考えない人っていますよね。一緒にいると社会人としてもっとちゃんと考えてよ!と思い疲れてしまいます。今回はそんな「考えない人」の特徴と、考えない原因・心理を詳しく解説していきます。さらに、上手な接し方や考えさせる方法なども紹介しますので、是非参考にしてみてください。
何事に対しても「考えない人」っていますよね。 なぜ考えないのか、その人の心理や原因って関わっていると分からないことも多く、関わり方に悩んでいる人も多いかと思います。 今回は、「考えない人」の特徴と、その心理や原因を解説していきます。 さらに「考えない人」との上手な接し方を紹介します。
まず、考えない人に多いのがマイペースな性格です。 このタイプは自分のことだけを考えており、相手がどう感じているか、相手は自分に何を求めているか、ということを考えません。 他の人と足並みを揃えることが出来ず、周りからは「何も考えていない」「自己中心的」と思われてしまいます。 マイペースな人は、それぞれが自分のことを考えてやればいいという思考が強いため、周りのことを考えないことが多いです。
楽観主義な人は「どうにでもなる」「なるようになる」と思っています。 「ちゃんとやらないと!」と緊張したり「うまくいかないかも」と心配になったりしないので、物事に対して深く考えることができません。 何事も考えずにやり過ごしてしまいます。 さらに、楽観的なので失敗しても気にすることがありません。 「次ちゃんとやればいい」「失敗も成功のうち!」などと、その場をやり過ごしてしまいます。 次成功するためにはどうしたらいいか、と考えられません。
考えない人の中には優柔不断な人もいます。 考えられないので、判断や決断ができないのは当たり前ですよね。 どうしたらいいのか分からなかったり、自分に自信がないことから考えられず、優柔不断になってしまいます。 このタイプは自分に自信がないことから、自分で考えることを諦めて周りに決めてもらうことが多くなっています。 レストランでメニューが決められない程度ならいいですが、仕事で優柔不断過ぎると時間ばかりが過ぎていき提出期限が守れなかったり、会議などでも話がまとまるのに時間がかかってしまいます。
考えない人の中には受け身な人が多く、自分から行動しません。 言われたことだけやればいいと思っています。 職場であれば、指示待ちをしていることが多いです。 指示をされれば仕事をするのですが、自分から「これをやろう」「あれやっておいた方がいいかな」と考える事ができません。 自分の仕事が終わっても次の仕事には入らず、上司や先輩からの指示を待ってしまいます。
考えない人は、分からないことがあるとすぐに他人に聞きます。 自分で考える癖がないため、考えれば分かることでもすぐに他人に聞いて解決しようとします。 特に仕事などでは聞いてしまった方が早いことが多く、考える時間を省いてしまう人が多いです。
考えない人は、先を見越すことができません。 そのため計画性がない人が多くなっています。 何かをしていても「時間が足りない!」「行う順番間違えた」と言っていることが多いでしょう。 周りは「そんなのちょっと考えれば分かったことなのに…」と思いますよね。 しかし考えるということが出来ないので、見切り発車をしてしまいます。
周りのことを考えない人は、自分の思ったことや感じたことを貫きます。 他の人が「○○をしたい」と話していても、自分が嫌だったら「やらない」と言ってしまいます。 そのため協調性がないと思われることが多いです。 このタイプは自分のことであれば考えるのですが、周りのことは考えません。
考えない人の中には、周りが何を考えているか分からない人もいます。 そういったタイプの人は「KYだな…」と思われることが多いです。 周りの雰囲気などを察することが出来ず、何も考えないで発言をしてしまい空気を壊してしまうことがあります。 例えば誰かが落ち込んでいて、いつもよりみんなが静かだなと思ってもなぜ静かであるかを考えないので、自分が楽しかった話などをペラペラと話してしまいます。 本人に悪意はなく、自分が中心でいたいという気持ちもないのですが、何も考えてないことから「空気が読めない」「自分勝手すぎる」などと思われてしまいます。
自分の反省点や改善策を考えない人は、言い訳が多いです。 さらに自分のミスを他人のせいにしてしまいます。 このタイプは、後先考えずに行動をしたりその場しのぎが多く、考えなかったことでミスをしたり問題を起こします。 責任感がなく、自分のミスであることを認めません。
考えない人は他人の意見に流されやすいです。 自分の意見や気持ちを考えないので「こうしたい!」といった強い意志がありません。 そのため周りがAがいいと言えばAが良く思え、Bがいいと言えばBが良く思えてしまいます。 両方の意見に挟まれるとどうしたらいいのか分からなくなってしまいます。 また、どちらの意見にもすぐ賛同することから「八方美人」「媚売り」などと思われてしまうこともあります。
何も考えていない人は、イレギュラーなことが起きるとすぐに慌ててしまいます。 リスクヘッジできないので事前に準備をしておらず、事が起きてから慌てふためいてしまいます。 またイレギュラーな事が起きたときにも冷静に考えることが出来ないので、考えずに「どうしよう!」とパニックになってしまいます。
考えない人の多くは、「めんどくさい」と思っていることが多いです。 とにかく真剣に深く物事を考えるのがめんどくさく、何かあったら考えればいいと思っています。 このタイプは何をしていても手を抜くことが多く他人任せです。
責任感がないため、例え仕事であっても自分が考える必要はないと思っています。 「誰かがやればいい」「誰かに教わればいい」といった気持ちが強く、自分の頭で考えて仕事をこなそうという気持ちがありません。 与えられた仕事だけこなし、後は他の人がどうにかすると思っています。 仕事以外でも平気で約束を忘れたり、待ち合わせに遅刻したりすることが多いです。
自分に自信がないことが原因で考えるのをやめてしまっている人もいます。 自信がなく「わたしの考えは間違ってるかもしれない」と思っています。 そのため、何か考えなければいけないことがあっても、他人任せになってしまいます。 万が一考えたとしても、そのせいでミスしたり失敗したら嫌だと思ってしまいます。 成功するという自信が持てず、自分で考えたり判断したりすることを避けてしまいます。
周りから悪い評価をされたりバカにされたりしてきたことが原因で「自分が考えても仕方ない」と諦めている場合があります。 実際に成果が出なかったり、自分が考えたことでは失敗ばかりが続くと「どうにもならない」と諦めてしまうことってありますよね。 それによって、自分で考えるということ自体を諦めてしまう人がいます。
他人に対して依存心が強いと、相手の意見が全てになってしまいます。 そのため自分で考えることをやめてしまいます。 特に友達や恋人に依存しがちな人は、全て相手次第です。 例えばご飯に行こうという話になっても、相手が行きたい場所や食べたい物がいいと思っています。 本人はそれが相手のためとすら思っているので、いくら考えてと言われても「好きなものでいいよ」となってしまいます。
自分は考える立場ではないと思っていて、考えないことがあります。 特に職場で役職に就いていなかったり、頼れる先輩や上司が近くにいる場合、特に多いでしょう。 めんどくさいとか、自信がないとかそういった感情はなく、純粋に自分は指示される立場であり何か考えて物申すことが失礼にあたると思っています。 この場合は、意見などを聞き尊重してあげることですぐに考えるようになるでしょう。
何事においても無欲・無関心な人っていますよね。 全てがどうでもいいと思っているので、考えることがありません。 それに対して周りからどう思われようと、それすらもどうでもいいので注意をされても改善しないことが多いでしょう。 ある時を境に無欲・無関心によって考えないようになったのであれば、悩みや不安ごとから精神的に疲れ無気力によって考えられなくなっている可能性があります。
疲れストレスが溜まっていることが原因で考えられなくなっている場合があります。 人は疲れやストレスが溜まると思考が停止してしまいます。 これは「休んでほしい」とSOSを出しているのかもしれません。 日々の些細なストレスが大きな負担となり、考えられなくなっています。
器用な人は、深く考えなくても卒なく物事をこなすことが出来ます。 そのため考える癖がついていません。 本人は器用にこなせるので、特に考えなくても問題はありません。 しかし全員が同じようにできるわけではないので、「自分はできるからって何も考えないで行動してる」と思われてしまうこともあります。
頭が良すぎる人も、考える必要はありません。 考えなくても分かってしまいます。 そのため周りが必死に頭を悩ませて考えていると、「何でそんな考えてるの?」と感じてしまいます。
考えない人に対して「正解を考えて」と言っても、考えません。 時間などを考えると、先に正解を教えてその通りにやってもらうとスムーズでしょう。 この方法だと、本人の成長はしませんし責任のある仕事を与えることは出来ませんが、一緒に働く人はイライラすることが減り時間の無駄もなくなります。
時間があるのであれば、相手が理解するまで説明しましょう。 相手も理解が出来なさ過ぎて、考えられない可能性があります。 分からないところを丁寧に説明することで、相手も何をどう考えればいいのか分かるかもしれません。 考えないことや出来ないことを頭ごなしに注意するのではなく、どうやったら考えられるのかを考えてあげるといいでしょう。
相手に何か考えない理由があるかもしれません。 先程「原因・心理」のところでも説明しましたが、「自分は考える立場ではない」と思ってしまっている場合があります。 何か考えて発言するのはおこがましいと思っている場合もありますので、まずは本人の気持ちに寄り添ってみましょう。
考えないことに対してイライラしてしまう場合は、深い関わりを持たないようにしましょう。 友人関係でも何も考えていなくてイライラすることってありますよね。 そういった人とは会って食事をしたり深い話をしたりするとストレスが溜まるだけです。 仕事であれば注意できますが、そうでないと注意できないこともあります。 自分がイライラしないためにも、関わらないことが一番です。
何をどうしても考えることが出来ない人は、誰がなんと言っても考えることが出来ません。 そのため「この人はそういう人だから仕方ない…」と諦め、期待しないようにしましょう。 考えてくれる、何かしてくれる、と期待をすることで、それをしてくれなかった時にストレスが溜まります。 最初から諦め、仕事であれば何か考えなければならないことをさせないようにしましょう。 友人関係であれば、考えなければいけないことは自分で決めるか、一緒に物事を行わないようにしましょう。
考えない人に考えさせるには、方法や正解などを最初から全て教えないようにしましょう。 「そこは自分で考えてやってみて」と促しましょう。 相手に考えさせるには、考えなければいけない状況を相手に与えるしかありません。
人から質問をされると、それに対して答えるために人は考えますよね。 考えない人には、なるべく質問をするようにしましょう。 考えない人は、分からないことがあると他人に質問しがちです。 それを相手に返して「自分だったらどう思う?」と考えさせるようにしましょう。 この時、もし相手が間違っていたりミスをしても注意をしないことです。 注意をされると「自分で考えてやると怒られる」と思い、考えなくなってしまいます。
責任感を持つことで考えるようになります。 この場合は仕事を任せたりリーダーなどといったポジションを与え、主体性を持たせることが大事です。 物事を自発的にやらないと終わらない状況を作りましょう。 また、こうした環境でうまくいったり達成感を持つことができると、次に繋がっていきます。 自分で考えて進んでいくことに手応えを感じられるようにしましょう。 ただ責任のある役割を与えるだけでは、失敗をして心が折れてしまうかもしれません。 最初のうちはしっかりとフォローをすることが大事です。
考えない人の中には少し卑屈になっている人もいるでしょう。 「どうせ自分が考えても仕方ない」と、自分で決めつけてしまっています。 相手が出した意見や話してくれたことに対して否定的なことを言うのはやめましょう。 まず相手の心に寄り添って、親身になって話を聞きましょう。
相手に考えさせて行動をした場合、例えそれによって失敗をしたとしても注意をしないようにしましょう。 まずは、「自分で考えて行動した」ということを褒めましょう。 そうすることで相手も自己肯定感が上がり、自分で考えて行動をすることに達成感や価値を見出すことが出来ます。 考えさせるような環境を作るだけではなく、フォローをしたり出来たことを褒めたりすることも忘れないようにしましょう。
相手が何か失敗をしてしまった時に、フォローしすぎたりどうしたらいいかを全て答えないようにしましょう。 まずは本人に、その失敗に対してどうしたらいいのか改善策を考えてもらいましょう。 自分の失敗の原因、そしてそれに対してどうしたらいいのか、ということを考えるのはとても大事です。 特に職場であればこれを毎回やらせていれば、失敗しないように物事を行う前に考えるようになります。
思ったことをすぐ口に出すと、考えない人だと思われてしまいます。 いったん言葉を飲み込み、「今この発言をすべきか」「相手はどう思っているのか」などと考えてから発言するようにしましょう。 また意見をまとめることが苦手な人もいるでしょう。 話したいことや自分の気持ちをすぐに伝えようとして支離滅裂なことを言ってしまうことがあります。 口に出す前に一度整理をしましょう。
何か分からないことがあった時にすぐに人に聞いたりなど、人に頼ってしまうことが多い人は、頼る前に自分で一度答えを出すようにしましょう。 例え時間がかかったとしても、「自分ひとりで考えて答えを出す」ということを避けていると考えない人になってしまいます。 誰かに頼ってしまえば楽ですし、時間もかかりませんが、自分自身が成長できません。 何事においても自分で答えを出す習慣をつけましょう。
考えない人は、ちゃんと物事を考えずに理解しないまま見切り発車してしまうことがあります。 見切り発車をするタイプはすぐに周りが見えなくなり、思い立ったらすぐに行動してしまいます。 行動力はすごいのですが、あまりに考えなさすぎて後から「これが足りない」「あれ間違えてた」などと失敗を招きやすくなります。 行動する前に一呼吸おいて、考えてから行動するようにしましょう。
考えない人は論理的思考に苦手意識が強いです。 そのため、本を読んで論理的な文章に慣れるといいでしょう。 さらに仕事や人間関係などで悩んでいるのであれば、そういったエッセイや自己啓発本を読んでみると様々な考え方を知ることができます。 その結果相手の気持を考えられるようになったり、視野が広がって解決策をいくつか出すことが出来ます。 そうなってくると、"考える"ということがしやすくなります。 考えるにも様々な視点が必要ですので、本を読んで視野を広げていきましょう。
さらに、知識がないことで考えられないことがあります。 理解できていないと、どう考えていいかすら分かりません。 仕事で考えられないのであれば、その分野の知識をつけていきましょう。 さらに過去の資料なども参考にして知識を増やしてみてください。 これは人間関係や趣味においても同じです。 知識量は心の余裕にも繋がりますので、知識を蓄えて考えられる頭を作っていきましょう。
何も考えないのも問題ですが、考えすぎて疲れている人はいませんか? そんな人のために、考えすぎない方法を最後に紹介します。
考える前に行動してみましょう。 人は「やってみたいな」「やらなきゃな」と思ってから行動するまでの間にたくさんのことを考えます。 成功する方法も、懸念点も考えれば考えるほど出てきて疲れてしまうことがあるでしょう。 考えすぎてしまう人は、いったん行動を先にしてみてください。 行動しながら考えるようにすると、考えすぎず明確な判断が瞬時にできるようになります。 あまりの見切り発車で周りに迷惑を掛けてしまうこともあるかもしれませんが、みんながフォローしてくれることもあるでしょう。 行動力はとても大事です。
悲観的な人は考えすぎてしまうことがあります。 「こうだったらどうしよう…」「間違ってるかもしれない…」といった不安を抱えると、何回も同じことを考えてしまいます。 特に人間関係や過ぎたことは考えても答えが出ないですよね。 それでも考えてしまうのは、悲観的になりすぎています。 日頃から物事を前向きに捉えるようにして、考えないようにしましょう。
失敗しても死ぬわけじゃありません。 「失敗しても大丈夫」と思うことも大事です。 もちろん失敗しないに越したことはありませんが、「万が一失敗したらどうしたらいいか」をしっかりと考えておけば、後は行動するだけです。 ある程度の覚悟や「やってみちゃおう」という精神も大切だったりします。 経験する中で得ることもたくさんあるので、あまり考えずに「失敗してもいいからやってみよう」と行動してみましょう。
考えすぎてしまう人は仕事は家に持ち込まないことを徹底してみましょう。 家でも仕事をしていると、永遠に考えごとをして脳みそが疲れてしまいます。 なので、しっかりとONとOFFを切り替えるようにしましょう。 そのためには、先に趣味の時間を確保しておくことをオススメします。 そうすることで、趣味の時間を逆算して仕事の予定を立てておくことができます。 予定を組んだら、その日までは、全力で仕事を頑張って、趣味の時間を思いっきり楽しむことができますよね。 仕事をしている時間ももちろん大事なのですが、自分が心から楽しいと思えることをする時間も本当に大切です。そしてそれをきっちりと分けること。 一日の終わりでも一週間の終わりでも良いので、趣味の時間を確保し考えない時間を作りましょう。
考えすぎてしまう原因の中に、知識不足というのもあります。 仕事における知識や経験が少ないことから、すぐに答えが出せずに考えすぎてしまう場合があります。 まずは仕事に対する知識を増やすことから始めましょう。 日々勉強をしたり、過去事例を確認したり、先輩や上司に話を聞くのもいいでしょう。 知識が増えることで、考え込まなくても「こうすればいいんだ!」と答えを導き出すことができます。
自分自身を褒めていますか?家族や友人には「可愛いね」「頑張っていて偉いね!」と声を掛けますよね? 人を褒める時と同じような感覚で自分を自分で褒めてみましょう。 違和感があったり、変な感じがする人もいるかもしれませんが、とっても大切です。 考えすぎてしまう原因のひとつに、自己肯定感の低さがあります。 しっかりと自分を褒めて自己肯定感を上げていきましょう。
など褒めるポイントは色々とあります。 おすすめの褒め方は鏡に映る自分に対して声をかけることです。 自分の姿を視野に入れて褒めることがとても大事です。 朝のメイクの時間や夜のお風呂上がりなど1日に鏡を見るタイミングはたくさんあるので、ぜひ一言からはじめてみましょう!
考えすぎてしまうのは、上手くいっている人を見て焦っているからかもしれません。 上手くいっている人って、やたらとキラキラして見えます。 こんな自分じゃだめだ…と人と比べて、どうしたらいいか考えすぎていませんか? しかし、他人と比べても何にもなりません。 上手くいっている人をみて「自分も頑張ろう」と励みにできるのならいいですが、それで悩み気持ちが落ち込んでしまうのなら比べないことです。 どうしても人と比べてしまう人は、まずSNSをシャットダウンしてみてください。 自分がやるべきことに集中できますよ。
考えない人になりたい!と、考えすぎな自分に悩んでいる人は多いかと思います。 しかし、人間考える生き物です。 考えることは当たり前ですので、あまり「考えすぎかも…」と思い詰める必要はありません。 考えられるのは、それだけ物事に真剣に向き合っている証拠です。 「考えすぎだよ」と周りから言われても、「ちゃんと考えて何が悪いんだ!」としっかり考えられた自分を褒めてあげましょう。