向上心がない人っていますよね。やる気がなく、成長をしたいという気持ちや結果を残そうという意識がありません。本記事ではそんな向上心がない人について特徴や心理を詳しく解説していきます。向上心を持つ方法も紹介しますので参考にしてみてください。
「向上心」とは、自分の能力や技術をより優れたものにしようと、上を目指す気持ちのことです。 向上心のある人は、常に自分や現状に対する目標を探し、それに向かって努力を惜しまずに突き進みます。 成長するためには「向上心」はとても大事になります。 本記事ではそんな向上心がない人について特徴や心理、デメリットなど詳しく解説していきます。 また向上心を保つ方法なども紹介しますので、参考にしてみてください。
向上心のない人は、いつでも他人に頼っています。 誰かがやってくれる、誰かがやったほうが早い、と自分で成し遂げようとはしません。 そういう人が職場にいると、とても迷惑であり周りの士気を下げます。 くれぐれも、そういった言動には注意しましょう。 面倒くさいのであればお給料をもらう資格はありませんし、失敗やミスを恐れているようでは社会では通用しません。 誰でも失敗はします。積極的に仕事しましょう！
「向上心」のない人は、すぐに責任転嫁します。 自分がやらなくてはならない仕事や任務を他人になすりつけます。 ミスしたくない、怒られたくない、楽したい、と堕落している人間性がとても現れています。 また、何かミスをしても「自分は悪くない」と虚勢を張っています。 やるべきことはやらず、一丁前にプライドは高い人が多いです。
向上心がない人は、自分自身に関心がない人が多いです。 そのため、ファッションなどにも興味がありません。 おしゃれになろうとか素敵な外見になりたいとか思わないんですよね。 いつも同じような服を着ていて、着るものは「楽かどうか」で決めることが多いです。
何に関しても無関心・無頓着なことが多いです。 仕事にも他人にも、出世にも、そして自分自身にも無関心であったりします。 そうすると何をするにも気合いが入らないため、向上心もありません。 その状態が悪化すると「うつ病」になりやすくなります。 何か少しでも楽しめることをやる時間を増やしましょう。
向上心のない人は視野が狭いです。 やる気がないため周りを見ることもなく、自分がどれくら出来ているのか、今何をするべきかといった判断ができません。 またいっぱいいっぱいになりすぎて周りが見えていない人もいます。 そういう人は今この瞬間のことでいっぱいになり、次のことや目標を考えることができません。 そのため、視野が狭く向上心もありません。
向上心がない人は仕事にやりがいを求めてはいません。 向上心がない人にとって仕事をするのは生活するために必要なお金を稼ぐためでしかありません。 なので、仕事をするにあたってやりがいはどうでもよく、生活できるだけの収入があればそれでいいので、出世したいという野心や、成果を出して認められたい、評価されたいという承認欲求もありません。 そのため仕事では積極性に欠けるでしょう。
向上心がない人は忍耐力もありません。 というか、少し頑張ってみようと思ってもすぐに心が折れてしまい、頑張り続けられません。 忍耐力がないので、努力し続けられないんですよね。 その結果、何もしないので「向上心がない人」となってしまいます。
自信のなさから、目標を掲げたり邁進することが出来なくなってしまう人がいます。 こういうタイプは向上したくてもできない人が多いです。 そのため向上心がなくなり、向上心のある人を見ては自分の出来なさ加減にさらに自信がなくなってしまいます。 とてもマイナス思考です。 ペースや技量は人それぞれです。 自分自身のペースと技量を理解し、自分なりに頑張れるようにしましょう。 まずは、周りを気にせず自分と向かって応援してあげることです。
向上心がないのは、変化を恐れているからです。 なんとなく毎日の業務をこなし、日々が変わらないことに安心しきっています。 目標を変えたり、昇進したり、部署が変わったりすることは、大変ではあります。 仕事が増えたり、仕事内容が変わったりと忙しくもなります。 そういう状況になることを恐れ、向上心を持つことができません。
向上心がないのは、行動するのがめんどくさいというのがあります。 一瞬「○○頑張ってみよう」と向上心が生まれはするんですが、「でもやるのめんどくさいな」「やり続けるのは多くうだな…」とめんどくさがり屋な部分が出て、頑張ることをやめてしまいます。 結局何もしないでいるのが楽だな〜と思い、向上心がなくなってしまいます。
向上心を持つ以前に、夢ややりたいことが見つかっていないという場合があります。 夢がなければ、向上心を持って何かをする、という状況になりません。 なんとなくやりたいことがあっても、本気で目指したいことがなかったり…なかなか自分の夢や目標を見つけるのって難しいですよね。
向上心がないのは、フリの可能性があります。 本当はやりたいのに出来ないと、悲しくなりますよね。 そうならないように防衛機制で「わたしは向上心がないからやりたいことなんてない」ということにしてしまっています。 お金がなくて実現できないことを誤魔化しています。
とにかく今が楽しければいい！というタイプも向上心がありません。 将来のことなどを考えることがなく、今この瞬間を楽しむ人です。 こういう人に「これからどう頑張りたいか考えよう」と話しても、「そんなこと考えたってどうなるか分からないじゃん？だったら今を楽しもう」と言ってきます。 それもひとつの考え方として大事ですが、仕事のことで楽観視をされてしまうと、周りは困惑してしまいます。
仕事もプライベートも十分に満足していて、向上する必要がないパターンもあります。 これ以上ないくらい幸せだ！と思えたら、現状維持で十分ですよね。 やりたいこともやれて、欲しい物も手に入って、向上心がない人もいるでしょう。 これは羨ましい限りですね。
また、向上心がない人には全く何も考えない人もいます。 本当に頭の中が空っぽなので、向上心があるとかないとか以前の話です。 ただなんとなーく毎日生きている人もいます。 言われたことだけをただこなして、夜を過ごして、朝を迎えて……の繰り返しです。
周りから向上心がないと言われてしまうことが多くても、本人は向上心を持って頑張っている場合もあります。 頑張っているところを見せていないのか、頑張っているように見えないのか…はたまた頑張っている程度が低いのか、そこは様々ですが、本人なりには向上心を持って頑張っている可能性があります。 この場合は見守ってあげるのが一番でしょう。 向上心の高さ、というのも人それぞれです。
向上心がない人はモテません。 向上心がない人に対して、「ぐうたら」「付き合っても楽しくなさそう」「こっちのことを考えてくれなさそう」などという印象があります。 そのため、恋人になりたいとは思わないですし、惹かれないんですよね。
向上心がない人は、周りからの信頼を失ってしまうことがあります。 例えば仕事を一緒にやっていても「やる気がない」と判断されてしまいます。 一緒に仕事をやっているうえでやる気がない人のことは、信頼できないですよね。 それでいて同じお給料をもらってるなんて、むしろ腹立たしくもなってきます。 「一緒のチームになりたくない」「職場の飲み会には誘いたくない」などと思われてしまいます。
向上心のない人が近くにいると、周りも向上心が下がってしまうことがあります。 特に職場などにいると、士気が下がるんですよね。 なんか頑張っているのがバカバカしく思えてきたり、向上心のない人に対してイライラしてモチベーションが下がったり…職場にいると迷惑なことって多いですよね。 周りの向上心を下げてしまうのは大きなデメリットでしょう。
信頼を失い、周りの向上心を下げるような人が、出世できるわけないですよね。 仕事をするうえで向上心があり、より良くしようという行動が出来る人を昇進・昇給させたいですよね。 そういう人じゃなければリーダーは務まりません。 向上心がないと、そのうちに後輩に抜かされてしまうこともあるでしょう。
向上心がないと、満足感や達成感が得られません。 いつまでも心が満たされずに、気落ちしてしまいます。 仕事も人間関係もうまくいかず、自分のやりたいことが分からない状況が長く続くと、辛いですよね。 毎日同じことの繰り返しで、自分がただの物体であり心がなくなっていってしまいます。 行きたいところも、やってみたいこともなく、ただ息をして働いて食事をしているだけの毎日では、自分がわからなくなります。
まずは、生活習慣を整えましょう。 生活習慣が乱れていると、疲労回復出来ず思考がネガティブになったり、頭の中がぼーっとしてきます。。 冷静な判断も出来なくなりますし、もちろん向上心など持てません。 「睡眠」「食事」「運動」における簡単なチェック項目をまとめたのでぜひ参考にしてみてくださいね。
＜睡眠＞＜食事＞
＜運動＞
向上心を持つには、とにかく自分のやりたいことややってみたいことを自分自身で把握する必要があります。 なので、自分のやりたいことを思いつくまま書き出してみるといいでしょう。 小さいことから大きいことまで何でもいいです。 世界一周の旅に出たい！留学したい！など、今すぐ出来ないことは、どうしたらそれができるのかを考えてみましょう。いくら必要なのか、どういった環境ならできるのか…そのためには今からどうしていけばいいのかを考えてみましょう。 そうするとやりたいことをやることが明確に見えてきて、「できるかもしれない…やってみよう！」と向上心を持つことが出来ますし、保つためにもこれを繰り返していくといいですよ。
「出来るかわからない」「出来なさそう」という気持ちをまず捨てましょう。 やりたいことを書き出す際に「これは出来ないかもしれない」と書くのをやめるのは、やめましょう。 実現できるかどうか、の前に、純粋にやりたいことを書き出すようにしましょう。 全部自分の気持ちを出し切ってから現実的に考えましょう。 「出来ない」と思っているのは思い込みで、しっかり考えたら実現可能なことってたくさんあります。 お金が必要なら貯めればいいですし、時間がないなら時間を作ればいいんです。 もしかしたら転職や引っ越しが必要になるかもしれません。今ある人間関係の整理が必要かもしれません。でもそのどれもは、自分の気持ち次第でできることなんですよね。 まずは、自分の気持ちと向き合い「やりたいこと」「行きたいところ」などを明確にしましょう。 そうすることで、向上心を保つことができます。
やりたいことを明確に出来たら、夢や目標を明確にしましょう。 ゴールを決めることは、向上心を持ち保つために必要となります。
といった、期限を定めて目標を立ててください。 目標を立てる際は、実現可能な範囲で考えましょう。自分を追い込むために厳しくするのも一つですが、それは目標を立ててからこなさなくてはいけないところで、自分に厳しくするといいです。 あまりに厳しくすると「無理かもしれない…」と挫折してしまうことになります。 余裕を持って目標を立てましょう。 大きな目標を立てたら、それに向けた年間目標・月間目標・週間目標・毎日の目標を細かく立てましょう。 例えば「3年後にヨーロッパ一周旅行をする」と大きな目標を立てたとします。 そうすると最終的に「○○○万円の貯金」と「○日間の有給休暇を申請する」が必要になります。 貯金に関しては、1年で○○万円、そのためには月間○万円、毎週飲み会は1回まで、毎日自炊するといった目標を作ることができます。 有給休暇に関しては、自分の都合で申請できるようになるためには、日頃の勤務態度や役職が必要になるかもしれません。 となると「3年後までに○○になる」もしくは「有給休暇を消化しすぎないようにする」ことが必要となります。 1年で○日が消失するからその分だけ有給休暇を使い繰り越せる分は取っておく、毎月自分の仕事を見直す癖をつけてミスを減らす、毎週水曜日は残業デーにしてそれ以外はなるべく勤務時間内に仕事を終わらせる、毎日10分前には出社する・仕事の提出をギリギリにしないなどといった目標が設定できます。
向上心がないと、興味を持ったことや挑戦してみたいと思ったことに対して「やってみたい！でも…」と躊躇してしまうことってありますよね。 失敗するのか、成功するのかそれはやってみなければわかりません。 起きるかもわからない「もし…」という最悪な事態ばかりを考えずに、どんどん挑戦して様々なことを吸収していきましょう。 失敗も大切な経験値ですので、失敗を恐れず行動していきましょう。 そうして経験が増えていくとやり方などを覚え、モチベーションが上がってきます。 そうすれば、いつの間にか向上心もついてきて「じゃあ今度はもっと上手にできるようにこうしてみよう」などと考えられるでしょう。
向上心が保てないのは、自己肯定感が低いのかもしれません。 何かやりたいなと思うことがあっても「自分には無理かも」「こんなこと自分がしても合わないだろうな」「周りからおかしいって思われるかも」などと思ってしまっていませんか？ その結果向上心を持てなくなっているのかもしれません。 まずは、自分を少しでも褒めて自己肯定感を上げていきましょう。 「今日は○○が出来た」「毎日○○してて偉い！」と、自分を褒める習慣をつけましょう。 そうすると「じゃあ明日はもっと出来るようにしてみよう」「次はこういうことを習慣化してみよう」と向上心を持った考え方が自然と出来るようになっています。
そして、自分を好きでいましょう。 向上心が高い人は、必ず自分自身を認めることができています。 いつまでもネガティブで、自分に対して過小評価をしていては向上心は持てません。 「自分なら大丈夫」と自分自身が一番信じてあげることで向上心はついてきます。 自分が高みを目指せる存在であると、信じてあげましょう。
ただ、自分自身と向き合ってみて、本当は向上心というものを持っている場合があります。 しかし職場環境や、金銭問題など、様々な理由で「向上心を持っても達成できないかも」というネガティブな感情が向上心に蓋をしてしまっている場合があります。 これは、出来ない理由が他にあることで、自分を傷付けないための防衛機制です。 向上心がない人の心理の「お金がない」のところでも説明しましたが、いつの間にか防衛機制をして自分自身を別の形で納得させてしまうことってあるんです。 今一度しっかりと自分と向き合ってみてください。 素敵な向上心が眠っているかもしれません。
向上心がない人は、他人といると疲れてしまう人が多いです。 なので、フリーランスのしごとをおすすめします。 インターネットが普及してきた現代では、「クラウドソーシング」という不特定多数の人に業務を委託する雇用形態も増えています。 例えば、
といった仕事を請け負い、自宅でパソコンを使用して作業をするといった在宅ワークすることができます。 プログラミングといった専門的な知識が必要なものから、テープ起こしやデータ収集といった知識や経験がなくでもパソコンさえあれば誰でも簡単にできるような作業まで、幅広い種類の在宅ワークがあります。
向上心がない人は、変化のない仕事が向いています。 同じルーティンの仕事を毎日こなすようなものや、環境や職場が変わらないところなどがおすすめです。 変化を求められてしまうと、向上心が必要となってきます。 向上心がなくても、変わらずに仕事をし続けられる、変化のない仕事を探してみてください。
向上心がない人と上手く付き合うには程よい距離を保つといいでしょう。 デメリットの一つにも挙げましたが、向上心がない人は周りの人の向上心まで下げてしまうことがあります。 仕事中にぼーっとしているの見ると腹が立つ、やる気の無さが伝わってこっちまでやる気が失くなるという人は、なるべく視界に入れないようにしたり、自分も向上心がなくなってしまわないように深く関わらないようにしましょう。 仲良くなると「そんな頑張ってどうするの」などと言ってきてモチベーションが下がりまくります。
向上心がない人を否定したりこっぴどく注意したりするのは避けた方がよいでしょう。 向上心がない人がやる気のない発言をしてきて「そんなことばっかり言ってないで早くやりなよ」「いつまでも終わらないよ」と否定してしまうと、相手は更にやる気を失い「じゃああなたがやってよ」と逆上するか、「自分はやっぱりダメ人間だ」と落ち込んでしまい、さらに向上心がなくなります。 注意をしないのは難しいですが、なるべく相手を否定するような言葉を使わないようにしてください。 「ここはこうしたらもっと良いかも」「ここはこうやってくれたら助かる」といった言い方をしてみましょう。
向上心がないのは、自己肯定感が低く自信がない人が多いです。 なので、自信が持てるように良いところを褒めてあげましょう。 どんなことでもいいです。 「字綺麗だね」「今日の服似合ってるね」「これ助かったよありがとう！」などと、なるべく直接声をかけてあげましょう。 文面だと「どうとでも言えるしな…」などと思われてしまいます。
