「なんて不甲斐ないんだ」なんて言葉を耳にしたことはありませんか?「不甲斐ない」とは一体どのような感情で、どのような時に感じてしまうものなのでしょうか。今回は、「不甲斐ない」という言葉の意味と語源や、「不甲斐ない」と感じるタイミングについてまとめます!また、「不甲斐ない」と感じてしまったときの対処法や、「不甲斐ない」の英語表現についても紹介しますのでぜひ参考にしてください。
「不甲斐ない」は、「ふがいない」と読みます。 「不甲斐ない」は、「いくじがない・気力に欠けている」という様子を言い表した言葉で、「情けない」「だらしない」といったマイナスなニュアンスで使用されます。 例えば「不甲斐なさを感じた」とした場合は「情けないと感じた」といったニュアンスになります。 また「不甲斐なさでいっぱい」とも使用されています。 この場合は「情けない気持ちでいっぱい」と自分に対する悔いる気持ちや恥ずかしい気持ちを表すことが出来ます。
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「不甲斐ない」という表現は、ビジネスでも使用されます。 例えば、いい結果が出せなかったという場面で、「不甲斐ない結果に終わる」と表現すると、「情けない結果に終わってしまった」という意味合いになります。 さらに、「情けない結果に終わった」という意味で「至らない結果に終わる」と表現されることも。 これは、上司などに期待されていた結果がうまく出せなかった・・・ということを伝えるような場面で「自分を情けないと思っています」というニュアンスを込めて報告するという形の表現です。 そして、目上の人対して謝罪するような場面で、 「自分を不甲斐なく感じております・・・」と表現することで「自分を情けないと思っています」という意味合いになるので、深く反省している気持ち相手に伝えることができます。
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「不甲斐ない」の語源について解説していきます。 「不甲斐ない」の語源は、「甲斐」という言葉にあります。 「甲斐」は、「したことの結果としてのききめ・効果・値打ち」という意味のある言葉です。 そこに「甲斐」に打ち消しの「不」をつけることによって「価値がない・意味がない」という意味の言葉ができ、元々は「不甲斐」のみで使用されていました。 その後、後世から「不甲斐ない」という言葉として使用されるようになっています。 「不甲斐ない」を二重否定と解釈すると、「不甲斐ない」=「不」+「甲斐」+「ない」となるのですが、違います。 この「不甲斐ない」についている「ない」は「形容詞の接続語」なので「ない」は「否定」の意味で使用されているわけではないからです。 つまり、「あどけない」「ぎこちない」といった言葉についている「ない」と同じで「不甲斐ない」で一つの言葉なのです。 したがって、「不甲斐ない」は、二重否定にはあてはまりません。
実は、「腑甲斐ない」の語源には諸説あって、上述した語源以外にも存在します。 それは、「不甲斐ない」は「腑甲斐ない」と書く説です。 この「腑甲斐ない」の「腑」は、「はらわた・肝(きも)」や「心底」という意味があって「腑抜け」など、「情けなさ」を表現する漢字として知られていますよね。 さらに、「腑」に「肝」という意味があることから「底辺をだすときに力を入れる場所」という意味が含まれているとも。 なので、「腑甲斐ない」=「心がしっかりしていない・だらしない」という意味で使われるようになったのではないかと言われています。 実際は、「不甲斐ない」なのか「腑甲斐ない」なのか具体的にコレが正しい!とハッキリ言える語源はないようです。
「不甲斐ない」・・・・・・「情けないほどいくじがない・気力に欠けている」 「情けない」・・・・・・・「みじめである・見るにしのびない」
「情けない」には、
という意味があります。 「不甲斐ない」とは、自分自身を「情けない」と感じるということですから、「不甲斐ない」には「情けない」という意味も含まれていると考えていいでしょう。 さらに、「不甲斐ない」という言葉には「気力に欠けている」という「だらしなさ」を表現する意味合いが含まれているので、「ダメなやつだな〜・・・」と感じているような感情です。 「情けない」には、みじめて見るに忍びない「哀れ」といったニュアンスも含まれています。
「不甲斐ない」の類語には、「気概がない」「軟弱」「意気地がない」「怯弱」などがあります。
「気概(きがい)」は、「困難にくじけない強い意気」「気骨」「いきじ」です。 つまり、「気概がない」で「困難を乗り越えようとする強い意志がない」という意味になります。 例文
「軟弱(なんじゃく)」の意味は、「性質や意志が弱くて物事に耐え得ないこと」です。 例えば、自分の意志がしっかりしていなくてすぐに周りに流されたり、相手の言いなりになってしまうような人のことを「軟弱」と言います。 例文
「意気地がない(いくじ)」の意味は、「物事をやり抜こうとする気力がない」です。 つまり、困難や苦しみに耐える元気や、気力がないことを「意気地がない」と言います。 また、そういった人のことを「意気地なし!」と呼ぶことも。 例文
「怯弱(きょうじゃく)」の意味は「気が弱く臆病で積極性のないこと」です。 例文
「不甲斐ない」の英語表現を見てきましょう。 「臆病者、卑怯者」という意味の英語(名詞)は「coward」になります。 「恥」という意味の英語(名詞)は「shame」です。 「恥ずかしい」という意味の形容詞は「ashamed」となります。
What a coward to leave the company at this critical moment!
こんな大事なときに会社を辞めるなんて、なんて不甲斐ない奴だ!
I feel ashamed that I can do nothing about it.
お役にたてなくて、我ながら不甲斐ない。
何か目標があって、その目標を達成する為に毎日努力を重ねてきたとします。 どうしても目標を達成したいという気持ちが強いのに、努力が報われなかった・・・そんな残念な結果になってしまったとき、「不甲斐ないな」と感じる人が多いです。 例えば、受験勉強など長い時間をかけて努力してきたのに、報われなかったときの悲しみはとても深いもので、「悔しい」という気持ちと、「あんなに時間を費やして頑張ってきたのに」という不甲斐なさが襲ってくるでしょう。 頑張ってきたのに成果を出すことができない自分を「情けない」と思ってしまうのです。
例えば、同窓会に参加したらみんな仕事でバリバリ成果を出して出世していてプライベートも充実してそうでキラキラしていた!というようなそんなとき、「自分は万年平社員だし・・・休みの日もただダラダラ過ごしているだけだ・・・・」そう思ってしまたったとき「なんて自分は不甲斐ないやつなんだ」と思うかもしれません。 自分より上にいる同級生に対して劣等感を覚えてしまっていて、「自分はダメなやつだ・・・」と思いこんでしまうのです。 ちょっとプライドが高い人だったりすると、些細なことで周りの人と比べては「あの人は自分よりすごい」と思った瞬間にそういったネガティブな感情に押しつぶされてしまいます。 「よし!自分も頑張ろう!負けてられないぞ!」という気力に繋がればいいのですが。。。
資格を取ろうと決意して勉強を始めたのはいいけれど、仕事から帰ってくると疲れてそのまま寝てしまうし、結局勉強がはかどらず、もういいや・・・と諦めてしまう。 「逃げるのはよくない!」と頭ではわかっているのに、自分の意志の弱さで「辛い」と感じたことから抜け出してしまう、そんな時に「不甲斐ない」と感じるでしょう。 「ま!いいか!」と考えられる人もいれば、「一度立てた目標から逃げ出すなんて、なんて自分はダメで不甲斐ない人間なんだ」と自分を責めてしまう人も多いのです。 諦めないで続けるのも辛いし、諦めても自分を責めて辛い思いをするんですよね・・・・。
周囲から期待されて、割と大きめのプロジェクトを任されていたのにトラブル続きで失敗してしまった・・・など、自分が周囲の期待に答えられていないと感じたときって「不甲斐ないな」と思いますよね。 それは、「期待してくれていた人たちを裏切ってしまった」と自分を責めてしまうからでしょう。 さらに、「期待してもらっていたのに何の役にも立たなかった」というのが、「情けない」と感じてしまうポイントです。 「自分の力不足さ」に「不甲斐ない」と感じるのでしょう。
大きな会議などで、自分の思っていることを上手くいえなかった、ただただ聞いているだけで何もできなかったという状況で、「不甲斐ない」と感じる人も多いようです。 周りの人は、バシバシ意見をいって会議に役立っているのに何にも言えない自分に対して「情けない」と思ってしまうのでしょう。 さらに、上司など力がある人に対して不満があるのに直接本人に言えずに、本人の前ではヘコヘコとしている自分・・・・「不甲斐ないな」と思いますよね。 大勢の人の前や、権力のある人の前で言いたいことが言えずに「不甲斐なさ」を感じたことがある人は多いのではないでしょうか。
何かミスをしてしまったことを指摘された時に、無意識のうちにすぐさま言い訳がましいことをベラベラと話してしまたというようなとき、「素直にすぐに謝ればいいのに何をしているんだ自分は・・・」と「不甲斐なさ」を感じます。 責められそうになったときに、どうしても「保身」に走ってしまうことってありますよね。 誰だって恥をかきたくないし、「自分が悪い」なんて認めたくありません。 でも実際「保身」に走ったとこえろで自分に対して「不甲斐なさ」を感じ、またそういった自分を周りに見せていることが恥ずかしくなってきてしまいます。
一度ミスをして、周りに迷惑をかけてしまったことに対して「もう絶対に同じミスをしないようにしよう」と思っていたのに再び同じミスをしてしまった・・・そんなとき、「不甲斐ない」と思うでしょう。 一度ならずニ度も同じミスをして迷惑をかけてしまうのですから、不甲斐なくて顔を上げられないですよね・・・。気をつけようと思っていても、どこかで気を抜いてしまったなんて、、、。 また、もっと「こうしたほうがいいよ」というアドバイスを素直に聞き入れることができなかった結果として、同じことを繰り返してしまったということもあるでしょう。 プライドが高いわりに、同じミスを繰り返してしまうなんてほんとに情けないなと感じますよね。
例えば、友人から結婚報告の連絡がきた、妊娠したという知らせがきた、など一緒に喜んであげるべきタイミングで心の中では「心の底から喜べない・・・・」そう感じているとき、そんな自分に対して「不甲斐ない」と感じます。 結局「他人が幸せそうにしている姿」に嫉妬している、妬んでいるんだと感じたとき、情けないなと思ってしまうものです。 特に、仲の良い友人や、とってもお世話になった人だと、幸せを一緒に喜んで仕上げられない自分にがっかりしてしまいますよね。
例えば小さい子供が純粋に「〜してほしい!」とお願いをしてきたとして、その場では叶えて上げられないことなので「今度ね」と返事をしたとします。 大人の言う「今度ね」は、実質なかったことになりがちですよね。 でも子供って純粋だからずっと約束として覚えているんです。 暫くしてから「今度ねって言ってたけどまだ?」なんて言われてしまうと、親として「不甲斐ないな」と感じてしまいます。
人の幸せを喜べないどころか、他人の不幸を喜んでしまった瞬間、「不甲斐ない」と思いますよね。 他人の不幸を喜んでしまうのは、おそらく「自分自身が幸せを感じていないから」ですよね。 だから、自分より不幸な人を見ると嬉しくなってしまうし、「自分だけじゃない」という安心感すら感じてしまうのです。 でも、それは一時の感情で結局「他人の不幸を喜ぶなんて、なんてひどい人間なんだ」と自分を不甲斐なく思ってしまうはず。 「他人の不幸は蜜の味」という言葉があるように、案外誰もが抱きやすい感情ではあるのですが、そんな感情を抱いている自分をそうしても情けないと感じてしまいます。
社会人になった後も親から経済的にお世話になっているのも、情けない気持ちになりますよね。。 しっかり自分で稼ぎがないと、どうしても自信が持てないものです。。 しかし、親のスネをカジれるときはカジるだけカジッて、将来しっかり親孝行しよう!という考え方もあります。 あまり焦らず今はやるべきことに集中が正解かもです。
好きな人がいるのに、なかなか話しかけたり連絡をとることができずに距離を縮めるのに時間がかかってしまったり、一緒にいる時間が増えたに告白する勇気がない・・・・そんなときに「ビシッといけよ!」と心の中では思うもののウジウジしてしまう自分に不甲斐なさを感じる人は多いのではないでしょうか。 特に男性は、できれば男の自分から!!と思っていても、なかなか行動に移せず結局相手の女性から動いてくれたりすると、「自分からいけないなんて不甲斐ない」と思ってしまうのでは??? 好きな人の前では、誰もが臆病になってしまうし、誰もがこんな自分もいたんだなと驚いてしまうほど情けない自分がでてきてしまうものですよね。
気になって気になってこっそり相手のスマホのロックを開けて見てしまった時・・・。 浮気発見!ならまだしも、本当に何もない潔白だったというとき、疑ってしまった自分に対して「不甲斐ない」と思いますよね。 どうしてちゃんと信じてあげられなかったんだ・・・という後悔が襲ってくるものです。 浮気が発覚したら発覚したで、「スマホ見ちゃったんだけど」なんて恐ろしくて言えないので知らんぷりを続けるしかありません。 何をやっているんだ自分は・・・という不甲斐ない気持ちに襲われてしまうでしょう。
相手の気持ちを疑っているわけではないけれど、どうしても自分以外の異性と関わりを持っていてほしくない!と思ってしまうとき。 そんなつもりはなくても、束縛をしてしまったり、嫉妬した素振りを見せてしまうときってあるのではないでしょうか。 そして、しまいには「私(俺)のことそんなに信用できないの?」と相手を怒らせてしまう・・・。 「信じていないわけじゃないよ!」と言いながらも抑えられない嫉妬心に、不甲斐なさを感じてしまいますよね。 または相手には直接言えないけどモヤモヤしているとき、そんなこと気にしてるなんて自分はなんて情けないやつなんだと思ってしまいます。
恋人に暴力を振るってしまったことがないので、暴力を振るってしまう人の心理はよくわからないのですが・・・・ カッとなってしまったとはいえ、自分の大切な恋人に暴力を振るってしまうなんて自分に対して「不甲斐なさ」を感じのではないでしょうか。 その証拠に、DV(家庭内暴力)をする人のほとんどは、急に怒り出して暴力をふるってきたと思えば急に優しくなって、「もうこんなことしないからね」なんて言葉をかけてくるのだとか。 本心では、「大切な人を傷つけるようなことをしてしまう自分が許せない」と思っているのかもしれません。 何にろ、大切な人に対して一時の感情で手をあげてしまうようなことがあると、自分にがっかりしてしまうでしょう。
恋人がいるのに他の異性に気持ちがなびいてしまった・・・ 相手からの誘惑に負けてしまった・・・ そんなとき、大切な恋人が悲しむ顔を思い浮かべて「不甲斐ない」と思う人も多いのではないでしょうか。 自分は遊びであって、相手に本気になったわけじゃなくても恋人を裏切ることをしていることに変わりはないので、罪悪感が襲ってくるでしょう。 そして、どうしてこんな過ちを犯してしまったんだ!と後悔し、不甲斐ない自分を許せない気持ちになるのです。
仕事で何かトラブルがあって落ち込んでいるときなど、外では気丈に振る舞っていても恋人など、気心知れている人の前ではついつい落ち込んだ自分を見せてしまうもの。 いけないと思いつつも、ついつい辛かったことを話してしまったり時には愚痴を言ってしまったり・・・そしてそんな自分に「大丈夫だよ!」と励ましの声をかけてくれる恋人に、感謝の気持ちと同時に「また自分のダメな部分を見せてしまったな」と不甲斐なさを感じます。 特に男性は、弱い自分を恋人に見せるなんて情けないと思っている人が多いのではないでしょうか。 自分が相手を支えてあげたいという気持ちが強い人ほど、こういった場面で不甲斐なさを感じやすいかもしれませんね。
そんなことを言っても仕方がないと思いつつ、一度言ってみたは良いもののひっこみがつかずにワガママを言い続けてしまう・・・そして結果的に相手を怒らせてしまうというような経験はありませんか? 例えば、出張で遠くにいる相手に対して、今から会うのは物理的に無理なのに「会いたい!会いに来て!」と言ってしまうなどなど。 どうしようもないことで相手を困らせて、挙げ句怒らせるなんて「不甲斐ない」と思いますよね。 寂しい気持ちや、不安な気持ちをコントロールできない幼稚な自分に対して嫌気がさしてしまうのでしょう。
仕事でもプライベートでも、すぐに弱音をはいたり、なんでもすぐに諦めてしまったりするような打たれ弱い人は、周りにいる人から「不甲斐ないな」と思われてしまいがちです。 本人はとっても辛い状況にいるということもわからなくもないのですが、周りの人は当事者ではありませんから、やっぱり「いや、もっと頑張れよ!」と思ってしまうものです。 どこに行ってもやっぱり困難を乗り越えた日人のほうが、重宝されるんですよね。 自分自身が乗り越えてきたことだったりすると、余計に厳しい目で見てしまいがちです。
昨日2人で話していたときは、「○○がいい!」と言っていたのに、今日になったらみんなの意見に合わせていて、昨日話していたことと違う・・・というような一面を見てしまうと、「自分がないのかな?不甲斐ないな」と思われてしまっても仕方がありません。 時に人の意見を聞き入れるのも大切なことですが、意見交換もせずに最初から合わせてしまうモードでは話しが違ってきます。 行く先々で話しを合わせて同調していては、芯がなくてブレブレの人には不甲斐なさを感じますよね。
いつもマイナス思考で、「〜になちゃったらどうしよう」「でも〜だったら怖いから・・・」などうじうじ言っている人は、最初こそ励ましたり背中を押していてもだんだん「不甲斐ないな」と感じてしまいます。 だいたいマイナス思考な人は、暗いオーラが取り巻いているのと同時に、その背中には「不甲斐なさ」を漂わせています。 情けないな〜と呆れられて距離を置かれてしまうこともあるでしょう。 不甲斐ない人と一緒にいるのって、結構しんどいことですから・・・。
なんてでもかんでも受け身で、他力本願な人は、「自分では何もできない」という印象や「やる気ない」という印象がついてしまうので、「不甲斐ない」と思われることも多いです。 例えば、恋愛でもデートをするときに「どこでもいいよ〜」と言って何も決めてくれないどころか、待ち合わせ時間もデートプランも丸投げしてくるなんてことがあったら、「不甲斐ないな」と思いませんか?? とくにビジネスシーンでは、「やって」と言われたことしかやらないというように受動的な態度だと「言われたことしかできない不甲斐ないやつ」と思われてしまって完全にマイナスイメージがついてしまいます。
など、頼りない人に対して「不甲斐ない人」と感じます。 特に、上司なのに部下から「頼りない」なんて思われているなんてほんとに「不甲斐ない人だな」と思いますよね。
「やる気あるの?」と思わず声をかけたくなってしまうような見るからにバイタリティが低そうな人は、実際に結果も出さないし、ミスも目立つので「不甲斐ないな」と思われやすいです。 何か目標をもって毎日前向きに頑張っている人と比べてしまうと、ほんとに情けない人だなと感じますよね。 そういう人は、割と会社でも「あの人はダメな人」と認識されてしまっていることが多いです。 自分で選んで就いた職なんだし、お給料をもらっているんだからしっかり頑張れよ!と言いたくなってしまいます。
何かミスをしてしまったり、トラブルが起きた時に「自分の力でなんとかしよう」という努力をせずにすぐに回り人をあてにして甘えてくるような人って、「不甲斐ない」と思いませんか? まずは自分でなんとかしようと努力をするという姿勢がみられないと、頼られたほうもなんだかイラっとしてしまいますよね。 どう考えても自分でなんとかでいそうなのに、頭を使わない・労力を使わずに人に頼ってばかりの人はやはり頼りないですし、信用されにくいです。 とくに男性は、時に「たくましさ」を求められますから、あまり「男らしくない」姿を見せてしまうと「不甲斐ない人だ・・・」とがっかりされてしまいます。
例えば、自分には偉そうに接してきている乱暴な上司が、社長に対しては頭が上がらずヘコヘコして、社長の意見を「そうですね、そうですね、」と聞き入れて、立てようとしている・・・そんな姿を見ると「不甲斐ない」と感じるでしょう。 普段のストレスを部下に当たることで発散しているんだな、と思えてしまうような人も「なんて情けない人間なんだ」と思ってしまいます。 だいたい人によって態度を変えるなんて、プライドがないのも同然です。 「不甲斐ない人だ」といって間違いないでしょう。
「もう無理」「諦めるは」と、すぐに投げやりな発言をしてしまう人は、そのいい加減さと心の弱さに「不甲斐ないな」と思います。 たいしたこともしていないのに、すぐに「もう無理だわ〜」「もう諦めるわ〜」なんて口癖のように言う人っていますよね。 軽々しくそんな発言をしていることにいい加減さを感じてしまいますし、だいたいそんなマイナスな言葉を平気で口から出してしまう人なんて信用できないでしょう。
待ち合わせ時間に遅れてきたり、「〜をする」という約束をすぐに忘れてしまうなど人との約束を軽くみている人は周りから「不甲斐ない」と思われて呆れられてしまうことも。 信用できないので、何を言っても「そんなこと言って平気でまた約束破るんでしょ?」と思われてしまうし、自分が言ったことすら守れないなんてだらしない・情けないと思われいることでしょう。 そもそも約束を守らない人って「朝起きるのが辛い」とか、「〜が大変で辛い」といったように自分に甘い部分があるので「不甲斐ない」と思われても仕方ありません。
自分を「不甲斐ない」と思うのであれば、どうして「不甲斐ない」と感じるのか、自分自身と向き合うべきです。 ただ何となく・・・なのか、他人と自分を比べてしまうからなのか手・・・原因は色々あると思います。 自分自身の「不甲斐なさ」を向き合うのは正直しんどいかもしれませんが、ノートに書いてまとめてみるなど自分自身を自分で分析してみるといいかもしれません。 それが、「不甲斐ない」と感じる原因を取り除く第一歩になることでしょう。
「不甲斐ない」と感じているということは、「〜がダメだったな」「こうすれば良かった」というように、何か反省点があるということですよね。 「ダメだ」と思ってばかりでは何の意味もありません。 「ダメだ」と思ったのなら、どのうようにすればよ良かったのか反省点を今後の生活に生かすことが大切です。 もし、「不甲斐なさ」を感じたときに具体的にどうすればいいとかはわからないけど・・・と思うのであれば、なぜ「不甲斐ない」と思ったのか、自分はどうするべきだったのかということをしっかりと考えてるべきでしょう。
成功体験が少ないと、「自分は何をやってもダメな人間だ」と自身を失くしてしまいがちです。 例えば、「毎朝ジョギングをして10キロ痩せる」みたいな大きな目標を立てても挫折してしまう可能性が高く、そうなるとさらに自身がなくなってしまうので、小さな目標を立てて、達成していくことをオススメします。 「毎朝6時に起きて、朝食に必ず野菜を食べる」というような、簡単にできることで良いのです。 人は、だいたい3週間同じことを続けると、「習慣」に変わると言われていますので、習慣化したいことは3週間続けられれば成功だと思って間違いないでしょう。 小さなことでも、成功体験を積み重ねることで「自分にもできるんだ」という自信がついてきます。
自分自身を「不甲斐ない」と感じている人は責任感が強すぎたり、「こうあるべきだ」という固定概念に撮られすぎているということも多いです。 「こうすることが一番」という人もいれば、「その半分がちょうどいい」というだっています。 つまり、場合よっては「頑張る必要がない」とうことだってあるとうことです。 誰かと意味もなく自分を比べて「負けたくない」と思ったりすることで、余計なことに執着していませんか? 意味のないことに闘志を燃やしたり、無駄に責任感を感じて「なんて自分はダメなやつなんだ」と不甲斐なさを感じる必要はありません。 もし、そういう状況にあるなと感じる人は、冷静になって無理に執着するのをやめましょう。
単純に、夜更しを続けていて睡眠不足な状態が続いているなど、生活習慣が乱れていると体に怠さを感じてしまったり、身体が「しんどい」という状態が続いてしまう為、「〜をしたいのにやる気が起きない」ということが増えていき、「なんてダメな人間なんだ・・・」と不甲斐なさを感じる原因になってしまいます。 まず、生活習慣を整えて、前向きに物事を捉えられる大勢を整えてみてはいかがでしょうか。 例えば、朝しっかり太陽の光を浴びるだけで、不調に負けない健康でポジティブな身体をつくることができるので、不規則な生活をしているより断然意欲的に活動できますよ。
疲れていると、ちょっとしたことで落ち込んでしまったり、「こんな不甲斐ない自分なんて嫌いだ・・・」とこの世の終わりのような気分になってしまうことって誰でもあります。 そんなときは、「自分を変えよう」とする前に、疲れている体をゆっくりと安めてみるといいかもしれません。 そして、自分の好きなことを何も考えずに思いっきりするなど、ストレス発散できるように心がけてみてください!体を休めてストレス発散するだけで、「なんでこんな小さいことで悩んでいたんだろう!?」と思えるかもしれませんし、前向きに「頑張ってみよう!」と思えるはずです。 心が疲れていることが一番いけないことです。 自分の心をしっかりと向き合うためにも限界が来る前に、しっかりと休息をとってストレス発散をしていきましょう。
「不甲斐ない」と感じてしまっているということは、自分のできないことや、欠点ばかりに意識は向いてしまっているということだと思います。 そんなときは、どんどん負のループに落ちていってしまうので、自分の長所をノートに書き出してみてください。 「優しい」とか、簡単なことでかまいません。考えもしていないだけで、案外自分にもできることがある・良いところがあるというように自分に自信をもつことができるはずです。 ノートに記入したことは声に出してみると、自分に暗示をかけることになるので効果的です。
運動をして汗をかいて気持ちをスッキリさせるのも効果的でしょう。 運動が苦手という場合は、ウォーキングシューズなどでも◎ とにかく外へ出て、汗をかくことで気分転換をすることができますし、帰ってきた時に達成感も感じるはずなので、それが自己肯定感につながるはずです。 汗をかいたあとは、シャワーを浴びて、あたたかいお湯につかることで気持ちをさらにリラックスさせることができるので、「不甲斐ない」と感じている気持ちから解放されるはずです。
「うまくいかない時ほどビックマウスに」 本田圭佑 この言葉は、日本代表FW本田圭佑さんの言葉です。 本田さんは、うまく言っているとき、成功しているときほど、調子に乗らずに謙虚に、うまくいっていない時は、ネガティブな自分を自分自身で励ましてあげるためにビックマウスになることを意識しているのだそうです。 「不甲斐ないな」と感じてしまっているときって、自分に自信をもてていないときですよね。 そんなときこそ、「自分はやればできる、ダメなやつじゃない」と自分自身で励まして気持ちをコントロールできるようになれると、理想的ですよね、
「何度も失敗し、つまづいても熱意を失わない。その先にあるのが成功」 ウィンストンチャーチル ウィストンチャーチルさんは、イギリスの政治化であり、作家です。 この他にも「成功は決定的ではなく、失敗は致命的でない」など、失敗してしまったとしても、その事を前向きに捉えられるような名言を沢山残しています。 「不甲斐ない」と感じてしまっているときって、「もうダメだ」と絶望的な気分になっていると思います。 しかし、そこで終わりではなく、そこからどうするかが大切なんだということを思い出させてくれる名言だと言えるでしょう。
「きっと成功してみせる、と決心することが何よりも重要だということを、常に銘記すべきである」 エイムブラハイム・リンカーン エイブラハム・リンカーンさんは、アメリカの元大統領で、「南北戦争」において、北部州側を指導し、南部州側と戦い、「奴隷解放宣言」を行ったことでアメリカ史に名を残しています。 「不甲斐ない」と思っているときって、自分に自信をもてていない状態だし、何をやってもうまくいきっこないと思ってしまいがちですよね。 それでも、何かをするときには「成功してみせる」とまず自分の心で決心する必要があるということを教えてくれる名言です。 「ダメかも・・・」と後ろ向きな気持ちで行動するよりも、やっぱり「できるはず!」と少しでも自信をもって前向きに取り組むほうが成功するでしょう。
「あらゆる失敗は成功に向かう第一歩である」 ウィリアム・ヒューエル ウィリアム・ヒューエルさんは、イギリスの科学史家で、「科学者(Scientist)」という言葉を作ったと言われている人物です。 「不甲斐ない」と感じてしまうときって、やはり失敗をしてしまった時ですよね。 そんなときに、前向きになれる名言だと言えるでしょう。
「人の未来は自分が今日考えていることに非常に大きく左右される。だから希望と自信、愛と成功のことばかり考えるのだ」 デール・カーネギー デール・カーネギーは、米国の実業家で、「人を動かす」などの自己啓発本の著者として有名なビジネスセミナー講師です。 この名言では、「自分はだめなやつだ」と「不甲斐なさ」を感じたままの気持ちでは、上手くいかないことばかりが続いてしまうということを教えてくれます。 プラス思考な言葉を発言すれば良いことが、悪いことを口にすると悪いことがおきるという「言霊」という言葉があるのを同じで、「前向きな気持ち」が、前向きで明るい未来を作るのだということです。 この言葉を思い出すと、上手くいかないときでも気持ちを切り替えて、前向きに考えてみよう!と思えるのではないでしょうか。
誰でも「気持ちの切り替えの達人」になれる一冊です!
心の揺れを「自信」に変える。今までよりずっと、「自分のこと」が好きになる本。
「不甲斐ない」という言葉について理解していただけましたか? ✓「不甲斐ない」の意味は「情けないほどいくじがない・気力に欠けている」 ✓「不甲斐ない」はビジネスなどかしこまった場面でも使用可。 ✓不甲斐ない」は二重否定ではない ✓「不甲斐ない」の類語は「気概がない」「軟弱」「意気地がない」「怯弱」など どちらかと言えば、自分に自信がある人よりも、なんとなく「自分はダメなやつだな」と「不甲斐なさ」を感じている人のほうが多いのではないでしょうか。 そういうときって、やり場のない気持ちに苦しくなってしまいますよね。 そんなときは、気持ちを楽にして、自分を責め続けるのはやめましょう。 きちんと向き合って、改善しようと思えるだけで人は変われるはずです。 できるだけ前向きに考えてみてくださいね!