「老害」とは「他人に迷惑をかける老人」を指して使う言葉です。しかし、30代などまだまだ若いと言われる世代であっても「老害」とされてしまうことがあるということをご存知でしょうか。今回は「老害」の特徴を徹底解析します!老害の人との接し方や、老害にならない為の対策も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
「老害」の意味は、「周りの人に不愉快な思いをさせたり迷惑をかける老人」です。
など、他人に迷惑をかけたり「ムカッ」とさせてしまう老人を「老害だ」と言ったりします。 あくまでも「人を不快な思いにさせてしまったり、迷惑行為をしてしまう老人」を「老害」と言うのであって、「老人」=「老害」というわけではないので注意してください。
「老害」の類語は「長老支配」です。
意味:高齢者によって支配される政治体制 政治だけではなく、企業の上層部を高齢者が支配している場合なども「長老支配」に当てはまります。 例文
「老害」の対義語は、「ガキ」であると言えるでしょう。 「ガキ」とは子供の俗称で、小中学生などあきらかに子供である人物を「おい、そこのガキ」というようように呼ぶことができます。 また、精神的に大人になりきれていない人に対して馬鹿にするようなニュアンスで使用されることもあります。 「老害」が「老人」を指す言葉なので、「子供・若者」を指す「ガキ」が対義語であると言えるでしょう。 例文
「老害」の直訳の英語は「trouble/problems caused by the old」です。 会社にいる「老害」は「old and unproductive/useless」などと表現すればよいでしょう。
老害の人は大抵、自分の意見や自分の考えが正しいと思いこんでいます。 自論として自分の中に留めておいてくればいいのですが、それを押し付けてくるのが老害の人の特徴です。 例えば100人中、たった一人違う意見だったとしても「自分の意見が正しいに決まっている!」と言うでしょう。 一体どこからそんな自信がでてくるのでしょう。。。 特に周りが年下ばかりの環境だったら尚更です。 「年齢が上の人意見に従うべき」なんて固定概念もありますから、しまいには「自分のほうが偉いんだから従えよ!」と言い出すことも少なくありません。
老害の人の得意技は「屁理屈」です。 なにかあるとすぐに「屁理屈」を言ってきます。 まるで小さな子どものようです・・・。 「屁理屈を言ってゴネれば折れてくれるかも」なんて思っているのでしょう。 ペラペラと屁理屈ばかりを並べてきて呆れてしまうぐらいです。 うざったすぎて、ついつい「はいはい、わかりましたよ・・・」と折れてしまいたくなりますが、これでは老害の思うつぼ・・・。 本当に老害の屁理屈に付き合っていると、ストレスが溜まってしまいます。
老害の人は、とにかく頑固。 コッチコッチの堅い石のように頑固です。 だから自分の意見を曲げることがないのでしょう。 とにかく頭が堅いため、新しいことを取り入れることができません。 例えば、台風で避難勧告が出ているのにも関わらず、「この家を守るんだ」なんて頑固な意思で家にとどまり続けて結局、救助してもらうはめになった・・・。 など、頑固が故に周りに迷惑をかけてしまう老害エピソードを多々持っている人が多いです。
老害の人は、いつだって「上から目線」で「自分の言っていることは正しい」「ありがたいお言葉だと思って聞くが良い」と思いながら話してきます。 その話し方はやたら説教じみていて、聞いているほうはだんだんうんざりしてきてしまいます。 聞かされている側としては結構迷惑だし、説教くさいのでだんだんイラっとしてきてしまうんですよね。 「まだまだ、君は甘いよ」「まぁ、いずれわかる時が来ると思う」なんて上から目線で説教じみたことを言ってくる人は、「老害だな」と思われます。
お年寄りですぐにカッなって怒鳴り散らすような人は、「うわ、老害でたよ」なんて思われてしまいます。 頑固だし、自分が正しいと思っているので少しでも合わないことがあったり、納得がいかないことがあると「ふざけんなー!!!」と怒鳴り散らしてしまうのです。 ちょっと「怒る」とかではなく、「そんなことでそんな怒る?」というぐらい、怒るのでドン引きしてしまいます。 キレポイントが独特でなぞというのも老害の特徴です。 わざわざあら捜しをしてキレてくるような人もいるでしょう。 とにかく自分にとって気に食わないことがあると、すぐに怒ってしまいます。
道端などで、「ちッ!まったく◎☓※◎☓〜」と何を言っているのかよくわからないけど小言を言っているような老人も老害と言えるでしょう。 とにかく老害の人って、基準が「自分」なので、上述しているように世の中気に食わないことだらけなんです。 心の中で思っているだけならまだ許されるのですが、老害の人は思ったことがそのまま口に出てしまいます。 ぶつぶつぶつ文句を言われるのって、自分に対する文句じゃなくても気分が悪くなりますよね。 公共の場でも平気で文句や小言をぶつくさ言っているので、本当に迷惑です。。
老害の人って何故だかわからないけれど、とにかくせっかち! 待つのが大嫌い! 「この俺様を待たせるなんて許せん」という感じなのでしょうか。 対して急いでいるわけでもないのに「早くしろ!遅いんだよ」と急かしてくるのも老害の特徴です。 まだ赤信号なのに渡りはじめてしまったり、列に割り込んできたり、何をそんなに急いでいるの?と聞きたくなってしまうような老害の人って町中に沢山いますよね。
女性の老害に多いきがしますが、やたらと図々しい人っていますよね。 例えば、「お一人様一つ」と書いてあるのに、「余ってるからいいでしょ?」なんて沢山持って帰ろうとするような図々ししいおばさんも老害であると言えます。 電車などでも、まだまだ元気そうなピンピンしている人が「老人なんだから優先されて当然」と言わんばかりに列に並んでいる人をずかずかと人を押しのけて乗り込んでくることもあります。 どうして人って年齢を重ねると図々しくなってしまうのかな、、、と不思議に思ってしまいます。
老害の人って、どうして人を嫌な気持ちにさせたり人に迷惑をかけるような言動をしておいて全然へっちゃらな顔してるんだろう?って思いませんか…? 実は、老害の人が、人並み以上に持っているものって「the・鈍感力」なんです。 周りの人が嫌な思いをしていても「へっちゃら」なのではなく、鈍感だから周りの人が嫌な思いをしていても全く気づいていないだけなのです。 つまり全く気がついていないし、文句を言ったところで「あれ、嫌な思いさせたかな?ごめんごめん」って感じ。。。鈍感だからことの重大さに全く気がついていないのでしょう。 だから、人を傷つけることなど平気で言ってくるわけです。 傷つけている・周りをドン引きさせているということを自分から察することができないのです。
やたらと知らない人に話しかけてくるのも老害の特徴の一つ…。 誰にでも気さくに話しかけることができるのって、物凄くコミュニケーション能力高いんだなって感心できるので悪いことではありません。 老害の人の場合、上述しているように「鈍感」なので初対面の人にも突然話しかけて、なにを言われるかと思ったら失礼なことを言われた…なんてことがざらにあります。 例えば、赤ちゃん連れの母親に突然話しかけてきたと思ったら「母乳?ミルク?」とか、突然「二人目は?一人っ子はかわいそうよ」など。。。 「いや…うるさ…」と思わず言い返してしまいたくなるほど、デリカシーがなかったり、イラっと させるようなことを言ってきます。だから「老害」なんです。
老害の人は、自分の価値観をまるで宝物のように大切にしています。 例えば、「女性は男性より一歩後ろにいる」とか「女性は家を守るべきだ」とか、そういった風潮は現代では変わってきていますよね…なのにも関わらず昔の価値観を大切にして時代の流れに全くのることができません。 「残業をするのは当たり前だろう!」 「子供を小さいうちから保育園に預けるなんて可愛そう!」 とか、平気で言葉にして自分の価値観を押し付けてくるのです。 パソコンを使えば秒で終わってしまうものを、「昔から手がきで書くと決まっているんだ!」なんていって10倍の時間をかけたりなど、自分の価値観を大切にするあまり新しいものを全く受け入れることができないといった傾向があると言えるでしょう。
老害の人は、だいたい自分のことを「年老いている」と思っていません。 まったくの無自覚。 例えば、最近では高齢者ドライバーによる交通事故が多発していて、70代以上の高齢者は免許の自主返納を!と訴えかけている人が沢山いますよね。 事故を起こしてしまう高齢者ドライバーって、「自分はまだ老人じゃない」「まだまだ大丈夫」って絶対に思っています。だから免許返納を自らしようなんて思わないのです。 最近でも、事故を起こしてしまった高齢者ドライバーが「誰でも安全に運転できるような車作りをメーカーに努力してもらいたい」というようなコメントしています。。 完全に悪いのは自分ではなく、車を作ったメーカーだと言っているようなものです。 おそらく、この方も自分が「老人だ」という自覚が全くないのだろうと考えられます。 だからこんな責任転嫁するようなコメントができてしまうのでしょうね。。
老害の人の口癖は「今どきの若い子は…」です。 ちょっと自分の価値観と合わないような人に出会うと決まって「今どきの若い者は…」と批判するようなことばを後に続けてきます。 聞き慣れているので、「はい、出た〜!!!」と思ってしまいますよね。 確かにご老人は、「人生の先輩」ではありますが、だからといって若者を見下したり馬鹿にする権利はないのです。 お互いが尊重しあえば良好な関係が保てるのに、わざわざ関係を壊すようなつっかかり方をしてきてしまうのが老害の人の特徴でしょう。
老害の男性に多いのが、「男尊女卑(だんそんじょひ)」の考えを持っている人。 「男尊女卑」とは、男を重んじ女を見下す態度・思想のことをいいます。 つまり、「女より男のほうが偉いんだ!」という考えが「男尊女卑」です。 特に昔は圧倒的に「専業主婦」の割合が高かかったので、外で働いている男性のほうが女性よりも偉いという感覚が根付いてしまっている人が多いんです。 外でもやたらと偉そうにしている男性のご老人っていますよね。 奥さんに偉そうにするならまだしも、女性店員を目の前にすると馬鹿にしたような態度を取ってくる人ってほんと老害ですよね…。
老害の人ってとにかく話しが長いし、なぜだか同じ話しを何度も繰り返します。 一度話し終わってしばらく間があくと「あれ?それさっき聞いたよ?」という話しをまたしてくるんですよね。 違う話しをしていても気がつくと同じ話しに戻っていたり、言い表すのが難しいのですが不思議なループ感があります。 私の祖母も同じ話しを何度もしてくるのですが、正直老人だし「ボケてるのかな?さっきもした話しだけど、きっと話したことを忘れてるんだね」と思って「うん、うん」と話しを聞いていました。 しかし、ある日ふとした時に「何度も同じ話しをしている自覚がある」ということが発覚して、「ボケじゃなかったんかい!」と驚いたことがあります。 本当忘れてしまっている人もいると思いますが、私の祖母のように自覚があっても何度も同じを話しをする老人も多いはず、、、。 ちょっと勘弁してほしいですよね^^;
上述したように、老人はとにかく超短気。 気に食わないことがあるとすぐに怒り出してしまう人が多いです。 少し「ムッ」とするくらいならまだかわいらしいものですが、老害の場合すぐに怒鳴ります。 公共の場であろうがなんだろうが、お構いなしで怒りを爆発させてきます。 結構その怒っている理由がくだらないことも多く、本当に大迷惑です。 高齢者がすぐにガッと怒鳴ってしまう原因としては、怒りを抑える前頭葉の働きが衰えてしまって、感情の抑制ができなくなっているということが考えられるのだそうです。
老害の人はすぐに怒って怒鳴り散らしてきますが、例えばそれが「勘違い」で相手側に何の非もなかったとします。 「勘違いでした申し訳有りません」と一言謝罪を入れれば済む話しですが、老害の人はぜっっったいに誤りません。 上述しているように、得意技は「屁理屈」なので「勘違いをさせたあなたが悪い」とは平気で言ってくるわけです。プライドが高いので、相手に対して「謝罪をする」という行為をすることがとんでもなく屈辱的に感じるのでしょう。 自分の立場ばかりを守ろとして謝罪をすることもできないなんて、本当に老害ですよね。
50代〜60代ぐらいの全然元気そうな中年の人で、席を全く譲ろうとしない人っていませんか? まだまだ全然元気そうだし、ピンピンしていて「ご老人」というほどでもないのに「優先されて当然だ」と思っちゃってるんですよね。 こういった中年の人達も「老人」ではありませんが「老害」に当てはまるでしょう。 本当の老人なら「仕方ないな」とまだ思えますが、「中年」というのがムカつくポイント。
列を無視して割り込んできたり歩きタバコを平気でしたり、横断歩道意外の場所で堂々と渡っていたりというように基本的にマナーを守らない老害の人って多いです。 「最近の若者は〜…」とかいうように、自分たちの行いを振り返って見ろ!と言いたくなってしまうぐらい意外とマナーを守らない人が多いのは老人だったりするんですよね。 現代では、分煙化が当たり前になっているし昔にくらべ交通量も多いですよね。 それなのに結局、「昔は良かったから」「昔は大丈夫だったから」という考えでマナーを守らない老人が多いように感じます。
老害の人って、基本的に自分が「老人」「老害」という自覚がありません。 なので、お年寄り扱いしてしまうと「俺はそんなじじぃじゃねぇ!」とか、「まだまだ若いわよ!」なんて怒りだしてしまうのです。 「いやいや…充分老人でしょ…」と思ってしまいますよね。 特に、電車などで席を譲ろうとしたら、怒られたなんてエピソードは結構多いです。 「自分が老人に見えた」というのは、たしかにショックなことなのかもしれませんが、悪気どころか「親切心」で席を譲ってくれようとしたのですからキレることではありませんよね。。 相手の気持ちも考えずに自分のプライドだけでキレてしまうのも、老害だなと感じる原因の1つでしょう。
老害の人も最も「は??」と思ってしまうところは、上述したように老人扱いをするとキレるのに、逆に「老人ぶる」というときもあるということです。 自分が疲れていてしんどい時など優先されたいときに都合よく「ちょっと!私老人なんだから優先しなさいよ!」という態度をとってくるのです。 さらに、ちょっときつく物事を言われて都合が悪くなると「こんな老人にむかってそんなきつく言うなんて思いやりがない、ひどい、いじめだ!」とか言ってくるわけです。 本当に自分勝手ですよね。。
元々バリバリ働いていて勤めていた会社では重役だった…というような老人は、老害になりやすいです。 若い時にバリバリ仕事をしていた分、自分のことを「すごい人間だ」「尊敬されるべきだ」と思っています。 なので、馬鹿にされたり「じいさんだ」「ばあさんだ」と見下されるような気がして許せないのです。 なので、若者に「こうですよ」と指図されるのもプライドが許せなくて受け入れることができません。 このように、老害の人のほとんどは昔は優秀で重役についていたという人が圧倒的に多いです。
昔はほとんどの企業が「年功序列」でしたし、学生時代なんかも「先輩に絶対服従の後輩」なんてことがめずらしくありませんでした。とにかく「年齢が上の人が偉くて敬わなければいけない存在」だったのです。 老人レベルまで歳をとると、出会う人のほとんどが歳下になってきます。 なので、無礼だと感じる対応をされると「昔自分が歳上の人に接していたみたいにどうして接してくれないんだ?」と不満に思ってしまうのだそうです。 だから、どうしても相手を見下したような偉そうな態度になってしまうのでしょう。
特に仕事をバリバリしていた人にとって定年退職を迎えて家にいる時間が多くなってくると、人と関わる機会も減って「社会からポイっとつまみ出された感覚」になってしまう人も多いのでだとか。 老人になる頃には、自分の子供も成人していて家を出ている人も多いでしょうし、結局のところ寂しくなってしまうわけです。 だから、外に出た時に一人でいる寂しさやストレスの発散として見知らぬ人に強気な態度をとってしまったり、全然知らない人にだらだらと身の上話をしてしまったり老害的行為をしてしまうのではないでしょうか。 田舎に一人で暮らしているご老人など、なかなか家族にも会えない寂しさが原因で老害になってしまうなんてことがあるので注意したいですね。
老人って、基本的に時間を持て余しているんですよね。 普通に生活をしていれば「ご飯に髪の毛が入ってましたよ」とか、ちょっとクレームを入れることはあっても老害並に大クレーマーになることってほとんどないと思います。 あまり余計な時間はとられたくないですし、謝罪をしてもらいたいわけではないので今後の注意としてサクっと報告して終わりにしますよね。 それでいちいち「謝り方に誠意が足りない」とか、「責任者を出せー!!!」とか怒りだしてしまうのって、結局「暇だから」というのも要因なんです。 時間を持て余しているからこそ小さなことでクレームを言ったり、過剰な反応を示すようになってしまうのでしょう。 老害に限らずクレームをネチネチ言う人って、従業員には「何この暇人」と思われていることが多いんです、、、。
マナーを守れない老害についても記述しましたが、時代の変化についていけていない人が老害になっている気がします。 わかりやすく言うと、スマートホンなど最新機器を全く触ろうともしないような人。 「電話ができりゃ充分なんだ!」と言い張ったり、「昔はこうだった」がいつまでも捨てられない人が「老害」になりがちです。 時代の変化においつけず永遠に昔の武勇伝を語り続け、古い価値観をおしつけてきては「なぜわからないんだ!」とブチ切れる。これが老害となるのでしょう。
自分は「もうどうせ老人だからね」と思ってネガティブな性格をしてることが原因でひねくれてしまい、老害になってしまう人もいます。 プライドが高いからこそ、歳をとっていくにつれてできないことやわからないことが増えていくことでひねくれてしまうのです。 それでちょっと人当たりが強くなったりしてしまいます。 威勢だけは張っておきたいのでしょう。 こういう「どうせ自分はもうばあさんだからね」なんて言う「ひねくれじいさん」「ひねくればあさん」って多いです。
単純に、「認知症」などボケによって老害になってしまうお年寄りも多いです。 例えば、「私のお財布がない!あなた盗んだわね!」と、いきなり知らない人につかかっていったりしてしまう被害妄想は、認知症の症状の一つです。 何度も同じ話しを繰り返してしまうのも、認知症の症状だったりします。 一言で「老害だ」と言っても、認知症などの場合は正しいケアが必要ですし、周りの人の理解も必要です。 人は誰でも歳をとって老いていくものですから、こういった病気の場合は広い心で見てあげたいですよね。
若者でも、敬語が使えない無礼な人など様々な人がいますよね。 しかし、だいたいの人はきちんと「自分より歳上の人は敬うべきだ」と思っているし、ご老人が困っていれば「助けたい」と思う親切な心を持っているはずです。 それなのに、「最近の若者は(怒)」とうように、偉そうな態度をとってくることが許せないと感じている若者が多いです。 例えば、「看病をしてあげよう」と思っていても、病人である本人に、ふんぞり返って「あれしろ、これもしろ」と命令されたらいくら相手が病人であろうと「ムカっ」としてきますよね。 敬う気持ちはきちんとあるのに、それ以上に偉そうにされるから「老害だ」と感じるのでしょう。
若者の中には、「まだまだ人生これから生きる時間が長い自分達のほうが、未来を担っているんだから、「若者」のほうが尊重されるべきでしょ!」と思っている人もいます。 歳上の方を敬う気持ちはもちろんあるけれど、「どうしてそんなに偉そうにするの?」と疑問に感じているのです。 とはいえ、今私達が生活しているこの現状は、今のご老人達が努力して作りあげてきた「平和な日本」ですよね。 つまり、本当は若者も老人も、尊重しあうべき人間であることに変わりはありません。 自分達のほうが偉い(老人)!いや、自分達のほうが偉い!(若者)という張り合いをしていても意味がないと言えるでしょう。
若者の大体は老害の人の「まだまだ未熟な若者にはわからないだろう」「若者だから仕方ないね」みたいに、馬鹿にされているのが許せないという人がやっぱり、多いです。 「まだまだ何もわからないでしょ」なんて子供扱いされると、馬鹿にされっている気しかしないし、「わかるわ!!!(怒)」とキレたくなってしまいますよね。 これは本当にイラっとしてしまいます。 しかし、老害の人って100%と言っていいほど若者を馬鹿にしているんですよね。
老害の人が身近に場合、深入りしてしまうのは非常に危険です。 なによりストレスを感じでしまいますし、エネルギーを吸い取られる一方です。 会話をするときは相手の言うことにひたすら耳を傾けて、「ふむふむ」と聞くことに専念しましょう。「それでどうなったんですか?」とか、「それって、○○の場合は…」とか、深入りしてしまうとめんどくさいことになるだけです。 老害をうまく付き合うには、スルースキルがとっても重要であると言えるでしょう。
老害の人の言うことに対しては、「いやいや、それは違うでしょ」と思ったとしても、真面目に反論したり否定するようなことは言わないほうが無難です。 否定をしてしまうと、またガーーーーっとわけのわからない反論をされてストレスがたまるだけです。 老害の人ってプライドが高く、否定されることがもっとも許せない!という性格の人が圧倒的に多いので、「わざわざ言わなくてもいいかな」ということは、否定をしないで「うんうん」と聞いてあげましょう。 ただ話しを聞いてほしいだけの「女子」だと思って接してあげるといいです。
正直、老害の人ってちょっとしたことでムキになったり、社会のルールが守れなかったり、精神的に「子供」に戻ったようなものです。 小さい子にどんなに正論をぶつけたって、わかってもらえないことのほうが多いですよね。 自分のほうが大人だから…と飲みこむことも多いはずです。 同じように老害の人と接するときも「やれやれ」と思って、大人な対応をしてあげましょう。 同じ大人として接すると、どうしたってぶつかってしまいます。 そして趣味や、なんでも話せる友人に話して溜まったストレスを発散してください。
老害の人って「敬ってもらいたい」という人が多いです。 そのため、感謝の気持をこまめに伝えてあげるとそれだけで機嫌がよくなります。 「ありがとう」と感じたことは、必ず口で感謝の気持を伝えましょう。 それがないと敬ってもらえてないと思ってしまったり、「歳上の自分がせっかくやってあげたのに」と怒りを爆発させてしまう可能生があります。 感謝の気持ちは大袈裟ぐらいに伝えましょう!
「この人老害だわ」と気がついたなら、とにかくできるだけ関わらないことが一番! 職場にいる場合は、業務に関係する必要不可欠な連絡だけとっていれば◎ プライベートでお付き合いをする必要はありませんから、誘われても何らかの理由をつけて断るなどしましょう。 老害の人一人に嫌われたって、何てことありません。 周りを取り巻いている人たちも「老害だな」と気づいているはずなので…。 老害の人と無理に関わっていてもストレスを溜めてしまうだけです。 できるだけ関わらない生活をしましょう。
あまりの老害の人に迷惑をかけられて困っている…生きているのも苦痛だ…というときは、周りにいる人に相談しましょう。 社内の人であれば、上層部の人にかけあってみるのもいいでしょう。 また、同じように対象人物の老害行為に迷惑をしているという人が何人か集まるなら一致団結して本人に物申してみるのが良いです。 例え、根本的にはどうにかすることができなかったとしても、人に話しを聞いてもらったりわかってもらえるだけで気持ちが楽になりますよ。 まずは相談してみましょう。
まずは、自分が「老人である」「歳をとった」ということをきちんと自覚するべきです。 この自覚がないからこそ「老害だ」と思われるような行動を無意識にしてしまうのです。 歳をとることは、悪いことではありません。 年老いることに否定的な気持ちでいると、逆に恐ろしいほど老け込んでしまったりするものです。 誰でも歳がとるのですから、割り切って「素敵な歳のとり方」をしましょう。 そうすることで、ひねくれた性格になるのを防げるはずです。
「昔はこうだったのにな…」って思ってしまうことってありますよね。 特に近年では、急速に進化しているものが多いので、ついていけなくなってしまうのも無理ありません。 しかし、新しいことを否定していては無意識のうちに古い考えに固執している「頑固じいさん」「頑固ばあさん」になってしまいます。 ちょっと「えっ…」と思うことでも、とにかく新しい考えを受け入れましょう! 新しい考え方、新しいやり方というのも案外悪くないものですよ。
歳をとっていくと、失敗を恐れて新しいことにチャレンジしなくなりますよね。 しかし、それでは結局、時代の流れに乗り切れず取り残されてしまいます…。 老害を改善するために、訓練として新しいことにチャレンジしてみましょう! 新しいことをすることで、脳も活性化されるし一石二鳥です。 凝り固まっている脳をほぐしてあげるためにも、チャレンジは必要であると言えるでしょう。
「今の自分はどうかな?」と考えることができるぐらい、心に余裕をもちましょう。 自分のことを客観的に見れないと、結局自分が老害っちっくな行動をしているとわからないので。。 冷静に考えることができれば、老害のように周りに迷惑をかけることはしないはずです。 いつでも心に大きなゆとりを……!
本書は、「人生が100年になる」という人類が今まで経験したことのない時代を迎えた今、50歳からをどう生きるべきか、科学的に考えてみようという本です。 「老化」の不安や「お金」の不安、「いつまで働くのか」「いつまで働けるのか」という不安を抱えるすべての人に読んでほしい本です。
ビジネス書大賞2018準大賞受賞作『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛 えるのか?』の著者による、日本社会の閉塞感を打ち破るための画期的な論考! 緊急出版!
本書では、「老化の正体」と、その対処法として手軽にできる方法を、医学的にやさしく解説しています。これらを知ることで、周囲の人はイライラせずに冷静に対処できますし、高齢者本人は卑屈になることが減ります。
「老害」について理解していただけましたか? 簡単にまとめると… ✓「老害」の意味は「周りの人に迷惑をかけている老人」 ✓「老害」の類語は「長老支配」 ✓「老害」の対義語は「ガキ」 ✓「老害」の英語は「」 となります。 現代では「老害」という言葉を良く耳にしますよね。 中には、「老人」を目にしただけで「老害だ!」なんて言う人がいますが、これは間違った使い方です。 人に迷惑をかけない良心の塊みたいなご老人も沢山いますから、差別用語のように「老害」と呼ぶのはやめてくださいね。 高齢化社会のこの世の中で、老人と接しない日はないといっても過言ではありあません。 老害の人がいても、うまく接していきたいですね。