が圧倒的に良いです。 言葉が明確であればあるほど目標は達成しやすくなります。 どういう自分になりたいかだけでなく、いつまでにそうなりたいか「期限」を設けることも重要です。 無理のない期限を設定しましょう。 あとは、自分が変わった後にはどうしたいのかと目標達成後の自分を想像することも大切です。 「100万円貯金ができたら、次は300万円を貯金するためにもっと資産運用について勉強する!」などと決めておけば、目標を達成した後に燃え尽き症候群になることを防ぐことができます。 目標設定の時におすすめなのが、「5W1H」に沿って考えることです。 「5W1H」は中学の英語の授業で習った人が多いと思いますが、「Who」「Why」「When」「What」「Why」「How」の頭文字をとったものです。 Who:誰が変わるのか、誰のために変わるのか(例:自分が、自分のために) Why:なぜ自分を変えたいのか(例:もっと自信を持つため) When:いつ変えるのか、いつまでに変わるのか(例:半年後までに) What:何を変えるのか(例:思考方法) Where:どこで変えるのか(例:自分の中で) How:どのようにして自分を変えていくのか(例:物事をプラスに捉える) 最初のうちは少ししんどいかもしれませんが、計画を立てる習慣をつけていきましょう。
「言霊(ことだま)」という言葉をご存知でしょうか。 「言霊」とは、言葉に宿っていると信じられている不思議な力のことで、昔から「言葉には霊がいて、言葉にあらわすことを現実に実現する」という言い伝えが信じられています。 つまり、極端を言えば「悪いことを言えば悪いことが起きる」「良いことを言えば良いことが起きる」ということです。
など、負の意味や感情が込められた言葉を口にすることを避けて生活するようにしましょう。 今マイナス思考だな「とってもネガティブだな」と感じたときに、ポジティブになれる習慣を自分で作ってみましょう。 例えば、
など、ネガティブな気持ちをポジティブにする習慣を自分で作ってみましょう。 そうすれば、「今日嫌なことがあったからプリンが食べれるな」というように気持ちをすんなりポジティブな気持ちに切り替えることができます。 そして、気持ちを瞬時に切り替えることができる自分に自信がもててくるはずです。
自分と向き合っても何も見つけられないからといって焦る必要はありません。 向き合ったところで、自分のことが分からないことはよくあります。 なので向き合うことをすぐにやめないでください。 特に受験生や就職活動中のみなさんは、将来のことを考えてワクワクする一方で「将来どんな人になっていたいのか」「何をしていたいのか」がはっきりしていないことに焦りを感じている人も多いのではないでしょうか。 しかし「自分が何をしたらいいか分からない」のは不安ではなく希望だと捉えましょう。 「何をしたらいいかわからない」ということは、逆に言えば「何にでも挑戦できる」ということです。 何かを始めることに遅すぎることはありません。 自分の目標や夢、やりたいことがはっきり決まってから行動しても良いのです。 焦らず、自分のペースで探していきましょう。