「執着(しゅうちゃく)」はもともと仏教用語でその場合は「しゅうじゃく」と読みます。「執着」とは、「強く心がひかれ、それに囚われること」を指します。主に悪い意味で使い、日常生活におけるストレスは全てこれが原因といっても過言ではない。
「執着」は「しゅうちゃく」と現代では読むことが多いですが、元の読み方は「しゅうじゃく」でした。 「しっちゃく」と読むのは誤りです。 「執筆(しっぴつ)」「執行(しっこう)」「執権(しっけん)」など、「執」を音読みで「シツ」と読む言葉もあります。
「執着」の意味は「ある物事に心が深くとらわれて離れないこと」です。 ある一つのことに強いこだわりをもったり、気持ちがとらわれすぎてしまって生活や考え方に良くない影響を及ぼしてしまっている場合に使用されます。 「執着」は「お金に執着する」「執着心」などと使います。 「執着心」とは「人や物、出来事に強く固執してしまう心」のことです。 例えば人に対して「この人のことを全て知りたい、何をしているのか把握していないと気になって仕方がない」というように感じるなど、ひどく固執してしまう気持ちを「執着心」と言います。
「執着」の語源は仏教用語です。 「執着」を仏教用語として使う場合は元の読み方である「しゅうじゃく」が採用されます。 「執」という漢字には「こだわる」という意味があり、「着」には「くっつく・離れない」という意味があります。 仏教では「執着」は苦しみの原因であるとされていて、「執着を捨てること」の大切さが教えられてます。 この仏教の教えから、現代でも一つのことに固執してしまうという精神状態を「執着」という言葉で言い表しているということが考えられます。
「依存」とは、「他の物に頼って存在していること」という意味です。 例えば、「恋人に依存している」「○○依存症」とったように使用しますが、これは「その存在に支えられて生きている」という意味になります。 つまり、「○○がないと生きていけない」というような状態を表す言葉であるという事がわかります。 一方「執着」は「強いこだわりが捨てられない」「そのことで頭がいっぱいになってしまう」というように、心理状態を表す言葉です。
「固執」の意味は「自分の意見を主張して譲らないこと、態度などを強固にして変えないこと」です。 「固執」は良い意味でも悪い意味でも使われ、「自分自身の意見や考え、立場」などにこだわることに対して使います。 「固執」も「執着」もこだわりが強く譲れない心情を表す言葉ですが、使う対象が異なると言えるでしょう。 固執は 自分の意見や考え、立場などにこだわり譲らないこと 執着は 自分の心が惹かれているひとつの対象に心がとらわれて離れられないこと と、なります。
「一途」は「他を顧みないで、一つのことだけを追い求めること」です。 恋愛における「一途」は、両思いであれ、片思いであれ、ただ1人のことを長く想い続ける人を「一途な人」と言い表すことができます。 マイナスな意味で使用されることはありません。 一方、恋愛における「執着」は「この人を自分のものにしたい」「自分の思い通りにしないと気が済まない」というような自分本位な気持ちを意味します。 失恋をしているのに諦めきれずに相手に対する気持ちに支配されてしまっていたりすることを「執着している」と言い、ネガティブな意味で使用されます。
「欲しいのに手に入れられなかった」といった場面で「どうしても欲しい」という気持ちに支配されてしまったり、絶対にいらない物なのに捨てられないといったことが「物に対する執着」です。 例えば物に対する執着があると、どう考えても購入することができない何百万もするブランド品でも「欲しいな」と思ってしまったときに「欲しい欲しい欲しい」という気持ちで支配されて、日常生活に支障をきたします。そして、結果的に借金をしてでも購入してしまうのです。 また、明らかに他人からするとゴミだと判断されるようなものでも「絶対に必要なものだ」と思ったり、「いつか使うのでは?」と考えてしまって捨てられずいつまでもとっておいてしまう傾向があります。 幼少期にどうしても欲しかった物が手に入らなかったことが強く記憶に残っていたり、物を捨てたことを強く後悔したことがあるといったことが原因で物に執着してしまうようになる人が多いです。
人に対する執着心は、いつまでも諦めきれずに片思いをし続けたり、元恋人に気持ちをとらわれすぎてしまうことです。 一途に相手の幸せを願って想い続けるのは問題ありませんが、「執着」となると何とかして自分に気持ちを向かせようと相手の迷惑を考えずしつこく連絡をし続けたり、つきまとうなどの行為に及んでしまうことが多いです。 失恋がトラウマとなって「大切な人を失いたくない」という気持ちが強くなり、人に執着してしまうようになることが多いです。
お金に対する執着は、「お金があることが一番の幸せ」と考えていてお金にとらわてた物の考え方、生活をしてしまうことです。 お金に執着している人はとにかくお金を溜め込む傾向にあり、できれば一千も使う事なく増やしていきたいと思っています。 損をすることが大嫌いで、お金を手に入れるためなら手段を選ばずどんなことでもしてしまいがちです。 日頃からお金のことばかりを考え損得勘定のみで行動をとったり、自分の為にしかお金を使うことができないといった特徴があります。
名声に対する執着は、自分の地位や、権利、肩書きに異様にこだわったり固執することです。 例えば職場で「部長」という肩書きをもらったとして、下の人間が自分の言うことに従ったり自分が評価されることの快感が忘れられずいつまでも肩書きにこだわるようになってしまうことを言います。 とっくに定年の年齢をすぎているのに、退職して肩書きを失ってしまうことの恐怖心からいつまでも職場に居残ろうとしたり、肩書を失ってしまったことからいつまでも立ち直れずいつまでも無気力に生活してしまうのは「名声に対する執着」です。
執着しているということは、過去に視点が向いているということです。 例えば恋愛においては、叶うことのない恋愛対象だったり別れてしまった恋人だけを見てしまっているんですよね。 つまり「〜をすることができなかった」「手に入らないものが諦めきれない」という気持ちにとらわれているという状態であるということです。 過去はどうあがいても変えることはできませんので、執着心を捨てて「これからどうするか」という未来へ視点を向けたほうが視野を広くすることになるので様々なチャンスを掴むことができます。
執着を捨てることで、虚栄心から解放されることはメリットの一つです。 というのも、強い虚栄心が執着心に繋がることってよくあるんですよね。 例えば、友人より高収入であることをアピールしたいという見栄が「ブランド品を手に入れたい」という執着心になったりします。 虚栄心があると、執着してしまうことが自分を苦しめるのは勿論のこと見栄を張ることの虚しさを覚えたりすることもあるでしょう。 そういった心理状態の中生活していくのってとっても辛いです。 執着を手放し虚栄心から解放されることで、自分らしくスッキリと生活することができるでしょう。
執着をしているがゆえに、判断を誤ってしまうことってよくあります。 執着していることがあると、判断基準がおかしくなってしまうんですよね。 他人が助言をしたとしても、執着が捨てられないがために意見を聞き入れることができずどんどん間違った方向に進んでいってしまのです。 例えば「やめたほうがよい」と他人が助言しているのにも関わらず、執着が捨てられずストーカー行為に及んだり犯罪に手を染めてしまうこともあるでしょう。 執着さえ捨てて正しい判断ができていれば誤った道に進むことはなかったはずです。 執着を捨てることができれば誤った判断をして大きな失敗をして後悔をしてしまうことが減ります。
物や人、お金に執着していると、いつもイライラしていたり焦った気持で生活することになります。 例えば、恋愛において人に執着していると「あの人は今どこで何をしているんだろう」といったことが気になって、連絡がとれないというだけでソワソワしてしまったり仕事が手につかないなんてことになりかねません。 執着を捨てることができると、無駄に焦ることもないですし非常に穏やかな気持ちで過ごすことができるでしょう。 穏やかな気持ちで過ごせるというのは執着をしているメリットの一つであると言えます。
執着を捨てることで、自分自身を成長させることができます。 一つのことにとらわれ、周りが見えなくなってしまっている状況を打破するのは簡単なことではありません。 例えば、「何としてでも手に入れたい」と強く思っていることを諦めるのって自分自身の戦いです。 とっても辛いことだと思います。 しかし執着を捨てて前を向くべきであることに気がつき、自分の思い通りにならないことをきちんと諦めるというつらい状況を乗り越えることで自分自身が成長できることは間違いありません。 自制心が養われますし、精神的にも一回り大きく成長することができるでしょう。
執着していることで、人が変わってしまうことってよくあります。 人やお金や物に執着している人の姿って、正直傍から見ていてとっても醜いです。 本来は醜い人間ではないのにも関わらず、執着して必死になってしまうことで本来の自分を見失ってしまうんですよね。 人によっては人相が変わってしまうこともあります。 しかし、執着を捨てることで自分の中の醜い感情がなくなるので、途端に人としての輝きを取り戻し魅力的な人間になることができます。
執着を捨てることで、復縁のチャンスや新しい恋愛のチャンスに繋がることもよくあります。 まず別れた恋人に執着してしまってる場合は、執着しているからこそ復縁のチャンスを逃してしまっていることってよくあるんですよね。 執着ってしている方もされている方も良い気持ちになるものではありません。 しつこくされればされるだけ、嫌気がさしてしまったりしまったりうんざりしてきてしまいます。 しかし、執着を捨ててお互いが前を向くことで、時間がたって冷静になったときに「もう一度やり直してみようという気持ちになりやすいです。 また、復縁できなかったとしても新しい出会いに目を向けることでもっと素敵な恋愛に繋がる可能性だってあります。 過去の恋に執着していても本当に良いことは何ひとつありません。
「お金は天下の周りもの」という言葉をご存知でしょうか。 お金は一つの場所に使うことで、また新たなお金が入ってくるという意味のことわざです。 お金に限らず、手放すものがあれば、新しいものが必ず自分にはいってきます。 例えば、人間関係においても別れがあれば出会いもありますよね。 失うものがあっても、必ず新しい何かが手に入るようになっているのです。 いつまでも執着してしまうということは、いつまでも現状を変えずその場にとどまり続けてしまうことになるので、本当に欲しいものすら手に入らなくなってしまうんです。 執着を捨てることで気持ちがスッキリするだけではなく、本当に欲しいものすら手に入れるチャンスを手にすることができると言えるでしょう。
執着を捨てることで、気持ちが前向きになるので自然と運気が上昇します。 過去のことにとらわれたり、どうしようもならないことにとらわれてネガティブな気持ちを抱いて生活していると、ネガティブな気持ちがマイナスな出来事ばかりを招いてしまうんですよね。 つまり、気持ちが後ろ向きだから運気がどんどん下がっていってしまうのです。 なので、執着を捨てて前向きな生活をすることで運気が上昇していることを感じるでしょう。 視野が広がり、気持ちに余裕もできるので小さな幸せに気がつくことができます。 幸福度をぐんとあげることができるというのも、執着を捨てる大きなメリットであると言えます。
執着を断ち切る方法として、まずしっかりと自分自身と向き合う必要があるでしょう。 執着を断ち切るには自分自身を大切にすることが非常に大切です。 なぜ、自分は執着してしまっているのか冷静に向き合ってみてください。 執着してしまっている時って、心に余裕がないので「自分がどうしたいのか」を見失ってしまっているということもよくあるんですよね。 例えば元恋人に執着してしまっている時に、冷静に考えてみたら「他の人にとられるのがプライド的に許せなかっただけで、本当に好きって気持ちがあるわけではない」ということに気がついたりします。 このように、執着している原因をしっかり探ったり自分の気持ちと向き合うことでスッと執着を断ち切ることってよくあります。
同じ場所で変わらない生活を送り続けていることで、執着を断ち切れないということもよくあります。 例えば、元恋人とよく一緒に行っていたお店の前を通れば当たり前に思い出してしまうでしょうし、いちいち「あの時もっとこうしていれば...」なんて後悔を引きずって執着してしまいます。 環境を変えることで、気持ちごと綺麗に入れ替わることってよくあるんですよね。 まず、新しい環境での生活に慣れることに神経が集中するので執着していることを思い出したり、その事で気持ちがいっぱいいっぱいになってしまうということは減るはずです。 半ば強制的な方法ではありますが、思い切って環境を変えてしまうのは執着を断ち切るのに有効な方法であると言えるでしょう。
損得勘定を捨てることも執着を断ち切る方法の一つです。 執着がある人って、損得勘定に振り回されがちです。 自分が損をするという状況がとにかく許せなくて、少しでも納得いかないことがあると「どうしてそうなってしまったんだ」という気持ちで支配されてしまいます。 何か諦めたり、手放すことも自分にとっては損でしかないという考えがあるから執着を断ち切ることができないのでしょう。 損得勘定を捨てるだけで、「損をした」というネガティブな感情から解放されることができるので執着を断ち切ることができるはずです。
執着を断ち切るために、気持ちを切り替える術を身に着けましょう。 趣味がある人は、何か嫌なことや辛い事があった時でも趣味に没頭することでマイナスの感情をサッと切り替えることができます。 また、趣味に没頭している時間って自己肯定感が高まるので自分に自信も持てるし一石二鳥なんですよね。 執着を断ち切るために、新しい趣味を見つけてみるのも手です。 どんなときでも、気持ちを切り替える術を身につけておくと無駄な執着に悩まされることもグンと減るでしょう。
夢や目標を持つということは、気持ちが過去から未来に向くということです。 執着していると過去の出来事や過去の自分にとらわれてしまって前に進むことができないんですよね。 結果的いつまでも執着を断ち切る事ができず、苦しむことになってしまいます。 夢や目標があると、そのために何をすれば良いのかを考えて行動しなければいけません。 気がつくとあっという間に執着心なんて忘れてしまっているものです。 小さな目標でも何でも構いません、きもちを未来向けてみると意外とワクワクして暗い気持ちから抜け出すことができます。
執着してしまう人って、なかなか物が捨てられず家の中が不要なもので溢れてしまっているなんてことも珍しくありません。 しかし、その状態だといつまでたっても執着を断ち切ることができないんですよね。 やっぱり物で溢れている環境にいると、余計なことを思い出すことも増え気持ちも混乱してきます。 断捨離をすることで物に対する執着心を断ち切ることにもなりますし、自分の中で本当に必要なこと、不要なことが見えてきます。 執着していると捨てることも勇気がいりますが、捨ててみてスッキリした自分の気持ちから「そんなにこだわる必要がなかったな」と気持の整理ができちゃうんですよね。 不要な物を処分してスッキリすることで良い運気も舞い込むのでぜひ試してみてください。
何かに執着してしまっている人って、何か満たされない気持ちになってしまっていることが多いです。 そういった気持ちを、何かを手にれたりすることで満たそうとするから思い通りにならないことに強く執着してしまうのでしょう。 そういったタイプの人は、執着を断ち切る方法として周りの人に感謝の気持ちをもって大切にすることが有効です。 身近な人でありのままの自分を認め、受け止めてくれている人が必ずいるはずです。 そういった人たちの存在に気がつくだけで心が満たされて、すっと執着を断ち切ることができることがあります。 また、感謝の気持ちをもって周りの人に接することも大切です。 相手の為を思い行動し、相手に感謝されることで満たされていなかった気持ちを満たすことができるでしょう。
執着心の強い人の特徴として、まず完璧主義であるということがあげられます。 完璧主義の人というのは、とにかく何でも完璧であることにこだわってしまう傾向にあります。 なので、自分の思い通りにいかないことがあると納得することができずついつい執着してしまうのです。 「ほんとうはこうしたかったのに、できなかった」というモヤっとした気持ちを受け流すことができないんですよね。 だから、自分の心を満たすために完璧を目指しついつい執着してしまうのです。 妥協をすることが一切できないタイプが多いと言えるでしょう。 周りが気にもしていないことに酷くこだわって「めんどくさ...」と思われてしまうことも少なくありません。
執着心が強い人は、利己的な行動が目立つことが多いです。 とにかく損をすることが嫌いで、いかに自分に利益になるように物事を運んでいくかを常に考えて行動しているんですよね。他人よりも自分を優先させることが圧倒的に多いです。 仕事などでは他人を蹴落としてでも自分の評価を上げたり、自分の利益になるような行動をとります。 逆に自分が蹴落とされるなど納得のいかないことがあると、死ぬまで根に持ち続けいつかやり返してやる!という気持ちにとらわれてしまうのです。
執着心の強い人には、何事にも見返りを求めているという特徴もあります。 親切にしてくれてありがたいな...と思うかもしれませんが、本心では「○○してあげたんだから○○してくれてもいいよね」と思っています。 見返りがないと、親切にしっぱなしで損をしたという気持ちになってしまうのです。 執着心の強い人の中に「ご奉仕」という言葉はありません。 何か見返りが返ってくるまで、その人の近くを離れないなど執着を見せてきます。
執着心が強い人はとにかく諦めが悪いです。 完璧主義で思い通りにならないことがあるととにかく納得がいかないので、自分の思うように事が運ぶまでとにかくしつこくしてしまうのです。 執着心の強い人って本当に自分本位で相手の気持ちや事情は完全に無視なんですよね。 例えば告白をして振られてしまったときは、どうしても諦めることができないので何度もアタックするし何度も告白をします。 「OKもらえるまで諦めない」なんて意気込んでしまうぐらい、相手の気持ちは考えないんです。 しつこさが原因でストーカーになるなど異常な行動をとってしまうことも少なくありません。
執着心が強い人の大半は友人が少なく1人で家にいる時間が長いです。 1人でじっと家にいて暇を持て余しているからこそ、執着心が強くなってしまう傾向にあります。 1人で家にいる時間が長いと何か思い通りにならないことがあったときに、ずっとそのことばかりを考えてしまうんですよね。つまり気持ちの切り替えができないんです。 友人と楽しい時間を過ごして気分転換をすることができたり、仕事で忙しくしているなど熱中していることがある人は物事に執着することがほとんどありません。
独占欲が強く、恋人も友人も束縛するというのも執着心の強い人の特徴です。 友人であれ、恋人であれ、自分以外の人にとられたり自分から離れてしまうことがとにかく許せません。 そのため、どうしても独占してしまいたくなるし、自分から離れてしまうことがないように束縛をしてしまいます。 自分と一緒にいない時に相手がどこで何をしているのか気になって仕方がなくなってしまいますし、 ちょっと会えなかったり連絡がとれなかったりすると、そのことで頭がいっぱいになって何も手につかなくなったりすることがあるのです。 好かれているとはいえ、異様な執着心に怖くなってしまいますよね...。
執着心の強い人は、物に執着してしまうことも多く、物が多すぎる部屋で生活していることが多いです。 俗にいう「汚部屋」や「ゴミ屋敷」に住んでいるようなことが多いのが特徴です。 「ゴミ屋敷」なんかはまさに典型的な例であると言えるでしょう。 傍から見ればあきらかにただのゴミなのに「いつかは使える」「直せばつかえる」「必要なときが来るかしれない」と執着してしまうから、ゴミを拾ってきて大切に保管しておくような行動をとるのです。 ゴミ屋敷とまではいかなくても、何十年も前から壊れている物を「いつか使えるかも」と捨てずにとっておいてしまうような人が多いと言えます。
執着心の強い人って自分の感情をコントロールすることが苦手で、思い通りにならないと機嫌が悪くなってしまう人が多いです。 それは、執着心の強い人は自分の考えが一番正しいと思っていて、自分の考えに固執してしまっているからなんですよね。 絶対自分が正しいと思い込んでいるからこそ、思い通りにならないとむきになってしまったりとんでもない行動をとるなど感情をコントロールできなくなってしまいます。 かなり傲慢なところがあると言えるでしょう。
執着心の強い人は、自分の執着心を満たすためにどんな手でも使ってしまうような所もあります。 そのため、自分の思い通りに事を運ぶために嘘も簡単につきます。 特に、人に対する執着心が強い人は自分から相手が離れないようにするために「私には両親もなくて頼れるのはあなただけ」と虚言を吐いて相手の気持ちを繋げ止めようとすることも珍しくありません。 自分の思い通りにするためならとにかく手段を選ばないので、執着心が強いなと感じる人の発言には細心の注意を払いましょう。
執着心の強い人って基本的に過去のことばかりに目を向けています。 なので、「前は○○だったのに」と過去と現在を比較して文句を言ったり、「前○○やっであげたのに」といつまでも何かを根にもっています。 たちが悪いことに、良い出来事は忘れていてネガティブなことばかりを覚えているんです。 今さら言っても仕方ないよねということをネチネチネチネチいつまでもひっぱりだしていいい続けるのが執着心の強い人の特徴であると言えるでしょう。
自分の思い通りにならなかったり、許せないということがあるとその出来事や原因となった物に対して執着してしまい、嫌がらせをしてしまう人も多いです。 執着心が強い人って、「ごめんなさい」と謝られたしても許せないと思ってしまうんですよね。 相手も同じように嫌な思いをしてほしいと強く願ったり、懲らしめないと気がすまなくなってしまうのです。 やめてほしいと指摘しても、とにかく執着心の強い人はしつこいです。 自分の気持ちがスッキリするまで嫌がらせを続けてしまい、最終的にエスカレートして警察沙汰になってしまうなんて人もいます。
「継続は力なり」と言いますが、続けることで良い方向へ現状が変わることもあれば、続けても意味のないことってありますよね。 例えば、脈なしの相手にアピールをし続けてしまうことです。 人の気持ちのように努力をしてもどうにもならないことに対して、執着心が捨てきれず相手にとって迷惑なことをとにかく繰り返し続けてしまいます。 返信が来ていないのにLINEを送り続けたり、ストーカーのような行為を何度も何度も繰り返してしまうのも執着心が強いからです。 繰り返しても意味がないということがわかっていないのでしょう。
執着心が強い人は、ネガティブな感情で気持ちが支配されていることが多いです。 ポジティブで前向きだったら、新しいことに目を向けることができるので執着することなく生活することができます。 ネガティブだからこそ、できなかったことや思い通りにならない事ばかりに縛られてしまうのでしょう。 なので、基本的に幸福度が低いです。 幸福度が低いからなんとかして自分を満足させようと執着してしまうのかもしれません。
そもそもプライドが高く、「誰と比べても劣っている自分でいたくない」「完璧でいたい」という心理から執着心が強くなってしまうことも多いでしょう。 プライドが高いから失敗をしたくないという気持ちが強く、完璧であることを目指してしまうのです。 そして成功するまで諦められないなど異様なまでに心をとらわれすぎてしまいます。 周りから自分がどう見られているかを気にしてるだけではなく、プライドが高いからこそ自分自身を惨めに感じられることが許せないという人が多いです。
自己評価が低く、自分に自信がないからこそ必要以上に結果にこだわってしまう傾向があるのです。 自分に自信があるから完璧であることを目指して執着しているのではなく、むしろ「完璧でなければいけない」という急迫概念にとらわれてしまっているような人もいます。 手に入れられないものがあったり、自分の思い通りにならないことがあるという状態でいるとどんどん自尊心が低くなっていってしまって自分自身が辛いのでしょう。
幼少期の家庭環境が影響して執着心が強くなってしまうこともあります。 例えば貧しい家庭環境で育った場合、手に入らなかった物に対する悔しさが執着心に繋がることがあります。子供の頃は自分の力ではどうにもならず、悔しさに耐えたり恥をかいてきたからこそ、大人になったときに「何としてでもどうにかしたい」「諦めきれない」という気持ちになってしまうのです。 また、逆に裕福すぎて何でも手にはいってしまう環境だったからこそ自分の思い通りにならないことに対して執着心が強くなってしまうということもあります。
狭い世界で生きていると、どうしても過去にばかり目が向くようになってしまいます。 例えば、ずーーーっと同じ場所で生活をし、同じ職場で働いて毎日同じような毎日を繰り返しているような生活です。狭い世界で生きることで視野が狭まり、なんてことないことにも執着して自分自身を苦しめるようになってしまうんですよね。 もっと広い世界に出て視野を広げないからこそ、自分が執着していることがどれだけちっぽけなことなのか気がつかないのでしょう。 新しい出会いを求めず、ずっと変わらない人間関係の中で生活をしているというのも執着心を強くする原因になります。
大切な恋人を失ったり、何を失った後悔がトラウマとなって「失いたくない」というい気持ちが強くなりすぎている場合もあります。 やっぱり、失いたくないからこそ物や人に異様なまでに執着してしまうんですよね。 過去に「もっと○○していればこうはならなかったのに」といった後悔があると、同じことを繰り返すまいと必死になってしまうのです。 例えば恋人や友人に対する執着心は、裏切られた経験などがトラウマになって「いつかこの人も自分の前から姿を消すのでは?」という恐怖心から生まれることが多いです。
執着心が強い人は、非常に忍耐力があります。 ちょっとやそっと壁にぶつかっても簡単に諦めることはありません。 最後までやり遂げないと気がすまないので何があっても最後まで投げ出さずにやり遂げることができます。忍耐力があるから、納得がいくまでこつこつと努力をすることができるのです。 最後まで責任をもって投げ出さずにやり遂げることができるのは、執着心が強い人の長所であると言えるでしょう。
執着心が強い人は、とにかく努力家が多いです。 何としてでも自分の納得いく結果にしたいので、多少辛くても努力を惜しみません。 どんなときでも妥協をすることなく、自分が納得する形になるまで物事に取り組みます。 そもそも普通の人よりも執着心が強い人のほうがこだわりが強く、求めている物が上であるためどんどん成果を残していくことができます。 執着心が強いということが裏目にでることもありますが、執着心が成功を招き評価されるということも多いです。
執着心が強い人は、自分の心を惹かれた物事に関してとにかく極めることができます。 執着心が強いからこそ、「もっと知りたい」「もっと知らないと」という気持ちが強くなっていって極めるだけではなく知識もどんどん増やしていくんですよね。 そのため何か好きなことが一つでもあると、とことん極めて気がつくとその道のエキスパートになっているなんてことも珍しくありません。 研究者などは、この執着心を長所として活躍していることが多いでしょう。
どんなことがあっても諦めない(むしろ諦めたくても諦められない)というのが、執着心が強い人の長所です! 目標を立てても、三日坊主になってしまったり辛さに耐えきらず諦めてしまう人も多いでしょう。 しかし、執着心が強い人はむしろ「諦めた方が良い」と言われても諦めません。 挫けそうになっても執着している状態なので「達成できない」ということに納得できないのです。 そのため、結果的に目標を達成することができるという人が多いと言えます。
執着心が強い人は、そもそも求めているレベルが高いので仕事ができるタイプの人が非常に多いです。 最善を尽くすためにどうすればいいのかきちんと考えているし、しっかりと目標をしている成果を出すために何をするべきで何が大切なのかを判断することができます。 的確な判断ができることって、仕事をしている上でとっても大切なことですよね。 また、ミスや失敗は必ず取り返し期限までに完璧にしようとするため後輩などのフォローも的確で無駄がありません。 執着が強いからこそ高いモチベーションを維持して仕事ができるという点は、メリットであると言えるでしょう。
片思いの相手に「執着してしまう」といった言い方をするとかなりデメリットのように思いますよね。 しかし、執着もとらえようによっては「一途」となります。 執着はよくありませんが、1人のことを思い続けることは素晴らしいことです。 特に両思いになってお付き合いをはじめれば、浮気をすることなく一途に恋人を思い続ける でしょう。 きちんとお互いに信用しあって良い関係が築けていれば、執着をしても束縛などで相手を縛り付けるような行動はとらないはずです。 執着心が強い人の1人を思い続けるその気持ちはメリットと言えばメリットなのです。
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「しがみつく人」と、「しがみつかない人」がいる。 大人になるということは、しがみつかないということだ。
いかがでしたか? 執着心を持つことは、自分の幸せを妨げてしまいます。 大切なことは「執着心をもつこと」ではなく「執着力をもつこと」です。 例えば、執着力があればどんなことでも継続することができるので、目標を達成することができます。 手放すべきこと、諦めるべきことはしっかり諦める勇気、強さを持って執着力を身に着けましょう。