高圧的な人っていますよね。話しているだけで見下された気持ちになってしまいます。今回はそんな高圧的な人について詳しく解説していきます。高圧的な人の特徴や、高圧的になってしまう心理や原因も紹介しますので是非参考にしてみてください。
「高圧的」は「こうあつてき」と読みます。 意味は「頭ごなしに抑えつけ、従わせようとするさま」「権力などで上から押さえつけるような態度」です。 自分が相手よりも権力を持っているような言動や態度を指します。
「高圧的」に似た言葉に「威圧的」があります。 「威圧的」は「いあつてき」と読みます。 意味は「相手を威力で押さえつけようとすること」です。 「高圧的」とよく似た意味を持っています。 もし、上司や先生など上の立場である地位を利用して相手を抑圧するようであれば「高圧的」と言えます。 「威圧的」には上下関係は含まれず、あくまで威力や威嚇するような態度で相手を抑圧することを指します。 その他の類語には「横柄」「居丈高(いたけだか)」「不遜」などがあります。
高圧的な人は、とにかくプライドが高いです。 プライドが高ければ高いほど、高圧的になる事が多いでしょう。 誰よりも優位に立っていたいという気持ちが強いです。 すぐに優劣をつけたり、地位や立場を利用して上から目線な発言をしてしまいます。 またプライドが高すぎるので、ちょっとプライドが傷付くようなことがあると怒りを爆発させたり、自分を上に見せるために他人に対して上から目線で話したりします。
高圧的な人は自分の方がすごいと思わせたいため、見栄を張った言動を繰り返します。 虚栄心が強く、自分を凄い人間だと思わせたいがために大げさな発言をしたり、大したことでもないことを誇張して表現したくなります。他の人からしてみたらどうでもいいようなことでも、つい見栄を張ってしまいます。 SNSなどでは嘘などをついてでも、自分を良く見せようとしてしまいます。 例えば友達が高級レストランに行っていたら、それと同等以上の高級レストランに行った風を装ってしまったりします。また、友達が行った場所に何度も訪れたような態度を取ったりします。
高圧的な人は、物事を「勝ち負け」で判断しようとします。 それぞれの良いところや個性を見ず、地位や数字で全てを判断します。 誰かと比較しては「自分はこの人よりここが優れている」と判断することでしか自分を認めることができないのです。 基本的に、他者の存在なしでは「自分とは何か」というアイデンティティを確立することができないといった特徴があります。 相手よりも勝っているところを常に探しています。
高圧的な態度を取るのは他人のことを一切考えられていない証拠です。 自制心がないため、自分の気持ちを我慢したりすることが出来ず感情の起伏が激しいです。 すぐに怒ったり悔しいことがあるとどこでも泣き出したりするタイプが多いです。 特に声を荒げたりする人は、理性がないんですよね。 高圧的な人は、そういった大声や汚い言葉遣いで相手を抑圧しようとしてきます。 本来ならそうやって怒鳴ったりすると周りから疎まれますし、そもそも迷惑もかかるためしないようにしようと思いますが、自制心がないので感情に任せてしてしまいます。
高圧的な人って自分のことしか考えていません。本当にめんどくさいですよね。 「自分が1番正しい」と思っているので、自分の意見に従わせようとしてしまうのでしょう。 非常に自己中心的なので、他の人に合わせることも出来ず協調性もありません。 周りが自分に合わせなければ文句を言ってきたり不機嫌になったりします。 この不機嫌オーラを出すのも、高圧的な人あるあるですよね。 周りにすごく気を使わせます。 そうなるのがめんどくさくて、結局合わせてしまうこともしばしば。 それでまた図に乗って、自分が優位に立った気分になり見下してくるんですよね。 ただ面倒くさいから仕方なく合わせてくれているだけなのに、「自分がすごいから意見が採用された」「みんなを引っ張っていってる」などと思い込んでいます。
高圧的な人は自己中心的な性格をしているので、「他人に合わせよう」「自分とは違う考えの他人に歩み寄ろう」という気持ちはありません。 さらに「自分のやり方・考え方」が一番正しいと信じているので集団で何かをするといった場面ではマイルールを押し付けがちです。 相手や周りのことを考えられず協調性が全くありません。 また、そもそも誰かの下に就くということをひどく嫌うので、会社など何かの組織の一員になるということすらも嫌います。
「マウンティング」は、「自分のほうが優位であることをアピールすること」をいいます。 普通の会話をしている時に、ふと「あれ、これバカにされてる?」と感じてくるのがマウンティングの特徴です。 高圧的な人って常に自分の方が優位であることをアピールしていたいという気持ちがあるので、無意識のうちにマウントをとるような発言をしてしまいます。 例えば、「最近忙しくて寝不足で...」等の「自分は仕事が任されていて忙しい自慢」や、「誘い断るのって面倒くさいよな〜」等の「人からよく誘われるモテる自慢」などがあります。 「愚痴かな?」「相談かな?」と思いきやマウンティング発言をして相手に自分が優位であることをアピールしています。
高圧的な人はすぐにダメ出しをしたり説教をしはじめます。 ただ、「将来はこうなりたい」と明るい未来の希望を話してモチベーションを上げているだけなのに「そんなの中々できることじゃない」とか、「そうするには○○をしないといけないし」というように現実を突きつけてげんなりさせています。 そうやって、アドバイスをするふりをして偉そうに、人の言うとなすこと全てにダメ出しをしたり説教をするのが大好きなんですよね。 なので、高圧的な人と会話をしているとイラッとすることや傷付くことが多いです。
高圧的な人は、態度が大きいわりに絶対に敵わない相手にはヘコヘコしたりします。 特に職場では上層部に対して取り繕うのが本当に上手です。 そんな自分に対しても「目上の人への態度上手だな〜」「世渡り上手だな〜」と自負しています。 周りから見ると「本当にずるい人だよな…」と思いますが、身につけた処世術であることには間違いないのでうまくやっていることが多いです。 ただ部下や後輩などからは一切慕われません。
高圧的な人ってめちゃくちゃつまらなくないですか? 大きな声や威圧的な態度で相手を抑圧してドヤってますが、めちゃくちゃイタいですよね。 それをちょっとかっこいいって思っちゃってるところが、本当につまらないです。 なので、もちろん一緒にいても話してみてもつまらないことが多くなっています。
幼少期に親や親戚など周りの大人から褒められすぎて育った人は、自分は誰よりも出来る人間だと勘違いしています。 「○○ちゃんが一番よ」「○○は誰にも負けてない」などと周りと比較して褒められていた場合は、よりその気持ちが強くなっています。 また、褒めるだけでなく親が他の子や他の家庭を見下したような発言をしていると、子供もそのように育ってしまいます。 周りを見下すのが当たり前の環境にいると、高圧的な人になってしまいます。
自分のことが大好きな自己愛が強いタイプは、自分が一番だと思っているので周りを見下してしまいます。 「自分は特別」「自分は他の人とは次元が違う」と思い込んでいるところがあるので、他の人とはレベルが違うと無意識のうちに人を見下すような発言をしてしまうのです。 さらに、自分のことを守り誰からも傷つけられないようにするために、高圧的な態度を取り自分に文句を言ってこないように他人を抑圧しています。
高圧的な人って自信満々に見えますが、実は自分に自信がなく見栄を張ってしまい上から目線になってしまいます。 自分の出来ない部分を隠そうとしたり、周りを見下すことで自分が出来ると思わせようとしてしまいます。 そのため、ちょっとでも自分の方が出来ることや知っていることを見つけると、相手に対して高圧的になってしまいます。 本当にやるべきことをやって自信のある人って、周りを見下す必要はありません。
自信のない理由にも繋がりますが、コンプレックスを抱えている可能性があります。 そのコンプレックスを隠すために周りに対して高圧的になってしまいます。 例えば外見にコンプレックスがある場合は学歴や知識で相手に勝とうと上から目線になってしまいます。逆もしかりで、自分の頭が悪いことをコンプレックスに思っている人は、外見や高級な持ち物を身にまとって相手を見下したります。 劣等感を抱えており、それを克服しようと努力するのであればいいですが、誤魔化すために高圧的になってしまう人がいます。
その人に対する「嫉妬心」で高圧的な態度をとってしまう人もいます。 「自分が一番」でありたいので、容姿がいいと言われている人や能力が認められている人に対して嫉妬をしてしまい、敵対心から高圧的な態度を取ってしまいます。 さらに、自分より幸せそうにしている人を見ると「不幸になればいいのに」なんて思ってしまって「そんな人と結婚したって上手くいかないよ」などと言ってきたりします。 幸せそうな人や褒められている人を見て「自分もそうなれるように頑張ろう!」はならず、嫉妬心から「あいつだけには負けない」「自分の方がいいところあるのに」と、見下すような発言や行動をとってしまいます。
周りから舐められたくないという気持ちが強く、高圧的な態度を取ってしまうことがあります。 人から馬鹿にされたりいじめられた経験があると、二度とそういうことをされないように最初から自分の方が上であるという態度を取ります。 この場合は周りが自分を舐めていないと分かるまで、なかなか高圧的な態度は治りません。 自分の素を知られて馬鹿にされることを恐れています。
ストレスが溜まっていると、人は攻撃性が強くなります。 その結果、高圧的な態度になってしまいます。 何をしていてもすぐにイラッとしてしまい、相手に強い口調で話したりしてしまいます。 普段は高圧的ではないのに、最近高圧的だな…と思ったら相手がストレスを抱えている可能性が高いです。
不良やヤンキーなどに憧れを抱き、高圧的な態度がかっこいいと思っている場合もあります。 これは不良漫画やドラマに感化されているのかもしれません。 しかし、実際に不良がかっこいいのは、漫画の世界もドラマの世界も不良がイケメンだからなんですよね。 決して高圧的なところがかっこいいわけではありません。 ましてや大人になってからそれをやるのは、ただただダサくてイタいです。
高圧的な人の話は、聞き流すようにしましょう。 真剣に聞いたところで、こちらの気分が悪くなるだけです。 「そうですね」と軽く対応しましょう。 あまり単調に言い続けると、こちらが関心がないことに相手が気付く可能性があるので、たまに感情を込めて相槌を打つようにしましょう。 「また言ってる」と、受け流すスキルを付けることが大切です。
高圧的な人は、相手のダメな部分を見つけて指摘をしてきます。 自分の方がすごいということをアピールしていので、人のことを馬鹿にしたような発言が多いです。 なので、そういったことを言われないように、こちらの話をしないようにすることです。 大した話じゃなくても、マウントを取ってきたり見下したりしてきます。 何も言われないように、自分のことを知られないようにするのも一つの手だと言えるでしょう。
高圧的な人はとにかく自分が優位でありたいので、とにかく相手を褒めちぎって「あなたが優位であることを認めていますよ」というアピールをしておきましょう。 そうすることで、わざわざ上から目線で物事を言ってこなくなる可能性があります。 こちらが強気な態度でいると、もっと敵意を持たれてヒートアップしてくる可能性があります。 とにかく褒めちぎって、あなたが一番ですよ!ということを伝えれば「この人には上から目線で話す必要がないな」と感じてくれるかもしれません。 ただ、調子に乗ってもっと上から目線になる可能性もあるので程々にしておきましょう。
先輩や上司など目上の人に対しては出来ませんが、関係性によっては「ほんと高圧的だよね」「高圧的で怖いんですけどw」と冗談ぽく言ってみるのもアリです。 本人に自覚がない場合もあるので、その一言で自分が高圧的であることに気付く可能性もあります。 仲のいい友人であれば、あえて教えてあげるというのも相手のためになることがあります。 その場の空気を壊すことのないようにあくまでも冗談ぽく伝えるのがポイントです。
大人になってずっと高圧的な人は、もうそういう人でしかありません。 相手が変わってくれることは期待できないので、そのまま付き合いを続けるのであればこの先も高圧的な人としてお付き合いをしていくしかありません。 ストレスを感じないためには、できるだけ関わらないことが1番であるといえるでしょう。 職場の人であれば「職場の人」としてそれ以上の付き合いをする必要はありません。 友人であっても関わらない方法で生活することが可能であれば、関わらないのが一番です。
高圧的な人と関わりたくなと思ってしまうのが普通だと思います。 しかし、高圧的な人に声を掛けられて無視をしたり、その人だけいないかのように扱うなど存在を無視するのはNGです。 無視するべきではない理由の1つとして、無視をすることで関係性が悪くなるということがあげられます。 挨拶をしても無視されたり、話しかけても答えてもらえなかったりすると100億%の確率で無視をされた人は嫌な気持ちになりますよね。 そうすると、お互いに苦手意識を持ってしまうことになります。 これでは関係がどんどん悪くなってしまうばかりで、生活しにくくなるだけであると言えます。 それから2つ目の理由に、周りに第三者がいた場合「えっ、今あの人無視した...?どうしよ...」と変に気を使ってしまいます。何らかの理由があったとしても当人同士の問題に第三者を巻き込んでしまうほど迷惑な話はありませんからね。 協調性に欠ける行動であると言えますし、自分自身の評価も下げることに繋がるので絶対にやめたほうが良いです。
「無視をする」とまではいかなくても、あからさまに「この人のこと嫌いです」と態度に出してしまうのもよくありません。高圧的な人と話すときだけ睨むような目つきをしたり、ため息まじりに話すなど、態度で「嫌いなんだな」とわかるときってありますよね。 それって、言葉にしていなくても言葉で「嫌いです」と言っているのと同じことなんです。 上述しているように、それでは関係性がこじれるだけですし周りにも迷惑をかけます。 とっても大人げないなと思ってしまいますよね。 本当は嫌いでも傍からみれば、そんな気持ちなんて見せないような態度で上手に対応するのが「大人」です。
高圧的な人から言われたことにいくら腹が立っても、言い返すのはやめましょう。 ヒートアップしていくだけです。 大人にもなって、言い争うのはみっともないですよね。 どんなに高圧的な人が悪かったとしても、言いたいことはぐっと我慢しましょう。
陰口はある意味1番やってはいけない行動であると言えるでしょう。 本人のいない所で悪口を言うと、その時はスッキリしますよね。 しかし、悪口を言ってしまうことによって自分自身の価値を下げることにもなります。 「○○さんが悪口言っていた」という事実だけ残ってしまいますからね。 さらに、本人の耳に入ってしまうとトラブルの元になります。 ただでさえ関わりたくないのに、余計にめんどくさい揉め事にしたくないですよね。 悪口を言うのは本当にやめましょう。
とは言っても、高圧的な人に無理に合わせる必要はありません。 無理に合わせていることで、自分自身のストレスは溜まっていく一方です。 また調子を乗らせる要因にもなりますので、距離を保つのはとても大事です。 とにかく腹を立てずにスルーするのが一番。 他の人と変わらずに関わりましょう。
高圧的な人も、自分が見下せるような相手を選ぶことがあります。 なので、はっきりと言ってくる人には高圧的な態度が控えめになります。 特に職場では、はっきりと意見を伝えることが大切です。 優柔不断な姿や悩んでいる様子を見せると、上から目線になりかねないので「わたしはこう思います」「それは違うと思います」などと伝えるようにしましょう。
ギャフンと言わせるために、自分の実力をつけるのも一つの手です。 高圧的な人はただ何の根拠もなく「自分のほうが凄い」と思っているだけであって、実際は何の努力もしていないということが多いです。 ちゃんと努力をしている人は、高圧的な態度を取りません。 なので、「バカにできるのも今のうちだぞ」と思ってこっそり努力を重ねて実力をつけましょう。 そして、見下すことができないぐらい実力の差をつけてやるのです。 それが1番自分のためにもなる対処法なのではないでしょうか。
上司や先輩からの高圧的な態度は、度が過ぎるとパワハラになります。高圧的な言い方で残業を強いられたり、自分がやるべきではない仕事を押し付けられたりした場合は、高圧的な人よりもさらに目上の人に相談をして注意してもらいましょう。 高圧的な人は、だいたい自分より目下の人にだけ態度が悪く目上の人にはヘコヘコしていることがとても多いです。 なので目上の人から注意をされれば、すぐにおとなしくなるでしょう。