「頭が固い」とは、「自分の考えにこだわって融通がきかないこと」を指します。頭が固い上司とのコミュニケーションで困った経験はありませんか?本記事では、上司の頭が固い原因と対処法、頭が固い上司の特徴などを徹底解説します。また、頭が固い上司を上手く説得するテクニックもご紹介しております。
頭が固い上司って結構いるんですよね。。。 頑張って企画書を作成して提出しても全否定、いつも自分の意見ばかりを主張、冗談が通じないなど、対応に頭を悩ますことが多いんですよね。 そもそも「頭が固い」とは、「自分の考えにこだわって融通がきかないこと」です。 考え方が柔軟でなく、物事の見方に偏りがあることを意味します。 「頭の固い人」などと人の性格や態度に対して使う言葉で、基本的には悪い意味で使用します。 例えば、考え方が現代風じゃなかったり、自分の意見だけが正しいと思っている人に対して「頭が固い人」という形で使います。
なぜ上司には頭が固い人が多いのでしょうか? ここでは、上司の頭が固い原因をご紹介します。
上司って本当に大変な仕事です。 部下を教育しなくてはいけないし、仕事はオンタイムで仕上げなくてはいけないし、上層部の人たちとも関わっていかなくてはいけません。 あらゆる方向に意識を向けなくてはいけなくて、上司はたくさんの責任を抱えています。 そのような責任やプレッシャーなどが原因で頭が固くなってしまう、もしくは固くならざるを得ないのです。 例えば、まだ同僚だった頃はかなり柔軟性があったのに、上司に昇格してからいきなり頭が固くなった人っていませんか? 「上司になった途端偉そうに。。」と思ってしまうかもしれませんが、根本的に性格が変わったというわけではないはずなので、勝手に決めつけるのは良くないかもしれません。
上司と部下の年齢が離れていればいるほど、仕事に対する考え方や働き方、価値観は違ってきます。 現代の人って、「ゆとり世代」と言われるくらい、何に対してもマイペースというか、ゆるい考えを持っているんですよね。 しかし、その「ゆとり世代」の上司になるような人たちってもっと厳しい世界を生きてきた人たちで、価値観が合うことはないのです。 ですので、これは上司の頭が固いというよりは、ゆとり世代の部下から見るとそう思えてしまうという感覚が近いかもしれません。 上司の見方としては「こんなの普通だよ!」と思うことも、ゆとり世代から見ると普通じゃなくて、「やっぱり頭が固いな。。。」とうつってしまうのです。 例えば、「残業する人は偉い」、「毎日ちゃんとスーツを着るべき」、「お中元、お歳暮、年賀状はビジネスにおいて絶対に必要」などと言い張る上司を見て「頭が固いな・・・」と感じてしまうのは、ゆとり世代の人はそういう考えをしていないからなのです。 残業する人って逆に仕事ができない人だし、人に会わない時はラフな格好で仕事してもいいと思っているし、このデジタル化の中年賀状などって時間かかって面倒くさいし。。。というのが本音でしょう。
頭が固い人上司には、プライドが高い人が非常に多いです。 確かに、「上司」という立場上、それなりのプライドは必要かもしれませんが、頭が固い人って、プライドの高さが異常なのです。 プライドが高いからこそ、自分と違う意見を言われたりすると「否定をされた」というマイナスな気持ちになってしまうし、仕事では自分の非を認めたくありません。 人から指摘や注意をされると不機嫌になったり「そっちだって○○出来ていないだろう」などと言い返してきたりします。 こっちは会社を良くするために言っているのに、頑固な上司って本当に「全体」を見ることができないから本当に困ってしまいますよね。
頭が固い上司って、自分の意見を押し通そうとするので、自己中心的であると言えますよね。 部下の意見を聞き入れようとせず、自分の思いのまま組織を動かすので、周りはいつも振り回されてしまうんです。 自己中心的な人って、とにかく自分の思い通りにならないと気がすまなくて、周りに合わせるということができない人が多いです。 どんなときも物事を「全体」を見ているのではないく「自分」なんです。 だからこそ、「自分はこれで良いと思っている」という意見を頑固に押し通してしまうのでしょう。
頭が固い上司の中には、他人に意見を合わせることが「負け」だと感じてしまう心理の人もいます。 つまり、負けず嫌いという性格が頭を固くしてしまっているのです。 上司としては、「負けない」という強い気持ちを持つことは大切だとは思います。 ちゃんと良い成績を残して、部下も経営者もハッピーになることを望んでいるはずです。 しかし、負けず嫌いの度が過ぎると人に注意されたり指図されることに嫌悪感を感じてしまうし、素直に受け入れることができないのででしょう。 「受け入れられないよ」という姿勢をはじめからとって、自分を守ろうとしているのかもしれません。
完璧主義すぎる故に頭が固くなってしまっていることがあります。 完璧じゃない時の剣幕は相当なもので、誰かに脅されているのかなっていうくらい追い込まれていたりします。 何事も妥協を許さずに「完璧」を求めるのは良いことで、それが仕事とかであると成功に繋がります。 頭が固い上司は、完璧を目指しているのにも関わらず横からグチグチ何か言われたり、否定されるようなことを言われるのが許せないのです。 「そんなことで、こんなムキにならなくてもいいのに!」というようなところまで頑固に完璧を求めすぎて周りと揉めてしまうことも多いです。
頭が固い上司は、マイペースすぎるといった面もあるでしょう。 しっかりと自分の意思を持っていて、いい意味でも悪い意味でも周りを全く気にしていないのです。 だから、周りに影響されることなく自分の意見を押し通そうとするのでしょう。 マイペースと言えば、おっとりしていて良いイメージが強いかもしれません。 ただ、自分の意見を悪びれもなく押し通そうとしてくるなど頑固で自己中心的だと思われても仕方ない言動が多いというのも事実です。
幼少期に、両親や周りの大人たちから甘やかされて育ってきた人は我慢をするということを知りません。 欲しい物は買い与えられて、悪いことをしても怒られず、ワガママも全て聞いてもらえたような子供だった場合、大人になってもその部分が残ってしまいます。 だから「自分の意見が通らないのは許せない」という自分本位で頭が固くなってしまうのです。 幼少期の環境って、大人になっても大きく影響を及ぼすものです。 かわいいかわいいと育てていても、将来の子供のためにしっかりと教育をしなければいけないなということを考えさせられますよね。
嫉妬心が強いということから、頭が固くなってしまう上司もいます。 「自分が一番」でありたいので、能力が認められている人に対して嫉妬をしてしまい、敵対心むき出しにして頑固さを出してしまうことも。 それがたとえ部下でも嫉妬してつい言葉遣いが悪くなってしまったりしまうんです。 褒められている人や、成功している人を見て「自分ももっと立派な上司になれるように頑張ろう!」となれればいいのですが、嫉妬心が強いため「あいつだけには負けない」「自分の方がいいところあるのに」と相手を受け入れられない頑固さをだしてしまうのです。
頭が固い上司にはいくつかの特徴がありますのでご紹介します。 「もしかしたら自分も当てはまるかも?」と感じる人は、下記の項目にどのくらいチェックがつくかを確認しながらご覧ください。
頭が固い上司は、どんな状況であっても自分の意見をハッキリ言います。 自分の意見をしっかり持つこと自体は素晴らしいことなのですが、どんな状況でも自分の心の声を優先させてしまいます。 例えば、多くの人が「賛成」という意見を述べているような場面で、「反対」という意見を言うのって、勇気がいりますよね。 頑固な人は、自分ひとりであっても絶対に意見を曲げません。 「それは違う、自分は反対の意見をもっている」とハッキリ伝えることができるのです。 自分がこうだと思ったら周りに合わせることができないのが、頭が固い人です。
頭が固い上司は、だいたい人の意見を聞きません。周りの人の意見に聞く耳を持たず、否定ばかりをします。 「いや、それは違う」「その考えは間違っているね」などと「上司は絶対に理解してくれない」と思わせるようなことばかりを口にします。 自分以外の意見を聞き入れることができないというよりは、とにかく自分の考えやり方が絶対に正しい!と信じて止まないので、人の意見を聞き入れようという意思皆無です。 逆に「どうしてこっちの意見を聞いてくれないわけ!?」と送り出してしまう始末です。 そのため、人と意見の衝突がよく起きてしまいます。
頭が固い上司はよく喋ります。 「喋る」と言っても、世間話が多いとか独り言が多いとかそういうのではなく、自分の意見を主張したり、他人の意見を否定したり、疑問点が解消されるまで質問しまくったり。。。 トータル的にみて、話している量が圧倒的に多いという意味です。 頭が固い上司の発話量を観察してみてください。きっとたくさんの場面で口を開いているはずです。 「それはあなたが決めることではない」「あなたの考えには賛成できん。なぜなら〜…」「ちょっと待って。○○とはどういう意味?」などと話してばかりいるはずです。 話すことが多いので、聞き役にはまわらないという点も特徴的です。 相手の話や意見を聞く姿勢を見せず、すきがあれば口を開くタイミングを常にうかがっているのです。
頭が固い上司って、常に自分が正しいと思っていることが多いです。 自分の経験上だけで物事を判断し、自分の意見や価値観を他人に押さえつけがちになります。 どんな時も自分の言動が正しいと信じているため、何かミスをしたり間違ったことをしてしまったような場面でも、自分の誤りや過ちを認めることができません。 本当に本心で「これでいい」と思ってしたことだからこそ、「いや、間違っているわけがない」「自分は悪くない」と思ってしまうのです。 なんとしてでも、自分を正当化させるためについつい必死になってしまうようなところがあります。 「潔く認めなよ...」と思ってしまうのですが、どうしても認めることができないのです。
頭が固い上司は、固定観念が強すぎます。 物事に対して一定の見方しかできないため、「常識だよ」とか「普通に考えて〜でしょ」と言って、自分の考えを否定する人や自分と違う意見を持っている人を攻撃します。 そして、口ぐせのように「〜するべき」など、言い切る言い方をよくします。 自分の中では「絶対にこうすることが正しい」という強い気持ちがあるので、それを押し付けるような言い方で「〜するべきだ」と周りにも強要します。 逆らう人がいようものなら、「いや、絶対◯◯するべきだって!なんでそうしないの?」とブチギレしまいます。
頭が固い上司は視野が狭いです。 自分の考えに強いこだわりを持っていて、それらを押し通そうとします。 自分の考え以外の考えに目を配ることがなく、他の選択肢に気付くことができないのです。 結果として、視野が狭くなってしまい、他人の意見や新しい考えなどを受け入れることが難しくなってしまいます。 それに伴って行動範囲も狭ばってしまいます。 視野が狭いことで、仕事のパフォーマンスが非効率になることも。 筆者の前職にも頭が固い人がいたのですが、自分の仕事の仕方が正しいと思い込みすぎていました。 しかし実際には、もっと効率よく仕事をこなせる方法があって、でもそれらの意見を受け入れようとは一切しませんでした。 なので、職場の人からは「本当に視野が狭い人だね」と言われていました。
頭が固い上司は、柔軟性に欠けるため、冗談を本気にしてしまうこともしょっちゅうあります。。 「それってどういう意味?」とあまり意味のない発言に対してつっこんだり、本気に捉えてしまって不機嫌になったりします。 逆に、頭がやわらかい人であれば、話の流れやその場の雰囲気を読み取って、冗談は冗談と捉え、それなりに上手く対応することができます。 ジョークを笑いで受け止めたり、ジョークにジョークを重ねたりして楽しく会話ができるのですが、頭が固い上司はそれらのことが全くできません。 頭が固い上司のリアクションで、和やかだった雰囲気も一変してしまいます。 ジョークの意味なんていちいち説明したくありませんよね。しかし、頭が固い上司は、どういう経緯でそのジョークが発言されたのかを知りたいという気持ちが強いため、「何で○○って言ったの?」とか「それってどういう意味?」としつこく聞きます。 ジョークを言った人は「そんな深い意味はないんだけどな。。。」と内心思うことが多いです。
頭が固い上司は、常に白黒はっきりさせたいと思っています。 曖昧さを嫌い、常に二者択一の考え方をします。 物事がきちんとしていないと自分が思うように動けないため、しっかりと方向性を定めておきたいという気持ちが強いのです。 例えば部下から「このタスクは今日中に完了する予定です」と言われても、「今日中って、具体的に何時までにできるの?」と言います。 なぜなら、物事に臨機応変に対応することが難しく感じるからです。 また、常に答えは1つだと思っている部分もあります。 「AかBか」という議論をしている際、「もしかしたらCという選択肢もあるのでは?」とは思い浮かばないのです。
頭が固い上司って、「自分が一番正しい」という謎に強い自信を持っているので、やたらと上から目線で物を言います。 もちろん上司なので上から目線でも良いのですが、人を見下すような態度が目立つのです。 そのため、人当たりが強く、他人からは「厳しい人」とか「やたら偉そうな人」と言われることがあります。 「いや、それは絶対に◯◯でしょ、(ふっと鼻で笑う)」みたいな、ちょっとイラっとしてしまうような話し方をてくることが多いんです。 尖った口調が原因で、人間関係がこじられることもあります。 しかし、大抵無意識であって、人を不愉快にさせようと思っているわけではありません。 頭が固い上司は、素直に自分の思いや意見を相手にぶつけているだけなのです。
頭が固い上司には、おせっかいな人も多いです。 上述しているように、どうしても「自分のしていることは正しい」という謎な自信を持っています。 なので、いくら人が「いいよ、大丈夫(余計なお世話だー!)」と断っても、「いいよ遠慮しないで」とか言っておせっかいを焼いてしまいます。 自分が「してあげたほうがいい」と思ったその気持だけをとにかく信じているのです。 本人に断られても、「いや、なんでよ、せっかく親切にしてるのに」という気持ちが勝ってしまうのです。 頭が固い上司は、相手の事を思って行動しても一方通行になりがちです。
頭が固い上司は部下からは嫌われがちですが、上司の上司からは気に入られることが多いです。 「頼んだ仕事をちゃんとやってくれる人」と評価が高く、部下は「いや、この人そんなに良い人じゃないよ。。。」と心の中で叫ぶのです。 上司は、社長などの経営陣の期待に応えられるように一生懸命働いているのです。 功績を残すためなら、部下に厳しくなってしまう時もあるでしょう。 二重人格というよりは、コミュニケーションの取り方を人によって変えてるといった感じでしょうか。 上司は上司なりの苦労があるのです。。。
頭が固い上司は、新しいことや変化を受け入れることができません。そして、物事に臨機応変に対応することができません。 自分のこれまでの経験をもとに思考を巡らせているため、経験したことのないようなことが起きたりすると、かなり困惑します。 例えば、これだけスマートフォンが普及しているなかで、まだガラケーを使っていたりします。 どうしても流行りに乗ったり、新しいものを取り入れることを逆に「ダサい」と思ってしまう感覚をもっています。 本当は興味があっても関心のないフリをしてしまうんですよね。 そういったところに、頭の固さを感じるという人は、多いのではないでしょうか。
頭が固い上司は、毎日の生活リズムが常に一定という特徴があります。 リズムが整っているという見方をすれば長所になりますが、「マンネリ化していて、ルーティン外のことへの対応力に欠ける」と見れば短所になります。 朝起きてから夜寝るまでの行動パターンが常に同じです。買い物や外食は常に決まった店に行くなどの行動が目立ちます。 それは、「食材の買い物は○○、和食を食べるなら○○」と常に選択肢を1つに絞っているからです。 本当ならもっとある選択肢に気付かないまま過ごすことになり、もったいないことになってしまうこともあります。 仕事もなんでも型にはめようとするので、ルーティン以外の事が起きるとプチパニックになることも。 「それは私の仕事ではありません」「そのやり方で対応したことが無いので、私独自のやり方でやらせていただきます」などと言って仕事をこなすため、「あの人は本当に頭が固い人だな。。。」と周りの人は感じます。
頭が固いと、全体を把握できないことが多いです。 一部だけを見て、「こうだ」と思い込み過ぎてしまうんですよね。 なので、全体を通してみたときにやる気はあるのに「なんか要領悪いよね」という印象になりがちです。 要領が良い上司って、全体を見て臨機応変な行動をすることができます。 例えば、「自分だけでは無理だな」と思えば人に頼むこともできるし、「こうしたほうがいいんじゃないかな?」というアドバイスも受け入れて柔軟に取り入れることができるので、変に行き詰まったりすることがないのです。 また、例えば「メモは全て手書きでとるべき」という強いこだわりがあるとすると、仕事が非効率になります。 古い考えへのこだわりが強く、「今の時代はパソコンでメモも取れますよ!そっちの方が圧倒的に効率良いですよ!」と部下に言われても、断固としてNOと言います。
頭が固い上司は、一概に言えませんがITリテラシーが低い傾向があります。 スマホやパソコンを上手く使いこなせず、デジタル化の社会に対してイライラしていることが多いです。 そして、未だにアナログで仕事をしていることがほとんどです。 例えば、メモは全て手書きしたり、会社の簿記も未だに手書きで管理したり、資料作成やコピーなどの作業は全て部下に任せたりします。 便利なものに対して「使い方が難しいものなんて誰が使うか!」などと矛盾した意見を言ったりするのです。 アナログ信者なので、IT導入の提案をしても全部否定します。 お金がかかりすぎる、仕事のやり方を変える方が非効率だ、ITを使いこなせない私が悪いというのか!!!などとなかなか受け入れてくれません。
先程ご紹介したように、頭が固い上司はITをまだまだ使いこなせない人が多いです。 そのため、在宅勤務やリモートワークに対しても否定的な意見を持っています。 2020年は日本にとっても世界にとっても大変な年になっていますよね。。。 多くの起業がテレワークを導入してる中で、頭が固い上司は会社への出勤を強く好みます。 そもそも自分がパソコンを使いこなせないというのも一つの理由ですが、「会社以外では集中してできるわけがない」とか、「どうせみんなサボるんだろ」などという勝手な憶測があって、リモートワークに反対しているのです。
頭が固い上司は、上司という立場にも関わらず、「努力」ということをしません。 立場を利用していつも偉そうなことを言っているだけで、自分で学ぶ気はさらさらないのです。 例えば、先程ご紹介したITの導入に関しても、自身が勉強して使いこなせるようになれば良いだけの話なのですが、そこに自己投資をしようとはしません。 勉強を避け、立場だけを利用するような上司は、部下から嫌われてしまうでしょう。 上司になっても学ぶべきことはたくさんあります。部下のマネジメント、仕事の評価方法、さらに上のポジションに昇進するための勉強など。 なのに、上司になったからといい気分になって、努力することをやめてしまうのです。
頭が固い上司って、ついつい憎まれ口を叩いてしまうようなところがあります。 「私だったらそんなミスはしないな」とか「あなたの考えは理解できない」などと言葉が乱暴になることも。 例えば、職場の会議で自分の提案に賛否両論があったとします。 そういう時に「部下どもにジャッチされたくない」とか「誰も理解してくれない」なとどやさぐれた態度で発言をします。 周りの人はジャッチを下しているわけでもないし、理解しようとはしているのにと感じます。 周りの人は、せっかく勇気を振り絞って意見したのに、そういう言い方をされると不快に感じます。 なので、「あの人ってどうしてああいうひねくれた言い方しかできないのかしら」と思わせてしまうのです。
頭が固い上司って、人間関係を上手く構築することができません。 常に同じ人物と交流する傾向があって、新しい人との出会いを避けるため、良い出会いのチャンスを逃すこともあります。 仕事はもちろん、プライベートでもそれは変わりません。 正直、頭が固い人がいると、「ちょっと面倒くさいな、合わせてくれよ...」と思ってしまうのが本音ですよね。 頭が固い上司は、そもそも群れるのが苦手な一匹狼タイプが多いので「それでも良い!」と気にしていない人も多いのですが、人は一人では生きていけません。 いざというときに助けを求められる人が一人もいなかったりして困ってしまうことも少なくないでしょう。
頭が固い上司は、自己成長の機会を失うことが多いです。 社会人として、そして人間として成長できるチャンスはあるのに、それらを見逃してしまうのです。 頭が固い人って自分の考えに固執する所があるので、自分が集中していること以外のことに目を向けることが難しく感じます。 例えば、「副社長のポジションがあるんだけどどうかな?」と提案されても、「やったことないから」とか「やり方がわからないから」などの理由で誘いを断ります。 誘いに乗っていれば、成長できるチャンスはたくさんあっただろうに、いつもの仕事だけをいつも通りにこなすだけになってしまうんです。 そのような成長の機会を手放し続けると、結果的に仕事の幅が圧倒的に狭くなってしまいます。
頭が固い上司の表情を想像してみてください。 口をムっと閉じて表情が固い人を思い浮かべませんか?そしていつも眉間にシワを寄せて考え事をしていたり、人の意見を否定していたりしますよね。 頭が固い上司と聞いて、いつもニコニコしているような表情豊かな人を思い浮かべるようなことはないのではないでしょうか。 頭が固い人って、自分の感情をあまり表に出しません。 だからこそ、余計に何を考えているかわかなかったり「怖い」という印象をもたれがちなんでしょう。
頭が固い上司って、素直に人に甘えることができないような人が多いです。 自分のことは自分で解決しようと考えすぎてしまい一人で抱え込むことが多くなってしまうんです。 なんでもかんでも自分で考えずに相談するのもあまり良くありませんが、抱え込むのも良くありません。 精神的にも追い込まれてしまいますし、すぐに解決できるものも出来ずに周りに迷惑がかかってしまいますよね。 一生懸命自分のことを自分でやるのは誠実ではありますが、それが全て良い結果につながるわけではないことは念頭に置いておくべきですよね。
頭が固い上司と毎日一緒に仕事をするのは大変ですよね。。。 ここでは、頭が固い上司の対処法をご紹介します。 上手くコミュニケーションを取って、円滑な人間関係を築きましょう。
頭が固い上司は、人の意見は否定するくせに、自分の意見を否定されることを嫌います。 そのため、どんなに間違っていても、まずは上司の話を否定せずに聞いてあげてください。 上司に自分の意見を聞き入れて欲しいという気持ちがあるのなら、相手の言うことをいちいち反論して怒りをかうよりは、相手の意見を否定せずに聞いてあげましょう。 否定をしたり、反論をしてしまうと怒りを買ってしまって余計納得してくれなくなってしまいます。 「お互い様」という意識をもって、それぞれが相手の意見を尊重できるようになるのがベストですよね。
頭が固い上司は、本人にその気がなくても相手を傷つけることがあります。 相手を否定したり、強い口調で文句を言ってきたり。そういう頭の固い人に対してイライラしたり、心が傷ついたりするでしょう。 しかし、上司の言動にいちいち振り回されていてはいけません。 何を言われても動じない強い心を持つことで、相手にインパクトを与えることができるかもしれません。 「期待しない」ということが一番でしょう。 「考えを変えてくれないかな」とか「この意見を受け入れてくれないかな」のように、密かに期待しているからこそ、期待が裏切られた時のショックが大きいのです。 そうなのであれば、最初から期待をしなければ傷つくこともないので、「考えは変えない」「ほぼ確実に意見は否定される」というマインドで臨むことをおすすめします。
会社にとってプラスになるような情報は、どんどん上司に伝えていきましょう。 「部下という立場で生意気と思われないかな。。」と心配する必要はありません。 会社に対する熱意をアピールする絶好の機会ですからね! 例えば、パソコンやスマホの使い方を教えてあげたり、導入すると仕事の効率がアップしそうなサービスの情報を伝えてみましょう。 もしかしたら最初は「そんなのいらん!」と否定されるかもしれませんが、会社のためとなればちゃんと考えてくれるはずです。 上司を巻き込むために、会社で研修やワークショップを開くと良いかもしれませんね。 一緒に働く仲間のためにもなるので、一石二鳥です。
この記事を読んで、上司は上司なりに大変な思いをしていることが少しでも理解できましたでしょうか。 頭が固い上司の肩を持つわけではありませんが、上司の負担を軽くしてあげるということも必要だと筆者は感じます。 一人で膨大な量の仕事を抱えていないか、部下のマネジメントで困っていることはないかなど声を掛けてあげてください。 そして、自分たちで出来ることがあれば協力して取り組んでいきましょう。 会社は全員で協力して作っていくものです。 困った時はしっかりと支え合って、誰もが働きやすい環境を整えていきましょう。
頭の固い上司の対応で困っていることがあったら、別の上司に相談してみましょう。 違う部署の上司でも良いですし、上司の上司(例えば課長や社長など)に話をして、解決方法がないか一緒に考えてみましょう。 同僚など自分と同じ立場の人に相談しようとしても、つい悪口大会になってしまうことがあります。 ですので、上司と同じ立場にいる人に相談することで、上司目線でのアドバイスをもらうことができます。 もしも社内に相談できる人がいない場合は、企業カウンセラーなどの専門家に話してみることをおすすめします。
頭が固い上司の考え方を変えるのはかなり大変です。 というか、頭が固い上司本人が「もっと柔軟に物事を考えよう!」と決意してくれない限りは、誰も考えを変えることはできません。 そのため、「諦める」ということも必要です。 もちろん、相手の意見が間違っていて反論したくなったり、頭をやわらかくしてあげたくなる気持ちは理解できます。 こちらがどれだけ努力をしても、その努力は相手には響きません。残念ですけど。。。 ですので、「この人は絶対に自分の意見を変えない人」と言い聞かせ、あまり相手に期待しないようにしましょう。 「どうせ最後に苦しい思いをするのは本人だから」と、自分の身は自分で守ることも時には必要です。
もう、どうしてもどうしても頭が固い上司の存在がストレスだ・・・というときは、思い切って転職をしてみるのもいいかもしれません。 仕事を頑張ろうという姿勢を前向きにもっているのは、とても素晴らしいことです。 しかし、無理をしすぎてしまうと精神的も肉体的にも負担がかかりすぎてしまう場合もあります。 追い詰められてしまっているなら、いっそのこと環境を変えてみるべきでしょう。 できるだけそうなる前に、相談をしてみたり解決できるよに行動できることが望ましいのですが、「そんな気力にもなれない」というときだってありますよね。 この世には沢山の職業が存在するので、必ずどこかで尊敬できる上司に巡り会えるはずです! 転職も一つ手段として視野に入れておきましょう。
頭の固い上司に対して腹が立つことはたくさんあると思います。 「一緒に働きたくない!」「もうこんな仕事辞めてやる!」と感情的になることもあるでしょう。 上司は、あなたが気付かない所で沢山努力しているでしょうし、本当は悪い人ではないはずです。 いろんな思いがあることは自由ですが、どんな時も上司に感謝することだけは忘れないでください。 そして、自分も「誰かの為になること」を意識して感謝される存在になることを意識してくだい。 そうすれば、協力し合うことの大切さがだんだんとわかってくるはずです。
頭が固い上司を説得するのって、本当に本当に本当に本当に大変ですよね。。。 かなりの体力を消耗するので、話し合ったあとは「はぁーーーー」と無気力になるほどです。 そこで、ここでは、頭が固い上司を説得するテクニックをご紹介していきます。 いろんな技術を使って、上司に「YES」と言わせましょう!
まず最初に意識していただきたいのが、頭が固い上司を「説得」するのではなく「納得」させるということです。 ここで2つの言葉の意味をおさらいしましょう。 「説得」とは、よく話し聞かせて納得させることです。 「納得」とは、他人の考え・行為を理解し、認めることです。 つまり、頭が固い上司を説得するためには、まずは考えを認めてもらうことが必要なのです。 ですので、上司の共感を得られるように働きかけましょう。上司から共感を得れば、説得することは簡単です。
食事の席だと、相手を説得しやすいということをご存知でしょうか? 実は、「人は食事中のほうが相手の話をすんなり聞き入れることができる」と言われていて、実際に相手を説得するようなときは食事中を狙うという人が多いんです。 しっかり説得したいなら、食事中以外のほうがいいのでは?と思うかもしれませんが、食事をしているときって、「食べ物を食べている」という満足感や幸福感で脳内がいっぱいになるので、言われたことに対して反論しようという気にならないのだとか...! 接待をしながら、そのまま契約を取ってしまう人っているじゃないですか。 それも同じで、美味しいごはんを食べて楽しい時間を過ごして幸福感与え、さり気なく契約の話をしてみる...そうすることですんなり契約をとることができてしまうのです。
あまりにも頭が固い上司に困っている・・・日々ストレスでハゲそうだ・・・。 というくらい悩んでいるのであれば、思い切ってダメ元で思っていることをぶつけてみるのも良いかもしれません。 一度ガツン!と言ってやってはどうでしょうか。 喧嘩腰ではなく、「尊敬している上司だからこそ、変わってほしいと思っています」みたいな角が立たない言い方をしてみるといいでしょう。 すんなり聞き入れてくれる上司ばかりではないと思いますが、もしかしたら効果があるかもしれませんよ。
自分ですべきことを考えて行動できるのが確かにベストなのはわかりますが、「これでいいのか・・・」など不安なときってありますよね。 そういったときは、「〜をしておこうと思いますがよろしいですか?」と質問をしておくと◎ 先程ご紹介したように、頭が固い上司は視野が狭めで全体を見て的確な指示が出せないので、「どうすればいいですか?」などと質問をしたところで「そんな事自分で考えろ!」で終了してしまいます。 何事も「報連相」は大切ですので、作業に取り掛かる前に報告をしておくことが望ましいです。 この聞き方だと頭が固い上司でも「良い・悪い」で判断して返事をすればいいだけなので、的はずれな返答が返ってくる心配もありません。 さらに、後から「言われてもいないのに勝手にやった」と言われるのを防ぐこともできるのでトラブルの防止になります。
勝ち負けではなく、どちらもウィンウィンになるような解決法を考えるという手もあります。 頭が固い上司を説得するときって、「ちょっとこっち意見を聞いてよ!」という強い口調でせめてしまいがちです。 しかし、それでは頭が固い上司は意見を聞きれてくれないでしょう。 お互いに納得できる解決策をきちんと考えていますという姿勢を見せましょう。 頑固な人が一番納得できる形は、お互いにとって納得できる答えを出せることです。 どちらも少し折れて、どちらも相手の意見を飲み込める状況を作ること。 自分の意見を押し付けようとするのではなく、お互いに納得出来る解決策を考えようという姿勢をみせることで、納得しようという姿勢をきちんと見せてくれるはずです。
頭が固い上司を説得するときに「フット・イン・ザ・ドア」という方法を使う人も多いです。 「フット・イン・ザ・ドア」とは、マーケティング商法のひとつです。 どういったものかと言うと、「大きな要求をする前に小さな要求を飲んでもらう」という方法です。 はじめから納得してほしい本題に入るのではなく、小さなことから説得してもらうと、最終的に本題を納得してもらうことができるということです。 例えば、「お金を貸してほしい」というお願いを両親にするとします。 「500円を貸してほしい」とお願いすると、少額なので大抵OKがでるでしょう。 500円でOKが出たあとに、「やっぱりちょっと足りないと不安だから1000円にしてもらってもいい?」と値段を上げていくのです。 同じように、少額な案件を契約してもらって、徐々にオプションをつけていって値段をあげていくなど、営業の人がクライアントを説得させるのに使用されることも多いです。 ちなみに、「フット・イン・ザ・ドア」とは、訪問セールスをするような場面で、足の先さえ家の中に入れることができれば、商品を売ることができるということに、由来しています。
「フット・イン・ザ・ドア」という、小さいお願いから大きいお願いをすることで納得してもらう方法を先程紹介しましたが、「ドア・イン・ザ・フェイス」は、その反対になります。 つまり、大きいお願いをして「無理」と思わせた後に、小さいお願いをして「まあ、それならいいよ」と納得してもらうという方法が、「ドア・イン・ザ・フェイス」です。 予め、「それは絶対に無理だよ!」と言わせるような要求を先にして、「じゃあこれならどうですか」と妥協したかのように見せかけて、そちらが本題というわけです。 このテクニック、すでに使っている人も多いのではないでしょうか。 頭が固い上司って、特に「自分だけが折れて納得しなければいけない状況」というのが許せないんですよね。 なので、「私も妥協しますから、だからあなたもこれで納得していただけませんか?」という状態を作るほうが、納得してもらいやすいということです。
例えば、おもちゃをなかなか片付けない子供に対して「おもちゃ片付けないと、おもちゃ捨てちゃうからね!」とか、「おもちゃが泣いてるよ」と言う言葉をかけますよね。 これは、ネガティブなフレーズを言うことで、「おもちゃを片付けないと捨てられてしまう」という恐怖心を煽っておもちゃを片付けようという気持ちにさせようとしているわけです。 「おもちゃが泣いてしまう」というのも、子供にとっては、不安感を与える言葉だと思います。 同じように、頭が固い上司を説得するときに「〜をしてくれないと◯◯になってしまう」というネガティブワードを上手く入れて、恐怖心や不安感を煽るのは効果的です。 さらに頭が固い上司って本当に素直じゃないので、「それじゃあ、仕方ないな」という理由があったほうが受け入れてくれやすいんですよね。 同じように、納得してくれるとこんなに良いことがある!というポジティブワードも上手くいれられるとさらに効果が増します。
どうしても頭が固い上司の考え方を変えたい場合は、1対1で立ち向かうのではなく、味方の数を増やしてからにしましょう。 大勢で立ち向かうことで、「そんなに多くの人が言うのなら。。。」と考え方を変えてくれるかもしれません。 おすすめは、先輩や上司などの立場が上の人を味方につけることです。 権力が全てというわけではありませんが、どう考えてもこちらの考えが正しい場合は、「社長でさえこう言っているんだ」ということを証明することが良かったりします。 いろんな人と協力をして、相手のあらゆる反論に対応できるようにしっかりと準備をすることも大切です。 きっと、頭が固い上司も味方の多さや素早い反対意見への回答に圧倒されるはずです。
頭が固い上司は、親しい間柄であればあるだけ、頑固さが増して意地を張ってしまいます。 全く知らない人に何か言われたときのほうが、受け入れる姿勢を見せてくれる可能性が高いのです。 慣れている関係だからこそ「なんで納得しなきゃいけないんだ」と頑固になってしまうんですよね。 なので、間に共通の知り合いなど第三者の立場で間に入ってくれる人をいれるのもありです。 第三者がいることでお互いに冷静になれるので、感情的になってしまうことを避けることができます。 埒が明かない!というときは、共通の知り合いを誘って間に入って説得してもらうと、意外とすんなり納得するということもあります。
とにかく仕事に精をだしまくって結果を出しまくり、頭が固い上司よりも上の立場まで昇格してギャフンと言わせてやるのもいいでしょう。 尊敬できない上司の元で働くのは、本当に辛いことだと思います。 でも、それでモチベーションが上がらないからといって手を抜いていたら、頭が固い上司とやってることが同じになってしまいます。 頭が固い上司の部下になってしまったという事実を受け止めて、反面教師にして努力を積み重ねるしかありません! あなたが結果を出しても、手柄を横取りしてくるかもしれません。 でも、それでも見ていてくれている人は必ずいます!!!!必ず評価してもらえる日がくるので「何糞〜!」と思いながら努力して、頭が固い上司を追い越してやりましょう。
あらゆる自己啓発書の原点となったデール・カーネギー不朽の名著です。 人が生きていく上で身につけるべき人間関係の原則を、長年にわたり丹念に集めた実話と、実践で磨き上げた事例を交え説得力豊かに説き起こしています。 上記でご紹介した「頭が固い上司を説得するテクニック」の一つ、「相手に質問する」も本書で紹介されています。
頭が固い上司って、キレやすいし、人の話は聞かないし、指示がコロコロ変わったりするんですよね。。 そんなあなたに救世主となるのが、この一冊です。 平社員から役員まで経験した、人気のコンサルタントが教える「どんなバカ上司にも困らなくなる秘策」を、この1冊に集約しています。
できる人は“返し”が違います。 キレる、不機嫌になる、場の雰囲気を壊す、デリカシーがない、グレーゾーンがない人で溢れかえる今、求められる“軽やかでユーモアのある大人”になるための極意が記されています。
いかがでしたか? 今回は「頭が固い上司」について解説していきました。 頭が固い上司って、自分自身では頭が固いことに中々気付けないと思います。 周りに言われて初めて「自分は頑固なんだな」とか「もっと柔軟に物事を考えられるといいな」と感じると思います。 自分が決めた以上、頭が固い上司とは上手く付き合っていくしかありません。 上手くコミュニケーションを取りながら、本人に自覚して改善してもらえるように努めてみましょう。 最後までご覧いただきありがとうございました。