「理屈っぽい」とは、「筋の通った理論や道理で判断すること」です。誰かが言ったことに対して理論や道理を並べて追求してきたり、何かにつけていちいち正論を述べてくる人っていませんか?今回は「理屈っぽい人」の特徴や心理を解説します。理屈っぽい人の恋愛傾向や対処法なども合わせて紹介しますので是非参考にしてください。
「理屈っぽい」とは、「筋の通った理論や道理で判断すること」です。 誰かが言ったことに対して理論や道理を並べて追求してきたり、何かにつけていちいち正論を述べてくる人を「理屈っぽい」と言い表します。 「感情論」のように、曖昧なことではなくとにかく論理的であることを重要視する人です。
まず、なんといっても理屈っぽい人は論理的です。 相手の何気ない発言も、全て何かしらのロジックに当てはめようとするため、少しでもロジックが破綻すると「ちょっと待って!」と相手に猛攻撃をするのです。 言葉通りの意味しか取れなかったり、相手の発言の裏を読んだりするのが苦手なのです。 「○○ってどういう意味?」「君の気持ちは別に聞いていないよ、もっとロジカルな話しじゃん?」などと冷たい態度で接してしまいます。 本人は相手を傷つけるつもりはないのですが、その冷たい態度に相手は「また攻撃された。。。」と勘違いしてしまうのです。論理だけじゃ人間関係はうまくいかないものなんです。
理屈っぽい人は、とにかく細かいことを気にします。 他人からすると「それってどうでも良くない??」ということまで気にしてしまうのでちょっと面倒くさいという印象をもたれやすいです。 例えば、何気なく言った発言を覚えていて「でもこの前は○○って言ってたよね?どういう気持の変化があったの?」などと聞いてきます。 とにかく「どういった意図があるのか」とか「どういう理由があってそうなるのか」ということが気になって仕方がないし、納得がいかないともやもやしてしまうのです。
理屈っぽい人は頭が固いです。 融通がきかず頑固であるというのも特徴の一つでしょう。 自分が「こういう理論があるからこう」と思ったことに関しては、一切意見を変えません。 自分が正しいと信じてやまないのです。 他人が意見をしたところで、それが論理に基づいていなかったりすると「あなたは間違っている」と論破します。
理屈っぽい人は直感的な判断ができません。 何か決断を出すときには、どうしても何か決定的な理由や根拠がほしいと思ってしまいます。 「何となくAが良いと思った」とかできないんですよね。 例えば、お昼ごはんを決めるとき。 ハンバーグかカツ丼で迷ったとします。前日に食べた物を思い返してみたり、夕飯にハンバーグかカツ丼が出てくる可能性を考えたり、カロリーを計算してみたり、頭の中で色々なことを考えてしまうのです。 そんなの直感で決めれば良くない?と思ってしまうようなことでも、う〜んと考え込んでしまうのが理屈っぽい人の特徴です。
理屈っぽい人は感情論が苦手な人が多いです。 「人がどう思うか・どう感じるか」よりも「論理」と考えてしまいます。 なので、そこは相手の気持ちも考えて融通を利かせるべきなのでは...? という場面でも絶対に相手の感情には流されません。 なので、場の空気をとんでもなくピリつかせたり凍らせたりすることもありますし、人を平気で傷つけるようなことを言ってしまったりもします。 「冷たい人だな」という印象をもたれやすいです。
理屈っぽい人は、人の話しを勝手にまとめたがります。 感情的に話している人がいると特にそうで、だらだらと人が「どう思った」とかそういった話しを聞いているといてもたってもいられず「つまり、○○ってことだよね」と話しを遮ってしまいます。 ひどいときは「結局何が言いたいのかな?もっと完結に言ってよ」とか言い出すんですよね。 「で、それを話して何って言ってほしいの?」とかね。 これもまた理屈っぽい人が「冷たい」と思われる原因でしょう。
それでいて理屈っぽい人は、自分の話しはやたらと長かったりします。 理屈や論理を並べてつらつらと話すので、結果までがすごく長かったりするんです。 理屈っぽい人って、難しい言葉をよく使うし「つまり〜だから」とかいちいち、そうなる理由とかを言ってくるので聞いてて飽きちゃいます。 「で、何が言いたいの?」ってこっちが言いたくなってしまいます。 が、それを言ってしまうと「いや、これだけわかりやすく説明しているのにわからないの?」「どこがわからないのが具体的に言ってみて」なんて言い返されてしまうのがオチです。
理屈っぽい人はとにかく人の揚げ足をとります。 人の言い間違いや、間違った情報などはぜーーーんぶ訂正したくなっちゃうのです。 間違っているのは指摘されたほうが良いこともありますが、まあ細かい... なので「そんなことでいちいち揚げ足とるなよ」なんて思われてしまいます。 さらっと流してあげることができないんですよね。 それに言い方も理屈っぽい人ってなんとなく「ムカっ」としてしまう言い方...
理屈っぽい人って、自分が納得いかないことに関しては「それってどうなの?」と納得がいくまで詰めるようなところがあります。 しかし、自分が詰められるような立場になるとムキになります。 「ああ言えばこう言う」ですべてをムキになって言い返してしまうんですよね。 「いや、前回はこう言ってましたよね」って言われて「何時何分何十秒?地球が何回周った時?」とか。 反論されて「そうだという証拠は?根拠はなに?」とか...こっわ...て思っちゃいます。 そういうところはちょっと子供っぽいな...なんて思われてしまう一面です。
無自覚なことが多いですが、理屈っぽい人は鋭い言葉で相手へ質問することが多いです。 相手を思いやる気持ちがあれば、言葉遣いに気をつけますが、それよりも間違いを正したり理解することに重きを置いています。 例えば、相手の発言内容がよく理解できなかった時に、
などとストレートに思いをぶつけます。 間違いをそっと訂正してあげるのではなく「先程の発言内容に誤りがあるようですが」と大勢の人の前で他人のミスを指摘したりもします。 オブラートに包むことを知らないので、相手を傷つけることもしばしば。
理屈っぽい人は「理想が高い」という恋愛傾向があります。 顔が整っていてスタイルが良い人がいい→整っている顔の遺伝子を残せないから 知的な人が良い→頭の良い遺伝子じゃないと賢い子が生まれない とか、そういう風に考えているんですよね。 なので「びびっと来た」とかそういった直感的なものを信じて恋愛をすることはあまりないです。 まずは顔が自分の好みであること、それから知的であるかどうか、年収など色々な部分を知ってから条件をクリアした人を好きになります。
理屈っぽい人は、頭が良く会話も「ふわふわ〜」っとした会話はしません。 なので、自分同等のレベルで会話ができる人に魅力を感じます。 言ったことに対して「そんなのわかんないwww」で済ませたりする人は好みません。 論理的な話しを対等にできる人を求めています。 例えば映画の感想一つにしても「考えさせられる映画だった」「面白かった」とかではなく、何をどう感じたのか、原作者はこういうことを見る人に伝えたかったのではないか...みたいな深い話しをしたいのです。
理屈っぽい人って、真面目なので浮ついた感情や欲があまりありません。 恋愛においてとっても一途です。 浮気や不倫をする人に対して「性欲に負けて本能で浮気をするなんでバカなやつめ」と思っています。 恋愛だけじゃなく、自分の興味のあること以外には一切関心を示さないという点で何事にも一途な人が多いです。一つのことをずーっと研究するくらいなので、根っからの一途タイプ! なので好きな人が出来たら、それ以外の人に関心すらありません。 そのため、浮気の心配がなく安心して付き合うことが出来るでしょう。
理屈っぽい男性は、感情をぶつけてくる女性を思いやることなく論破して傷つけてしまいます。 理屈ぽい女性は、相手の言うことを論破しまくって男性のプライドを傷つけます。 なので懐の深い人じゃないと長続きしません。 どんなことを言っても「そうだよね、うん」と優しく話しを聞いて受け止めてくれる人じゃないと喧嘩別れをするのがオチなのです。 気難しいとことろもありますし、なかなか相性の良い相手を見つけるのは難しいかもしれません。
理屈っぽい人は、感情的になることがあまりありません。 そして感情を言葉や態度で表すことも苦手です。 きちんと論理に基づいた意見ならバシバシ言えるんですけどね...。 そもそも、いちいち気持ちを言葉にして伝える必要もないと思っています。 「付き合っている」「一緒の時間を過ごしている」これが全てだろうと思っているのです。 なので恋人からすると「愛情表現してくれないな」「好きじゃないのかな」と不安になってしまうことがあります。何かと冷たい言い方をしますしね...メンタルがやられてしまうという人は多いです。
ただ、デートの計画は立てるのが上手いです。 順序立てて物事考えたり、計画を立てるのは大得意なんです。 なので、理屈っぽい人が「行きたい」と言い出した旅行なんかは張り切って計画を立ててくれるでしょう。しかし、とっても細かいので「○分後にはここを出ないと...」とか言われることが多すぎて疲れてしまうかも...。 お付き合いをする前なんかも、ちゃんと「デート 夜ご飯」とかでしっかり調べて予約をしておいてくれたりスマートな部分もあります。
理屈っぽい人は、恋愛をしても恋人に依存してしまうということはあまりありません。 自分には自分の考えがあってやりたいこともある、恋愛とそれは別。 という認識が強いので、勝手に嫉妬をされたり束縛をされて自由を奪われるのが嫌いなのです。 「なんで嫉妬なんてするの?根拠もないことでどうして不安になるの?」と理解ができません。 意味のわからない嫉妬をされて感情的になられたらもう「あーめんどくさい!」ってなっちゃいます。 ベタベタしすぎず、自分の時間もしっかり持つことができるクールなお付き合いを望んでいることが多いと言えるでしょう。
理屈っぽい人は、とにかくプライドが高いです。 「間違っていることを言いたくない」「間違って恥をかきたくない」といった心理が、すべてを論理に基づいて考える理屈っぽさの原因の一つでしょう。 例えば「お前は間違っている」と指摘されて恥をかいた経験があるとか、そういったことが原因で正論を言うことにこだわりすぎるようになってしまったのかもしれません。 理屈っぽい人って、だから相手の気持ちも考えずに言い負かそうとしてしまうのです。
理屈っぽい人は、「自分の言っていることは正しい」という絶対的な自信があります。 実際にそれで評価を得たこともあるのでしょう。 一回そういったことがあると鼻が高くなって、ついつい正論をぶつけては「自分が正しいことを言っている」と思い込んでしまうことってよくあります。 頭が固く、他人の意見を受け入れられないのも「自分が正しい」という自信があるからです。 自分が間違っていることを言っている可能性があるとは一ミリも思っていないというのが、理屈っぽい人の特徴です。
「プライドが高い」という心理に若干かぶりますが、理屈っぽい人は「頭が良いと思わせたい」と思っていることも多いです。 「こいつバカだな」と思われることが嫌なのです。 だからあえて感情にながされないように冷静さを保っているということもあります。 実際、理屈っぽく感情に流されない人のほうが信用されることもあるのです。 特に仕事をしている時って、感情的であるよりも論理的であることが求められますよね。 頭が良いという印象をもってもらったほうが、信頼されやすいというメリットもあります。 だから頭がよいと思ってもらいたくて、理屈っぽく振る舞っているという人もいるのです。
理屈っぽい人はとにかく誰かの上に立っていたいんです。 自分が下の立場にいることが耐えれなくて、どうにかして相手の上に立てないかと考えた結果、理屈を並べて論破してしまうんです。 相手の弱点をつつくことで相手に精神的なダメージを与えて優越感に浸りたいのでしょう。 「自分の方が立場は上よ。言うことは何でも聞くべし!」とご満悦そうな態度を取るんです。 「そんなに攻撃しなくてもいいのに」とか「別に上に立ちたいなら立てばいい」と周りは結構理屈っぽい人の本心に気付いています。
理屈っぽいとは言っても、本人全く人を不快にさせたり「言い負かしてやろう」なんていう気持ちが毛頭ない場合もあります。 ただ、間違ってることが許せないのです。 だから「それって違うんじゃない?」ということは訂正したいし、反論されれば「どうしてそうなるのか自分の納得がいくように説明してほしい」と強く思ってしまいます。 それなのに、ちょっと言い返したり反論しただけで「性格悪い」なんて思われてしまうちょっと損な性格でもあると言えるでしょう。言い方がきついのが問題なんですけどね。。
理屈っぽい人に何を言っても恐らく倍返しされてしまいます。 とにかく口が達者ですし、頭の回転が早いので「ああ言えばこう言う」で論破されるのがオチ。 もちろん言いたいことは言って大丈夫です。 しかし「これは言っても仕方のないことだよな」と思えることなら、とりあえず飲み込みましょう。 そして、最後まで理屈っぽい人の話しは聞く。 自分の意見を聞いてもらえれば結構満足しちゃいます。 理屈っぽい人は、言い返されるとムキになりますから「そういう考えもあるんだね」と納得したふりをしてさらっと流しましょう。
特に会議やプレゼン、商談などの理屈っぽい人を納得させなけでないけない場面では、事前に入念な準備・練習をしておくことをおすすめします。 しっかり根拠や、そうだと言える材料を備えておけば本番に緊張することがありません。 理屈っぽい人は重箱の隅をつつくようなところがありますから、準備不足があると「信用ならないな」と思われて終わりです。 その準備さえあれば、その努力だけでも認めてもらえるかもしれません。
言葉のチョイスとか、微妙なニュアンスの違いなどを気にする理屈っぽい人はとても多いです。 それを防ぐためには、ボキャブラリーの幅を広げておくといいでしょう。 日本語は世界中にもかなり難しい言語なのですが、知っていたつもりで実は違った意味で使ってしまっているような単語って結構あるんです。ですので、わからない単語があれば国語辞典で調べたり、読書をしたりして日本語の知識を増やしましょう。 きちんとした言葉と知識があれば、理屈っぽい人と対等に会話をすることも夢ではありません。
自分の発言ミスを理屈っぽい人にツッコまれるとイラッとしてしまいますよね。 背景には色々な事情があるかもしれませんが、感情論が嫌いな理屈っぽい人にとってそれは言い訳でしかありません。なので、自分の間違いははっきり認めることも重要です。 「確かに間違えたわ。ごめんなさい!」と素直になれれば、理屈っぽい人も再度攻撃してくるようなことはないはずです。 理屈っぽい人の物の言い方ってなんかトゲがあって人を嫌にさせるんですよね。。。 その不快な感情をぐっとこらえて素直に間違いを認める「良いクセ」をつけてみてください。
どうしても苦手なら、「必殺☆できるだけ関わらない」これも大事なことです。 世の中には色々な人がいますから、合う人、合わない人がいるのは当然のことでしょう。 合わないと思う人との関係を築き上げていくことは簡単なことではありません。 ストレスも溜まりますし、精神的に病んでしまうなんて元も子もないです。 職場の人なら、業務に携わる必要最低限のコミュニケーションがとれていれば問題ないでしょう。 友人であれば勿論無理に誘いにのることはないですし、自分から連絡をする必要はありません。
理屈っぽい人の長所は、いつでも冷静に物事を判断できることです。 自分の感情はもちろん、相手の感情に流されてしまうと、冷静な判断ができないんですよね。 確かに感情を優先させるべき場面もあるので判断が難しいのですが... しかし、誰がどうとか感情を優先させると色々な問題もおきます。 人の気持ちなんて人それぞれだし、気持ちは変わりやすいですしね、、だからこそ「一般論」とか、「論理」を優先させることができる人が一人でもいると正しい判断ができるということがあります。 なので、リーダーとか人を引っ張っていく立場に立つことが向いていたりもするのです。
頭の回転が早いというのも、理屈っぽい人の長所です。 理屈っぽい人って、瞬時に自分の中にある自分の情報を出せるから論理に基づいた意見を言えるんですよね。これって中々できることではありません。 何を言われても「ああ言えばこう言う」で結局論破できちゃうのも、頭の回転が早いから。 とっても頭は固いですが、頭が良いからこそ理屈っぽいことつらつらと言えるのです。
理屈っぽい人って、頭が固いとか柔軟性がないとか言われます。 でも、それって「一貫性がある」ということです。 自分の信念や正しいと思ったことを貫き通せるのは素晴らしいことですよね。 人の意見や感情に流されて一貫性がなくなってしまう人も多いですが、こういう人って大抵「言うことがコロコロ変わるから信用できない」なんて思われてしまいます。 一貫性がある人のほうが、勿論信用できます。 さらに、根拠に基づいていたりきちんとした意見ですから「この人の言うことは信用できる」と感じる人は沢山いるんですよね。これは長所であると言えるでしょう。
理屈っぽい人っているもんですよね。 筆者は、個人的に理屈っぽい人と会話をしているのは好きです。 思いも寄らない方向から物事を見て分析してくることもありますし、面白いなと思ってしまいます。 それから、やっぱり頭良いんだなって感心してしまいますね... 理屈っぽい人にイラっとしてしまう人も多いかもしれません。 しかし、ものは捉えようですね。ムキにならずに話しを聞いてみると意外と面白いものです! 真に受け止めすぎず上手に対処していきましょう。