「徳を積む」という言葉を耳にしたことがありますか?「徳を積む」とは、「善行を積む・良い行いを重ねておくこと」です。「徳を積んでおこう」なんて言う人いますよね。でも一体「徳を積む」とどういった効果があるのでしょう?今回は、「徳を積む」について詳しく解析します!併せて徳を積む方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
「徳」の意味は、「善行(良い行い)」です。 ここでいう「善行」とは、主に「陰徳(いんとく)」と言って、「人に礼をもらわない見返りを求めない良い行い」を指します。 その他にも「陽徳」というものがあります。「陽徳」とは、「陽の目をあびる徳」という意味で、主に善い行いを人に直接感謝されたり、表彰されたりと人に知れ渡ることです。 「陽徳」も善行なので「徳」には変わりないのですが、基本的に「徳を積む」という概念で言えば、 「陽徳」は「その人1人の徳」であり、「陰徳」の場合「孫の代まで続く徳」であると言われています。 「徳を積む」とは、「善行を積む・良い行いを重ねておくこと」です。 この世界では、人知れず良い行いをした人には天が報を与えてくれるといわれていることから、「良いことをすればするだけ神様がご褒美を与えてくれるから良い行いを積み重ねておこう!」というのが「徳を積む」ということです。
意味: 徳の高い行い・道義にかなった行い (例文)
意味:美しい徳 褒めるべき立派な徳 (例文)
意味:善い行い 道徳にかなった行い (例文)
「徳」の英語は「virtue」です。 可算名詞、不可算名詞のどちらとしても使うことができます。 「徳を積む」の英語は「cultivate virtue」とします。
良いことをした後ってとっても気持ちがよく、いい気分になりますよね。 また、自分以外の何かのために行動をすることができると「自分でも誰かの役に立つことができるんだ」という自信につながります。 つまり、徳を積むと、自分の気持ちがとっても前向きに、明るくなるのです。 さらに人から「ありがとう」という言葉をかけてもらえたときの達成感は、言葉にできないほどでしょう。 徳を積むというのは、自分の気持ちを前向きにする効果があると言えます。
徳を積んでいるということは、誰かが見ていなくても人知れず努力ができる人であるということです。 例えば、社長の前だけ熱心に仕事に取り組けれど、社長が見ていないところでは手を抜いていたり、部下の成功を横取りしてしまうようでは徳を積んでいるとは言えません。 こういう悪い行いってバレていないようで、実は全部バレるようになっているのです。 本当に善い行いを続けている人は、本当にするすると出世していきます。 見えない影の努力をきちんと評価してもらえるのです。 徳を積むことで人生が好転するほどの成功を収める人もいますよね。 成功者は徳を積んでいる人が多いと言われています!
1番徳がない人は早死・若死にすると言われています。 つまり、徳を積むと長生きすることができるということです。 禁煙をしたり、不摂生をやめることよりも健康長寿に繋がるなんて言われているんです。 これは先程上述したように徳を積むことで人に感謝されたり、自分自身が「善い行いができたな」と思えることで人は安心を感じストレス物質をへらすことができると考えられているからです。 徳を積むことが健康寿命に関わるなんて、信じがたいかもしれませんが世界中で徳を積んだほうが寿命が伸びると信じられています。 ただ、早死してしまった人が全員徳を積んでいない悪人だというわけではありません。 あくまでも、徳を積んだほうが良いことがあるという話しです。
二番目に「徳がない人」と言われているのが、「お金がない・経済的に苦しむ人」です。 例えば、お金を手にしていたのに自分の欲の為だけに使っていて困っている人がいても見てみぬふりを続けてしまう・・・。 そういった人は後々、もしくは来世でお金に困ると言われています。 逆にどんなに自分が貧乏でも、困っている人を助ける為にお金が使ったりな徳を積んでいる人は必ず報われます。 自分にはお金がないから何もできないわ、、、と思うのではなく、誰かの為に最善をつくせることが大切なのです。
徳を積むことで、人間関係が良好になります。 例えば、誰にも言わず毎朝早い時間に出社してきてオフィスの掃除をしてくれている人がいたとします。 毎朝掃除をしていたのが長谷川さんだと気づいたとき、長谷川さんに対してどういう感情を抱きますか? 感謝の気持ちはもちろん、素晴らしい人だなと評価があがりますよね。 さらに、長谷川さんが困っているところを見た場合、「助けてあげたいな、、、」なんて自然と思のではないでしょううか。 これがただの嫌な人だったら、困っているところを見ても「うわwwwざまあwwww」と草をはやして終了でしょう。 つまり徳を積んでいると、信頼を得ることができますし、多くの人が支えてくれるようになるのです。
徳を積むと、いい出会いがあります。 徳を積んでおくと、いい出会いを引き寄せることができるのです。 「類は友を呼ぶ」という言葉がありますね。 「類は友を呼ぶ」とは「似たもの同士は、自然と集まる」という意味です。 多くは「意地悪な性格の人には意地悪をするような人達ばかり集まる」というような意味合いで使用されます。 しかし、「良い人」には「良い人」が集まるようになっているので、徳を積むことができる人は徳を積んでいるような良い人が集まってくるとも言えます。 恋愛においても自分と合うような素敵な人を引き寄せるため、結婚をして配偶者に苦しまされてしまったというようなことはありません。
宝くじが当選したり、コンサートの座席がいい席だったり、自分の力ではどうにもでいないことってありますよね。 徳を積んでおくと、こういった自分力ではどうにもならないような「運」がめちゃめちゃつくと信じられています。 「何か最近ついてるな??運がいいな!?」なんていうときありませんか? そういうときは、徳貯金が溜まっている状態だから「良いこと」が起きている可能性が高いです。 だから、何か運を天に任せるような場面で「徳を積んでおかなければ」と思う人が多いのでしょう。
「徳」は、前世の自分や親、祖父母などご先祖様の徳を受け継ぐと信じられていて、生まれながらにして富や才能を持っている人はご先祖様が徳を積んできたからであると言われています。 つまり、素晴らしい才能を持って産まれた・とっても恵まれた環境で育っているということは、前世で徳を積んでいたということなのです。 逆に徳を積んでいないと、お金に恵まれない環境で育ったり、人間関係で苦労をするような生活を送ることになるのだそう・・・。 あんまり納得いかない人生だな・・・と思っていても、今世で徳を積めば、来世で幸せになれる可能性があるということです! しかし、これもあくまでも「そう信じられている」という話しなのであって今苦しい生活をしている人がみんな「前世で悪人だったのか」と言えばそういうわけではありません。
「徳を積む」ということに、どういった効果があるのかご理解いただけたでしょうか。 「どうやったら徳を積めるの!??」と疑問に思った人もいるのでは? 徳を積むための方法は、大きくわけて3つあると言われています。 それは、 体施(たいせ) ボランティア活動など体を使った行動 物施(ぶっせ) 募金など、お金を奉仕すること 法施(ほっせ) 教え導くこと です。 では、それぞれにどんな方法があるのでしょうか。 もう少し具体的に方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
掃除って地味に大変で、できればやりたくない作業の一つですよね。 でも、誰かが掃除をしなければ汚れはどんどん溜まってきてしまいます。 一人暮らしをしてみたときに、とにかく自炊や掃除が大変で母親の偉大さに気づいたなんて人も多いのではないでしょうか。 掃除を黙ってしてくれていた両親や、いつも掃除を担当してくれている方などのお陰で気持ちよく生活することができているんですよね。 汚したとしても、「誰かが綺麗にしてくれるでしょ♪」なんて思っていませんか? 自分の身の回りはもちろんですが、オフィスなど、他の人が気持ちよく利用することができるように掃除をするように心がけると徳を積む事ができます! 落ちているゴミを見つけたら知らんぷりしないで必ず拾うなど、些細なことから初めてみましょう。 その心がけで他の人が気持ちよく過ごすことができるのであれば、それは他人のために動いたという「徳」になるということです。
「トイレには〜それは〜それは綺麗な〜神様がいるんやで〜♪」というフレーズをご存知でしょうか。 これは、2010年に大ヒットした上村花華さんの「トイレの神様」という曲の歌詞の一部です。 この曲のように、トイレ掃除を嫌がらずにできる人は「心が綺麗」「良いことがある」と信じている人は多いはずです。 コメディアン、そして映画監督としても大成功を収めている「北野武さん」は、若手の頃、師匠に「トイレ掃除をきちんとする人は食いっぱぐれない」と言われて以降自宅以外のトイレも掃除をし続けてきたそうです。 自宅ならまだしも誰が使っているかもわからないトイレを掃除することに抵抗を感じる人も少なくないはず。 それを嫌がらずに皆が綺麗に掃除をすることができていたから、北野さんは徳を積むことができていたのでしょう。
いつも笑顔でいる人の側にいると、なんだか幸せな気分になりませんか? 元々「笑う門には福来たる」なんていうように、笑顔には福を呼び寄せると信じられていますよね。 あなたが笑顔で過ごすだけで周りの人の気持ちをパッと明るく照らすことができるのです。 つまり笑顔でいることが周りを幸せにする=善行なのです。 自分が悲しく辛いとき、または怒っているときに自分の感情をあらわにして周りの人に気を使わせたり振り回してしまうのではなく、どんな時でも自分の気持ちをコントロールして徳を積みましょう!
電車やバスなどで、優先席ではもちろん普通の席であってもお年寄りなど席を必要をしている人がいたら、譲るのは当たり前のことですよね。 頭ではわかってはいても、実際に「席を譲らなければ・・・!」と思っでも席を譲るのって結構勇気がいるんですよね、、、。 「お年寄りだ」と思っても席を譲られて「私はまだそんな歳じゃないわよ!!!」なんて怒られてしまうことだってあります。 また、自分自身がどうしようもなく疲れていたり、体調が悪かったりするとなかなか行動に移せなかったりします。 そこをすっと席を譲るのはもちろん、徳を積んでいるといえるでしょう。 他人を思って席を譲るのは、例え「失礼ね!」と怒られてしまったとしても、自分の労力を提供する善い行いなのです。
ちょっと人混みを歩いていたりすると、必ずと言っていいほど困っている人がいます。
など、実際に困っている人がいるのに見てみぬふりをしてしまう人が多いです。 知っている人ならまだしも知らない人を助けてあげるのは、勇気がいることなんですよね。 困っている人を助けるのは、他人のために動いているので、もちろん「徳を積んだ」といえます。
コンビニのレジの横にある募金箱や、ユニセフ募金など誰かの為にお金を寄付するのは徳を積むといえるでしょう。 寄付って、何かお礼をしてもらえるわけではありませんよね。 実際に寄付をして助けられた人達が誰からの寄付かを知ることも殆どありません。 つまり「寄付」は、見返りを求めてするものではないのです。 だから、徳を積むことになると言えるでしょう。
単純に考えても、人の命を救うなんてすごいことですよね。 その場で終わってしまっていたかもしれない命を伸ばすことができているのですから。。。 例えば、線路に落ちてしまった人に対して自分の命を顧みずに助けるために手を伸ばす・・・というのはそう簡単にできることではありません。 その手を伸ばす一瞬でまさか「今助けたらお礼にお金がもらえるかも」なんて考える人はいないはずです。 「人の命を救う」ということは、徳を積むことになるでしょう。
物には確かに「命」は宿っていないかもしれませんが、だからといって乱雑に扱っていいわけではありません。 どんな物であっても、手にするには「作ってくれた人」「販売してくれた人」など様々な人が関わっています。 お金を出したのはたしかに自分かもしれませんが、その沢山の人達がいなければあなたは商品を手にすることができないのです。 そんな携わってくれた人が乱雑に扱っているものを見つけてしまったら、悲しみます。 でも、大切に使ってくれているとしたらどう思うでしょうか。 とっっっっっても嬉しいはずですよね! また、物を大切にしないというのは、お金を大事にしていないということです。 また、物にはエネルギーがあると言われています。 したがって、物を大切にすることは、徳を積むと言えるでしょう。
誰でも平等に接すると、徳を積むことができます。 例えば、「この人気持ち悪いから無視しよう〜」とか、「社長には優しくしておかなきゃ♪」というように自分の損得勘定むき出しの私的な感情で贔屓するのはやっぱりよくありませんよね。 十人十色と言われるように、人にはそれぞれ違う環境や立場がありますので自分の価値観で判断して態度や接し方を変えるのはよくありません。 皆、同じ地球に産まれた「人間」なのです。 誰でも平等に接する人は誰からも好かれますし、いざ自分が困っている時手を差し伸べてもらえるでしょう。
「人を教え導く」というのも、徳を積む方法の一つです。 これは、徳を積む方法でいうところの「法施」にあたります。 苦しい気持ちの人に神仏の道や道理を教え導いて楽な気持ちにしてあげたり、特に犯罪など誤った道に進んでしまいそうな人を正しい道に導いてあげることは、最も尊いことだとされています。 神仏の道や道理を教え導く・・・というと少し宗教っぽくなってしまうのですが、、、^^; 学びになることを教え人を育てたり、人を育つ場所を作ることが徳を積むことになるのです。 例えば、会社で新入社員が育っていくめのサポートなんかもこれに当てはまります。 人に何かを教えるのって、とっても大変なことですよね。 部下を教育するくらいなら、部下ができない分自分が動いてしまったほうが早いなんて思うこともあるかもしれませんが、それでは徳は積めないので注意してくださいね。
落とし物を届けることは、落とし物をしてしまった人を助ける行為ですから勿論、徳を積んだと言えますよね。 落とし物を拾って届けると、お礼をもらえたりすることがありますが、お礼を頂いてしまうと徳がなくなってしまいます。 なので、せっかく届けるのだったら匿名で届けることをオススメします。 匿名で落とし物を届けると、それは「陰徳」になるのでとっても良いことなのです。 お財布を拾ったからといって、「お礼もらえるかも♪」なんて期待しないでください! せっかく良いことをして徳を積んだのに見返りを求めてしまっては徳がなくなってしまいます。。。 但し、自分が何か落とし物をして拾ってくれた人がいたっ場合相手がわかるのならきちんとお礼をしましょうね!
会社など、所属している組織に貢献したい!と強い意思をもって努力をすると徳を積めます。 自分が昇格して年収をあげたいというように自分の為はなく、「会社のために」というところがポイントです。 例えば、製造会社であれば、あなたが努力することは会社のためになることはもちろん、製品を利用している人の為にもなります。 もちろん自分の成長にも繋がりますよね。 嫌だけど仕方なく働いている・・・というのであれば徳は薄れてしまいます。 「この会社のために頑張りたい!」と努力する気持ちが大切です。 できるだけ職業を選ぶときは妥協をせずに自分が働きたいと心から思える職業を選びましょう。 例え望んだ職業につけなかったとしも、努力することを楽しむことが徳を積むことになります!
家族が健康に過ごせますように ○○さんが幸せになりますように というように、自分以外の幸せを本気で願えるのって素敵なことですよね。 口では「上手くいくことを願っているよ」なんて言っておきながら、心では「失敗すればいいのに」なんて思っていっては本当に願っているとは言えません。 それって結局相手を想っているのではなく、他人に良い人だと思われるように「相手の幸せを願う健気な自分」を演出しているだけの「自分のため」の言動なんですよね。 言葉だけではなく、本当に心から願うということは、相手のことを心から想っているということです。 それが徳を積むことに繋がります。
駐輪場でたまたま空気の抜けた自転車がおいてあるのを発見したら、見ず知らずの人自転車であっても空気を入れておいてあげましょう。 空気が抜けていると知っていてそのまま止めているのか、空気が抜けていることに気がついていないのかわかりませんが、そのままでは持って帰るときに困ってしまうのは一目瞭然です。 もしかしたら、お仕事で一睡もしてなくてクッタクタの状態で、一秒でも早く布団に入りたい!という極限の状態で駐輪場にやってくるかもしれません。かわいそうですよね・・・。 だったらその人より早く空気が抜けていることに気がつき、さらに余力があなたがそっと入れておいておいてあげてもいいですよね、、、とてつもなく徳を積めると思います。本当にこれはただの良い人・・・(笑)
カフェなどでドリンクを飲んでいると、テーブルに水滴がびちゃびちゃとついてしまうときがありますよね。 帰り際にさっと拭いて帰る、、、という小さな心がけも徳を積むことになります。 やっぱり濡れたままのテーブルより軽くでも拭かれているうテーブルのほうが後片付けが楽ですよね。 レストランなどにおいても、帰り際にお皿や使ったものをまとめておいておいたり、口を拭いたりしたときにでる紙ゴミなどを簡単にでもまとめておくとホールの担当の方の負担が減ります。 「私はお客様」という態度ではなく、美味しいごはんを提供してくれた場所や働いている人に感謝して敬意を示すことが徳を積むのです。
自分が何をかをしてもらったときは、「ありがとう」という感謝の気持をきちんと伝えましょう! 「親しき仲にも礼儀あり」とよくいいますが、相手とどんなに仲が良くても例えそれが家族だったとしても、感謝の気持をきちんと伝えるのが礼儀です。 「してもらってあたり前」なんて物はこの世に存在しません。 直接伝えられない状態であっても、心の中で必ず「ありがとございます」という感謝の気持ちを持ちましょう。 そして電話でもメールでも良いので本人にもきちんと伝えます。 例えば食事をするときは、命をいただいた動物や食物に「ありがとう」という感謝の気持を持ちます。 感謝の気持ちを持つことで徳が積まれ、自分自身も感謝してもらえるような人間になって人生が豊かになっていくのです。
誰かと接するときに、あいつは歳下だから、、、とか「どせあの人○○なんでしょ。。」などと相手を見下すような言動をしてしまっていませんか?それではまったく自分の成長になりませんし、徳を積めません。 人にはれぞれの考え方と人生があります。 一人ひとりに敬うべき部分が必ずあると言えます。 いつでも謙虚になって相手を敬う気持ちをもつことは非常に大切です。 敬う気持ちをもって言動に表すと、人間関係が良好に進むだけではなく人から学ぶことさえもできます。
ついつい、悪口に花を咲かせてしまう人も多いのではないでしょうか。 先程も言ったように色々な人間がこの世界でには生きていますから、合う人もいればもちろん合わない人もいます。 それをグチグチ本人がいない所で言うのは、徳をなくしてしまいます。 聞いている周りの人も嫌な気持ちになってしまいますしね。。。 「言霊」という言葉をご存知でしょうか。 「言霊」は漢字から見てわかるように「言葉に霊力」という意味の言葉で、口から発せられた言葉には霊的な力があるのではないかと言われています。 悪い言葉を口から出してしまうと、その分悪いことを引き寄せてしまいます。 逆に良い言葉を口にしていると、徳が積まれて良いことが起きるというわけです。
相手を褒めるような言葉を直接伝えるということは、相手を幸せな気持ちにします。 つまり、人を幸せにすることができる言葉が「褒め言葉」なのです。 今日の髪型素敵だね そのお洋服ほんと似合うよね あなたのいつでも明るいところ、尊敬するよ など、褒め言葉は人を幸せにするので徳を積むことができます。 心で思ったなら、本人に直接伝えて上げましょう! 相手を喜ばせることで徳を積むことができるので自分の為にもなります。
「影褒め」という言葉をご存知でしょうか。 「影褒め」とは、本人がいない所で「○○さんって本当に素敵な人で〜・・・」というように褒めることをいいます。 本人に直接褒めることも素晴らしいことなのですが、実は本人のいないところで相手を褒めることができる人ってなかなかいません。 どうしても本人がいないときって悪口を言ってしまいませんか? 本人がいないときに褒め言葉と口にするのは「陰徳」にあたります。 本人に聞かれていないから「悪口言っちゃお」ではなく本人がいないときこそ、「素晴らしい人ですよね」と褒めることが得を積むことになります。
否定的な言葉もマイナスな感情がはいった言葉なのでよくないですよね。 周りの人をも暗い気持ちにしてしまうことだってあるでしょう。 笑顔で周りの人を幸せにすることで徳を積むことができるように、ポジティブで前向きな言葉を発信して周りにいる人をポジティブにしてあげることを心がけましょう。 間違っていることでも肯定しければいけないというわけではありません。 間違っていることは、「間違っている」と教えてあげるのも大切なことです。 でも、何か相手が一生懸命に考えたことであるなら頭ごなしに否定してしまうのではなく、一度受けとめてあげてそこから正しい方向へ導いてあげることが大切であると言えるでしょう。
なんでもかんでも「えっ、それいくらだったの?」など、値段を口にする人っていますよね。 そういう人って「お金」にがめつく、さらに自分自身のお金に関する価値観を人に押し付けて徳を失ってしまうパターンであることが多いです。 人によって価値観はそれぞれで、ある人にとっては高いもので大金持ちだったら安いと感じるものかもしれません。 どちらが間違っているということではありません。 お金の話しを口にする人って、だいたい損得感情で行動をする人に多い気がします。 お金を何かの判断に使用しがちな人はアウト・・・。 基本的にお金関係なく行動ができたり、「お金がない」などとネガティブな感情を出さない人が徳を積めます。
何かをしたときに「○○やっといたよ」といちいち言われるのって恩着せがましいですよね。 「感謝しろ」と言われているような気がしてしまいますし、本人にその気がなくても自分がやったことを知ってほしいから口にするのでしょう。 徳を積むために何か相手のためにしてあげたいと思ってやってあげるなら、「○○やっておいたよ」なんて申告しないほうがいいです。言わなければ「陰徳」になるので徳を積むことになります。
愛情表現は、相手の心を幸せな気持ちにするので徳を積めます。 さらに、「この世には自分を愛してくれる人は誰もいない」と思いながら生きていくよりも自分を愛してくれる存在がいてくれたほうが、人生が豊かになりますよね。 そして、愛情を注げば注ぐほど相手も愛情で返してくれるはずです。 「愛情表現」は生きていく上でとっても大切なものなのです。 恋人や結婚相手ではなく、家族、大切な友人など「あなたは私にとって大切な存在ですよ」とたっぷり愛情表現をして徳を積みましょう!
片思いをしているとき、相手が自分以外の人を好きだったら・・・どう思いますか? 失恋しろ!失恋しろ!なんて呪いをかけてしまっては徳がなくなってしまいます。 自分の辛い気持ちを押し殺して心から好きな人の幸せを願ってあげることは、もちろん徳を積むことになります。 なかなかできることではないですよね・・・。 思いをよせる相手に恋人ができれば、失恋をして自分のところに来てほしいなんて願ってしまいがちです。 でも結局そういう相手の幸せを心から願える心の強さを持っている人が、徳を積んでいることによって幸せを掴んでいくんですよね。
例えば、恋人が夢を叶えるために渡米する、、、勉強に集中したいから別れてほしい、、、なんて言われたらどうしますか?? 好きなのに別れるなんて辛いことですよね。 それでも、好きな人為に別れを選択する勇気があるとそれは徳を積んだことになるでしょう。 「相手を想って」選択したのですから。 自分のエゴばかりを押し付ける恋愛では徳を積めませんが、相手を想って行動をする恋愛では徳を積めます。
信じていた相手に浮気をされてしまうと裏切られた気持ちでいっぱいになって、ついつい相手を責めてしまいますよね。 もちろん、裏切られているわけですし、悪いのは相手なので咎めたくなる気持ちもわかります。 しかし、そこでグッ責めたい気持ちを抑えて「仕方ないよね、お幸せに」とスッ身を引いてあげると、徳を積めます。 もちろん浮気をしてしまった人は、浮気相手を含め徳をなくしてしまったのでこの先悪いことが起きる可能性が高いです。 しかし、逆にそっとそこで身を引いた健気なあなたは、徳を積んでいるのでこの先もっと大きな幸せが待っている可能性が高いのです! なので浮気をされてしまったら、泥沼化してしまう前に悔しくてもすっと身を引いて徳を積んでおくことをオススメします。
見返りを求めず好きな相手の為を想って色々尽くしてあげるのは、もちろん徳を積む行為だと思います。 しかし、相手がダメな部分でさえも目を瞑ってしまっては、相手の為になりません。 それは優しさとは言えないでしょう。 上述しているように「教え導くこと」も徳を積む行為です。 なので、時には心を鬼にして叱ることも大事なんだということを頭に入れていざという時はきちんと指摘してあげてください。 否定するのではなく、あくまでも教え導いてあげるということが大切です。
自分が恋愛面で落ち込むことがあったり、辛い気持ちでいるときに、他人から「今恋人と幸せいっぱいで〜」なんてノロケ話を聞かされたらつばを吐いてやりたくなってしまいますよね。 しかし、自分がどんな状態であれ心から「良かったね、幸せそうだね、」といって快く聞いてあげると徳を積むことができます。 相手はとにかく幸せな気持ちを誰かに聞いてもらいのでしょう。 深く考えて「私はこんなにつらい思いをしているのに」なんていう感情を引き出してしまっては、人間関係もうまく行かなくなってしまう可能性もあります。 「幸せをわけてもらった」という気持ちで、気持ちよく聞いてあげましょう!
見返りを求めず、相手のために惜しまず働けることができるなんてなかなか簡単にできることではありません。 例えば、一家の大黒柱である家族のお父さん、またはお母さん。 自分の為ではなく家族の為に毎日汗水流して働くなんて、ほんとうにすごいことです。 「愛」がなければできないですよね。 何の見返りも求めず無償の愛を注ぐことができる人は、相手に愛情を注ぎ自分に徳を積んでいるといえるでしょう。
恋人がデート中にポロッと「これいいな」と言ったことを覚えていて「買ってあげよう」と思ったり、そのために一生懸命働いて用意する行為は徳を積んでます。 もちろん、「今年の誕生日は奮発したから、自分の誕生日も期待できるな」なんていう期待を想ってしまうのはNGです。 あくまでも、「見返りを求めない」ことです。 まあ、見返りを求めていたとしても「相手を喜ばせたい」という思いで行動できるのは素晴らしいことだし、やっぱり徳を積んでいると思いますけどね。
相手が体調をくずしてしまったり、精神的に病んでしまっているときに自分が忙しくても相手を想って足繁く通ってあげるのは、徳を積むことになるでしょう。 看病をしたり、精神的に病んでいる人を側で支えてあげるのは、とっても大変なことです。 口で「大丈夫?」と心配るような素振りを見せるのは簡単でも、実際に側にいてあげるのは愛あってこそと言えます。 愛情を注げるのは素晴らしいことです!!!!
「世界中が敵になっても君の味方でいるよ」(どんな状況だよ・・・) という甘いセリフを耳にしたことがあると思いますが、「世界中」とまではいかなくても愛する人を信じて上げることは、素晴らしい「愛」です。 そして、何があっても相手を信じてあげるという素晴らしい覚悟こそが徳を積むのです。 たった一人でも自分にはいつまでも信じて味方でいてくれる人がいる、、、そう思えるのってとっても心強いですし、心の支えになりますよね。 好きな人のことは、とことん信じてあげて、徳を積みましょう。
色々述べてきましたが、そもそも「誰かを愛すること」そのものが、徳を積んでいます。 人を愛することができる人は、自分自身のことも愛することができます。 誰かに愛情を注いでもらえると、幸せな気持ちになりますよね。 同じように誠実に愛してあげることは、相手を幸せにします。 上っ面の愛ではなく真実の愛です! なんとなくノリで付き合ってしまったり、相手を傷つけてばかりの恋愛をしていると徳がなって痛い目をみることになるかもしれないので注意してくださいね。 恋愛に限らずですが、愛する気持ちを忘れずに!
スターバックスコーヒージャパンなどのCEOを務め、店舗数拡大と増益を達成した著者が提案する、徳と才を併せ持つリーダーになる方法、またそうしたリーダーを育てるための「エグゼクティブ・コーチング」とは?経営トップから、リーダーを目指す人まで必読の書。
帰結主義や義務論と並ぶ現代倫理学の一大潮流にして、いま俄然注目を浴びる徳倫理学。しかし肝心の「徳」とは一体何か。本書は、「徳」「幸福」「徳と幸福の関係」に焦点を絞り、高い学術水準のまま、前提知識なしに、わかりやすく読める稀有な入門書。
トク違い!
「徳を積む」ということが、どういうことなのか理解していただけたでしょうか。 簡単にまとめると・・・
となります。 どうですか?自分自身の今までも行動を振り返ってみてください。 徳を積めていますか?? 徳を積めてない・・・と思った方も、今からでも徳を積めます! これからの考え方、行動、言動を改めればいいのです。 しかし、「徳を積もう」「徳を積もう」と意識しすぎてしまうと、それは結局見返りを求めてしまっていることになります。 意識せずに、自然と徳を積めるようになるのが一番ですね!